『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1件のLIEN
どんなに忙しくても、LIENの通知を私はスルーしない
それが例えくだらない公式LINEの雑な通知でも、私はそれに腹を立てたりしない
いつ何時私に助けを求められるかわからないのだから
どんなに忙しくてもLIENだけは目を通す
もう二度と、誰かのSOSを見逃さない為に
それが私にできるあの子への唯一の償いだから
『1件のLINE』
通知があるなって気づくと憂鬱になる。誰から?何の話?めんどくさいな…。見たくないけど見なきゃな…。
あの人もあの人も…決してキライとかじゃないのに、なんでだろうね?話をすることが憂鬱。
ピロン♪
仕事で疲れている僕はその音を幾度も聞いて少しイラッとしていた。誰だ、こんな疲れている時にラインしてくるようなやつは?そう思って僕はスマホを開いた。ホーム画面あるのはただの一件のスタンプとだけ書かれた通知ひとつ。
僕は渋々その通知を開いた。
そこには君から、ファイト!!と可愛げな猫がそうGIFスタンプとして僕にエールを送ってくれているようだった。
続けて僕も猫のスタンプを送った。
さぁて仕事に戻ろう、すると僕のスマホに通知音がなった。
1件のLINE
ピコン…スマホの通知が鳴る…
急いでタップすると、あの人からのメッセージ…
今日、勇気を出して、あの人にお願いして、交換したばかり…
ヨロシク…の後に、可愛いスタンプ…短くて、あの人らしいメッセージに、思わず、笑みがこぼれる…
そして、この短いメッセージに、ドキドキしてしまう…
初めてのLINEメッセージ…其の儘、受け取っていいのか、もっと、深い意味があるのか…返事は、どうすれば…
一件のLINE。それは、会社からのLINEで、大病を患い、今はもう手を尽くすのも無理なほどの弱り具合のスタッフに関する悲しいお知らせだった。
結局は会社も辞めて、治療に専念していたのに、私達が忙しく働いている中で天に召されたとの事。
何度も何度も読んで、溢れる涙が止まらない。我慢すると、嗚咽をもらしてしまうほど号泣したあの日。
ただの仕事の連絡ツールのLINEにこんなに心が疲弊してしまうとは。。
あの時の悲しみも悔しさもすべて、いまだ消えない。
生きる!とは。それを軽々しくできる人だっただけに、本人の無念さも含めて、、。
離れて住んでいる祖母から一通のLINEが届いた。「暑いけど、元気にしてる?」いつも祖母は体調を気遣ってくれる。お盆休みに顔を見に帰りたいな。
そう 期待はしていないわ
だって貴方は私の気持ちなんて知らないもの
だから必要なことがない限り
連絡が来ないことはわかっているの
それでも貴方からの連絡が来れば
どんな言葉でも嬉しくて
ただの おやすみ だけでも
何度も何度も見てしまう
それだけ 特別 なの
「1件のLINE」
1,「一件のLINE」
ぴろん、と軽い音が響いた。スマホが少し震えて画面がつく。『いつ帰ってくるの?』とだけ書かれた文面は相変わらずそっけないのに、返信しなければしつこく送られてくることを知っていた。
嫌だなぁ、と唇を噛む。別に帰りたく無いわけじゃない。家族にだって会いたいし、落ち着く家に帰って休みたい気持ちもある。でも、隣に住む幼馴染──コウに会うことだけが憂鬱だった。
大学へ進学すると同時に家を出て一人暮らしを始めた。特に遠い大学でもないのに一人暮らしを選んだのは、コウと会いたくないからだ。悪い奴じゃないと分かっている。いじめだとか嫌がらせだとか、そういったことをされた訳でもない。
ただ、どうしようもなく“合わない”のだ。
言葉の一つ一つが癪に障る。
行動の一つ一つに苛立ちが募る。
幼馴染のくせに、と友人には笑われたけれども、それこそ幼稚園児の頃から何となくこいつとは合わないと感じ取っていた。運動神経の差、勉強の出来なんかは大して変わらない。違うとすれば交友関係の広さだろうか。コウは広く薄く、自分は狭く深く。そういった違いにここまで違和感を覚えるのだろうか。
「……わっかんねぇ」
どうして自分はこんなにもコウが苦手なんだろう。こんな問いを小学生の頃から繰り返してきた。中学では仲良くなろうと努力もしたけれど、やっぱり合わなくて高校では疎遠になった。なろうとした。でも、コウ自身は幼馴染に対して苦手意識もないようで、ごく普通に関係は続いた。
話しかけられると鳥肌が立つからなるべく近づかないようにしたし、コウが話題に出ると「あー……」と誤魔化す。そんな風に過ごしてきた。大学になってからはやっと離れて、学生生活をそこそこ謳歌していたというのに。幼馴染というやつはどうにも切れないらしい。
「返さなきゃ、なぁ……」
LINEを開き、コウとの個チャに『今週末には帰る』と打ち込む。ついでにスタンプもつけてやった。ふざけて買った可愛らしい猫のスタンプ。LINEをしている分には大丈夫なんだけどなぁ、と少し笑う。
ついた既読と秒で返ってくる返信は見ないまま、またスマホを閉じた。
1件のLINE
以前LINEのやりとりをしていた
あなたから再びLINEが来ることは
ないだろうけどあの頃のこと
今でも忘れないでいてほしい
いつかまた1件のLINEからスタート
できたらいいな
「1件のLINE」
1件のLINEで
お友達作りもお金作りも手に入るし(かもしれない)
人生においての喜怒哀楽も天国と地獄も味わえる
全てがこれ一つで成り立っちゃうて
便利だよね。怖いよね。得るのも失うのも。
一件のLINE
LINEも含めSNSが苦手。
自分のことを知って欲しいと思わないし、
誰かの日常なんて知りたくないし。
一応情報を得るためだけにSNSしてるけど
自分から発信することはほとんどない。
1件のLINE
1件のLINEだよ
いつもいつも1件だけ
それしか溜められないの
返信が楽しみだから
貴方からのLINEにすぐに飛びついちゃうの
私が学校から帰ってきて、スマホを見るとある人から一件のLINEが入っていた…
それは、母方の祖母だった
私は、LINEを開けることが出来なかった
それは、祖母は4年前に急死したからだ
なくなったはずの祖母からメールが来るはずがないましてや祖母が使っていた電話は今祖父母の家に置いてあるからだ、私はもしかしたら祖父が送ったのかと思い、電話で聞いてみると送っていないと言われた。
私は、怖いと言う気持ちもあったが少しその内容に興味もあった
そして10分ぐらい悩んだ結果見ることにした
メールに書いてあったのは
「4年ぶりね、元気にしてた?急にいなくなっちゃってごめんね🥺4年前の約束果たせなくてごめんなさいもっとお誕生日お祝いしたかったなぁ
たしか今日で13歳になるんだったわよねぇおめでとう本当はその約束も今日果たせたはずなのに最後になるけど、おじいちゃんに頼み事をしてあるのおじいちゃんにあったらおばあちゃんに頼まれ事してないか聞いてみてそれじゃあまたね」と書いてあった
私が小学生の時祖母と二人だけの秘密の約束をしたそれを知っているのは祖母と私の二人だけのはず…
だから私はメールを見てこの文は祖母が送ってくれたんだと思った
そして最後に書いてあった頼まれ事を祖父に聞いてみた。すると祖父は、押し入れから小包を取り出し、それを私に渡した「それは4年前におばあちゃんが○○ちゃんに「頼まれ事って何」って言われたら渡してって言われてずっと大事に置いていた物だ」
私は無我夢中で包装を解いていったすると箱が出てきてそのふたを開けると祖母が昔、私と二人だけでお出掛けをする時だけ着けていたネックレスだった
私はもうひとつ祖母と約束をしていたことを思い出したのだ
それは4年後の13歳の誕生日にそのネックレスを私に譲ると言う約束だ
おばあちゃんは亡くなった後もその約束を果たそうとしてくれていたのだ
私はネックレスを握りしめながら泣いてしまったそして7年という年月が過ぎ私は成人を迎え祖母からの贈り物が似合うようになってきたとお母さん達からも祖父からも言われるようになったそして今日は祖母のお墓の前で祖母に約束の事とお礼を伝えた
寝入り故
通知を1つ
見過ごした
彼女の訃報
後悔の朝
スマホから音が鳴ったの
でも今は見なかった
だって忙しかったんだもん
しばらくしてLINEを確認したの
【(好きぴ)がメッセージの送信を取り消しました⠀】
なにそれ、気になるんだもん
次の日聞いてみたの
取り消した内容は何?
「なんでもねぇよ、それよりさ━━━」
えぇ……。
“1件のLINE”
『よっ!元気!?28日にそっち帰るから飲もう!予約しといてねー』
一方的すぎるぜ…でも待ってるよ!
目が覚めると、自分の部屋に鹿がいた。
しかも立派な角をはやした鹿。
ただでさえ狭い部屋が、鹿のせいでさらに狭くなっている。
寝ぼけた頭で『これは夢だな』と判断し、頬をつねる。
痛い。
「気が付かれましたか?」
へー最近の鹿ってしゃべるんだ。
目の前の鹿が、少女のようなソプラノボイスで俺に話かけてくる。
声だけを聴けばメスか?
だが俺は知っている。
角はオスの鹿だけしか持たず、メスには無い事を。
このチグハグな状況が示すのは、ただ一つ。
コレは夢!
俺は頬をつねる力を、さらに増す!
さらに痛い!
バカな!?
夢じゃないのか!
俺は現実を受け入れるしかないようだ
だが夢じゃないとしたら、なぜ鹿がここに?
俺は少し悩んだ末、直接鹿に聞くことにした。
「えっと、どちら様?」
噛まずに得たのは上出来だと思う。
俺は俺を褒めてやりたい。
だって喋る鹿を前にして動転しないことは凄い事だと思うんだ。
世界よ、俺を褒めろ(現実逃避)
「あなたに助けてもらった鹿です。
覚えてませんか」
「俺が助けた鹿?」
「はい」
俺は昨晩の記憶を探る
だが、なにも思い出せない。
昨日の夕方、飲み屋に入ってからの記憶がない。
飲みすぎだな、これ。
通りで頭が痛いわけだ。
「思い出せないようですね。
薄々そんな気はしていましたが……」
「ごめんなさい」
俺は鹿に謝る。
世界広しと言えども、鹿に謝るのは俺くらいだろうな。
「覚えておられないようなので、私から説明しましょう」
「お願いします」
俺は布団の上で正座する。
いったい何をすれば、喋る鹿をお持ち帰りすることになるのか……
俺は気合を入れて聞かなければいけない
「昨夜の事です。
私は無性に鹿せんべいが食べたくなり、公園のせんべい売り場に向かいました。
しかし夜も遅く、公園には誰もいませんでした」
気持ちはわかる。
深夜に無性にカップ麺食べたくなることあるもんな。
鹿の話は続く。
「諦めて帰ろうとしたとき、あなたがやってきたのです。
もしかしたら鹿せんべいをくれるかもと近づいたのですが、この時点であなたはかなり酔っぱらってました」
あー全然記憶にない。
ほんと、酒を控えないいといけないな。
「そこで私は言いました。
『鹿せんべいをください』と……」
「えっ、人間の言葉で?」
「はい、酔っぱらっているからどうせ覚えていないだろうと。
そして無人販売所から鹿せんべいを買って、私にくれました」
マジかよ。
今月は金ないのに、そんなことをしたのか。
酒は辞めよう。
……明日から。
「非常に助かりました。
鹿せんべいを食べなければ死んでしまう所でした」
「言いすぎだろ」
「そして『恩返しがしたい』というと、『じゃあ、俺の恋人になれ』と言われ、ここまで来ました。
そして今に至ります」
鹿の説明が終わった。
知りたいことは全て知れたが、知りたくないことも知ってしまった。
俺、酔っぱらって鹿を口説いてた。
しかもオスの……
自分の馬鹿さ加減に辟易する。
やっぱり酒は今日からやめるべきだな。
「どうかしましたか?」
「あんたはいいのか?
恋人同士になるのは?」
「『鹿せんべいをたらふく食わせてやるよ』と言われましたので」
「俺、そんなこと言ったのかよ。
ああ、そうじゃなくて男同士でいいのかって事」
「私、メスですよ……」
「えっ」
話がかみ合わない。
待て待て、その立派な角はなんだ!
オス以外の何だと言うんだ。
「あっ、もしかしてこの角の事ですか?」
「そうだ」
「この角は着脱式です」
「……はい?」
「最近メスの間で、オスの真似をするのが流行っているんです。
人間の言葉で言うと――コスプレってやつですね」
「へえー」
そういうと、どういう仕組みかポロっと角が取れる。
よく見れば確かにおもちゃっぽい感じはある。
はい、これを角が無いメスがつけて、コスプレしてたと……
……うん、やっぱ夢だな、コレ。
何もかも意味が分からない。
俺は頬をつねる。
やっぱり痛かった。
「あ、そうだ」
鹿がそういうと、どこから出したのか葉っぱを頭の上に乗せていた。
「ちょっと人間になりますね」
俺が返事する間もなく、鹿は「ぼよよーん」という効果音ともに煙に包まれる。
唖然する俺の前に現れたのは、目が覚めるような美少女だった。
「成功ですね。
知り合いの狸に教えてもらったんですよ。
どうですか?
変なところはありませんか?」
怒涛の展開に、俺は混乱しつつも、言うべきことははっきりと言う
「ええと、綺麗だと思います、はい」
「ありがとうございます」
俺の答えに満足したのか、元鹿の美少女は嬉しそうに笑う。
その笑顔に俺は、急に現実感を失う。
これはきっと夢だ。
俺はまた頬をつねろうとして――
しかし頬をつねる前に、彼女に手を取られてしまう
握られた手から、彼女の熱を感じる。
どうやら夢じゃないらしい。
「ではいきましょうか?」
「行く?
どこへ?」
「決まっています。
デートです、デート」
デート。
なんて甘美な響き。
女性と付き合った事がない自分にとって、こんなかわいい子がデートしてくれるんて夢のようだ。
ていうかもう夢でもいい。
「ふふふ、約束通り鹿せんべい買ってくださいね」
彼女の言葉に、今の懐事情をを思い出し、一気に夢から目が覚める思いがしたのだった。
【1件のLINE】
中身の無い空っぽな言葉が飛び交う
特に意味のなさない文字列の中に僅かに含まれる色が
僕にはどうしても汚く淀んで見えて
皆には見えていないらしいその色が空白以上を語りかけてくる
見えないものに振り回されて
僕と誰かのせいで通知音に怯えるようになって
それでも時間をかけてさえ通知を見てしまうのは
来ないとわかっていてもきみからのただ1件の連絡を期待してしまうから
2024-07-11
息子とピアノの全国大会の練習をしている時に届いた兄からの一言。
おばあちゃんが亡くなりました。
あれからもう2年。
今でもピアノ頑張ってるよ。
おばあちゃんが買ってくれたアップライトのピアノ。
あれからグランドピアノに変わったけど、まだ実家に大切にあるよ。
おばあちゃんが息子の事を大事に思ってくれてた。
とっても優しい子に育ってるよ。
だから、心配しないで大丈夫だからね…
1件のLINE。
__1件の新着があります。
人間はこれ一つで人生が変わる。
なんて嘘だとお思うかい?
それは残念ながら本当のことなんだ。
例えば…君に想い人、つまり好きな人がいる。
それで好きな人からの返事が返ってくるとしよう。
そしたら君は、ドキドキしているだろう?
例えば…君はLINEのグループラインに入っていると
しよう。それで君は失態を犯してしまった。
そしたら他の人からの一斉攻撃が始まる。
LINEだから言葉のように「!」や「?」のような発音は
ないから冷たく、冷淡な文章になる。
「は?意味わかんない。」 「ごめん。どゆこと?」
「え?なにそれ?」 「それはおかしくない?」
ほら?ドキドキするだろう。
だから、LINEは便利である以上人生も変えるアプリ
なんだ。ほら?今学生の君達、聞いたことないかい?
LINE等のメールアプリで会話をするな。と言われない
かい?それは多分というかほとんどの理由がこのような
例に例えられて教育されているだろう?
「Aさんは昨日誕生日でBさんから兎のぬいぐるみを
貰いました。そしてグループチャットで他の人にも共有しました。ですが、何故かBさん達と距離を置かれてしまいました。一体何故でしょうか?」
『このぬいぐるみかわいくない』
🔵(B)『え?何それ。可愛くないなんて酷い!』
🟢(C)『えっ、それBがあげたやつだよね?』
🔴(D)『流石にそれは言い過ぎだよ。Aさん。』
この様な例、見たことないかい?まぁ、俺はないんだが
即興で作ったから少々違うと思うが、大体これだろう?
現在学生の子達。まぁ、そんなミスしないと思うがな。
まぁ、省略するとLINEは"たった1件"で全てが逆転
するんだ。だから気をつけろよ。マヂで。
じゃあな。