9/1/2025, 9:30:28 AM
8月31日、午後5時
まだまだ暑くても、夏休みは終わる
まだまだ暑くても、秋の音は迫る
「明日から学校かー、やだな」
気だるげな独り言は、鈴虫の鳴き声と共に響いた
8/30/2025, 5:57:54 AM
心の中の風景は
勿忘草や青い薔薇が一面に咲き誇る高台に満天の星と月。あの世界の月は、人間界よりずっと大きかったと思う。
「ここの高台の花畑は、俺のお気に入りの場所なんだ。君にも絶対見せたくて」
言葉は覚えているはずなのに、優しく語る声も眼差しも手の温もりも1秒ごとに幻になっていくのだ。
私は、彼がいないだけの元の日常に帰ってしまった。
だけど心の中の風景と、あの言葉は、彼といた証拠で。いつだって私の胸を焦がし忘れさせてくれないのだ。
8/28/2025, 12:00:49 PM
夏草
夏が来ると必ず思い出す
青々と輝く草原を走り回りながら遊ぶあの子を
私の名を呼びこっちを見て笑う姿を
目を閉じるといつだって思い出す
何十年、何百年経ってもこの心に
あの子の成長を見守り支えた日々が積もっていく
でも、人間と私の一族は寿命が違ったから
別れは避けられなかった
私_ソリトゥーディニスが孤独の魔女と呼ばれるようになるずっと昔の話である。
8/23/2025, 12:15:38 PM
Midnight Blue
あの世界の夜空に輝く星々が美しかったのは
貴方がそばにいたからだって今ならわかる
貴方の夜空を溶かしたような美しく優しい瞳が恋しい
もう一度、逢いたい
8/20/2025, 1:28:47 PM
きっと忘れない
彼女を危険から守る為、元の世界へ帰らせた。
自分で決めたことだけど、辛くて悲しくてたまらない。
今もまだ俺を見つめる彼女の表情が離れない。
俺は、彼女を愛したことを、俺の魔法が好きだと言ってくれた彼女を忘れることはない。
だから今は溢れる涙を止められないことを許してほしい