『10年後の私から届いた手紙』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「10年後の私から届いた手紙」
──────────
拝啓、10年前の私たちへ
満たされない毎日をちゃんと生きて
きっと見つかるんだ
すぐには見つからない存在
だけどあるから、今を生きて見つけてほしい
自分から行動しないと何も変わらないから
そして、2つの存在は1つに変わっていくんだ
──────────
こんな手紙が届いたんだ
差出人の名前は無記名
でもわかることがある、
それは10年後の自分からの手紙だということ
そんなの胡散臭いし信じられるわけないけど
ただ、1つ、気になる点がある
それは、"私たち"といっていること
.........
こんなこと誰も知らないはずなのに
誰にも言ってない、家族にも親しい友人にも、誰にも
知っているののは、自分.........とあの子
あの子は私、私はあの子、あの子と私は一心同体
ずっと一緒だし離れない、離れられない存在なんだ
このことを知っている...信じざるおえないのかな...
わからない、だけど、何故か刺さる
......もう考えるのはやめよう
手紙は残しておこう
『10年後の私から届いた手紙』
暾に呑まれ
未だ許しを乞う様な日々に
欲に拠り欲に醉い欲に迷いいよいよ宵
孤独の証明と冒涜の存在に
全て正しいと云う嘘を伝える
齷齪の惰性が酷く望む光の先へ
「ああ、確か……。」
思い出が堕ちた
そこに佇むは私の背中
底に淀む花束の偽善?
甦らない 甦らない
一方的な痛みだと、それを理解して尚更、わたしを離すことを諦めなかったきみの
ただ一心に愛しかったきみの、硬い制服が重なった身体を、粉っぽい雪が深く抱きとめた
いつにもまして背がちいさい、臓器をくるんでいる皮膚は紙ふうせんみたいに柔らかく頼りなかった
ずっと長いこと、乾いたプールサイドに腰掛けていたきみの影を踏みあいっこしていた
あの、水くさい匂いと、蝉の急かす音だけ切り抜けばいい夏だったのだ、たぶん
拝啓、屋上の君へ
ありがとう、勇気を出してくれて
ありがとう、そこから逃げてくれて
ありがとう、今日を続けてくれて
ありがとう、明日を生きてくれて
一緒に描いた未来はなかなか見つからないけど
なんだかんだで私は幸せです。
「−10年後の私から届いた手紙−」
お題:10年後の私から届いた手紙
「手紙?」
「うん、10年後の私から届いた手紙。」
「そう書いてあったの?」
彼女が頷きながら手紙を出す。
中身は見ていたらしく、既に封が切られている。
……何が書いてあるのか。
彼女の方をチラッと見ると無言で頷かれる。
よし。
僕は中身を抜き取った。
……果たして中身は。
10年前の私へ
私は今入院しています。
ああ、こんなことなら医療保険に入っておけばよかった。
若いうちに入っておけば保険料は安くなります。
しかも何と〇〇保険なら、月々の支払いも××円におさまります。
どの保険よりも安い!
チャンスです。
10年後の入院に備えて今からにでも〇〇保険に電話して。
その文章の後には保険会社の名前、電話番号、住所が記載されていた。
……新手の詐欺なのだろうか。
「保険、入ったほうがいいのかな?」
「えっ、本気?」
保険を入るにしてもここはまずいのでは……?
慌てた僕を見て彼女は声を抑えるように笑った。
「祐介って面白い。」
「からかわないでよ……。」
「ふふ、ごめん。もちろん入らないよ。怪しいし。」
そう言うと彼女は手紙をぐちゃぐちゃっと丸めてゴミ箱に放り投げた。
10年後の私から届いた手紙
今 ここ
それを目一杯感じて生きて
過去の自分からの手紙。そんな物語のようなこともこの時代においては,当たり前のサービスとして簡単に提供されている。土を掘らずとも郵便局から家までご丁寧に届けてくれる。
誰に見られることも無く何十,百数ヶ月ただ静かに眠っていたそれがこの手へと戻ってくる。けれどその逆は?
それはとても とても不可思議で夢のような現実の話。
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日々の中で最も厳かで,されど浮ついた心で筆を進める時間。手元には時間をかけて悩みながら選んだレターセットとお気に入りのシンプルな万年筆。
ありふれた日の特別な想いを乗せるように。この時を少しでも感じられるように。
形式に沿ってできる限り雅に 心を込めて一筆一筆文字を紡いでゆく。誰よりも知っている過ぎ去った,遠い世界の大切な人へ。
何度も何度も読み返してようやく筆を置き,きっちりと折り目をつける。封筒の中へそっと仕舞い込んで,お気に入りの香りを封じた栞ともう似合わなくなってしまった思い出のペンダントトップを滑り込ませる。
未来から過去への届けもの。これが似合う人になれるように そんな願いを込めながら。
出来る限り丁寧にならしてひっくり返して,横に避けておいた蝋に手を伸ばす。さまざまな色が犇めくように詰め込まれた区切りの多い箱。その中から比較的落ち着いた碧と蒼 それから翠をひとつずつ選んで。
熱を加えて混じりあったマーブル模様それを崩さないように流し,上から押し当てた金属で封をする。儚く気高い青い薔薇。軽く撫でて小さく頷く。
雪を纏った山麓の切手 夢叶うと言われる華 質の良い材質の紙。どこをとっても特別な手紙。
それはラブレターにも果たし状にも請求書にも嘆願書にも似たなにか。一方的な 心のこもった恋文のようなもの。焦がれた想いだけで埋め尽くされた会話の体をとった独り言。
「また会いましょう」
指定の様式の封筒に,手紙をしたためポストの中へと落とす。こつんとした音が響いた。もう後戻りはできない。時が過ぎるのを待つだけ。
再開の瞬間を夢みながら”私”からの返事を
忘れた頃に受け取るだけ。
そしてまた同じことの繰り返し。
逢えない想い人10年越しの会話を楽しむ。
テーマ : «10年後の私から届いた手紙»
·ひとりごと
データが飛んだので名前を変えて再開。結構頑張ってたから少しだけ悲しかった。ハートたくさん頂いたのに。自分の名前も覚えてないし。
もし見つけてくれた人がいたら凄く嬉しいです。
何はともあれここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。これから宜しくお願いします。
過去は変わらない。未来は変えられる。
そんな言葉は飽きるほど聞いてきた。
けれど、俺達にとって”未来”は”過去”でしかない。
過去に置き去りにされたまま現在を生きる俺達は、最初から”未来”なんて持ち合わせていない。
”あの日”に全てが止まったまま、曖昧な道を歩き続けている。
もしも、10年後の手紙を読むことができたのなら。
過ちを犯す前の自分達に送ることができたのなら。
”過去の結末”は、きっと”未来の再開”になっていたのかもしれない。
10年後の私から届いた手紙
10年後の私から届いた手紙
10年前の私ちゃんへ
学生のうちに運動してね。
運動部に入っているのに運動音痴だなんて
ちょっとありえないよ。
勉強しっかりやってね。
数学は、今のうちにやっておかないと
取り返しのつかないことになるよ。
友だちつくりなよ。
そんなに、いつもひとりぼっちで
寂しくないのかな。
文化祭、毎年ひとりぼっちで回るの
ほんとうはイヤでしょ?
強がってばっかり。
自分磨き、がんばりな!
↑10年後の私は、たぶんこんな感じ。
10年前の君へ
元気ですか?
10年後の君は元気です。
あなたにはこれから色んな事が起きるでしょう。
それは嬉しい事だったり悲しい事だったり様々だと思います。
君は今、頭も心も不安でいっぱいでしょう。
1人になることが怖いのですね。
みんなから見捨てられてしまうのでないかと。
10年後の君には味方がいます。
彼女はいつもそばにいてくれる心強い味方です。
10年後の君には愛している人がいます。
彼はとっても優しい人です。
そんなに敏感にならないでください。
世界には色んな人がいて色んな事があります。
宇宙にとって君の悩みごとなんてちっぽけなホコリみたいなもんです。
悩みごとは宇宙規模で考える。
これをモットーにファイト。
『10年前の私へ』
今している恋はきっと
あなたを成長させてくれるよ
楽しんで。
拝啓
元気ですか。十年前の今ごろは職場に恵まれて、かわいい生徒たちと一緒に学ぶ日々を楽しんでいるのでしょう。
あなたのような先生になりたいと言ってくれた彼女、いまは舞台女優として活躍しています。教員免許も取ったので、引退後に教師もやってみたいと話していました。
書道が上手な彼は大学教授を勤めながら、書家としても活躍しています。文才溢れる彼は小説家としての一歩を踏み出しました。どの子も自分の得意なことを活かして、すてきな24歳になりましたよ。
あなたがすてきな毎日をすごしてくれたおかげで、今のわたしもしあわせです。ありがとう。
お互いに身体に気をつけて、笑顔ですごしましょうね。
敬具
10年前のわたしへ
10年後のわたしより
『10年後の私から届いた手紙』
今、大事にしないといけない事、
大切にして生活してください。
イライラせずに。
娘からに今日言われてたね。
旦那の事(愚痴)話してたら、
「本人に言えば?」
はい、ごめんなさい。。
それを開くのに一週間かかった。
宛名には私の名前しか書いておらず、差出人不明。でも書いてあるその字は、自分のもの。頭に疑問符と、ほんの少しの恐怖、ほんの少しの興味。それらが戦って、興味が勝った。
テーブルの前に正座をして、いざ。
世界が少しだけかわる、その瞬間。
◎ 10年後の私から届いた手紙
ある日郵便受けを覗くと、
差出人の名前の無い手紙が入っていた。
宛名には『10年前の自分へ』と書かれていた。
10年後世界は滅びるらしい。
手紙には古今東西の終末論を網羅したような未来と、
悲劇的でも英雄的でもない
凡庸な私の死に様が綴られていた。
たちの悪い悪戯だと思い、ゴミ箱へ捨てた。
それだけの出来事だった。
しかし今でも時々、思いだすことがある。
あれが本当に未来からの手紙だったとして、
私は自分に何を伝えたかったのだろう。
安心しなよ、なのか
頑張れよ、なのか
くだらないと思いながら、
本当は終末論に期待していた過去の自分を想う。
今も10年後も、それは変わらないのかもしれない。
答え合わせの日が来るのを、
あの頃の気持ちで待っている。
『10年後の私から届いた手紙』
10年後の私から届いた手紙
ポストに入っていたのは、いくつかのチラシと丁寧な文字で書かれた封筒だった。差出人の名前はなく、消印すらもないそれは誰かが直接入れたのか、と思って少しだけ怖くなる。
わざわざ手紙を入れるだなんて、家を知られているのをこちらにわからせようとしているみたいで、何だか嫌だった。
宛先にはここの住所と『10年前の私へ』という文字が書かれていた。自分のものによく似た、それでいて少し丁寧な大人びた字だった。
未来から手紙が来るなんて、どうやら10年後はそんなこともできるくらいには発展しているらしい。少しの期待に胸を膨らませて、封を開けようとして思いとどまる。
開けて読んでしまえば、きっとこの先10年間のネタバレになってしまうだろう。書かれている内容が何であれ、もし本当に10年後の自分から届いた手紙ならば、この手紙はこの10年間を記しているのだろう。
読めば、不安ばかりの未来の答えがわかる。読めば、回避できることはちゃんと回避できるのだろう。
でも、それでもこの手紙を読んでしまえば、未来を知らなかった頃には戻れない。知ってしまったからにはそれなりに自由が制限されて、責任なんていうものも持たなくちゃいけなくなる。
だから、封はそのままにして、机の引き出しの奥の方へと押しやった。
きっと未来の自分はこれを読んでほしかったに違いない。でなければ、わざわざ手紙なんて送ってこないだろう。何か後悔していることや知っておいてほしいことがあるのかもしれない。それでも、知ってしまった未来を生きる覚悟はまだないから。
あなたが歩んだ道をもう一度歩むことになったって構わない。だってそれが私たちの人生だから。
過去から現在へ、現在から未来へ。そうやって繋いできたものだから。
ネタバレはやめようね、そう小さく呟いて机の引き出しをそっと閉めた。
朝は布団という恋人から離れ、わざわざ早起きして嫌なとこに行く。 そして勉強し、部活をする。
これを繰り返す学生時代
朝、恋人と離れ、わざわざ早起きしていやなとこに行く。そして働き、残業する。
これを繰り返す社会人
なんだ ちっとも変わらないじゃない
「私なら大丈夫 昨日できたのなら明日だってできる」
#10年後の自分からの手紙
10年後の私から届いた手紙。
幸か不幸か。
そんな代物がいま私の目の前にある。
これは神様の悪戯なのか。
それとも悪魔の罠なのか。
封を開いた瞬間、魔のデスゲームの始まりだなんて、どこぞの漫画みたいな展開になったりはしないだろうけれど。
こんなものは読まずに捨てしまったたほうが賢明か。
いやいやでも、めっちゃ重要なことが書いてあったら困るし。やっぱりいちおうは確かめておくべきか。
私はおそるおそる封を切った。
中にあった二つ折りになっていた紙片を、ゆっくりと開く──。
「ああ! やっぱ無理!」
一文字目を読もうとしたところで、手紙の文面を机へと伏せる。
「怖い、怖い。こんなの。未来からの手紙なんて、絶対に読んだら最後のやつじゃん。絶望的な未来を変えるために過去を今から改善していきましょうって事でしょ。ふざけんなよ、私。私を誰だと思ってるの。お前だぞ!」
卑屈と怠惰が服着て生きてるような奴だぞ。
誰かに何かを期待されたこともなければ、私が私をもう諦めているほどに落ちぶれているんだからな!
「ちくしょう・・・・・・。何で私に手紙なんか書いたんだよ」
私なんてなんにもできないのに。
埋もれては不貞腐れてばかりなのに。
10年後の自分から見た私は、いったいどんなふうに映っているんだろう。期待してもいいくらいには輝いて見えるのだろうか。
私は一度目を閉じて深呼吸をした。机にあった紙を両手に持ち、伏せてあった文面は自分の方へと向ける。
「よし!」
私はカッと目を見開くと、白い紙に並んだ文字へと意識を集中させた。
【10年後の私から届いた手紙】
『手紙』
聞きたいことがたくさんあるの
10年後の私
夫と仲良く暮らしてる?
私、まだ生きてる?
満足して生活してる?
料理はできるようになった?
哀しみも喜びもあるでしょう
越えてきたものもあるでしょう
私は越える力を持っていた?
今の私は自信がないの
私から私へ
送る手紙
反省することありそうね
未来からの手紙は怒られっぱなしになりそうだから
私から未来の私へ
送り出すことにするわ
元気でいてね
お題 10年後の私から届いた手紙
10年前の私へ
私は10年後のあなたです。突然ですが、私は今死んでしまっています。なぜそうなったかは残念ながら規則上、お話できません。私達死者は今はあの世で暮らしています。ですが、現在人口が増えたことにより、神々は何か対策を打たなくてはならなくなりました。そこで神が出した方法は、死者たちが10年前の自分自身に手紙を出して、死の運命を変えるという対策でした。しかし、神側はも一定数の死者を毎年出さなくてはならないので、ある条件をつけました。それは、検閲を行い、ある基準よりも詳しく書いてはならないということでした。もし、詳しく書いた場合にはその文字は消されます。それでは、できる限り詳しく書かせてもらいます。私の最期と忠告を。
私は×年前に、学校で補修をしていました。私はその時、社会科のかいしや先生と一緒の教室にいました。補修の生徒は私とうよりふ君という生徒以外おりませんでした。うよりふ君は、素行が悪く、授業中はいつも寝ているような子でした。私とうよふり君は渡されたプリントを、ただ淡々と解いていました。そしてうよふり君は机に突っ伏してこう言いました。
「つまんね。」
かいしや先生はその言葉にとても怒り、かいしや先生とうよりふ君の怒鳴り合いが始まってしまいました。かいしや先生はものすごく気が短い方で、3回に一回の割合で怒って職員室にこもる先生でした。騒ぎを聞きつけた他の先生、英語のいんぐり先生と体育のくいた先生が、私達のいる教室に駆けつけました。そして言い合いを始めました。4人は相当ヒートアップしていたのか、殴り合いにまで発展して、かいしや先生は地球儀を持ち上げてうよりふ君にふりかざし、うよりふ君は机を次々投げ飛ばし、いんぐり先生は教卓を盾にして3人に突進を仕掛け、くいた先生は竹刀でかいしや先生に斬りかかっていました。私は一刻も早くこの教室から出ようと、ドアを横にスライドさせました。しかし、ドアは4人が攻撃を加えたせいか、開かなくなってしまいました。どうすることもできず、ドアの前に立ち尽くしていると、 の が頭にあたり、私は息を引き取りました。
おそらく、規制がかかり、誰の何が当たったかは分からないでしょう。ただ一つ言えるのは、あの4人には絶対に関わらないこと、やばいと思ったらすぐ逃げることです。もしくは、補修に行かなくても良いように、普段から成績を上げておくことです。まぁ、後者は私には厳しいでしょう。
10年後の私より