仲間になれなくて
いいじゃん
別に
仲間になれなくて
大体
変温動物と
恒温動物がいるんだ
仲間になったら
大変なことになる
関わらない
というのも
一種の
仲間にはならない
というくくりのなかでの
共存生命体
そう、
共存生命体
でいいのだ
自分の心を痛くする信号機は
全て取っ払ってしまおう
私は私のまちから
古い信号機を引っこ抜いた
私のまちは
LED製の新しい信号機に
取り替えられて
楽しい気持ちになったら
そのままずっと青信号なのだ
海がきれいで
そのままハイウェイをドライブだ
赤はない
黄色はあるけど
ちょっと注意すればいい
赤はいらない
別に止まらなくていい
ちょっと注意すれば
ゆっくり渡ればそれでいい
わたしのまちは
わたしがつくる権利がある
夏の忘れ物を探しに
なんて
いつだって、どっかこっか
忘れてるよ
忘れてもいいよ
AIじゃないんだから
いつのまにか
私たち人間は
人間じゃなくなることばかり求めて
魂から抜け出した
フィルムみたいなペラペラの
スマホ見るだけの
にほんじんだかなにじんだか
しらんけども
いい
いい
忘れて
忘れてもまた思い出すものが
大事なものなんだ
目の前さえ見て生きてれば
またいずれ出会うことになるのだから
今日はゆっくり
なにもかも
なにもかも
夏も秋も冬も
あの人のことも
あなたのことも
忘れてね
持ち物のカラーをブルーで固めたあの子は
本当は好きになりたい色があるはずだ
と勝手ながら思う
#心の中の風景
色鮮やかなのが
別に正解じゃない
けども
探してしまうんだよね
鮮やかだった瞬間
表情に見える
一瞬だけの
紫がかった意志とか
本当は紅かったあのときの出来事とか
真夏の記憶
それはあかるいものではない
どれもが強く痛く眩しい
もう二度と経験したくないと同時に
なくてはならないものだったと感じる
夏に見た命を
冬に思い出すと
また無性に会いたくなってしまう
そばにいるときは
鬱陶しいほどなのに
喉元過ぎれば
また
あの真夏の記憶に近づきたくなる
顔も見たことのない人の文章に
こころひとつ、ふたつと感じ入る
生きるって
悲しい
苦しい
素晴らしい
あの人に会えて良かった夏を
思い出して
まだ暑い夏のうちに
かき氷を食べておいて