『1000年先も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
一日で、英単語を十個覚えた。
一週間で、部屋が散らかってしまった。
一ヶ月で、前髪が目にかかってきた。
一年で、考え方が少し変わった。
十年で、よく一緒にいるメンバーがほとんどが変わった。
百年あれば僕は死んでいるだろう。
世の中変わらないものなんてない。
どんなに願ったって時間は進む。僕も、周りも、少しずつ変わっていく。
だけど、夜空は千年先だってほとんど変わらない。
そんな夜空が美しいと思う。
この先僕がどう変わってしまっても、そう、思える僕のままでいれたらと思う。
1000年先も
人々が幸せに暮らせる世界が続いてるように
今日たまたま見た映画とても感動した
私たちが今こうやって過ごせているのはこの平和な世界を願って戦ってくれた人々が多くいたということ、忘れずに
そして、未来の人々のためにわたしも今できることを。
むかーし昔にタイムスリップして
1000年前を想像
時は平安
なんとも雅な時代
あぁ、そうそう 紫式部が大活躍の頃
あれから1000年進んだ現在
紫式部にかわり女流作家といえば誰だろう…
#1000年先
「1000年先も」
1000年先は、私は何になってるのでしょう。
原子的には、雲などになってゆくのですね。
そう考えると死ぬのも生きるのもあまり怖くないような気がしました。
ただ漂う地球が綺麗だといいなと思います。
1000年さきに
この宇宙がまだ在るのかは
わからない
その中で
子々孫々と小さく輝く
そのいのちの連なりの
なんと美しいことだろう
1000年あとにも繋がるように
今を必死にきらりきらりと
題目「1000年先にも」
1000年先も
1000年先なんて
私は存在しない
日本はまだ存在するのだろうか
地球もまだ存在するのだろうか
どう変わって行くのだろうか
当たり前なんて存在しない
変わりゆく世界
1000年先の未来なんて想像できない
だから
私が生きる短い時を
いまを
大事にしていたい
1000年先でも君を愛し続けるから!
だから!君を大切な人にしたい!
そんなこと、嘘に決まっている。
お金か、権力か。
そんなものに目が眩んだだけだ。
私に惚れたんじゃない。
私の何かに惚れたんだ。
悪い意味のね。
私は何人もの人間にそういう風に扱われていた。
良くすれば金が貰える。気に入ってもらえると思ってる。
私を都合のいい女として扱う。親も兄弟も。
顔が良くても、性格はねじ曲がってる、
運命を感じたところでそんなの勘違い。
バカみたいな人生生きてきた。
勝ち組に見えて負け犬か…。
次は絶対に私から負けを認めさせる。
満面の笑みでやり返すんだ。
ごめんなさい、私はまだ友達としていたいです。
な、なんで…
私、少し前に失恋したばかりでして…苦手なんですよ
そうでしたか…長年の片思いに決着が着いたと思ったけど、僕はまだまだでしたね
え?
幼馴染のかれは俯いた。
1000年後にまた、こうしていられるかな?
「作品全然完成せぇへんわ、もし許すならあと3年待ってくれへんか…」
その独り言のような文章に
「3年後も仲良くしてくれるん!!嬉しい待つわ」
とすかさず返した私
ただの茶番と思いながら、苦笑いだか嬉し笑いだか、自分でもわからない笑みがこぼれた
この繋がってる一瞬が永遠に続くような気がして
そんなことはないと分かりながら、
なぜか願っていた
『1000年先も』
第八話 その妃、覆される
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「幽鬼が出たくらいで、この国の人間たちは騒ぐわけ?」
「常人ともあれば多少なり驚くものですよ」
「そんなことで逐一感情を振り回すだなんて大変ね。それとも暇なのかしら」
「それか、愚かにも国の平安が永遠に続くと思っているのでしょう」
あら、言うようになったじゃない。
そんな風に視線を流してみれば、眦に庭をとらえながら「ある程度は強く言っとかないと、どんな嫌がらせをされるかわかりませんからね」なんて言いたげに肩を竦めて見せる。
「それはそうと、幽鬼とは?」
「城に出入りしてるのに知らないのね」
それは、後宮のとある井戸にまつわる話である。
“日付が変わる頃に行ってはならぬ”
“男の霊に連れ去られてしまうから”
後宮にいる女で、その噂を知らぬ者はいなかった。
けれど先日、とある下女が、夜も更けた頃にその場所へ向かってしまったのだという。何でも、失せ物を探していたとか。
下女はいつものようにその日の仕事をこなし、終わった後にその場所へと向かった。
そして悲鳴と片割れの耳飾りを残して、姿を消してしまったのだそう。
「……言われてみれば、一つだけ使われていない枯れ井戸がありますね」
「噂好きな女の話が時間をかけて、妃と武官の悲恋の物語にまで捻じ曲がったんでしょ。ま、人攫っておいて千年も成仏しないとか、完全に男の片想いだし、粘着質にも程があるけど」
「そもそも千年の恋だなんて、女性は嘘臭いと思わないのでしょうか」
「はっ。口から生まれてきたような男がよく言うわ。千年先も、僕の心は君のものだよ〜とか、あんたならそこら中の女に言って回ってそうよ?」
「僕だってやる時はやるんですよ」
「まあ、そんな気色の悪いあんたを見る機会だけは、一生なさそうだから安心ね」
深く、青みがかった石の付いた耳飾りを手に取ったジュファは、そのまま自分の耳へと付けていく。
片方だけして満足そうに微笑んだ彼女に、リアンは複雑そうに顔を歪めた。
「……この状況に、僕はどう反応したらいいのでしょうか」
「勿論、あんたの想像に任せるわ」
もし仮に、この耳飾りが噂のそれだとしても、大した興味も示さないだろう。本当に幽鬼が現れたとしても、何の脅威にもならないだろう。
目の前にいる男は、そういう男だ。
そもそも、噂自体信じていないだろうが。
「入れ違いに、友人が登城していました。……僕に内緒で、計画を進めようとしていましたね」
「今知ったんだからいいでしょ」
だから、少し意外だった。
「それについてはもう何も言いません。けど、その耳飾りは僕が預からせていただきます」
「あら、拗ねたの?」
「僕の心の安寧のためには必要だからです」
真剣な表情で、少し強引にそれを奪っていったのが。
……心配そうに、まるで壊れ物にでも触れるかのように、耳朶をそっと撫でたのが。
#1000年先も/和風ファンタジー/気まぐれ更新
冬の夕暮れ、沈みゆく夕日を背景に、繋いだ指に力が入るのが分かった。マフラーで補えない真っ白な頬に、木枯らしが当たって冷えるのが分かった。
僅かに、身体が近付いた。
「…寒いね、耐えられない。」
『うん、寒いね。』
ありきたりな会話だった。橋の上を歩く2人に、周囲の冷たい視線が突き刺さるようで、俺は俯くしかなかった。
この時間が、永遠に続けばいいのにと思った。
「明日は雪が降るらしいよ、暖かくしなきゃ。」
君が言う。手のひらが離れて、指が絡まり合い、また手のひら同士が触れ合った。雪の訪れを、感じさせてくれた。
「明日が来なくてさ、明後日は普通にやってきて、そのまた次はまた来なくて。」
『…うん。』
「で、1000年後の今日はまた来るんだよ。」
伏せられた睫毛が、ふと上を向いてこちらを覗く。君が言いたい全てを察することはできないけれど、その感情は少しだけ、分かる気がした。
『大丈夫だよ、俺はずっと傍にいるからさ。』
シン、と沈んだ世界に、君の瞳が潤んだ気がした。信号待ちの横断歩道を、大型トラックが前を横切る。
きゅ、と繋いだ指に、力が入った。
1000年先も
変わらない思い
変わらない恋心を
あなたに証明してみせるよ。
時間がたち、いつの日か
この想いが誰かに胸に響く
しかし、監視委ことに君には届かないだろう
あなたのことをこんなにも愛しているのにな。
一層の事取り出して君に見せられたら
どんなに簡単だろうか
あなたを思うこの心は
ちっぽけな言葉では表現できなくて、
けれども同じくらいに華奢だ。
1000年の時が経っても、
あなたに届きますように
『1000年先も』
最近スピリチュアルな題材の動画を見て、「生まれ変わっても○○と一緒にいたい」という願いは、神様に通りやすいらしいと知った。半信半疑ではあるけれども。
端的に言えば…来世があるのなら、彼とはまた一緒になりたい。
毎回毎回(毎世毎世?)そう願ったとしたら、1000年先も彼と一緒にいられたりするのだろうか。
それとも、今世に彼と出会えた事が既に、積み重ねた1000年の結果なのだろうか。
1000年先も、私の体を形作っている原子たちは存在し続けるのだろう。
1000年先に私が生きた痕跡は残っているのだろうか。1000年経てば、今私の体を構成している原子たちは私ではなくなる。
1000年先も、私は私でいられるだろうか。
遠い君へ
気まずい。1000年先も、とか永遠に、とか言葉としてのプレッシャーが強過ぎる。文脈を把握する前から、その言葉を否定したくなる。物事が果てしなく続くのって不安だ。なんで真偽どころか、その判定すらできなくなる言葉を不用意に文に入れてしまうのだろう。いいんですか?そんな言葉使っちゃっていいんですか?ウチらの友情は永遠、ズッ友、100年後も大好き。本気で使う人の目が怖い。本気じゃなかったらで、話が全部ポーズなのではないかと思う。
1000年先も…②
日本語を話せる人がいないかも
伝わりますか「愛しています」
1000年先も…①
学生が襷を繋ぎ走ります
箱根駅伝 3024
Theme:1000年先も
少し昔に流行った「教科書を読み直す」ブームに乗って、私は喫茶店で歴史の教科書を読んでいる。
日本史も世界史も、太字で書かれているのはどれも争いの記録ばかりだ。少しうんざりしてしまう。
運ばれてきたコーヒーを口に運びながら古いテレビに目をやると、某国間での戦争の光景が映し出されていた。
やれやれ。同族同士でこんなに露骨な殺し合いを飽くことなく続けている生物は人間くらいなものだろう。
イデオロギーの違いや資源をめぐる争い、国家間の対立などお題目はご立派だが、やっていることはただの共食いと変わらない。人間は特別な存在などではなく、むしろ出来損ないの生物なのだろう。
ま、私もその人間には変わりない。
こんな悲惨な状況がテレビに映し出されているというのに、呑気にコーヒーなんて飲んでいるのだから。
ふと「1000年先も人類はやはり戦争をしているのだろうか」という疑問が頭を過った。
ページを繰る手を止めて少し考えてみる
私の結論は「NO」だ。
人間は、技術は発達しすぎてしまった。次に世界規模の戦争が起きたら、人類も文明も跡形もなく吹き飛んでしまうだろうから。
そしてその戦争が起きるまできっと1000年もかからないだろう。
人間という種はきっともう寿命なのだろう。過去から学ぶことを忘れ、進化することを止めてしまった。
進化をしない生物。それは完成形であり、後は朽ちていくのを待つだけだ。
私はあらゆる戦争の記録が載った教科書を読むのを止めた。滅びゆく種について学ぶことに意味を見出だせなくなってしまったからだ。
会計を済ませて喫茶店を出ていく。
私が去った後のテーブルには、冷めてしまったコーヒーと読みかけの歴史の教科書が残された。
1000年先も日本人は豊かな心を持ち
花をみてはその力強さ、儚さを思い
鳥が鳴けばその声に幸福を感じ
風が吹けばそよ風に心をのせて
月がのぼれば美しいと心奪われる
人々が皆、そんな清らかさ、賢さを大切に生きていける国でありますように
『1000年先も』
いつも隣で笑ってた君。
突然会えなくなって
やっと会えたと思ったらそこは病院だった。
どうして何も言わずに私の前からいなくなったの。
死ぬ時は聴覚が最後まで残ると聞いたことがある。
きっと最後になるであろう言葉を
君の手を握りながら。
「1000年先も、いつまでも君と一緒に笑いたかった。」
「1000年先も」
今から千年くらい前
源氏物語が日本に生まれた
あの頃の人たちは
千年後も、自分たちが想像もつかない
機械や技術を身に着けた人たちが
この物語を知っていると知ったら
どんなに驚くだろうか
千年先も続く何かを
私達は生み出せるのだろうか
わたしは 樹齢数千年超えの 縄文杉だ
気が遠くなるような 長い年月
苔むす荘厳なるこの森で
精霊たちと ひっそりと過ごしてきた
すべてが 平和だった…
人間に見つかるまでは…
やがて わたしの森が世界遺産 ? とやらに…
人間の誰かが 決めたらしい…
次々と押しかけ 踏み荒らす人間たち…
ここは 神々の森だった…
共に過ごしてきた 精霊たちは
どこかへ 雲隠れしてしまった…
1000年先も その先も…永遠(とわ)に
精霊たちと過ごせたはずだった…
わたしは さみしい…
わたしは せつない…
わたしは 苦しい…
人間たちよ 目を覚ませ…!!
本当に守るべきは 何だ…!!
この世が 手遅れにならないうちに
どうか
早く 気づいておくれ…
#1000年先