『Kiss』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
触れるだけのkissをした。
想いも、覚悟も、驚きも、戸惑いも、怒りも、哀しさも。
全部を込めたkissだった。
それが正しかったのかは、正直、解らない。
けれど。
そうでなければ今頃、こうなっていなかったことだけは確かだ。
『Kiss』
「ねぇ、さよならする前にキスして欲しいな」
「…しないよ」
出来るだけ、目を合わせないように。
自分のことを嫌いになって貰えるように。
忘れて、貰えるように。
「…そっか」
「じゃあね」
「………うん、じゃあね」
もっと言いたいことがありそうな君のことを無視して
俺は先に歩き出した。
引き留めようとして辞めてくれた君に
俺は感謝してしまった。
今この顔を見せるわけにはいかないから。
「はは、結局、諦め切れて無いじゃないか…」
「ちゅっ」
「はっ?」
いま、なにを
「ねぇ、私と逃げない?何処かにさ」
「な、にいって」
「ん~と、何だっけな…?あ、駆け落ち?ってやつ!」
正直馬鹿だと思った。
でも、まだ彼女と一緒に居たかった俺としては嬉しかった。
「駆け落ち、するにしても見つかったら…」
「その時はその時でさ!」
…この無計画さはどうにかして欲しいが。
今はそれに助けられた。その、気軽げさに。
「君が良いなら、良いよ。」
「よっし!じゃあ行こう!」
「うん」
「あ、待って」
「何?忘れ物でもしたの?」
「ちゅ、俺の事を連れ出してくれてありがとう」
「ふは、うん!これからもよろしくね」
「もちろん」
連れ出してくれた君に感謝と愛情を。
Kiss
まだ明治のアレの味しか知りません
子どもですもの…
愛し合う二人はKissをする。それがどんな場所でも、愛し合う二人を誰も止めることはできない。
なぜなら、二人のKissは絵画のように美しいからである。
歩く人々は脚を止める。この一瞬を残そうとカメラを構える人もいる。
それほどまでに二人のKissは美しかった。
Kiss
ここに、扉がある。全く開かない扉がある。苦しい。辛い。嫌。嫌いだ。自分の声がこだまして、扉は永遠(とわ)に閉じたまま。このまま開かず、この全てへ篭りっきりになるのかなと、私は私を傷つける。もう私の全てはぼろぼろだった。
…
いつ頃だろう。ふと、私の声が呼びかけた。先に、何かが視えた気がした。
「大丈夫。大丈夫だから。私は、一人じゃないから。私には、私がいるから。私を、大好きな私が、ここにいるから。だから…私を…私を助けて」
どうしたことか、前が、静かに、静かに、水色に泳いだ。
私は、ぼろぼろな全てを抱え、その扉へ、優しく、ありがとうと言うように、Kissをした。
Kiss ちゅー
ぷにぷにのほっぺた
可愛かったなぁ
どんどん成長していく我が子を
見逃さないように
至近距離でちゅーしながら見てた
長いまつ毛ときらきらした黒目
ほっぺたに埋もれた、まるっこい鼻
今、ちゅーしようもんなら
煙たがられ、払いのけられる
距離をとって、じーっと見ているだけでも
鬱陶しがられる
ぷにぷにのほっぺた
あの頃は可愛かった
勿忘草
水色の雨がふる
妖精の傘に
花びらになって
道を飾るよ
****
1000年先も
そんな先のこと
わからないよ
****
Kiss
他で
やってくれ
どうしたら落ちてくれるんだい
ハグしてみようか
それとも段階飛ばしてキスしようか
#恋#Kiss
【Kiss】
Kissなんて恥ずかしくて出来ない
相手の顔なんてまじまじと見れない
だからずーっと抱きついてる
そっちの方が恥ずかしい?
そんなことないもん!
子どもの頃にしたのは「ちゅー」で、
学生の頃は「キス」で、
大人になってからは「口づけ」。
年上のあなたに背伸びしてしたのは
今思えば「Kiss」だったのかな。
『Kiss』
『Kiss』
2023/02/04
君とのはじめては付き合って30分後
早すぎていきなりすぎて驚いたしドキドキしてた
唇の感覚ずっと残ってた笑
私久しぶり過ぎて仕方忘れてたからぎこちなかった気がする??
年下の君とハグしたとき頭ポンポンされたの思い出したらきゅんきゅんエグすぎてやばい。
カッコよすぎる、戻ってこーい!!!
【Kiss】
読み聞かせで白馬に乗った王子様が現れてキスをしてその後幸せになる。そんな物語。それに憧れていて、大きくなったら女の子には全員王子様にはやってくると思っていた。
現実はそんなに甘くない。白馬になんて乗ってないし、そもそも王子様なんて日本にはいない。
特にこれといった恋愛経験もなく、あっという間に専門学校に進んでいった。
専門学校は3年時に2週間の実習、4年生のときに3ヶ月を二回の実習と国家試験を受験する。そんな学校だった。
2年生のときに体調を壊し、病院が苦手になった。3年生のときは病院が苦手になったことと、環境の変化に慣れなかった私は、実習中も体調を壊したりしていた。そんな私にずっと連絡をくれる男子が居たのだ。どんなに心強かったことか。いつものやり取りをして安心でき、どうにか実習を乗り切ることができた。
4年生の実習のときもその男子はほぼ毎日連絡をくれた。くだらないやり取りではあったがそれでも連絡をくれていたのが嬉しかった。
気づかないうちに段々と彼のことが気になってきて目で追ってしまうようになっていった。それでも関係は変えたくない。だからこの気持ちは閉まっておこうと決めた。
卒業が近づくにつれ、本当に気持ちを伝えなくていいのか?後悔しないか?そんな気持ちになってきた。なら、いっそのこと卒業式の日にLINEで告白しよう。気づかれないようにあいうえお作文にして……。そんな緻密な計画を立てた。たて読みにすると「すきでした」になるようにした。
当日、気づいてほしい気持ちと、降られたくない気持ちの両方で複雑な感情だった。
結果はまさかの両想い。
嬉しかった。聞いてみたら、私が環境の変化に苦手なのを知っていてほぼ毎日連絡をくれていたとのこと。
王子様は居なかったけれど、顔はいいとは言えないが性格がいい。私にとって彼は王子様だった。
これからもずっと彼と一緒に居たいと思う。
形は違うけれども、結婚をしてキスをして幸せになる。そんな未来が待っているだろう。
Kiss
Original Love 接吻
長く甘い口づけを交わす
深く果てしなくあなたを知りたい
fall in love 熱く口づけるたびに
痩せた色の無い夢を見る
日本語にすると
なぜ、こんなにも濃厚な印象に変わるのだろうか
誰でもいいは流石に嘘だけど、誰か、私を愛してほしい。
一人は寒くて暗くて、生きた心地がしない。
ときより感じる人肌の恋しさは、愛の暖かさに触れてもきっと、なくなったりしない。
数年の苦しみが一瞬で消えたりだってしない。
王子様のキスでだって、私は救われない。
私が喋っても怒らない、私が笑ったら一緒に笑ってくれる、そんな人に愛されてみたい。そう思うのは駄目なのだろうか。
そう思いながら、私は目を閉じた。
もう目覚めないことを願って。
口付けには愛を
愛には祝福を
キスは緊張する
顔を近づけるだけであれやこれや考えてしまう
そんなことも気にしない
安らかで、内側から燃えるような
口付けを
Kissは非日常だ。
恋人と交わすそれは蕩けるほどに甘い。
なんて、言うけれど。
あたしにはよくわからない。
あたしに分かるのは、飼い猫のみーちゃんのお耳にKissすると幸せになれるということ。
みーちゃんのお耳は迷惑そうに、ぴくん、とするけれど、それでも腕の中からは逃げないから、あたしはまたKissをする。
そしてみーちゃんの頭に鼻先を押し付けるのだ。
お日様の匂いがして、ああ、幸せ。
青い空。キリッとするような冷たい風。マフラーの下からでる白い吐息。曇るメガネとうるさい馬鹿。そんな、いつもと変わらない冬。うるさい馬鹿は幼なじみで家が近い奴のこと。登下校はいつも一緒だ。ある日、雪が降っていた。私は推しのCMであるメルティキッスの歌を口ずさむ
「ふーゆのきーっすはぁ」
「ハァイッ!」
合いの手を入れられる。うるさいなぁもう!
「ゆきぃのよーおなくちーどけー」
「降る雪がぜぇーんぶー?!」
また合いの手。煽ってんのかこのやろー!
「メルティキッスなら」
「「いいのにねぇー」」
さぁ、最後はどう来る?!
「め、い、じ」
「メルティ?!」
そう来るか
「「キッス!!!」」
そう笑う私たちは後日クラスで笑われた。
お題 Kiss
チョコレートの味かなぁ
いつかする相手を見つけたい
・Kiss
いくら好きだといっても
さすがに照れちゃいます
私たちには早いようです
【kiss】
マシュマロな感覚?
甘いチョコ?
酸っぱいレモン?
それともチェリー?
正解は知らんけど…
たぶん甘酸っぱいと思う