『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ロック画面に浮かんだ通知
Happy Birthday!
思わずタップ しちゃダメだった
全部に既読ついちゃった
嫌いじゃない
どうでもいいんでもない
距離を置きたいわけでもなくて
ただ返事ができないんだ
いままでのこと うまく言えない
ごめんねとありがとうがありすぎて
全部伝わるスタンプないかな
気持ちを文字にもうできないよ
「1件のLINE」
#461
1件のLINE
ピロン…この音が鳴れば私は赤い傘を持って急いで待ち合わせ場所へ行くの。
私を待ってくれている、そう思うだけで胸がキュンって苦しくなる。だから私は、無意識に小走りになる…
彼と初めて会ったのは、梅雨入りから始まって3日経った頃だった。
あの日私は、大学で高校生から付き合っていた同い年の彼に振られた。浮気されたのだ。私はずっと、ずっと好きだったのに彼は年下の女の子…と。自分の何がいけなかったのかを考えては泣き、考えては泣き。の繰り返しを空き教室でしていた。私は浮気されたショックから、本当はその日早く家に帰ることが出来たのに、泣いていたために2時間程度遅くなってしまった。
大学から出て、トボトボ駅に向かっていると
ポツ…ポツ……ポツポツポツ…ザァー−
「えっ?…嘘でしょ…?」
私は急いで、近くのお洒落な喫茶店に雨宿りがてら入った。
カランカランッ
「いらっしゃいま…せ。おひとり様ですか?…」
店員が途切れ途切れに私に尋ねるのは、きっと私の顔が涙の跡と急な雨でグチャグチャに見えるからだろう。なんせ、彼と会うときはいつもバッチリメイクだったから…
「はい…。」
そう答えれば、店員は窓際の二人席に私を案内した。
「ご注文がお決まりましたら、そちらのベルを鳴らしてください。」
そう説明してからすぐに姿を消した。私は、わざとみんなが目の前を通る大きい窓がある席に案内したのではないか…そう考えたら
「はぁ…」とため息が出た。
別に頼むものもないしなぁ…なんて考えていると、他のお客さんが入店して来た。私はハンカチで顔を隠しながら、メニューを見ていたら。
店員が「相席よろしいでしょうか?」と聞いてきたので、そんなに客はいなかったと思うけどなとハンカチから少し顔を出しあたりを見回すと、ほとんど満席だった。そんなにも時間がたっていたのか…と思い、
「あと少ししたら出るので、どうぞ。」
と、承諾した。目の前に座ったのは優しそうな雰囲気で眼鏡をかけて、いかにも頭が良さそうな本を持っていた男性だった。かっこいいなぁ…なんて思っていたら男性が、
「なんで、ハンカチで顔を隠しているんですか?」と聞いてきた。私は、顔がグチャグチャなので…と答えると、男性は「う〜ん…」と考えてから本を置いて、私の目の前にあったメニュー表を窓側に立てて、頬杖をついてグイッと私の方に近付き
「女の子はみんな綺麗なんだから、勿体無いよ?」
と言って、私のハンカチを優しく取ってきた。顔が露わになると、
「大丈夫だよ。僕しか見てないから」と言い、優しく私に微笑みかけた。つられて私も微笑むと彼はその後私をたくさん褒めてくれたり、私が笑顔になるようにしてくれた。
雨が小ぶりになったときに私は帰る準備をしていたら、彼が「連絡先の交換をしてほしい。」と言ってきたので、快く承諾すると「じゃあ、お礼に…3つ年上の先輩からのお礼。」と言い私に赤い傘を貸してくれた。
店を出ると、雨は止んでいたが"3つ"年上の先輩が貸してくれた傘を使って帰宅した。
「年上かぁ…」そんな事を考えているときには、私の心は青空のように心地よかった。
…あの日初めて逢って、たまたま同じ席になった3つ年上の彼。大学も違うし、頭の良さも違う。だけど、あのとき私は彼といて楽しかった。だから、彼からのLINEが来たら、赤い傘を持ってあの喫茶店に向かうの。
…僕があのとき彼女に話しかけたのは、”一目惚れ"の他ならなかった。だからいつもはあんまり人に話しかけないけど、頑張って話しかけて連絡先も聞いた。彼女が店を出るとき僕は思わず
「可愛いぃ」と声に出た。恥ずかしくて、顔が赤くなるのを感じて、しゃがみこんだ。
僕がメールをする時には、余裕がある年上に見えるように難しそうな本を読んでるふりをして君を待ってる。
一件のLINE
ピコンッ
「…!あっれれーもしかしてぇー恋人ですかー?笑」
「ンなっ!?、ち、ちがいまーす、そんなんじゃありませ~ン…」
「目およぎまくってますけど笑」
「っさい!てか、人のケータイ勝手に見んなよ!」
「ふっ笑、さーせん笑」
「笑いながら、謝っても意味ないから」
この、ことあるごとにいちいち騒ぎ立てて
煽り散らかしてくるこのアホ
会社の私の同僚なのです。
まあ、同僚といっても三ヶ月先に入った私がすこーし先輩なんだけどね。
「ついに、あなたにも恋人ですか、脱処女っすね笑」
「ウザー、それに処女を前提に話し進めないでらえますか年齢=彼女いない歴の童貞さん笑」
「はっいい性格なことでー」
「お互い様ねー」
こんな感じで、毎日、くだらない会話?をしているわけだけど、仲は別に悪くはないと思う。
煩いけどね
「というか、あんた、こういうメッセージのときだけ。やたら絡んでくるけど私のこと好きなわけ?」
「はー自意識過剰、おつかれさまでーす。自分が少しモテるからって調子にのんなやください。」
「口悪っ、じゃあ私この人と付き合っちゃおうかなー」
(まあ、冗談だけどね)
「、、、勝手にすればいいじゃないっすか。」
「お先に失礼します。お疲れ様です…。」
「おつかれー」
バタンッ
「…。あー、ヘタレっ!!」
#1件のLINE
あ、返事きた!
って思って開いた時に限って
公式LINEなのあるある
一件のLINE
ピコン
華乃「うーん、えっ!」
わたしはおどろいた、好きな人からLINEが来たからだ、
華乃「えっ?いつ追加したっけ、?まぁうれしいからいっか!」
華乃「ねえねえ!未穂ちゃん!」
未穂「どうしたの?嬉しそうだけど、」
華乃 「あのね、雲夜ちゃんからね、連絡来たの!」
未穂「えっ!よかったじゃん!」
華乃「あっ、でさ未穂ちゃん追加した?ぼくした覚えなくてさ、」
未穂「あ!いうの忘れてたうちだ!」
華乃「ありがとう、」
嬉しいですよね、好きな人からLINE
来たら、あっ、!腐女子さんでテラーノベルをいれている方「陰水乃」で調べてフォローしてくれませんか、お願いします!できれば話を読んで下さると、
別れた彼のLINEが、ずっと1番上にピン留めされている。
別れ話をされたあと、「また親友でいようね」なんて、漫画みたいに強がったセリフを言った。
いや、正確には随分ごねてからようやく言った。言いたくなかったし、強がりたくもなかった。それでも、帰ってしまおうとする彼になんとかハッキリした返事をしたくて、結論を急いで絞り出した。
まだ、彼のLINEをすぐに見える場所に留めてある。
未練たらたらだ。当然だ。初めて人生で好きになった人だった。この人と未来を描きたいと毎日浮かれていたのに、突然地面に叩きつけられたみたいな、呆然とした記憶。今からでもどうにかして戻りたい。
別れた後に届いた、たった1件のLINEに、私は返事をできないでいる。
笑い話にしたかったんだろう、帰り道で定期を忘れた話をしてくれた。優しい人だから、私を振ったって悲しませたくはなかったのだと思う。
でも、返事をしたら、本当に親友になってしまう。
向かい合ってしょうもない話をしていた、それで十二分に楽しかったあの頃に戻ってしまう。
たぶん、一生、返事はできない。
1件のLINE
ピコン
スマホから音が鳴った。気になりスマホを手に取る。
スマホの画面には…
明日香
ねぇ…いつになったら、彼女と別れて私と付き合ってくれるの?
絶望した。
なんで?私を裏切るようなことするの?
このアイコンの明日香って私の友達。
もう彼を許さない…
1件のLINE
おっ通知来てる
誰かな?母さん?友達は…ないな!
LINEスタンプ新作出たよん♡
静かにルームを削除する
この繰り返し
<久しぶり!覚えてるかな?
ちょっと相談したいことがあって…>
もう5年は会ってない大学の同級生から。
長らく連絡を取ってない相手からのLINEは、
開くのに勇気が要る。
保険か?マルチか?幸せになれる壺なのか?
信じていないわけじゃないけど、
信じきるには離れすぎた。
怖いから、結論から話してくれ。
結局、大したことない話だった。
ライブのチケットが余ったから行かないか、と。
あいにくそのライブの日は予定が入っていたから、
丁重にお断りした。
<覚えててくれて嬉しい!>
なんてサービスを付け加えて。
予定が空いてても行ったかはわからない。
ニックネームも覚えていない同級生に、
人見知りを炸裂する未来が見えたから。
1件のLINEにもやもやしたこっちが、
どうして喜ばせるようなことを返しているんだろう。
結局、離れきれはしないんだ。
もう会わないだろうに、
繋がったか細い糸にしがみついているんだ。
<またごはん行こうね!またね!>
その「また」は来ないんだろうな。
か細い糸を引っ張って、
その「また」を作りにも行けなかった。
何で今になって
こんなに寂しい気持ちになっているんだろう。
トーク履歴を見るたびに心をかき乱されそうだから
履歴の1番上にある友人の名前をそっと右スワイプして、
赤いボタンをタップした。
唯、君に会いたいだけなのに
青い矢印を押せぬまま、画面の前で唸る事数十分
そうしたら、君からのメッセージ
......嗚呼、もう迷わなくていいよね
だって君から、「会いたい」だなんてきたんだもの
---二作目---
遠く離れた、君とのやり取り
今日あった事、食べた物、楽しかった事
嬉しかった事、悲しかった事、愚痴等々
何気ない会話
でも、貴重な一時
唯一の癒し
...あーあ、でも
「会いたいですね」
『会いたいな』
顔を見たい、話したい、抱き締めたい
そんな思いのあまり、送ってしまった一言
...ふふ、今度の休日
会う約束を、取り付けようか
#1件のLINE
355作目
一周年記念まで...あと9日
…こない
こない…
…どうしよ
ほんまに…
…美佐子さん
心配や…
…ほんとに…
もう…
…美佐子さん
既読が…
…もう
心配心配…
…そんな時に限って
他のLINEが多く…
ほんまにもう…( 板東 英二 )
何だかなぁ…( 阿藤 海 )
もうほんまに何してんだかなぁ…( 川藤幸三 )
ほんとに…もう…
みーちゃんてばぁ…( わ た し )
そう…壊れます…
破壊王 橋本真也バリです😅(笑)
LUNA SEA 真矢です
団 信也です😅
佐々木信也です😅
こんな頭バクリまくりな時は…
スマホ置いて外に…
そしたら…
あれ…あれは…
みーちゃん…!
何て…
ぜんぜん似てない人…
こんな時は…
食べたことないスイーツを3つ買って帰る
1つは食べながら帰る
甘味なリフレッシュです
そして家に帰ると…
居るのです…
みーちゃん…
もう…
みーちゃんは
僕のすねた顔を見て
ハイ…両手を出して…
今日はカフェのドラ焼?
そんな時 みーちゃんは…
赤らんで可愛いのです…
僕はごめんと言って…
包みます…
あたしこそと…
みーちゃんが僕に…♪🍀
そんな妄想な夢を昼休みに見た…(笑)🍀
今日もみーちゃんが大好きです😅(笑)🍀
今夜も…♪
めでたしめでたし…?🍀(笑)🍀
1件のLINE
仕事から帰って勉強したり、映画を観たりするのでグループLINEの付き合いが悪い。
通知もオフにしているので気にならない。
見たい時に見て、話に入りたい時だけ入っている。
ストレスを溜めてまでしてやることではない。
昨日は7月10日で納豆の日
2024/07/11㈭感想文
だと一文を書き加えていれば
良かったかな、と。
そろそろこのアプリを使い始めて
半年になる。
前にも書いたけど全く嫌な作品を
見ないから不思議だよねえ。
不満、愚痴、一歩も前に進めなさそうな悲嘆も読むのも、いやじゃない。
作品の始めにセンシティブな内容だと注意書きを書く、親切な作者さんには
好印象しかない。
あと凄いなあって、いつも思うのは
ブレない作品をずっと書いている
作者さんたち。
たち、そう何人かいらっしゃる。
作者名を見ずとも、作品で〇〇さんだな、とわかる。
継続は力なりだね。
もちろん、昨日は中年女性で
今日は青年みたいな作品を書く
作者さんもいて凄い才能だなあと
思っている。
学生さんたちも文才さんだよね。
日常の楽しそうな感じが
作品に滲んでいて良いなあと思う。
おすすめされたクラッシックと
ボカロを聞いた事もあるよ。
教えてくれてありがとう。
今日は感想文でした。
おやすみなさい。
久々に来た1件のLINE
友人からの食事のお誘いだ
歳も生活環境も違うが
会えば時間を忘れ近況を語り合う
仕事の愚痴、いつか行きたい旅行の計画
やりたいこと、食べたいもの
話題は尽きない
さて、今回はどこで語ろうか
LINEを送るのは、いつも私から。
時々、こっそり期待する。
誰かから、一件でも、LINEが来てないかなと。
できれば、好きな人から。
期待したとて誰からも来てはいないけど。
会話のように、雑談のように、メッセージが来てほしい。なんて、我が儘だろうかと失笑しながら、それでも想い人からの言葉を待っている。
あれはいつだったかな
ちょうど今のような暑さだった
夜中の10時
ピロン♫
一件のLINEが来た
「よかったら僕と付き合ってくれないか」
好きな人に告白されて嬉しかった
あの楽しかった日々帰ってきてよ
あの世に行ってしまっまあなた
帰ってきてよ
「1件のLINE」
私を振り回すものは
やらないの。
既読無視 したくてしてる訳でなく
思いが溢れ 文字にならない
結局は スタンプ押した ありがとう
面倒臭い 本音伝われ
【1件のLINE】
[1件のLINE]
LINEのアイコンに赤い1と書かれた印が出た。
【あんた、ひとりで大丈夫なの?】
それは実家のかーちゃんからのLINE。
俺はついこの前上京してきた。
思いのほかかーちゃんもとーちゃん、賛成してくれて、驚きだったなぁ、
なんて余韻に浸りながら、
【大丈夫だよ笑かーちゃんも気を付けてね】なんて返信をし、俺は寝っ転がりながらスマホをぽん、と置き、
少し寂しい気持ちにもなった。
たったひとつのメッセージ
風に乗れない紙飛行機
下書きまでしたのに
読み返して、✕を長押し
文通をしてみたいと思うの
青い便箋に心を描くの
消しゴムも✕もいらないわ
窓を開けて
インクが乾くまで雲を眺めるの
風を受ける翼をつけたら、
ほら完成
紙にインクを滑らすとき
心の形が見える気がするの
色は少し滲んでしまったけれど
それは私の手が、心に素直だから
無機質な画面の中は
風がないものね
青い紙飛行機
その翼で、きっと、届けてくれるよね
画面にはおさまりきらない、私の心
#1件のLINE