『1000年先も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1000年先も、一緒にいようと
約束していた彼女が死んだ
僕は涙で海をつくり
泣き声は風となって大地を駆けた
もう2度と君に会うことはない
そう思いこんでいた僕の魂を
ポツンと1人で待っていたのは君だった
一緒にあの世にいけるなら、1000年先だって待つんだと
彼女は確かにそう言った
2つの魂よりそいながら消えていき、最後残るは静寂だった
第一章 四月中旬。桜のシーズンが終わりを迎えている頃。新学期が始まって今日でー週間になる。
1000年先も…
生きることは出来ないけれど、血筋はつながって生きつづいていてくれるだろうか。
「なんなのよ、ここは…」
私は森に迷って彷徨っていたはずだった。なのに気づいたら開けた場所に出ていた。
そこでは祭が開かれていた。
呆気に取られている私に声をかける人がいた。
「さては君、『迷い人』だね?ここでは君みたいな人がわんさかいるよ。その内お家へ帰してあげるから今はここで楽しんでいったら?」
突然の誘い。危険な気配を感じ、断り踵を返そうとしたところ、
「多分君一人では帰れないよ」
―――私は恐怖を感じた。ここを離れることは得策ではない。とりあえず従うしかないようだ。
「じゃあ、ここで少し楽しませてもらえませんかね…?」
「もちろん、さあ、『永い夜』の始まりだよ、ふふっ」
私は普通に楽しんでいた。この『永い夜』を。ああ、1000年先もこのままがいい。
いやもっと先もこのままで――
―――その後とある森で女性の遺体が発見されたという報道があった。
テーマ:1000年先も
「1000年先もずっと一緒にいようね」
そう誓い合ったのはちょうど一年前。最愛の妻の病状は更に悪化し、抵抗虚しく静かに息を引き取った。お気に入りのレストランに行った時も、天文台へ星を見に行った時も、妻は「これで最後ね」とよく悲しげに口にしたものだ。
妻は分かっていたのだ。己を蝕む病が徐々にその儚い生命の灯火をかき消そうとしている事に。なら、何故あの時「1000年先も」と口にしたのだ。1000年どころか、たった1年しか時間が無いと分かっていただろうに。
やるせない思いを胸に、重い足取りで病院の廊下を歩く。
「貴方宛にお手紙を授かっています。もしもの時は、彼に渡してくれと───」
看護師の方から受け取った紙は涙の跡に濡れていた。震える手でくしゃくしゃに折れた手紙を開く。
『1年先も、10年先も、100年先も、1000年先も私はずっと貴方と居たい。1000年かかってもいい。生まれ変わったその時に、また私は貴方に逢いに行く。だから"これで最後"なんて思わないで、貴方は次に進みなさい。今の人生を幸せに生きてね。PS 子供を産めなくてごめんなさい』
嗚呼、俺はなんて馬鹿なのだろう。"これで最後"と思っていたのは俺の方だったなんて。1000年もの間、君が追いかけ続けてくれるなら、俺は自信を持って先に進めるよ。
ただ、今は……今だけは。感傷に浸らせてくれないか。
暗くなった病院の窓から青白い月光が差し込んだ。額から流れる一条の光と共に、ただ静かに慟哭した。
1000年先も。
あなたがいなくても私がいなくても
ずっとずっと覚えていてね。
『1000年先も』
この世界は
色とりどりに美しい
ずっとこのまま
部屋の片隅で
とりとめもない話を
君と一緒にしたり
眠れないほど
愛を注いで
特別な夜を過ごしたり
手を繋いで
夜の街へ出掛けたり
100年先も
1000年先も
10000年先も
前世の記憶は消されない
必要な分だけ残される
大切な人とすぐにわかるように
あの時守れなかった約束を
今度は果たせるように
だから
さようならは言わないで
なんでもないフリして
また 会おう
旅路の果てに
あなたに届けたい
I Love…
新しい私に もう一度チャンスを…
『1000年先も』
小学生高学年くらいに君に対する考えが他の友だちと違うことに気が付いた。
中学の時、僕は勇気が無くてそれを
秘密にし続けていたら君の方から告白してくれて。
今、君は臆病な僕と一緒にいてくれている。
それだけで僕は幸せなのに、君は
「1000年先も、生まれ変わったとしても
私は君のことが大好きだと思う!」
なんて言ってくれるから。
また、君と出会えたことに思わず感謝してしまった。
私はツルが好きだ。Gruidaeなんて聞こうもんなら鼻血が出る。それくらい好きで、愛してる。
私の家のすぐ向かいには湖がある。日本から出てすぐ移住した先がその家で、当時は壮大さと寒さにずいぶん驚いたが、今では見慣れた光景になってしまった。
その湖にはツルが渡ってくる。そこで見たツルのなんと可愛いこと。ひと目見て、この子たちだ! と思った。その瞬間一羽のツルと目が合った。あのツルも、この人だ! と思ったのだろうか。
あの子とずっと一緒にいられるよう、私も1000年生きよう。たくさん研究して、たくさん生きられるようにしよう。1000年先も一緒にいられ、一緒のお墓に入れるように。
1000年先も
未来に期待はしては
いないから
でも…
近い未来はあなたが
そばにいてくれたら
それでいいの…
あなたの愛を感じられたら
…
と夢見てるの…
「1000年先も」
1000年先もこの地球が平和でありますように。
緑が溢れ、子供たちの笑い声に満ちた地球でありますように。
祈るようにこの詩を綴ります。
―1000年先も―
1000年先なんて、
生きていられるはずがない
仮に生きていられたとしても、
1000年なんて途方もない時間が経ったら
恋なんて冷めてしまう
1000年もの間、同じ人を好きでいられる程
人間は単純じゃないから
あなたと出会うまでは
確かにそう思っていたのに
あなたを見ると、
「1000年先も一緒に笑っていたいね」
なんて、あなたの巫山戯た言葉にも
微笑んで頷いてしまう
そんな私はきっと、
ちょっと頭がおかしくなっちゃってるんだ
1000年先も
私の住んでいるあたりは
人種のるつぼである
TVでも取り上げられる位
様々な国の人々が住んでいる
日本が人気なのは嬉しいが、
昔と違い、色々な国の人を受け入れる体制になった日本
100年先人口の半分が日本人じゃなくなり
1000年先には原住民扱いとなる
はたして日本という国でいるのか
新しい言語が出来、国の名前も変わっているかも
UEJなんてなってたりして
1000年先も日本人が生存しますように!
「1000年先も」か…。
1000年先がどんな世界か分からない。
では1000年前は?
平安時代。
源氏物語が成立した頃にあたるらしい。
源氏物語!いまだに原作として登場する書籍じゃないか!
1000年越えてなお、色褪せていないとは。
古典はそれほど得意でなかったが、『ひらがな』が作られたおかげで、源氏物語といった女性作家の作品が世に多く出るようになったと習ったような気がする。
1000年前に誕生した技術・作品が、1000年後の社会で当たり前の文化として残っている可能性があるということだ。
10年経つと、最近では5年もすると古い文化になるなんて言われるこの世界で、1000年先も当たり前に存在している文化とは、いったい何なのだろうか?
到底生きては見られない世界だが、目の前のものを「これは残ってる?残らない?」という目線で見るのも、ある種、人生の楽しみなのかもしれない。
覚えていよう 1000年先も
待ち続けよう 千代に八千代に
詠み人知らぬ唄になっても
『君を想ふ』
幾年を幾代さえ数えようと 変わらない。
満開の桜の下 再び出逢えたなら、
寄せる“この想い”を伝えよう、君へ。
1000年先、私の骨はどうなっているのだろう
2000年先、私の骨はどうなっているのだろう
心臓が止まったら、人は死ぬのだろうか
過ごしていた場所が消えた時、人は死ぬのだろうか
恐竜の骨は固まり、地殻でオパールとなる
そのオパールを見たとき、人々は古代を彷彿とする
それならば、私自身がオパールになればいい
オパールを見たとき、人々は私を思い出すだろう
時が流れ、全ての世界から私のいた痕跡が消えても
オパールさえ残れば私は生き続けることになる
願わくは、オパールとなりたい
もしも叶うなら、私はオパールになり
永遠を生き続けたい
オパールの記憶
3XXX年 ○○ビル跡遺跡 発掘
1000年先も____
口に放り込んだ檸檬味の飴がやっと
小さくなってきておもいっきりガリッと噛んだ。
ガリガリと粉々になっていく飴を飲み込んで、
大きく息を吸って大きく吐く。
やっと息ができるようになったみたいだ。
初めてストレスで熱が出た。
出たのは昨日なのだけれど、
今日はだるくて頭も重くてとにかく苦しかった。
入試は21日と22日。
あと、少し。
なのに、自己嫌悪をして泣きじゃくったら
次の日熱が出てしまった。
小説日記、なんて綺麗な言葉を使って書く
日記が最近は面倒になってしまった。
今はとにかく愚痴りたい。
【1000年先も】
1000年経っても、果たす約束がある。
ある人が約束は破るものなんて言ってた。
けれど、本当に大切な約束はたとえ死んでも紡ぐ。
男なら女なら生きてんなら、覚悟を決めろ。
過去からこんにちは
なんてふざけた手紙
ゴミ箱に捨てたそれから
どうしても目が離せない
#1000年先も
お題 1000年先も
あなたの瞳の奥に知らない誰かの影が
映りこんだ気がした
気付かないふりをして生きてきたけれど
若い彼女と居る時の方が幸せそうだから
もう私を置いて行っていいよ
ただ1000年先も私を忘れないで