スマイル
ふっとこぼれた笑みは
言葉より先に
心の奥を照らす灯りになる
無理に作ったものじゃなく
風に揺れる花びらみたいに
自然に咲いたとき
人は一番やさしくなれる
誰かのためじゃなくていい
自分の胸が少し軽くなるなら
それだけで十分な魔法
涙のあとに浮かぶ笑みは
強さの証で
迷いの中で見つけた光
今日のあなたのスマイルが
明日のあなたを
そっと守ってくれる
眞白あげは
どこにも書けないこと
声にすれば
ほどけてしまいそうで
胸の奥に沈めてきた言葉がある。
誰にも見せない
夜の底でだけ
そっと息をしている言葉。
強がりの裏で
震えていた日も
笑顔の影で
泣いていた日も
その言葉だけは
私を裏切らなかった。
触れれば
壊れてしまいそうで
紙にも
画面にも
落とせなかったけれど、
それでも
確かにここにある。
誰にも届かなくていい。
誰にも知られなくていい。
これは
世界のどこにも書けない、
私だけの
小さな真実。
眞白あげは
時計の針
静かな部屋で
ひとつだけ動き続けるものがある
カチ、カチ、と
誰にも聞こえないはずの音が
胸の奥ではやけに大きく響く
進むたびに
置き去りにしたものを思い出させ
戻らないたびに
未来の影をそっと照らす
触れられないのに
確かにそこにあって
止められないのに
いつも私を急かしてくる
それでも
針はただ前へ進むだけ
私もきっと
同じように
少しずつ
少しずつ
進んでいるのだと思いたくなる
眞白あげは
溢れる気持ち
胸の奥で
言葉になりきれない光が
ふいに揺れた
触れればこぼれ落ちてしまいそうで
けれど
抱えたままでは
息が詰まりそうで
静かにしているほど
波は高くなる
黙っているほど
色は濃くなる
ああ
これはもう
隠しきれない
名前をつけられないまま
ただ
あふれて
あふれて
世界の端まで届こうとしている
それでも私は
そっと手を添える
こぼれた光が
どこへ向かうのか
見届けるために
眞白あげは
kiss
触れたのは
唇よりも先に、
あなたの名前を呼ぶ
わたしの鼓動だった。
夜の温度が
ひとつ分だけ近づいて、
言葉よりも確かな
約束が生まれる。
キスは
交わすものではなく、
そっと
“重ねる”ものだと知った瞬間、
世界は静かに
ふたりの形に変わった。
眞白あげは