一森くま

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9/8/2025, 3:44:29 PM

仲間になれなくて


いいじゃん

別に

仲間になれなくて


大体

変温動物と

恒温動物がいるんだ


仲間になったら

大変なことになる


関わらない

というのも

一種の

仲間にはならない

というくくりのなかでの

共存生命体



そう、
共存生命体

でいいのだ


9/5/2025, 1:21:46 PM

自分の心を痛くする信号機は

全て取っ払ってしまおう

私は私のまちから

古い信号機を引っこ抜いた


私のまちは

LED製の新しい信号機に

取り替えられて

楽しい気持ちになったら

そのままずっと青信号なのだ

海がきれいで

そのままハイウェイをドライブだ



赤はない

黄色はあるけど

ちょっと注意すればいい


赤はいらない

別に止まらなくていい

ちょっと注意すれば

ゆっくり渡ればそれでいい


わたしのまちは

わたしがつくる権利がある

9/1/2025, 5:03:11 PM

夏の忘れ物を探しに


なんて


いつだって、どっかこっか
忘れてるよ


忘れてもいいよ
AIじゃないんだから




いつのまにか
私たち人間は
人間じゃなくなることばかり求めて
魂から抜け出した
フィルムみたいなペラペラの
スマホ見るだけの
にほんじんだかなにじんだか
しらんけども




いい

いい

忘れて


忘れてもまた思い出すものが
大事なものなんだ

目の前さえ見て生きてれば
またいずれ出会うことになるのだから



今日はゆっくり
なにもかも
なにもかも
夏も秋も冬も
あの人のことも
あなたのことも
忘れてね


8/29/2025, 2:46:08 PM

持ち物のカラーをブルーで固めたあの子は

本当は好きになりたい色があるはずだ

と勝手ながら思う


#心の中の風景



色鮮やかなのが

別に正解じゃない


けども

探してしまうんだよね


鮮やかだった瞬間

表情に見える

一瞬だけの

紫がかった意志とか

本当は紅かったあのときの出来事とか



8/12/2025, 5:59:40 PM

真夏の記憶


それはあかるいものではない

どれもが強く痛く眩しい
  

もう二度と経験したくないと同時に

なくてはならないものだったと感じる

 
夏に見た命を

冬に思い出すと

また無性に会いたくなってしまう


そばにいるときは

鬱陶しいほどなのに

喉元過ぎれば

また

あの真夏の記憶に近づきたくなる



顔も見たことのない人の文章に

こころひとつ、ふたつと感じ入る

生きるって

悲しい

苦しい

素晴らしい


あの人に会えて良かった夏を

思い出して


まだ暑い夏のうちに

かき氷を食べておいて

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