海の底
有川浩さんの海の底が1番に浮かびました。自衛隊三部作の一つで、学生の頃に読んで今でも大好きな作品です。
ここから私のコテコテ恋愛観は育っていったと言っても過言ではないんだろうな。
普段から仕事の中で記録というものをする反面、小説と言えるような文章をこの一年ほどほぼほぼ書けていなくって。一次創作はおろか、二次創作すら手につけないほど文章から離れてしまっています。そんな時期なんだろうなぁって少し悲しい気持ち。きっかけがあればと思ってまたこのアプリに戻ってきた次第でした。
雨と君
雨をモチーフにしたあの曲は、あなたから教えてもらったものだ。直訳すると7月の雨となるその曲は、少し落ち着いたメロディーに強いボーカルの声が映えるどこか儚げな曲だ。
曲に関連した思い出は、曲を聞くたびにすぐに記憶から掘り起こされてしまうね。もう名前も思い出せないあなたのこと、懐かしく感じるよ。
波にさらわれた手紙
文字を書くことには慣れていない。昨今、ペンを握る機会は減っていき、文字を打つことばかりになっていた。なんだか見慣れない自分の文字が波打っているように見えて、これならば普段から文字を書く習慣をつけておくべきだったなと思ってしまった。
淡い青色の便箋は、夏の空が好きだったあなたを思い浮かべて選んだ。開かれることがないだろう封筒にシーリングスタンプを模したシールを貼り付けて、もう目を開けることはないあなたのそばに置いた。
今を生きる
自分に与えられた仕事をこなす。自分が楽しいと思うことを精一杯楽しむ。隣にいてくれる人を大切にする。ただそれだけのことも難しいときがあるけれど、それでも前を向いて歩いている。
Special day
風呂に入って、熱くなりすぎた体を冷やそうと冷凍庫を開けると、そこには俺の好きなアイスが並んでいた。少し吟味して、スイカに似たアイスを手に取ると頬張りながらリビングへと向かう。
体の中から冷えていくような心地よさに、風呂上がりのアイスを堪能していると、「あー!」と叫び声がひとつ。びっくりしてそちらを向くと、「それ俺が食べようと思ってたのに!」と頬を膨らませた同居人がいたのだった。
「え?俺のじゃなかったの?」
「俺のだよ!勝手に食べんなよ!」
楽しみにしてたのに、としおしおと萎れていく彼をみるとなんとも罪悪感しか浮かばない。
スマホと鍵をポケットに、夜とはいえまだ暑さの残る外へ買い物にと玄関へ向かおうかと一歩足を踏み出すも、後ろから裾を引っ張られ、そちらを見ると萎れていたのが嘘のようにキラキラとした瞳とかち合った。
「俺食べたい新作あるんだけど!」
「…買ってこいって…?」
「いや!説明しても分かんなそうだから俺も行く!」
「あー、はいはい。そっちの方が助かるわ」
手早く準備した彼と共に暑い外へと一歩踏み出した。