1件のLINE』の作文集

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1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/11/2024, 12:16:35 PM

何気なく送った
1件のLINE。

その短い返事に
救われる、1日もあるよ。

普段から、マメにやり取り
するわけでもく

何かを、察したのか

「急に、どうした?」と
聞いてくれる。

「よく分からないけど、疲れたのかな笑」

コッチも多くは、語らない。

「疲れたなら、休め」

「今度、コッチ来た時は朝まで
呑み付き合うぞ」

ポンポンと、表示される返事に
目を丸くする。

疲れ過ぎて忘れてた。
今の、居場所から移動して
自分の為に、息抜きすること。

疲れた毎日に、ご褒美をあげられるのは
自分だってこと。

その小さな目的の為に
頑張るのは、悪くないなと思えた。

【お題:1件のLINE】

7/11/2024, 12:16:29 PM

学校帰り、スマホに1件のLINE。
高校のクラスLINEだ。
開くと、たった二文字、「走れ」
走れ?なんで?送信者は不明、とある。
イミフだが、友達と二人、フザケて走り出す。
直後、さっきまで自分達がいた所に、ビルの屋上に据え付けられていた巨大な看板が落ちてきた。

次の日、学校で確認したところ、数人の生徒がケガをして入院していることが分かった。
きっと、走らなかった生徒達だろう。
学校に来ていても、ケガを負っている生徒は何人もいた。
あんなLINE1件では、ほとんどの生徒が動かなかったってことだ。

次の指示は数日後の朝、登校中に届いた。
「止まれ」の三文字。
もちろん僕は立ち止まった。
目の前を、暴走トラックが走り抜けてゆく。
守られてる、そう確信した。

前回のことがあったからか、今回の負傷者は少なかった。
しかし、暴走トラックに跳ねられ、命を落とした生徒が一名。
先生にも相談し、メッセージの送信者を突き止めようとしたが、結局何も分からなかった。

それからは、怯えて過ごした。
守られているはずだが、1件のLINEを見落とせば命取りになる。
既読スルーは出来ない。当然、未読スルーもだ。
暇さえあればスマホを見つめて、LINEの着信音量を最大にしたり、バイブとの併用にしたり。

不安に耐えきれず、クラスLINEから抜けた生徒もいた。
それが正解なのかは誰にも分からない。
友達の一人は言った。
「これは壮大な神々の遊びってやつだよ。俺達は操られ翻弄されてるんだ。為す術もない」
んな訳あるか。芸人のネタじゃあるまいし。
そう思った翌日のニュースでは、この現象が世界的に広まっていることを告げていた。

つまりは、粛清ってやつか。
あれから、いくつかの指示が送られた。
僕はすべての指示に従っている。
他の人達はどうなのか、もはや分からない。
この非現実的な現象を鼻で笑っていた大人達は淘汰され、学校は休校となった。

こうして、究極の指示待ち人間の出来上がりだ。
しかも、世界中にあふれている。
誰もが、死と隣り合わせの現実を生きている。
例外は、スマホやタブレット等の通信機器を持たぬもの。
その数は今や、限りなく少ない。

世界は、数件のLINEで滅ぼされるのかもしれない。

7/11/2024, 12:15:30 PM

仕事帰りに妻から一通のラインが届いた。

「私だ」

何を伝えたいのか意味不明で少々どう答えれば良いか悩んだが、取り敢えずこう返答した。

「お前だったか、
 本当にお前ならば、合言葉を言え」

別に私と妻の間に合言葉なんぞ無かったがどのような返答をするのか気になってそう送った。秒で返事が帰ってきた。

「辞めてやるよこんな会社ァ!!!!!」

ふむ、実に面白い。だが少しなっていない。

「手本を見せてやろう、代われ」

そう送って、私は妻に電話を掛けた。
思っていたよりもすぐに電話は繋がった。
そして私は深夜の公園に立ち寄り、肩幅程に両足を開き、強く地面に踏ん張って、深く息を吸い、そして大声で言い放った。

「辞めてやるよこんな会社ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙!!!!!!!!!!!!!」

腹から出した私の声が深夜の公園に木霊した。
電話の向こうで、妻が爆笑してる声が聞こえた気がした。

7/11/2024, 12:12:53 PM

「ありがとう。」
その一件の言葉が最後だった。

それからどれ位の月日が経っただろうか。
私は今でも悔やみ続けていた。
なぜもっと彼女の病に早く気づいてあげれなかったのだろうか。
彼女は癌だった事をずっと私に隠し続けて
毎日笑顔で過ごしていた。

たまに彼女の笑顔が寂しそうな時もあった。
本当は気づいていた。
何か彼女にとって不都合な事でもあるのだろうかと。

ある日の事だった。
彼女が仕事場で倒れたと連絡を受けた。
すぐに運ばれた先に行くとそこには顔色が悪くなっていた彼女がいた。
普段の彼女の屈託のない笑顔から想像のできない何とも言えない表情で彼女はこちらを見つめていた。

どうしたんだい、急に倒れてしまって。大丈夫か。

私はそんな言葉しか口からは出てこなかったが、彼女は無反応だった。いや、反応こそあったものの言葉は無くただただ涙が眼からこぼれ落ちるだけだった。

私はその様子を見てそっとその場を離れた。
何もできない自分がもどかしい。悔しい。
こんな時に限って何もできないなんて。

その数ヶ月後久々に様子を見に行った。
彼女は笑顔こそ戻ったものの以前より痩せていた。
いや、痩せていたでは正しくない。痩せこけていた。それは明らかに病気だと私に知らせていた。
それでも私は分からないふりをした。
認めたくなかった。重篤な病気だと言う事を。

それから私は数日に一度彼女に会うようにした。
この眼にどうしても彼女の生きたという証を焼き付けておきたかったからだ。
もうすぐお別れの時が来る。直感でわかっていた。

電話でのやりとりもまめにしていた。
ある日の事だった。
彼女の吐き気が止まらなかったらしい。
薬の影響だろう。
それだけで無く病気がその体を蝕んでいっていたからだろう。

何もできないなら彼女との思い出を作るしかない。
彼女が生きたと言う証を残すために。

生きている間に彼女が行きたがっていた場所へひたすら連れて行った。
彼女は喜んだ。
その笑顔は私の心に焼き付けた。
絶対に忘れない為に。

そして数ヶ月後の早朝。

彼女から一件のメッセージが届いていた事に気づいた。

「ありがとう。」

彼女はその前の日の深夜に亡くなった事を
私はそこで知ってしまった。
彼女にしてあげれる事は全てできただろうか。
私はそれからずっと悩み続けた。
これでよかったのだろうか、と。

最後の言葉と彼女の思いを胸に私はこれからも自分の人生を歩み続ける。

彼女の事は絶対に忘れないと。

「最後の言葉」

7/11/2024, 12:12:17 PM

<1件のLINE> #8作目

一件、送られてきた写真。
飼ってる、家でお留守番している、犬の写真。

もふもふしていて、まんまる大きな目で、丸いけど顎はすらっともしているような顔で、可愛くお座りして、こちらをじっと見つめている。いつものお気に入りの毛布と一緒に。

大好き。可愛い。
早く家に帰って、会いたいな。

7/11/2024, 12:11:27 PM

それは、君が私に遺してくれた、最後の愛だった。

7/11/2024, 12:10:30 PM

私は友達が少ない。

 化粧品に、お洋服。地方自治体の災害アカウントもあれば、英語通訳も。それからスタンプダウンロードのためにお友達になった企業。
 ずらりと並ぶトークルームは、公式アカウントばかり。
 
 溜まった未読通知を削除していると、ぶるるとスマートフォンが振動した。

 「もしかして」

 期待をこめて上下にスワイプした私の指は、新しくバッジのついたトークルームを、右から左にスライドさせた。

7/11/2024, 12:09:22 PM

1件のLINE
必要最低限しか使わない上に
元からあまり連絡を取らない、来ない。
だからLINEが来るのは少し珍しいこと。
ピコン
「あれ?」
私はパッとスマホを見る。
誰かから連絡……ではなくただの公式LINEだった。
だいたい、こうである。

7/11/2024, 12:08:43 PM

一件のLINE


始まりも終わりもこれひとつあれば事足りる

薄情の上に成り立つ便利な罠にかかる私達

そうだと知りながら動く指先

いつものやり取りが“他の誰か”の指で送られても気づかない

あなたのLINEのお相手だーれ?

end

7/11/2024, 12:07:52 PM

1件のラインが来ていた。それだけの事がどうしよもなく嬉しくて、返信の言葉を考えるのだ。

7/11/2024, 12:07:42 PM

“1件のLINE”

っあ! ♡ 彼からの…!!
              授業課題きた!♡

彼は課題採点に追われてて忙しいはずなのに、担当クラスの成績情報出してくれるところ、すき…、けど、いつもよりも文章が砕けてるし、、やっぱり疲れてるのかな、、先生仕事早くて流石だなー、絶対他の先生とかまだ採点終わってないだろうし、、しかも生徒の気になる点もまとめられてる、仕事できるってかっこいいな、、すき、

ふわふわした気分でいて、気が付いた。私には明日もテストがあるのだった。なんとも憂鬱な気分になる。

けどけど、けど、!明日テスト頑張って、先生のクラス覗いたらまだ居るかもしれないし…!♡今日の先生の言葉たちも授業課題で補給できたし、もうがんばるしかないな〜♡はやくあいたい!!♡

憂鬱なテスト期間だったはずなのに、彼を思い出した瞬間るんるんの気分になれる、彼は魔法そのものだ。もしも彼から連絡が来るなんて事があったら、それはもう幸せでいっぱいで、口角を下げる事が至難の業になってしまう、。いや、今、業務連絡が来たと言うだけでもにこにこしてしまっているのに、連絡なんて来たらもう…口裂け女か何かに化けてしまうだろう。

7/11/2024, 12:04:39 PM

1件のLINE(2024/07/11)

大切な言葉は面と向かって伝えたい。
でも形に残る方法も捨てがたい。
だったら手紙でいいじゃんって?
いやいやいつでもどこでも見返せるのが
デジタルの特権なんだよ。

7/11/2024, 12:02:13 PM

誰かからの連絡があると、私はすぐに見てしまう。

必要とされている、と思うからだろうか。

返信が終わると同時に、すぐに虚無感に苛まれていたときもあった。

7/11/2024, 12:01:18 PM

「1件のLINE」

私は必要最低限しかLINEを利用しない。
待ち合わせ時間や出欠などの連絡ぐらいかな。
だからある1件のLINEの対処に困る時がある。
知人のお出掛けした時の報告と写真、
私にとってはどうでもいい話で実は探りを入れている、
とんでもない時間に来るLINE、など。
こういう1件のLINEで返信に時間を費やす。
困った挙句、スタンプを1つ送って終了。
私って、冷たい人間?

7/11/2024, 12:01:16 PM

ピロンとスマホの着信音が聞こえて

慌ててLINEの”あの人”からの既読とメッセージが

きたかを確認する。すると...




メッセージがきていた!

...しょうもない雑談をしているグループLINEから。

なんだ..なんかムカつく...何かに..

簡単に表すと、ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙って感じ。


次こそ”あの人”からメッセージきますように!







「1件のLINE」

ついにお題にLINEが入ってきたか...(?)
と思いました。あ、”あの人”って好きな人って意味
です。

7/11/2024, 12:01:09 PM

仕事の出張で、今日はビジネスホテルに1泊せざるを得ない状況になってしまった。いつもなら落ち着ける我が家と、愛しい彼が待っているのだが、今日はホテルの狭い1部屋で過ごさなければならない。ひとりぼっちで静かな部屋で寂しい思いをしていると、スマホからLINEの通知音が鳴った。

《お疲れ様です。ホテルには着きましたか?》

その1件のLINEは私の寂しい気持ちを吹き飛ばしてくれた。それは出張することを事前に伝えていた彼からのものだった。私は嬉しさのあまりすぐに返信した。

《着いたよ〜!私が居なくて寂しくない?》

本当に寂しいのは私なのに、強がってそんな内容を送った。その後、お互いに声を聞きたくなって通話をするまで時間はかからなかった。

テーマ「1件のLINE」

7/11/2024, 12:00:53 PM

1件のライン


【またね】

夜中3時
太陽が昇るのはまだまだ先の時間で
そんなときに来た君からのラインは
ちょうど目覚めて煙草を咥えていた僕にとって理解ができるものではなかったんだ
すぐに打ち返したラインに君は目を通しただろうか
返す気力はきっととうになかったのだろうか
煙草の灰を落とし、眠りにつく
僕は日が刺す頃にはまた画面が光ると思っていたんだ
眩しい
スマホの画面には10時の表示
数件のラインと、何件かの通知
その中に君からのものはなくて
また煙草に火をつけた
君がこの世に見切りをつけたと知ったのは
陽が染まりだした頃だった

7/11/2024, 12:00:35 PM

あ、LINEきてたんだった。たった1件なのにこれに反応したら抜け出せなくなっちゃうんだよね。僕は一瞬のつもりだけど時間はそうゆっくりと進まないんだね。1件のLINEから僕はきっと占領されていくんだ。

7/11/2024, 11:56:38 AM

お題《1件のLINE》



神隠しの杜。


そこは夏の記憶の中、忘れじの森。



貴女を待っている。



夏の記憶で。――でもそこに《季節》はない。






初夏に舞い込んだのは、忘れたくても忘れられない言葉の森だった。

7/11/2024, 11:53:33 AM

何かあった?
実は大事な人が事故にあったの。

誰にも知られないようにしていたのに優しさに甘えてしまう。

今日。実は大事な人が事故にあったんだ。帰り道の信号待ちの時車が突っ込んできたって…。
お願い死なないで助かって。。

それから1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、まだ目を覚ますことはない。あれから毎日毎日お見舞いしに行った。
毎日、日々の事を話した。

今日の天気の話、仕事の話、戻ってきて欲しいと願うその友人と家族の話。

1年後
仕事の帰り道1件のLINEが。目を覚ましたって!!早く来て!!

会いたかった!…長かった会いたかったよ戻ってきてくれてありがとう。ありがとう。きつく今までの分を込めて力いっぱいハグをした。

ただいま。会いたかった。

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