『My Heart』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
本当に苦しい時、胸が痛くなる。辛くて辛くて、しんどくて、「なんで、どうして私だけ」とムカついて、他でもない自分に対する怒りが私を強く殴る。
苦しむ人を前にすると、人はよく言う。
「話してごらん?」と。
話したところで何になると言えば、
「吐き出したら、楽になるかもよ?」と言う。
ふざけるなよ、話すためにはまず全部を思い出さなきゃならねぇんだ。それが、どれだけ苦しいか。
話し終わると大体の人が言う。
「そう、よく話してくれたわ。今までよく頑張ったわね。」と。
うるせぇよ、お前に、私の何が分かる。そういうのは、人を助けた気になって、優しい言葉をかける自分が優越感に浸りたいだけだろ。良い人に、なりたいだけだろ。
あぁ、まただ。胸が痛くなってきた。その痛みを解消する方法が泣き叫ぶしなかいってのも皮肉なもんだ。
叫ぶ。
喉が、いたい。
#My Heart
この指先はあなたに触れたくても届きはしない。この爪先はあなたに会いたくても踏み出せはしない。瞳はあなた以外の眼差しを見つめ、耳はあなた以外の声を聞き、唇はあなた以外の名前を呼ぶ。
わたしがあなたに差し上げられるものはただひとつ。身体の中心、誰にも見せない肉の内。激しく脈打ちわたしを生かすあたたかな臓器。あなたを密やかに愛することを許された、わたしの心臓ただひとつ。
冷めないうちに、召し上がれ。
自分の感情は自分だけのもの。
そう思っていたけど、少し違った。
自分の感情は自分の心の中だけ。
自分の思いを通す事は周りの他人とぶつかる。
友達だったら押し切ってもいいが遺恨が残る。
だから、いつも冗談にしてしまう。
My Heart is broken なんて誤魔化す。
日本語で心が壊れるなんて重くなってしまうから。
My Heart
その人は月夜に舞い降りた。夜にまぎれるような黒い服を着て、ベランダの縁に腰掛けるようにして、やって来た。
「あなたの心臓を奪いに来ました」
そんなキザなセリフを甘い声で口にする。そんな姿に少しだけ微笑んで、そちらを向いた。
はめ込んだようなルビー色の瞳が爛々と輝く。先ほど言ったように、本当に奪いに来たのだろう。この心臓を食べに。でもあいにく、そう簡単に喰われやしない。私のを食べるのだから、こちらももらわないとフェアじゃない。
だから、私もいただこう。あなたの心ってやつを。そして、一生苦しめばいい。忘れるなんて、許さない。
あなたの心は私のもので、私の心臓はあなたのものなんだから。後悔したってもう遅い。
そう彼に微笑みながら、その心を奪ったのだ。
自分で自分の気持ちやしたいことがわかんない
毎日毎時何か感じることはあるけど、
意思として形をなしていかない日々が続いてる
いろんなことがありすぎて
自分で自分に可能性を見出せなくなってるせいかなぁ
【My Heart】
治安の最悪な汚れた貧民街で、ドブネズミのように生きていた僕を助けてくれたのは、自らを鬼と名乗る不思議な女性だった。
緩く波打った長い白髪。夕焼け空のような赤い瞳。人目を集める異形めいた容姿を隠すようにローブを深くかぶり、右手に杖をついて片足を引き摺り歩く。そんな彼女こそが、路地の片隅のゴミ溜まりで死にかけていた僕の腕を引き、人間みたいな生活を与えてくれた恩人だった。
彼女が何故、僕を拾ったのか。その答えを僕は知らない。もしかしたら本当は、何か恐ろしい理由があるのかもしれない。彼女は必要最低限しか口を開いてくれないから、確かめることもできなかった。
だけど温かな食事の美味しさも、国家に敷かれた法律の存在も、人間としての正しい倫理観も、今の僕を構築する全ては彼女から教わったものだ。彼女がいなければ、僕はあの日一人きりでのたれ死んでいた。
それでも僕は、彼女に何も返せない。返せるだけのものを、持って生まれてこなかった。だからせめて。
「僕の心臓は、あなたにあげるね」
儀式の生贄にしたって、あなたを迫害した社会への復讐の道具にしたって、何だって良いから。ほんの少しだけ綺麗な世界を見せてくれたお礼に、僕は僕の全部をあなたへと捧げよう。
彼女の手が、そっと僕の頭を撫でた。僕を見下ろすその眼差しが寂しげに見えたのは、いったい何故だったのか。バカな僕には、どうしてもわからなかった。
#My heart
これは絵本のお話し
タイトルはそうだな…
My heart leapt 心が踊った
そんな感じ
内容は、少年スティーブが大人に成長するまで
心がキャラクターになって交流したり衝突しながら成長する物語
スティーブの心の色が変わり、時に楽しそうに時に悲しそうに形を変えていき
最後は最愛の相手を見つけて心と心が結ばれる
ありきたりだけど悪くはないよね。
私の心
誰にも見せない。誰にも渡さない。
私だけのもの。
なのに、あなたに奪われてしまった。
返してよ。傷つけて返さないでよ。
―My Heart―
俳優Tさんのドラマが終わり一週間が経った。
少し寂しい気持ちになっていたのも束の間、今度は5月に公開される映画の本予告が発表された。
かっこよく、色っぽい姿に私の心はまたときめく。
君と近いと心臓がバクバクとする。
これは恋だ。
君を見ると心臓がバクバクとする。
これは恋だ。
君と話すと心臓がバクバクとする。
これは恋だ。
君が撫でると心臓がバクバクとする。
これは恋だ。
君が抱くと心臓がバクバクとする
これは恋だ。
君が叱ると心臓がバクバクとする。
これは恋だ。
君が殴ると心臓がバクバクとする。
これは恋だ。
君が首を絞めると心臓がバクバクとする。
これは恋だ。
君がいじめると心臓がバクバクとする。
これは恋だ。
君がいると心臓がバクバクとする。
これは恋だ。
君がいないと心臓がバクバクとする。
これは恋だ。
誰かがなんと言おうと
これは恋だ。
My Heart
/my heart
心は百面カットグラス
磨きあげられた技術で
透かせば8つの矢尻のかたち
8つのハートの輝きが見える
心はカットグラス
まっすぐだった面の縁が欠け
ハート型は傷つき
矢尻にいばらの棘が生え
刺した誰かを
もっと傷つけてやろうと構えている
そんなになってまで
生きてかなければならないの?
なぜきれいなまま
十年、百年経てないの?
と思うけれど
春の陽に透かしたらきっとわかる
内側の大きなひびに阻まれ
反射する光が山陰からの日の出のように
まばゆく目を灼(や)き散る──
ほらわかる、
心をくだき
心を割ってでも
光が生まれようとしているのが
私の心?
それとも恋人の事かな?
My Heart か。
うん、どちらも等しく乏しいな。
どちらも見失いかけてるからかな。
素敵な恋人が、居ることで
私の心に幸せが供給されるなら
有難いんだけど
私は恋人の愛情ポンプに
これでもかと、注ぎがちだから
最終的に需要と供給のバランスが
バカになっちゃって。
My heart will break.
【お題:My Heart】
羽根のような軽るさの白い和毛を、両の掌で包み込んだあの日。
全身の毛をホワホワに逆立てながら、テーブルの上でピャーピャーと鳴いていた君。
皿に入れてやったカリカリをガツガツ食べ、すやすや眠り、思わず笑ってしまったくらい立派なモノをひねり出した君。
庭に飛び出て鳥を追っかける君を、裸足で追いかけたこともあった。
風呂に豪快にダイブして、ブクブク沈んでいく君の首根っこを、慌てて掴んで救出したこともあった。
一つ、年を取るたびに大人になっていく君に、少しだけ寂しくなる。
寝ている時間が多くなった君と一緒に寝そべり、そっと平たい背を撫ぜた。
ほんのりと冷たい滑らかな背を何往復かすると、君は全身を目一杯伸ばして、腹を上にしながら丸まってゴロゴロと喉を鳴らした。
両腕いっぱいに育った、ずっしりと重い君を抱きしめるたびに思い出す。
あの日、掌に感じた、小さいながらも力強い温もりと生命の鼓動を。
テーマ「My Heart」
#My Heart
一人一人の心の中は違う。
「誰にも伝わらない」
「誰にも分からない」
「誰にも⋯。」
皆いつか、心が通じ合える人と出会えるのだろうか────。
-バカガキ!
ー仕事増やさないでよ!
-もう、やめてしまえよ。
-うるさい、邪魔。
母がイライラしている時、へまをするとこんな言葉の矢が、私に飛んでくる。そしてド直球に、私の心に刺さる。それは、容赦なく私を傷つける。メンタルが弱ってる時は、もう三本が限界だ。限界を越えると、涙が出て、笑って立っていられない。母の機嫌も直らないし、私は…。
こんな時、いつも思うのが、心の声が今だけ伝わって欲しい、ということだ。
私は、へらへらしているように見えるだろうけど、本当はすっごく傷付いていること。
もっと私を見て欲しいこと。
子供だって、色々考えて、子供のない頭で考えているんだよってこと。
お母さんに笑って欲しくて、褒めて欲しくて、
頑張るんだってこと。
ずっとずっと… さみしい こと…。
心の中で考えていることはたくさんあって、どんなに怒られても、呆れられても、大好きなんだって、伝えたいけど、伝えられない。
こんなのは、私だけかもしれないけど。
大人にだって、辛いこと、嫌なこと、たくさんあると思うけど、子供は大人の様子に敏感なこと、繊細で傷付きやすいって、わかって欲しいなと思う。
きずいて、隠れた心の言葉に
最近心臓の音が聞こえるぐらい激しい運動してないわ。
ダラダラ夜更かしして気がついたら起床予定時間の2時間前で寝不足プラプラでしゃーねえカフェインキメとくかと濃いコーヒー飲んで、心臓ばくばくになったぐらい。
あのときは死を覚悟した。ちょっとだけ。
My heart
ピピピピピピピピ____
ああ、また朝が来た。
憂鬱な満員電車、数量限定のランチ、上司からの叱責、ショーケースに煌めく洋服
どんなときも私の心は忙しなく動いて私を支えてくれる
さあ、今日も頑張ろう
「触ってみて」
彼女は生温かい『何か』を渡してきた
「なにこれ?」
「My Heart♡」
ドクン、どくん、どくん、どくん…
「私の思い…伝わった?」
「お前…」
ああ、届いたよ
バッチリな
心が軋むことがある。
辛いな、と思うことがある。
こんなに辛いなら
こんなにも苦しいのなら、
あなたに出会いたくなかった、そう思った。
もしあなたに出会っていなかったとしたら毎日がこんなにも明るくなかったかもしれない。学校がこんなにも楽しくなかったかもしれない。私を照らしてくれる存在だからあなたを大好きになった。
でも、もう会えない…後悔 未練 いくつかの言葉が溢れる。それと同時に涙も。あなたに出逢えたこと。心から感謝してるしあなたに出逢えて本当に良かった、楽しかった。
だけど、もう私は疲れた。早く楽になって、新しい春に出逢いたい。あなたも出逢うように。そしてお互いのことを記憶のすみに隠しておいて、笑い話になれるようにしておきましょう。
そうしたらきっと大丈夫。
大丈夫、だから ね、安心して前を向いて、
次に進もう。きっと平気。いつものことじゃん。
きっとどうにかなるよ。あなたに振り向いてくれなくて辛かった日々も超えてきたじゃない。
さ、1秒先の未来へ、行こう。