眞白あげは

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3/10/2026, 10:47:31 AM

愛と平和

愛は 声を持たない
けれど 触れた人の心に
そっと灯りをともす。
争いの影を 静かに溶かす
小さな火だ。

平和は 風のように
誰のものでもなく
誰のそばにも寄り添う。
怒りの跡をなでて
もう大丈夫だよと囁く。

愛があるところに
平和は根を下ろし
平和があるところに
愛は花を咲かせる。

世界はまだ
その花の咲かせ方を
探している途中だけれど
私たちの胸の奥では
もう芽吹き始めている。

どうか
その小さな芽を
踏みにじらず
育てていけますように。


眞白あげは

3/9/2026, 12:01:06 PM

過ぎ去った日々

振り返れば
あの日々は 指のあいだから
こぼれ落ちた光の粒のように
静かに どこかへ消えていった。

笑い声も 涙の跡も
いま触れれば たちまちほどける
薄いフィルムのようで
けれど確かに 胸の奥で息をしている。

もう戻らないことを
とっくに知っていたはずなのに
ふとした風の匂いに
名前を呼ばれた気がして立ち止まる。

過ぎ去った日々よ
どうかそのまま そこにいてほしい。
触れられない距離で
それでも私を照らし続ける
小さな灯りのように。



眞白あげは

3/9/2026, 1:10:41 AM

お金より大事なもの

財布の中には 数えられるものしか入らないけれど
胸の奥には 数えられないものが息をしている。

たとえば
誰かの名前を呼ぶときの あのやわらかい声の温度
夜更けにふと届く 「大丈夫?」のひと言
春の風が 頬に触れていく一瞬のやさしさ。

お金では買えないものは
いつも静かで、控えめで、
けれど なくしてしまえば
世界の色がひとつ消えてしまう。

だから私は
手のひらに残るぬくもりや
心に灯る小さな光を
そっと抱きしめて生きていく。

価値とは
値段ではなく
その瞬間が 誰かの心を動かすかどうかで決まるのだと
ようやく気づいたから。


眞白あげは

3/7/2026, 10:08:02 AM

月夜

ひっそりと
夜の縁(ふち)に腰かけて
月は ひとりごとのように光っている

風は 名前を持たず
ただ やわらかく世界を撫でてゆき
影たちは その指先にくすぐられ
ゆらり ゆらりと揺れながら
眠りそこねた心を映している

遠くで
犬の声がひとつ
夜の深さを測るように響き
その余韻の中で
私は 胸の奥の静かな湖に
そっと石を落とす

波紋は
誰にも見えないまま広がり
やがて 月の光と混ざり合って
ひとつの祈りになる

――どうか
明日の私が
今日より少しだけ
やさしくありますように


眞白あげは

3/6/2026, 12:20:49 PM



絆とは
声にしなくても伝わる
あたたかな糸のようなもの。

離れていても
触れられなくても
ふとした瞬間に
胸の奥でそっと結び直される。

強く引けば切れてしまうけれど
ゆるやかに寄り添えば
どこまでも続いていく。

涙の夜にも
笑った朝にも
その糸は静かに揺れて
私たちをつないでいる。

絆とは
約束ではなく
義務でもなく
ただ「あなたがいる」という
確かな気配のこと。

そして今日も
見えないその糸が
私をそっと支えている。



眞白あげは

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