私が学校から帰ってきて、スマホを見るとある人から一件のLINEが入っていた…
それは、母方の祖母だった
私は、LINEを開けることが出来なかった
それは、祖母は4年前に急死したからだ
なくなったはずの祖母からメールが来るはずがないましてや祖母が使っていた電話は今祖父母の家に置いてあるからだ、私はもしかしたら祖父が送ったのかと思い、電話で聞いてみると送っていないと言われた。
私は、怖いと言う気持ちもあったが少しその内容に興味もあった
そして10分ぐらい悩んだ結果見ることにした
メールに書いてあったのは
「4年ぶりね、元気にしてた?急にいなくなっちゃってごめんね🥺4年前の約束果たせなくてごめんなさいもっとお誕生日お祝いしたかったなぁ
たしか今日で13歳になるんだったわよねぇおめでとう本当はその約束も今日果たせたはずなのに最後になるけど、おじいちゃんに頼み事をしてあるのおじいちゃんにあったらおばあちゃんに頼まれ事してないか聞いてみてそれじゃあまたね」と書いてあった
私が小学生の時祖母と二人だけの秘密の約束をしたそれを知っているのは祖母と私の二人だけのはず…
だから私はメールを見てこの文は祖母が送ってくれたんだと思った
そして最後に書いてあった頼まれ事を祖父に聞いてみた。すると祖父は、押し入れから小包を取り出し、それを私に渡した「それは4年前におばあちゃんが○○ちゃんに「頼まれ事って何」って言われたら渡してって言われてずっと大事に置いていた物だ」
私は無我夢中で包装を解いていったすると箱が出てきてそのふたを開けると祖母が昔、私と二人だけでお出掛けをする時だけ着けていたネックレスだった
私はもうひとつ祖母と約束をしていたことを思い出したのだ
それは4年後の13歳の誕生日にそのネックレスを私に譲ると言う約束だ
おばあちゃんは亡くなった後もその約束を果たそうとしてくれていたのだ
私はネックレスを握りしめながら泣いてしまったそして7年という年月が過ぎ私は成人を迎え祖母からの贈り物が似合うようになってきたとお母さん達からも祖父からも言われるようになったそして今日は祖母のお墓の前で祖母に約束の事とお礼を伝えた
7/11/2024, 1:41:54 PM