『1年前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どうして過去を思い出すのはこうも辛いのか。
大抵、楽しかった記憶より悲しい記憶の方が鮮明に残っているものだし、僅かな楽しかった記憶を辿ってもそれは美化されていて、結局今と比べて悲しくなるだけだ。
1年前に悩んでいたことは今も変わらない気がする。
1年前大好きだった人はもう会えなくなってしまった。
今日は重い曇天。来年の今日は晴れるといいね。
(1年前)
貴方は1年前
こんな日が来ると思ってましたか?
正直、私は
遅かれ早かれこんな日が来ると感じてた
1年前一緒に汗流した日が懐かしいよ……
貴方はきっと1年前と変わらずいい汗流してるんだろうなぁ
一年前は、あまりよく考えて行動していなかったな。人が言うからやろうと受け身だった気がする。でも、今は自分の立場も考えて、自分がするべきこと、やらないといけないことを見つけて自主的に行動出来てる気がする。
1年前はもっと優しかったよね。
一番優先してくれてたよね。
もう今じゃ二番目ですらないのかな。
あのとき、やめときゃ良かったのかな。
みんなに言われた通り。
1年前思い出すと、
またその優しさに触れれるって思っちゃう。
まだ変わってないって。
1年後、今でさえ良いと思ってるのかな。
#1年前
1年前
何も変わらない。
去年と何もかも。
一生このままなのだろうか。
変わりたいと思う自分がいる。
今からでも何か始めよう。
たとえ小さなことであろうと。
来年の今日、1年前と少しでも変わったと思えるように。
「1年前」
あの日から1年。
早かったのか長かったのか。
コロナって一体何なんだ?
コレからどうなるんだ?
いつか総括しようと思って丸三年
いろいろと困ったことには見舞われたが
何とか息してる。。。
人間が、生きていけるのは奇跡の中で成り立っているんだなあ。
一年前の自分は今の自分とかなりかけ離れた人間になっている様な気がするよ。
混沌とした時代のなか、生きて行く意味を見出したのかも知れない。
美味しいパン屋が最近できたと近所のマダムに聞いたので、ロードワーク後に行ってみることにした
行儀が悪いのは承知の上で歩きスマホをしながら店名を入力して場所を調べる
階段を踏み外さないように、スマホからの視覚情報をインプットするため脳のリソースを配分する
そう遠くないところにあるのが分かって隣の相棒に話しかけようとした時、左肩に強い衝撃が走る
どうやら後ろから早足で階段を降りた人とぶつかったらしい
幸い、スポーツ選手の自分はフィジカルがあり、向こうも少しぐらついた程度で落ちることはなかった
しかし、手元にあったスマホが宙を舞った
データはすべてクラウドに保存してあるからこの後買い換えるか、と思案していると白い影が物凄いスピードで階段から飛び降りていった
ああ、まさか2度も見ることができるなんて
隣にいた相棒は完璧に受け身を取りながら、スマホが地面につくより先に足先で吸い込むようなトラップをした
すぐさま立ち上がり、俺とぶつかってしまったと思われる男に殴りかかる勢いで詰め寄るので慌てて間に入る
1年前のあの光景は、もうずっと、忘れられそうにない
『お引越し』
空っ風がしゅらしゅらと ヤドカリの抜け殻は空き家のままだ 素敵なこともあったけど 多分もう来ないよ 潮の匂いも好きだけど 他人の波風は何より甚しい 大切なのは颯爽とお引越し
1年前
柱の前に立つ。下敷きを頭に乗せ、固定してその下から抜ける。油性マジックで下敷きの下に線を引く。
新しく書いた線は、その下の線と指2本分離れていた。
目線よりも少し下にも線がある。こちらは赤いマジックで刻まれている。そのうち追いつくんだから混ざってもわかるように、と言っていた。
「あーお兄ちゃん1人でやってる!」
「げ」
「どうせ背伸びてなかったら恥ずかしいからでしょ」
「ちげーし伸びたし」
「私もやって!」
~1年前~
春になると店先の睡蓮鉢に新芽が出てくる
去年のいまごろ新芽の時期には…
大丈夫お別れだなんて思ってませんから
56文字の黒の史書
1年前の今日。きみはまだ十八歳で、僕が十九歳だった頃。
駅前のナナ公前で誰かを待ち続けるきみを僕が見つけたね。
寒い中、何分待ってもこなくてきみは結局帰ったよね。
僕はずっと見ていたよ。
可哀想に。すっぽかされて可哀想に。
そんなに携帯ばかり気にしてさ。くるわけないのに気にしてさ。
僕はずっと見ていたよ。
温かい場所でずっとね。
いつまでそこにいるのかなって。きみからの連絡に気付かないふりしてにこにこと。
僕のことが大好きだったきみ。すっぽかされて可哀想に。
#33 1年前
嘘つき
私はみんながいるとずっと思ってた、でもそうではなくて
勉強も運動もそれなりにできた、自慢できるほどではないけど私なりにも嬉しいことだった。
いつしかそれは当たり前とされて評価されることは減って
今から頑張ったら変わるかななんて思わなかったことを考えてしまうのは変わったところなんだと思う
52一年前
最後に熱い味噌汁を飲んだのは、一年も前の事になる。
海外赴任を終えて、もうすぐ帰国。今は飛行機に乗っている。
日本に降りたったら、まずは空港の牛丼屋に駆け込もうと思う。刻みネギと豆腐の浮いてる、出汁のきいたなんの変哲もない味噌汁。きっと全身に染み渡るほど旨いだろう。紅生姜のすっぱさとタレの甘しょっぱさが絡み合う牛丼を一気にかき込む。サイドメニューの冷奴をつるりと流し込む。あいだにしゃきしゃきのおしんこを挟む。そして最後にまた、味噌汁でしめる。最高だ。
ああ、禁断症状のように頭がくらくらしてきた。
早く飛行機がつかないだろうか!
今日は報告で
♡ が1001になりました
なんか、嬉しいです
いつも読んでもらって
描かせてもらって感謝感謝です
これからも宜しくお願いします。
【1年前】
去年の今ごろは、まだこのアプリの存在を知らなかった。仕事も忙しく、ブログの更新も滞りがち「文章」を書く習慣はまだなかったが、代わりに「文字」を書く習慣はあった。
文学作品の一説を書き写しては、その写真に一言二言添えてTwitterで公開した。それは、今思うと「本当は自分の文章を書きたいけれど、それが思うようにできないので」せめてもの罪滅ぼしにと続けていたのかもしれない。
このアプリと出会い、できるだけ毎日綴ろうと努めるようになって2ヶ月が経つ。何度か休んだけれど、今も続けられている。1年前には考えもつかなかったストーリーや登場人物に溢れていて、自分でも驚いている。
1年後、できればここでまだ書き続けている自分でありたい。ひそかに夢見ている自作の本が出版できていたら…いいなぁ。
母の介護を父と一緒にしていた。
僕は、介護の仕事をしていながら、なぜか母の介護に積極的に取り組めていなかった。
ある日、母は、リハビリと家族の介護負担を減らす目的で病院に1週間入院することになった。
僕は介護タクシーの中の母に「またね」と声をかけた。意外にも母は無言だった。
しかし、その時、愚かな僕は聞こえなかったのかなと特に気に止めることはなかった。
その次の早朝、家の真横を通る救急車の締め付けるようなサイレンの音で目を覚ました。
次に、父の携帯がガランとした部屋中に鳴り響いた。
僕の心臓は高なった。
実は、その時、母は静かに旅立っていたのだった。
4年ほど前から難病を患い、不自由になりながら暮らしてきた母。
母との最後の日々を無表情にこなしてきたことを激しく後悔した。
あれから、1年経った。
幸いにも、
母が言った「お前が幸せなら、なんでもいいよ」といった言葉と遺影の中で静かに笑っている母が僕の命の源となっている。
日差しが強くて
君は外に出るのを嫌がる
そのくせ レースの向こうの外をよく見遣る
青々とした植物をぼんやりと
夕方頃 庭でBBQ始めてみようか
影がゆっくり長く伸びて
君も猫のように 背伸びして
日陰になった出窓から顔を覗かせた君に
つば広帽子をかぶせてあげる
今日は俺が苦手な野菜も食べるから
はやくおいで
17
喜びも、苦しみも、一緒に。
しんどい時もあるし、投げ出したくなる時もある。
でも一緒に乗り越える。
それがとても幸せ。
1年前、こんな関係になるとは思わなかった。
ぶつかって、反発しあって。
それでもお互い気になって。
気がつけば、一番の理解者になってくれた。
時間が互いを高めあう。
1年前、互いに乗り越えられなかった壁。
また挑もう。
今度はひとりじゃないから。
1年前
1年前、犬を飼い始めた
まさか散歩嫌いな犬だとは思わなかった!
今じゃ引きずるみたいたにして散歩に行ってる