一森くま

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2/13/2025, 2:21:08 PM

そっと伝えたいことなら山程ある。

悲しいことも苦しいことも

粉雪が舞い散るようにそっと伝えられたなら

どんなにいいだろうか。


実際には、粉雪では済まないほどの大雪で

1時間もすればどっさり積もって身動きが取れなくなる。


避けても避けても、降り続き溜まる一方の雪に辟易する。

もう、止むのを待つしかないのだ。

冬は冬。冬が来なければ、春は来ない。

悲しむことができるのは

悲しいと思える心があるから。


人に悲しみを誰彼伝えるその前に

自分の心にそっとブランケットをかける。

例えば、ひとりになって 音楽を聴いて…

 

そんなことできる気がしない?

そうかもしれない

でも、気持ちをぶつける対象を

変えてみるだけ

できるとこから

変えてみるだけ


0%変えないままなら

5%でも変えた事実を

私は愛したいから。




今、降り積もる雪を見ながら

残りの冬の時間にできることを

想像してみる。











2/10/2025, 2:26:20 PM

うちから見る冬の星は決まってスパンコールみたいにキラキラと輝いている。

雪がたくさん降っていて、昼でも3分外に立つのがやっとの極寒地域なのだ。

夜には誰も歩いてない。

当然、外で星を眺めている人もいない。

なんだかとにかくもったいないのだ。





夜、うちでご飯をたべて、知人を家まで送るときに

空が晴れていると決まって言う台詞がある。


「ほら、星きれいだよ」

「ほんとだ」


…何度もこの掛け合いをしているような気がするが
この田舎にはもったいないくらいキラキラ輝く星たちを間近にすると、つい言葉に出してしまいたくなる。



流れ星は一、二度だけ見たことがある。
とてもじゃないが願い事など考える余裕もなかったし
考えたところで世界平和みたいなざっくりしたものしか浮かんでこなかった。




うちの星たちは、今日も
あいも変わらずキラキラ輝いている。


じっくり見ながら、願い事を考えていた。

…叶えたいことか。

案外星に頼ってみてもいいかもしれないと

うまくいきますように、と唱えた。





2/7/2025, 2:44:59 PM

誰も知らない秘密

…数年前まで
数え切れないくらいあったような気がする

これを言ってはいけないとか
あれは隠しておくべきだとか

嘘は嘘を呼び 秘密は秘密を呼ぶ 
どんどん真実が遠くなっていって
誰かの笑い声に辛くなる


苦しさを突き抜けて
もう無理だと思ったその時、

真っ黒い世界と
真っ白い世界の
どっちか選ばなければいけないよ
と誰かに言われた気がした

実際そんな感じで
これが分岐点なんだよな
と思う出来事があった


秘密を持つのはやめた
やめてよかった

たくさんの荷物を抱えてるみたいだった
あの頃があるから
今は両手が軽いんだな

軽いまま、軽さを感じたままに
これからも生きていきたい


ひとつだけ
秘密を持つのをやめてみたら?
…と偉そうには言えないけれど
呟いてみる




2/6/2025, 4:51:49 PM

眠れない夜は、
心に何かが溜まっている合図なのかもしれない。

例えば、今日は。
いろんな人の意見や気持ちが沢山見えて
しんどかったなとか。

人それぞれやり方は違っていいのに
そうじゃないって思ったり。

テレビをつけたら
誰がホントのことを言ってるのか
なんだか分からなくなってきたり。


生きてると
守りたいもののために
平気で嘘つく人が結構いることを知る。

大なり小なり生きていくために
つかなければならない嘘がこの世にはあるのかもしれない。


私はどうかな。
あなたはどうかな。

ザーザーザーと。
テレビに、スマホに。

情報は水の流れのようで
再現なくとめどなくあらゆるものが湧き出ている。

そっと蛇口をしめるように
心を守るために

必要なこと
しあわせなことを第一に
そんな努力も必要かもしれない。


凄まじいスピードで変わりゆく日本の中で
わたし生きてるね

今日も生きたから
明日も生きるだけ


明日は美味しいなにかを食べよう
そう思える明日なら

静かな夜明けが近づいていく
あなたのもとにもきっと。

1/27/2025, 4:29:54 PM

どんな言葉を選んでも

誰かを傷つけるんじゃないかと

私は閉口した



世界は明るくなるようで

陰影も何も無いような 

空虚で裏表もない

波の立たない見たことのない真っ青なだけの海

そんな世界へ向かっている気もする


隣の人の悪口言ってたおじさん

愚痴っぽいけどホントのことしか言わないおばさん

いろいろ、いたな、おもろかったな

皆が言うほどそんなに悪い人じゃなかったよ

いずれは皆消えてしまうけれど

あの日、一緒に笑ったことは

今も覚えてる





昭和、平成、令和


ビューティフルハーモニー

多様性

ってなんだろうね? 



怒ってたって

泣いてたって

個性だよ


皆がみんな、にこにこしている世界は

にこにこさせられている世界かもしれないよ



笑いたくないときは

笑わなくていいんだよ

おっきい声だしても

いいよ


僕は

私は

そう思わない

そう思えない
 

小さな勇気が

今、必要とされている

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