『20歳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
20歳
20歳にやったらやりたいこと。
人によって違う楽しみなこと。
20歳のとき何をしていただろうか。20歳は特別な年齢のようでいて、その時は目の前のことに夢中で年齢なんて気にしている暇はなかった。今思えば、あの頃のいくつもの拙い判断が今の人生に影響を与えている。あの時、あちらを選んでいれば、どういう人生を送っていたのだろうか。
20代の頃を思い出すと、たくさんの失敗をしてきたなと、つくづく思わされる。
願って失敗をしたいわけでもなく、当時の自分にとっては最良だと思う行動であっても、現在の自分が過去を振り返ると、どうしてムキになってあんなことにこだわっていたのだろう?と嫌でも思わされてしまうのだ。
若い頃に失敗をたくさんしろと多くの先人は語るものだが、自分の過去を見る視点を変えてみると、気づけていないだけで人は生きている限り、たくさんの失敗を重ね続けているのではないかと思わされる。
現在にしたってそうだ。
未来は予想や妄想の域を出ることはない。
今日の自分にできることは限られていて、先の自分が後悔しないことを祈ることしかできない。
一日の歩みは人生で見れば小さくて目視もできないような点なのかもしれないが、それでも恥や失敗を怖がりながらも点が何かの線になることを祈りながら生きることしか、きっとできないのだろう。
今の自分にできることは過去の失敗を糧にして、同じ失敗を繰り返していないことを願いながら生きていくことだけだろう。
後悔のない人生や素晴らしい人生なんて死ぬ間際にならないとわからない。
ただ自分が死ぬ瞬間に少しだけでも笑える人生であったのなら素晴らしい生き方をしたのではないのかなと思う。
先のことなんて頑張っても、わからない時はわからないが最後を迎える時に自分が少しでも笑える人生を送れていますように。
#20歳
20歳
今、成人が18歳になった。
でも、お酒、タバコはダメ。
もちろん、成人を超えてても過剰な摂取は体にわるい。
責任を伴ってくる年齢になる。
それ相応の対応をして、胸を張って生きられるようにしたい。
人生を大切にしよ。
【20歳】
「もう大人の仲間入りだね」
そう言われ、
大人の仲間入りをしたのだと自覚した途端、無性に、『"子供"に戻りたい』
そう思った。
あんなに"大人"になることを望んでいたのに、
自分が『世間でいう子供』に当てはまらなくなった途端
もう無くなったものを焦がれては、
ないものねだりをした。
だって、"大人"が、
こういうものだって想像もしてなかったの。
だから、『もう大人なんだから』って
そう言われたって、納得できるわけないじゃない。
だって、あたしの中の"幼いあたし"が、
泣いているんだもの。
"20歳"になった。
だからどうした
"大人"のくせに。
だからなんだよ
社会のルールと秩序は守るから、
あたしは『あたしらしいまま』でいさせてよ
意味の分からない差別と上下関係も我慢するから、
あたしだけには『幼いあたし』を抱きしめさせてよ
"大人"であっても"子供"なの。
辛かったら「つらい」って、
苦しかったら「苦しい」って、
言わせてよ。
社会の"枠"には収まる"かたち=形"でいるから
歪な形も許してよ。
そんな"人間"も愛してよ。
「20歳」
成人式が近づいてきた一月上旬の週末。男は憂鬱な気持ちで家にいた。祖母と母がやたらと張り切って袴を用意しているのを見るとどんどんと気が滅入っていく。
『成人式の後、同窓会しようよ』
『いいね!どこ行く?』
『飲み行ってからカラオケとかでいいんじゃない』
『それアリ!さんせー』
『それじゃあ来れる人投票よろしくー!』
『はーい!絶対行く!!』
中学を卒業して以来ほとんど動いていなかったLINEグループからの通知がピロピロと止まらない。鬱陶しくなった男は傍らに置いていたスマホを手に取って、既読をつけないまま通知をオフにした。
成人式が行われるのは地元の施設だ。中学までは近くの公立校に通っていたが、高校は電車で通う程度の少し遠くに進学し、今は一人暮らしをして県外の大学に通っている男は、地元の友人とはすっかり疎遠になっていた。
そして成人式当日。式は午後からだが、男は昼前には袴に着替えさせられていた。
『あなたもついに成人したのねぇ』
『もう20歳なんて信じられないわ』
袴姿の男を見て、祖母と母が大興奮している。嬉しそうな顔で四方八方から写真をパシャパシャ撮られる。正直なところこれほどに喜んで貰えたならもう成人式の思い出としては十分でないかと男は思った。しかし、この様子の家族に今更成人式に行きたくないだなんて言える訳もなく、男は渋々成人式の会場へ向かった。
「久しぶり!元気だったか」
「あぁ、久しぶり」
「同窓会来るよな?」
「や、行かない」
「えぇ!なんで」
「家族で外食するんだ」
会場に着いて早々、男は名前も朧げな同級生から声を掛けられた。顔に見覚えはあるし、同窓会について聞いてきたのだから同じクラスだったのだろうがピンと来ない。名前を言わずになんとか会話を切り上げて、ひっそりとため息をついた。
憂鬱な成人式も始まって仕舞えばあっという間だ。うとうとしながらありがたいお話を聞いているうちに市長が最後の挨拶をしている。参加者全員で記念撮影をすれば、解散していいとアナウンスがあった。
俄かに会場が騒がしくなるのを他所目に、さっさと出口に向かう。ちらほらと掛けられる声に適当に返事をしながらも足は止めない。駐車場で迎えにきてくれていた父と合流する。会場の喧騒から離れられた安堵で、ようやく肩の力が取れた。
20歳の俺を
悲しませないよう
俺は生きて行こう
その数字は、その人のこれまでを教えてはくれない。
ただの一つの区切りにすぎないのだ。
———
20歳
あのとき私は20歳だった。
故郷を去ると告げた、ある男を、駅で見送った。
閑散とした駅のホーム。
冬の終わりはまだ遠く、粉雪をはらんだ曇天を、ふたりで見上げた。
男は細い指でリュックを持った。その指は青白く、不安そうな印象だった。
私はなにかありきたりなことを言おうとして、飲み込んだ。
「もう振り向かないから」
ふいに男が言った。
私はそこでやっと、この人はほんとうにここを去るのだと、知った。
電車の到着を知らせるアナウンスが響いた。
私たちは唇を重ねた…。
一瞬のぬくもりが全ての終わりになった。
男は私から離れ、電車に乗った。
お互いに目を逸らした。
未練なんか持っちゃいけない、別れとはこういうことなんだ。
やがて電車が去り、駅のホームは、再び静かになった。
私は立ち止まった。うつむいて自分のつま先を見つめた。
これから過ごすのは、彼の居ない土地、彼の居ない時間、それらが途方もない大事のように思えて、不安になって泣いた。
夕暮れがせまる時間になり、やっと家路につくことにした。
私は重くなった足をなんとか歩ませ、夫の待つ家に、帰った。
あのとき、お互い20歳だった。モラルを失った恋は、すぐに終わってしまった。
でも私の内側に、淡いともしびのような感情が、長い長い時間…消えることはなかった。
「20歳」
子供の頃は、20歳は大人だと思っていた。
そして、いざ20歳になると、ある程度の自由を手に入れる代わりに責任が生じる事を学んだ。
そして、そんな自分を大人になったと自負しながら、どこか成長しない子供な自分にガッカリしたりもした。
そしてあれから又何十年が過ぎ。
今でも、責任も自由も総量は大きくなったけど、トータルでバランスは変わらない気がする。
そして、年を取れば今よりは大人になれると思っていたけど、あの頃とそんなに大きくは変わらず、相変わらず成熟しきれない、不出来な自分が居る。
きっと、この先又何十年が過ぎても、同じ事を感じるのだろう。
いくつになっても、反省と満足を秤にかけ、満足と不満の間をウロウロするのだろう。
でもきっと、それが、それこそが人生なのだと思う。
そうやって学び続け、悩み続け、少しずつでも成成長して行くのだろう。
20歳
あまり乗り気じゃないまま参加した成人式で、1人の人のスピーチが印象に残った。
『新成人の皆様、この度はおめでとうございます。……この"おめでとう"にはどんな意味が込められているか分かりますか?
皆さんが産声を上げてから20年。この20年を無事に生きてこられたことへの称賛の意味が込められているのではないでしょうか?
考えてみてください、20年、様々捉え方はありますが、決して短い時間ではないはず。病気や事故で20年を迎えられない人もこの世には沢山います。今、当たり前のように過ごしている日常は誰かにとっては過ごすことができなかった非日常です。
そして、新成人という新しい立場。
今までは親御さんが背負ってくれていた"責任"を自分で背負わなければなりません。
この日常に感謝して、これからは自分の人生の責任は全て自分で背負う。そのことをしっかり自覚して、新しい人生の歩みを進めてください。
最後になります…
シャキッとしろ!背筋を伸ばせ!甘ったれるな!社会に出たら誰も助けない、自分で自分を守る力をつけろ! …以上です。ご清聴ありがとうございました。』
会場がシーンと静まり返った。
僕は思わず、拍手してしまった。
20歳の頃に戻りたい!
おいお前ら!
俺を苦しめるのが
そんなに楽しいのかよ
おいお前ら!
ふざけんなコラ!
殺すぞコラ!
15歳の時は、20歳になんてなれないと思っていた。
常に消えてしまいそうな心を抱えて、もうこんな歳になったんだと感心する。
高架橋の下で電車を睨みつけた中学生の私の横を、ヘッドホンで大好きな音楽のイントロを聴きながら通り過ぎた。もう、毛嫌いしないで明るい曲が聞けるようになったんだよ。
20歳、なんだかあっと言う間に成人式だった記憶がある。私は、3月末生まれなので19歳での成人式、周りのみんなは、お酒を飲み祝うなか、1人淋しくジュースだったなぁ〜
振り袖を着て、近所のおばさんが自分には娘がいなかったので、私の姿を見て涙してくれた思い出がある。あの時は、とても嬉しかった。
「20歳」
『20歳』
20になんてなりたく無い...
20になる様な大人になれて無いから。
自分に自信は無いし...
人と比べて自分はなんて無能なんだって
落ち込む日々。
頭の中では分かってるんだ...
比べたって意味ないって...
大人達が言う
「若いって良いね」
って言葉が意味分かんない...
子供の頃から
良かった事なんて無かったし
振り返れば
辛い思い出ばかり。
だからって大人になったら楽しくなる訳ではない
このままずっと
平凡で辛い日々を過ごしたくも無い
夢があるならば
この日々が少しでも楽しくなる様に
20になるまで自分を高めていきたい。
・・·・・· 20歳 ・・·・・·・ · ・・ ·・・· ·・・·・・· ・・ ·・・·・・·・・·・・·・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
20歳とは
それまでどれほど
周りに甘えて生きてきたか
考える年
………20歳
【20歳】
何もできなかったけれど
何にでも取り組めた日々
ここを過ぎた途端数える意味が無くなったような気がしています
【20歳】
「20歳」
20歳になって真っ先にやったことを、未だに覚えている。
当時一人暮らしをしていた私は、日付が変わって数分後に近所のコンビニへ行った。
そして小さなビールの缶を手に取り、レジへと向かった。店員からは特に年齢確認もされず、普通にビールは買えた。
すぐに家に帰り、ビールの缶を開ける。
中からする香りは、幼少期から嗅いだことがあった。ビールが好きな父親が毎晩飲んでいたものと同じだ。
意を決して缶を手に取り、ビールを飲む。
そしてそのまま噎せた。
苦い。めっちゃ苦い。無理だ。飲めない。
私はビールをほとんど残し、適当な菓子を急いで食べた。
そうして20歳になった日の夜は更けていった。
未だに覚えている、苦い記憶だ。