お題一裏返し
すみません、後で書きます!
今日も一仕事終えた俺は、さっさと帰って眠りたいと思っていた。
微かに背中に違和感を感じた…
誰かにつけられている気配を感じ、俺は足を早めた。
まずい!
気を良くしていた俺は、背後に気を取られている間に包囲されてしまったようだ。
ジリジリと狭まってくる。
「ここまでだな」
聞き覚えのある声…ヤツか?!
「大人しくその鞄をこちらに渡せば命は助けてやる」
まあ、お決まりの台詞だな。
「そんな物騒な物を俺に向けていてよく言うよ」
「お前に選択肢は無いと思うが?」
確かに普通の人間なら選択肢は無いね。
疲れるからあまり使いたくは無いが、そうも言っていられないか…
-俺は気を集中させる-
「?!」
奥の手だ。
何が起こったかは奴らもわからないだろう。
サイコキネシス…念力…何と呼ぶのかは知らないが、
俺は子供の頃から鳥のように、いや鳥よりも速く飛ぶことができる。
しばらく仕事は休ませてもらうか。奥の手を使ってしまったし、次の手を練っておかないとな。
さて、もう我が家だ。今日はよく眠れそうだ。
お題:鳥のように
-さよならを言う前に-
「あの…」
授業も終わったし、帰宅部の私はさっさと帰ってバイトに行くつもりだった。
「少しお話しませんか?」
同じクラスの碧だった。
私に何の用?
「バイトあるから早く帰りたいんだけど」
「じゃ、途中まで一緒に帰りませんか?」
登校の時に時々見かけるから家が近いのかもしれない。
「じゃ、途中まで」
碧とはあまり接点も無く、たまに話すくらいなんだよね。
………
一緒に帰ることになったけど、気まずい空気が漂う。
碧は沈黙したままだ。
「…あの、話って?」
「陽葵は好きな人いる?」
なにを突然言うの?
「いや、そういうことに興味無くてバイトして小遣い稼いでる」
碧の好きな人が実は私のことを好きで、三角関係になってる?
面倒なんだけど、そういう恋愛話は。
「私、陽葵のことが好きなんだ…教室でいつも陽葵のことを見てる」
同性同士の恋愛は否定しないけど、私はそもそも恋愛感情を持てないタイプかもしれない。
………
「私、誰かを好きになれないんだ。だから、ごめん。碧、さ-」
私が話を終える前に世界の輪郭がぼやけ、私の意識も薄れ…
「あの…」
授業も終わったし、帰宅部の私はさっさと帰ってバイトに行くつもりだった。
「少しお話しませんか?」
同じクラスの碧だった。
私はその瞬間、胸の鼓動が速くなり、顔が熱くなるのを感じていた。
あれ?コレって…
どうしたんだ?
「あ、今日バイトあるから帰らないと…」
「じゃ、一緒に途中まで帰ろ」
「…うん」
碧は今日のクラスの出来事とか色々話してくる。
私は返事しつつも、今まで感じたことのない気持ちになっていた。
バイトが終わったら碧の家に行こうかな。
fin
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後から編集したので、当時の言い訳コメント残しておきます。
鋭意制作中です(汗)
まだ、さよならは言いませんよ
「まだか?」
「そう焦るでない。待つのじゃ」
奴らをなんとかなだめているが、このままだとワシの命も危ないのう…
無理もない。地面もひび割れはじめて、このままでは稲も枯れてしまう。
飢えて死ぬのは辛いからの。
ワシは祈りを捧げ続けておるが、空は変わらず薄雲が流れているだけじゃ
これは厳しいかのう?
「わかっておるな!雨が降らない時はどうなるかッ」
言われずともわかっておる。
火を炊いて太鼓を叩き、一心不乱に祈りを捧げる。
………
カチッ
「これまでのようだな。代わりの者を探す。」
南無三…
「ん?」
額にぽたりと冷たい感触
「雨だ!雨が降ってきたぞ」
ふう
命拾いしたわい。
さっきまでと打って変わって黒々とした雨雲が空にひしめいておる。
この空模様に助けられたわ。
今まで出鱈目な祈祷をしていたがばれずにすんだわい。
お代を戴いてこの場を立ち去るとするかのう。
村人達が歓喜の舞を舞っている後ろで、1人の坊主がニヤリとほくそ笑んでいた。
お題:鏡
後で編集します