夜空の音

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4/15/2026, 10:03:22 AM

届かぬ想い

すきだよ、それでも。
どれだけあなたがクズであっても。

そんな手紙を、あなたの誕生日に綴った。

4/14/2026, 11:38:13 AM

神様へ

「神よ、雨をお恵みください!」
村民たちは列になり山道を登る。目指すは神社だ。
松明が光る神社で、村民たちは供物を順に出す。
酒、米、魚。そして、
「神よ、こちらを献上いたします!」
そうして引きずられたのは、若い娘。
村民たちがツギハギだらけの質素な服を来てる中、唯一ツギハギもない白い振袖を着た娘は、口元に紅を引いていた。
娘は青ざめており、酷く震えていた。
村民たちは娘を座らせると、刀で首を落とした。
「神よ、村一番の娘を献上いたします。何卒、雨のお恵みをくださいませ!」
そう言いながら深々と頭を下げる中、小さくすすり泣く声は娘の家族から漏れていた。

4/11/2026, 10:18:48 AM

言葉にできない

「車借りる。」
そう、父にLINEを送って私は車に乗った。
どこに行こう。
ただ漠然と夜景を見たい気分だった。
調べても、遠いところが多い。理想は往復1時間半だ。
まぁ、いいかととりあえずマップを入力し、車を発進させる。

「いらっしゃいませ、ご注文お伺いします。」
「クーポン512のホットください。砂糖4ミルク2でお願いします。」
「かしこまりました、3番の窓口にお越しください。」
マップが到着しました。と言う。
ドライブのお供にコーヒーを買いにいつもドライブスルーへ行く。
「すぐわかった!久しぶり!」
会計口にいた女の子は嬉しそうに手を振っている。
ここは1番近くであり、元バイト先でもある。
「砂糖とミルクですぐわかる。」
「だよね....。」
またね。と手を振って車を動かした。

大通りに進み、結局気づけば、同じ道を辿っていた。
夜はいい。車が少ないからスピードを出せる。初心者マークには有るまじきスピードだと思いながら、音楽の音量を上げる。

山の麓のコンビニに車を止める。
いつもと同じようにタバコを取り出す。
吸い終わると、さぁ、山道だ。
山道はまだ怖い。道幅も狭くて、早い車が多いこの地域。私は道を譲ってばかりいる。

頂上へ着くと、また、タバコを取り出した。
煙が広がるのを見る。
この場所が、1番好きな山だ。程よく高くて、そばに植えられた木が遠近感を出す。車から見れるのも、1人で夜景を見るにはポイント高い。
気づけば、唯一マップ無しで来られる場所だった。
片道1時間15分。
いつだったか、このタバコを吸いながら、山道での道の譲り方を教えてくれた人がいた。
この場所でバレンタインのチョコを渡して一緒に食べた人がいた。
助手席に座ってこの山を眺めていた頃があった。

私が好きなのは山なのか、思い出なのか、それとも....。

4/8/2026, 10:08:53 AM

これからも、ずっと

楽しそうに隣で笑う君。
その笑顔を、守りたいと思う。
「ねぇねぇこれみてぇ!」
正直、それには興味が無い。
興味があるのは、君が好きなことだ。
これを見せたかったと笑う姿は私だけの宝物だ。
これからも、ずっと。君は私の宝物だ。

4/7/2026, 10:29:33 AM

沈む夕日

いつもと変わらない教室。
いつもと変わらない1日。
いつもと変わらない友人達が隣にいる。

いつもと変わらない、何気ない話に花を咲かせながら私たちは楽器を片付け、帰る用意をしていた。
「今日は少し遅くなっちゃったね。」
そう、友人の1人が言う。
「ほんまに。でも、この時間もいいね。」
私は窓の外を見て返す。

程よく雲があり、暖かな日差しが空を茜色に染める。

あ、飛行機!
私たちは同時に声を上げた。
綺麗な景色の一部を切り取り、スマホに収める。
「なんか楽器も写真映えしそうじゃない?」
そう言い出した友人は、楽器を取り出して、1番日が差している机へ置いた。
カシャと心地よいシャッター音が聞こえる。
それに続いて、皆スマホと楽器を手に各々写真を撮り出す。
パシャ。
何気なく、私も写真に収めた。
お互いに写真を見せ合い、笑みをこぼす。
気づけば夕日も沈んでおり、教室は暗くなっていた。

何気なく撮った写真は、大切な写真になった。
翌月、学校が閉鎖され、私たちは楽器に触れることなく高校を卒業することになった。
それが、6年前の出来事だった。

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