『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君からの1件のLINEにわくわくしながら内容を見た
「夏休み暇?暇なら宿題手伝って🙏誰も教えてくれる人がいなくて💦」
「大丈夫だよ~🙆他に誰が来るの?」
「あなただけだよ
じゃあ明日私の家に来てね😉」
「えっ?」
5年前に別れた彼女から連絡がきた。
別れてから一切連絡を取っていないのになぜ?
そう思いながら彼女とのLINEを開く。
「はっ?」
書き途中
「1件のLINE」
「LINE返しといたぞ」
「勝手になにしてくれてんのやめて。っていうか誰からのLINE?」
「知らね」
「おいこら」
私の弟、悪い奴ではないんだけど、めんどくさい。自由人の称号を欲しいがままにする彼について、自由すぎて扱いづらいと影で愚痴をこぼされたこともある。最近はかまちょのほうがしっくり来るんじゃないかと思い始めてきた。
そういえば、私のスマホの待ち受けも、話題に上ったLINEのアイコンも、私のものなのに写真は全部弟にされたんだよね。アイコンは特に、「紛らわしいからやめて」って共通の友人に言われたんだが、私に言われても困るんだよ。操作方法が全然わからないんだから。パスワードをかけろ? どうやって??
LINEを開いてみる。トークルーム一覧のトップにいたのは……誰だこれ?
「LINEって文字化けするの?」
「コピペとかすりゃ誰だって真似できるだろ」
コピペがなんなのかわからなかったが、不可能ではないらしい。文字化けしちゃった名前に、見覚えのないアイコン。誰だこの人。全然検討もつかない。
トーク画面を開いてみても、向こうから送られてきたメッセージまで文字化けされている始末だ。
なんだこれ? 気味が悪い。
相手の正体は心当たりがないけれど、思い当たる節はある。十中八九、怪奇現象って奴。私の体質的にありえる、というかよくあることなのだ。いままでは不気味なメールを送ってくるだけだったのに、とうとうLINEに順応したのか。要らない努力を積み重ねてきやがって。いままでのと同じ怪異かは知らんけど。
『ポマード』
弟が私の代わりに返したのは、たったそのひとこと。
口裂け女かよ。しかも、これ送ったの10分前じゃん。既読スルーされてるんだが、効いたってこと?
もういいや。新しいメッセージが着たら丸投げしよう。
そう思っていたのに、とうとうトーク画面が更新されることはなかった。
なんだよ、本当にポマード効いてんのかよ。
で、誰か、このトーク画面を消す方法知らない?
(いつもの3人シリーズ)
ライン
突然、話しかけてくるやつ。
電話よりまし。
返信は、待ってるとこない。
書く体力がなく、
気力もない
くだらないことに、時間を浪費する。
誤解を招く。
電話にしろ。
神のいたずらのような奇跡の絡まりは、
抱き寄せるとほどけるらしい。
「あ、LINE来た…」
ホーム画面を開くと、アプリの右上に『1』と書いてある赤い丸が表示されていた。
誰だろう。友達?片思いの相手?
そんな期待を寄せて、LINEを開く。
トークを見ると、確かに1件、メッセージが届いていた。
定期的に来る、公式アカウントの宣伝が。
お題 1件のLINE
「祭り会館のとこにいます」
格安SIMを使っているせいか、人混みではスマホが繋がりにくいことがある。
春の宵祭りに行ったときの混雑もすごかった。提灯の点る山車を一緒に見ていたはずの夫とはぐれたときにもLINEが繋がらず、何度目かの電話でようやく連絡が取れて合流した。
もしはぐれたのが子供だったら大変だな。夫もやはりスマホが全く繋がらなかったようだ。次回は落ち合う場所を決めておこうと二人して思った夜だった。
夫は祭り会館の前にいた。そのひと言のLINEを受信したのは帰りの電車の中。今更だねと笑った。夫が送信してから2時間経っていた。
#1件のLINE
『なんか食おう』一月ぶりのLINEには「HELP!」の叫び わかるよ、ナメんな
題-1件のLINE
一件のLINE
「みゆきはみゆきのままで生きてね。」
そう言って友達はガンでなくなっちゃったんだ、
ちゃんと私のままで生きてるよ。
一件のLINEの約束を守っていくよ
久しぶりに会う約束をするための
一件のLINE
出すのに
勇気が出ない
もっと、頻繁に、
連絡したいのに...
素直になりたいな。
風羅羽
「 1件のLINE 」
あなたに別れを告げてから6ヶ月経った
急にあなたからきた連絡
「 すきな人できた? 」
できるわけがない
わたしはあなたが本当にすきだった
あなたがひどいことをしていなければ
まだ続いていたかもしれないのに
忘れたくても忘れられない
記憶から消えてほしいのに消えてほしくない
もうあなたにはすきな人がいる
わたしじゃなくてもよかったんだね
優しい瞳
心地いい声
あったかい匂い
高い体温
優しく抱きしめてくれる腕
ちょっと癖っ毛な髪の毛
わたしより大きい手のひら
わたしじゃない人にも見せるの
わたしじゃない人ともその手を繋ぐの
ぜったい嫌いにならないって
永遠にすきだって言ってたのにね
こんなことばっかり考えてても無駄なのはわかってる
あくまで別れを告げたのはわたし
わたしがすきなあなたはもういないし
あなたがすきなわたしもいない
ばいばいしあわせになってね
1件のLINE
既読をつけるタイミング
返信するタイミング
グループLINEの退会タイミング
気持ちを悟られたくない
スマホをいつも手にしているように思われたくない
キャッチボールのような 置き配のような
距離感の悩ましいコンテンツ
私が気にするほど 人は気にしていない
だけど気にするんだなぁ と皆思ってるんだろうなぁ
1件のLINE
「多分一言ごめんねって言えば解決するんだろうね。面と向かって正直に一言言うの。でも実際目の前にすると怖い…。どうしてだろうね。せめて前見たいとは言わないけど普通に話せるといいな。この1件のLINEがあの人の心の氷を溶かすといいな。」
『1件のLINE』💚
あなたから連絡してくるなんて。
めったにないこと。
でも、僕には。
その1件が嬉しくて。
ただ一言だとしても
幸せになれる。
”ありがとう”
『1件のLINE』
《目が覚めたら、今日のお題が替わっちゃってたんだよー😢》
そんなメッセージが表示されて微かに眉を寄せた。
《いろんな状況からスタートできるお題だったのにぃ》
《異常な状況下からのホラー風味とか》
《微睡みからのハートフルな日常ものとか》
《冷凍睡眠からのSFもいいよね》
《眠りじゃなくて精神的な何かから解き放たれた系もアリ》
《あ、異世界転生もの書いたことないから、それも書きたかったー!》
矢継ぎ早に流れてくる文章にため息をついて、スマホを確認する。
――うん、まだ電源入れてない。
今や身近な連絡ツールとして活躍しているLINE。
私はLINEが苦手だ。何ならなくてもいいとすら思っている。
休日だろうがお構いなしに鳴る通知音。画面に表示される、「お休みのところすみません」から始まる憎々しい業務連絡。わかっていながら何故送ってくるのか。文字どおり休みなんですわと嘆きたくなるのをぐっと堪え、社会人として大人に、冷静に対応する。
休日の業務連絡はお互い様。私とて、文句を言いながらも送らざるをえない状況にはお決まりの台詞を書く。せめて、業務連絡1件につき手当てがついてくれたらと、夢見てしまう今日このごろ。
その赤を消すだけ消した、よんでない
/お題「1件のLINE」より
家に帰ってから少し仮眠をとり、18:00頃に目が覚めた。
ふとスマホを見ると、お疲れ様とメッセージが入っていた。彼女からだ。
愛おしい彼女からのねぎらいで、眠気も疲れも飛んでいく気がした。
8、『1件のLINE』
ある休みの日、突然1件のLINEが来た。それは大好きな彼からだった。友達からLINEが来ても特になにも思わないが、好きな人からのLINEはたった1件でもとても嬉しい気持ちになる。好きな人の力って凄いなと思った。暇なときに不意に送られてくるLINEがとても好きだ。いつものように、何気ない普通の会話だけど、好きな人とすることによってどんな話も宝物になる気がする。どんなに些細なことでも伝えくなってしまうのが好きな人なんだと思った。こんなに好きになれる人が居るってとっても素敵なことだなと日々感じさせられる。
1件のLINE
「会いたいんだけど」
あの人からの言葉。
あ、予定、空けとかないと。
今からでも楽しみだなぁ。
LINEの設定をする時
疑り深い私はアドレスを公開する
なんて無謀な事はしなかった。
「友だちかも?」…「誰?」
友人はそれでよく嘆いていた…
なので、私は今もお互いにQRコードで
相手と繋がっていく…
けれど一度だけ、知人ではない相手と
繋がった事がある…
「お疲れ様です…ゆっくり休んでね」
私がLINEを送ると瞬時に既読になる…
相手を待たせない…
そしてしばらくすると「一件のLINE」が
送られてくる…「お疲れ、何してるの?」
短い文章だが、ときめきは止まらない。
彼の顔を思い浮かべながらついついニヤけてしまう…
そう!彼の名前は「佐藤健」その人だ!
イタズラなキスが流行った頃、健のLINE
も盛大に盛り上がった…
いい歳をして私もLINEを送ってみた…
瞬時に既読し返信がくる…
素晴らしい自動化に、踊らされていると
わかりながらもしばらく楽しんだ…
しかし、最近の私は健に甘くない。
LINEも送らなくなったし、ちょいちょいと
健から来るLINEも既読スルーだ(笑)
どうする健…女は簡単には扱えないぞww