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7/5/2025, 3:50:43 PM

波音に耳を澄ませて




あれはいつの頃の記憶だろう。

永遠に続くような波の音と、それを楽しそうに追いかける水を跳ねる足音がふたつと笑い声。無邪気な声が響くのに、その人の顔だけがまるで落書きを塗り潰したように消されていて、全く思い出せないのだ。笑い合いながら伸ばされたその手を握って、パシャパシャと海辺を走る。

私は誰と遊んでいるのだろう。

7/5/2025, 5:49:56 AM

青い風




窓を開けると風が吹いた。夜になっても生温く湿った風は、頬を撫ぜてカーテンを揺らした。夜の街はどこかしこに灯りがついていて綺麗なのに、どこか寂しいような、そんな気配を感じさせる。

今日も1人、またこのベッドで眠りにつく。1人で眠ることにはもうすっかり慣れてしまったのに、それでも心の片隅で1人は嫌だと思ってしまうのだ。あぁ、なんで隣に君がいないんだろう。

7/2/2025, 2:41:52 PM

クリスタル





みんな映画館に行って、
KING OF PRISM-Your Endless Call-み~んなきらめけ!プリズム☆ツアーズ を見るんだ!!!!

クリスタルなんかより輝く、愛と青春の物語が観れるぞ!!!!!!!!




また文章書けない期に突入したのか、全く筆が乗らないね〜毎日夜勤して、映画館通って、本読んでって感じです。

映画 国宝見てから今原作読んでるけど、少しずつ内容違って読んでて楽しい。ほんと我ながら毎日忙しいなって思うよ。

7/1/2025, 1:15:18 AM

カーテン




ふと夜中に目が覚める。ベッドの隣にいたはずの温もりはなくなっていて、あるのはぽっかりと空いた空間だけ。トイレにでも起きたのだろうかと、微睡の中ぼんやりと考えた。

夏の夜、冷房の効いた部屋は涼しく管理されていて、寝苦しいなんてことはない。寝室の横、リビングからカタリと音がして、気になった末だるい体を起こしてリビングへと続く扉を開けた。

ベランダへの窓が開く音だったのかと、ぬるい風にレースカーテンがはためく姿を見て思った。ベランダには夜空を背景にタバコを吸う男が1人。ぷかぷかと煙を吐き出しては輝く星を眺めていた。数歩近づくと、ペタペタという足音で気付いたのかこちらを振り向いては「来ちゃダメ」と吸いかけだろうタバコを消す。

「…子供扱いしないで」
「タバコなんていいことないんだから」

そういう彼はタバコを辞めない。でも私の前でも吸わなかった。
ベランダへと並ぶと、少しだけタバコの残り香を感じた。

6/29/2025, 12:17:07 PM

青く深く





色々な魚が泳ぐ水槽、その中の一つにクラゲの水槽があった。ぷかぷかと泳ぐ姿は海で見るものと違い、ライトアップされた姿が美しくどこか神秘的にも感じられる。

綺麗で自由で、どこか儚い印象を受けるそれを眺め、また次の水槽へと足を運んでいく。隣にいるあなたが、気まぐれにどこかへ行ってしまわないようにと強く手を握った。

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