『My Heart』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
甘ったれてもいい
人を殺す動機を頂戴
My Heart
オレの心はいつも壊れそう。
でも、ギリギリのところで保っている。
保てている理由は、何とかなるって思い。
自慢できるようなものではないけど、
それがお守り代わりになってる。
テーマ:My Heart #135
この前、町中を歩いていると外国人の方に話しかけられた。どうやら近くの公園へ行きたいらしい。
私は英語が話せない。
スマホを出して翻訳しようと思ったが、
手が思うように動かなかった。
なんとか絞り出したのは
「ふ、Follow me!」
外国人は少しびっくりしていたけど
「OK,OK」
そう言ってついてきてくれた。
私が案内しているとき、
なにか話がかけられているのだが…
何と言っているかわからない。
なんだかspeakとFrenchとEnglishという部分的な単語しか理解できなかった。
「Sorry.I don't speak English.」
私がそう言うと、その人は気を遣ってくれたのか、あまり話しかけてこなくなった。心のなかで、もう少し英語が理解できて話せたらなと悔いが残る。
少し歩くと、公園が見えてきた。
「Oh! So,beautiful!! Cherry blossom!!」
そこには桜が咲いていた。満開に近かった。
桜=Cherry blossomというのは知っていたため、私は笑った。
「ここでいいですか?」
私は日本語で言ってしまったが、理解してもらえたみたいで頷いてくれた。
「ワタシのMy Heart、あたたかくなりました。
ありがとう。Thanks!」
何度もそう言ってくれた。
私もyou're welcome!と咄嗟に出ればよかったのだが、無理だった。私もThanks!と言ってしまった。
別れたあと、英語をもっと真面目にやらなきゃ…という思いと、日本語を最後に頑張ってくれたことを思い出した。
私も頑張らなきゃ。
私のためにも、日本に来てくれる外国の方のためにも。そう思った。
今、目の前には心臓がある。
それは自分の内蔵だと私は気づいた。なぜなら鼓動が感じれないからだ。私はそれをよぼよぼな手で手に取る。トクトクっと鼓動を手のひらで感じる。しかし、不思議なものだ。今、私は生きている。私の体は心臓という命あるものには必要不可欠なものが無い体になっているというのに。夢なのだろうか?たが、私は頬をつねらない。夢でも現実でもいいからだ。ふと、私は不気味な事を考える。もし、この心臓を握り潰したらどうなるのか?投げつけたら?踏み潰したら?私は私が嫌になった。気分が悪い。だが、いま心臓が無い体をある体にするにはどうすればいいのだろうか?
私はシャツのボタンを取る。そして鏡を見る。私の体にはきれいな穴がある。筋肉が落ちているよぼよぼな体には似合わない。
そして今更なことを思い出した。指輪がないのだ。いつも身につけている愛しき妻の形見がないのだ。だが、すぐに見つかった。心臓があった場所だ。
そして思い出した。私は心臓の病に患っていたこと、そして心臓にはその病の証がついていることを思い出した。
たが、この心臓にはそれがない。
私は思う。この心臓は私のではなく、妻のものではないか?と、そして妻は病を患った私の心臓のかわりに彼女の心臓を置いていったのではないか?と…
どうやら、私は妻によって生かされているのだ。妻の心臓を体に入れるわけがない。なぜならこの心臓は彼女のものだ。いずれ返さなくては。
『My heart』より
My Heart
you Heart
みすかしてみたいな
My Heart
自分の心に
いつも君ばっか
どこにもいないのに
ああ~
「My Heart」
ぐちゃぐちゃに絡まってほどけない毛糸玉。
ころころ流されて、わからなくなる。
本当に、必要な、もの。
マイハートは 割と強い
グサグサに刺されたら
ボロボロになるし
バリッバリに割れて
グチャグチャにもなった
キュンキュンしちゃえば
ギュッて苦しいし
ドキッってしたら
ドキドキ発動機になる
今まで色んな傷負って
色んな感情に揉まれて
そいつらが癒えるのは いつか知らない
それでも私は まだ私を失ってない
だって生きてる
みんなの心も きっと強い
過去を捨てるのは 難しい
傷が癒えるのは たぶん遅すぎる
しんどいけど つらいけど
生きてるってことは 強いんだよ きっとね
大事にしていこうぜい、My Heart
偽善者っぽくて なんかキモイや
ごめん、嫌わないで。
_ ₀₈
「ほら、パパもはやく右手出して!」
横に並ぶ娘に促されるまま、右手をピースにする。
「ちがうよー!人差し指折って!口にやって!」
娘は私の顔を覗きこみ、お手本を見せる。
そうする間も自分に向けて構えたスマホは動かない。
スマホを持たせてまだ3ヶ月だというのに、
もう使いこなしてしまっている。
さすが現代っ子と言うべきか。
言われた通りに右手を口元に添える。変な気分だ。
一方娘はにこにこしながら手早く画角調整を済ませ、
シャッターを押す。
「はい、まいはー!」カシャッ。
「そこはチーズじゃないのか?」
「パパもうそれ古いって〜笑」
あはは、そうか古い、のか…。
こんなところで老いを感じるとは。
「ところで、まいはー?ってなんのことだ?」
「My Heartのこと!よくわかんないけど、
かわいいとか、好き!って意味みたい。
今インヌタでね、すっごく流行ってるんだよ〜!」
そう言ってまた、例のポーズ。
「中指でね、口角をちょっと上げるのがいいんだよ」
なるほど、あの動作をして「My Heart」の掛け声で
写真を撮ることが最近のトレンド、と。
「ほら見て、かわいくない?!」
まいはーの真実に納得する私に、娘は画面を見せた。
先ほど娘と撮った写真が、#My Heartという
青文字とともにSNSに投稿されている。
娘は続けて、青文字をタップする。
少し間が空いて、おびただしい数の写真が
画面を埋め尽くした。
皆、さっきのポーズをしている。
家族と、友達と、恋人と…。
流行りとはいえ、やはり気になってしまう。
写真を撮る時からずっと引っかかっていた。
そのハンドサインは本来…
#My Heart
私の心
あなたの心
同じものでも
あなたとは違う
心
分かり合いたいとは思わないけど
知っていて欲しい
違う心
#13 マイハート
それは、見えない
どんな形なのか
複雑な色してるかも
私も見てみたい
あの人を人目見た時から
僕の心は奪われていた。
あの人を初めてみたのは
僕がこの街に引っ越し、喫茶店の仕事を始めた1日目だった。
[いらっしゃいませ]
女性の声が店内に響き渡る。
声の主は店長をしている西喜さんだ
二十代後半の若い女の人で明るく親しみやすい性格だ。
[優菜お花持ってきたよ]
[ありがとう今週も綺麗だね]
2人で仲良しそうに話していた。
まだ開店時間ではなかった。
[あの店長こちらの人は?]
話してるなかで声をかけるのは正直気が引けるが
この疑問は解決しておきたかった。
[普段はフワラーコーディネーターって行ってウエディングのブーケとかやってるんだけど昔からの仲でここを建てる時もいろいろ一緒に考えてくれてねお世話になって週に1回お花をこういう感じにして持ってきてくれるの]
すごい人だな自分の仕事に加えてここの花まで
[新人さん?この前話してた]
[うん、そうこの子が新人の]
[岩戸賢汰と言いますよろしくお願いします。]
店長が言い出しそうだったので慌てて身を乗り出した。
[あ、大人しそうだと思ったけど元気があるね
日南夏乃葉って言いますこちらこそよろしくね]
[あのもしかしてあのお花を夏乃葉さんがしたんですか?]
そう言って指を刺したのはレジの横にあるお花がドーム状になっていたものだった。
[そうだよ、レジ横に置かせてもらってるの]
それから週1でお花を持ってきてくれる夏乃葉は大人しくて優しくて可愛くて一瞬でトリコにされ気づいたら僕は恋というものに落ちていた。
やがて僕の心は僕だけじゃなくて夏乃葉さんに割り込まれることが増えていきそれが恋というものなのかと思い知らされた。
夏乃葉さんに向けるものも俺の今の心なのだと知った。
お題「myheart」
No.11
『My Heart』
僕の心臓は一つだけだ。
君の心臓とは違う、僕だけの心臓。
夜空に浮かぶこの月も一つだけだ。
今日だけの表情の月が僕らを照らす。
左の耳から波が聞こえる。
右の耳から虫の声が聞こえる。
僕はここにしかいない。
右の虫も、左の波も一つ一つ全てが違う。
誰かに
褒められたくて
頑張ってる
わけじゃないのに
時々
自分のことが
嫌になる
その理由さえ
わからない
自分のことが
貴方がいたら
きっと
自分を信じて
自分の心を
労わってあげて
そう言って
励まして
くれたかな
わたしの心をあげる
病にでもかかったというのか
最近 鉛のように重たくて
だから
少しずつ 少しずつ
毒を盛るように
あけわたしてあげる
あなたの
盛った毒が
わたしを蝕んだように
『My Heart』
/
神さま 神さま
わたしだけの
神さまがほしい
『ないものねだり』
動画を観て、面白くて笑って。
嫌な事があって、ぶつぶつと文句を言って。
腹が立って、怒りがおさまらなくて。
傷つけられて、ポロポロ泣いて。
心というものは忙しい。
いろんな感情を抱え、毎日を生きている。
感情は、素直にそう感じた方がいい。
「嬉しい」「楽しい」「怒った」「寂しい」…。
けれど、それを表に出して、却って周りと
上手くいかなくなる事もあるのが世の中だ。
折り合いをつけるのは難しい。
嘘も方便、お世辞、気遣い、いろいろあるけど、
自分の内だけでは、思うままに感じていよう。
ちなみに、今日の私は、笑いもしたけれど、
腹の立つ事もあったりした。
いろんな気持ちを感じた一日だった。
「My Heart」
僕の心臓をどうぞ。
だから、あなたの心を覗かせて。
どうせ、どちらも叶わないのだろうけれど。
『My Heart』
月が変わって幾日も貴方を忘れることができようか。
貴方の幻がまだ心に浮かんで穏やかではいられない。
※とあるキャラクターの夢小説ちっくなお話です
僕には心臓がない。
戯れで作られて捨てられた人形。
でも人に見える、人形。
たくさんの人が僕に優しさを与えてくれた。
あの頃の僕は狭い視野しか持っていなかった。
2度目の生を受けた時に知った真実。
みんなを信じられなくてごめんなさい。
無茶なことを約束してごめんなさい。
僕は何度も人の生を見送るだろう。
もう100年以上生きてきたというのに、慣れるのか不安になっている。
大切な存在は、作らない方がいいのに、どうして人間はこうもお節介なのだろう。
君のことも、僕は見送るのだろうか。
「話しておきたいことがある」
My Heart
カエルは
頭がよくないわ。
母さんや父さんだって
顔を覚えていられない。
寂しくて
悲しくなったとき
声を出して
叫んでみるの。
カエルは仲間がたくさんいるけれど
何を言ってるか
誰もわかってないわ。
私もわからないもの。
人間は話ができて
しあわせかしら。
カエルも
言葉が話せれば
しあわせかしら。
私はただ
しあわせを
感じてみたいわ。
【My hart】
ぼろぼろ ぽろぽろ
なんであんなことがあったんだろうね
どうしてこんなことになったんだろうね
なんでわたしは学ばないのかな
いつも同じところをぐるぐるぐるぐる
いっつも同じ失敗して傷ついて
心はぼろぼろ
もう手当しきれないや
〝My Heart 〟