1件のLINE』の作文集

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1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/11/2023, 11:02:27 PM

『1件のLINE』

軽い着信音と共にそれは来た

短い言葉で

意味は十分に伝わる

ああ、こうしちゃいられない

早く、早く行かなきゃ




『危篤』

7/11/2023, 10:50:59 PM

「今日もお仕事、忙しいかな?🤔」
たった1件のLINEだったけれど、私にとっては悲鳴に近しいメッセージだった。精一杯のわがままで、酷く下手くそな私なりの甘え方だった。気づけば外はじんわりと明るなってきていて、送信時間は午前5時すぎを表示している。結局今日もまた、一睡も出来なかった。
きっと、いや絶対、彼はまだ起きていない。朝からこんなメッセージを送り付けて、つくづく自分は重たい女だなと思う。今からでも送信取り消ししようか。いや、それは余計に病んでる印象を増長させるのでは…?送信ボタンを押した親指を恨むしかない。

彼は元々多忙ではある方だったけれど、このところは特に仕事が立て込んでしまっているらしく、家にもろくに帰れていないらしい。それでも必ずお昼の休憩時間にはLINEを返してくれて、私はその都度、つかの間の喜びを噛み締める。結局その後には「忙しいのに、面倒くさいと思われていないだろうか」という疑念に蝕まれ、焦燥と寂寥感に溺れてしまうのだが。
彼の浮気を疑っている訳では無い。彼は浮気なんかする人じゃない…というと信じてもらえなさそうだが、そもそも私は彼の不器用で、寂しがりで、誰よりも優しく誠実な所に惹かれたのだ。周りから重たい重たいと言われる私ですら疑う余地のないほど、彼の浮気を心配する要素は欠片も無い。
多分彼は浮気なんかする前に…これは私が1番恐れていることだけれど…黙って私の前から消えてしまう気がする。彼は優しいから、私に飽きても、私じゃない好きな女の子ができても…最悪な話、私のことを大っ嫌いになっても、きっと不満のひとつも零してくれないと思う。ただ何も言わずに、いつの間にか静かにいなくなってしまうのではないか。そう感じた途端、胃の奥底から全身に不安が溢れ出した。脳みそにも、脊髄にも、心臓にも、赤血球のひとつすら残さず、彼が離れていくかもしれないという恐怖に青ざめた。
分かっている。こんなのは確実に杞憂だ。それに、こんなことを考えて、勝手疑って…彼を裏切っているようなものだ。分かっている。頭の中では、ちゃんと分かってるつもりだ。私は酷く卑屈な人間なのだ。そしてそれは、他人から見れば鬱陶しいのだ。迷惑なのだ。それも…身をもって知った。
それでも、万が一にでも彼を失いたくない。彼から離れたくない。その気持ちが溢れかえりすぎて、いつも最悪なパターンを想像してしまうのだ。彼に嫌われたくないから、彼に嫌われていないか、過敏に、いやそれ以上のifの世界まで考えてしまう。遠足を楽しみにしている子供が当日雨が降らないかと何度も確認するのと同じように、彼の心が私から離れていないか確かめなければ落ち着かない。
とは言えあんまり直接な言い方で彼に私のこの重たい気持ちを伝えるのは気が引ける。彼のことだからきっとまた、不安にさせてごめん、とか言うのだ。彼は何も悪くないのに。そんなことを言われたら、逆にあなたは何も悪いことをしていないのに謝らせてしまってごめんなさい、とまた罪悪感と不安が生まれる。
だから、なるべく明るく、平静を装って、顔文字なんか使って、如何にもなんとなく送ったのだという雰囲気のメッセージを送った。けれど結局私の不安は消えない。また不安は増す。そして結局こうやって後悔している。全く、彼は私の何が好きで付き合っているのだろう。つくづく好事家だ。いや、もしかしたら、本当は無様な姿を見てほくそ笑んでるのかもしれない。それならそれで、彼からの「好き」を疑わないで済む分、返って安心するのかもしれない。けれどきっと彼は今までもこれからも、ずっとずっと優しいままだ。少なくとも私の前では絶対に揺るがない。その度に私は、なんという地獄に堕ちてしまったのだと嘆き悲鳴をあげ、けれどどんどんと彼に溺れていくのだろう。
時刻は6時をまわり、結局意味のなかったアラームがなった。身体の疲れはちっとも消えないままなのに、もうベッドから起き上がらなくてはならない。それに布団から出ても、きっと心は枕に置き去りだ。とても目覚められるような調子では無い。もうあちこちが痛みすぎてなにがなんだかよくわからない。昨夜さんざ泣いたはずなのに、また涙が出てきてしまった。それでもやはり彼に心酔してやめられない。重たい重たい私は、彼の中に沈んで浮き上がれない。明日もまた、不安に痛めつけられるのだろう。

まだ既読はついていない。

7/11/2023, 10:38:30 PM

1件LINEその1件のLINEが誰なのかすごくワクワクする友達からのLINEでも、親からのLINEでも、でも心の中では君からのLINEがいいなぁって思ってたりもする。

7/11/2023, 10:36:32 PM

#55「1件のLINE」


 春休みに入りのんびりと過ごしていた

 朝、目が覚めるとLINEが来ていた

 LINEを送ってくる人は滅多に居ない

 寝ぼけた頭で通知の内容を確認する

 そうするとそこには彼氏から来ていた



 「今日会えたりする?

 会えるならそっちに行く」



 私はこれに嫌な予感がした

 私が行けば時間もお金も節約できるのに

 そう思ってこのことを彼に伝えてみた

 彼は自分がしたいことに置き換える

 「ドライブがしたいからいいよ、気にすんな」

 
 -数時間後-

 近くのファミレスへ入店

 席に着くなり彼は声掛けてきた

 「今日は俺が奢るから好きなもの頼みな」

 そして悩みに悩んだ末に注文を済ます

 そうすると彼は真剣な雰囲気に切り替わる

 遂に今日の1番の内容だ、と真剣になる

 口から零れたのは愚痴のような別れ話

 「俺は藍(らん)との関係があまりいいものだと思ってない

 恋人じゃなくて兄妹みたいだ」



 話はそこまでしか本に書かれてなかった

 このあと彼女たちはどうするのだろうか

 この続きは神様以外誰も知らない

7/11/2023, 10:33:46 PM

【1件のLINE】

AM1:00過ぎ。
もう寝ようと、ベッドの上でスマホを見ながらゴロゴロしていた。
ピロンと音がなり、メッセージが表示された。


『お仕事お疲れさま。おやすみなさい。』


恋人からのLINE。仕事が忙しくて、会う時間をつくれていない。
毎日届くLINE。いつも愛にあふれているが、今日はなんか疲れてる?
すぐに「なにかあった?」とLINEを送る。するとすぐに既読がついた。

『会いたい』

とりあえず既読だけつけて、財布とスマホと車の鍵をもって、急いで家を出た。

7/11/2023, 10:31:26 PM

1件のLINE


始まりは僕からのLINEだったね。
ずっと画面を見ながら頭を悩ませた。
君になんて言おう、なんて言えば君は頷いてくれるだろう。
悩んで悩んで、結局打ち込んだ文字はあなたが好きだという
シンプルな文字。
返事が来るまでずっとドキドキしてた。
そして君からの返事に飛び上がって喜んだ。

終わりは君からの1件のLINE。
君の心が離れていることに気付いてはいたけれど、
形にしてみるとこんなにも悲しいものなんだね。
なにが悪かったのかな。
どうすれば良かったのかな。
未練がましい文字の羅列を全て削除した。
僕は一言、君へ送った。
僕の重い心を乗せて、電波は軽やかに彼女の元へ飛んでいく。
指先一つの、君と僕の物語でした。

7/11/2023, 10:25:57 PM

未読のLINEが1件。
 スマホの画面の隅にそんな通知が先程からちらついていた。

 ああ、どうしよう。
 早く返信しなければと思いながら、未だうだうだと迷って開けずにいる。

 これを読んでしまったら、何かしらの関係性が僕とメッセージの相手との間に成り立ってしまう。
 ここから今よりも良い関係に変化するかもしれないが、自分やもしくは相手までもを傷付けてしまう可能性だってある。

 僕は誰かと繋がることが苦手だ。
 それと同時に、ひどい孤独感に日々苛まれている。
 人生とはままならぬもの。そうは分かっていても、僕は矛盾ばかりを身に貼り付けながら、今日もLINEの新着メッセージを、おそるおそる待ち侘びている。



【1件のLINE】

7/11/2023, 10:25:37 PM

静かな夜にスマートフォンの通知音が響いた
メッセージを見ると愛しい人からだった
素直なメッセージを見てわたしはくすりと笑った

上着を羽織りわたしは外に出た
空を見上げると満月が眩しかった

<さみしいから会いたい>
わたしもだよ

#1件のLINE

7/11/2023, 10:19:01 PM

1件のLINE。
それは突然、夜中にきた。
「別れよう」なんて。そんな内容で。
私のどこがダメだったのかな。尽くしてきたのは無駄だったのかな。
そんなこと考えていても仕方がない。
いい女になって見返してやるんだ。振ったことを後悔して貰えるように。

7/11/2023, 10:12:04 PM

1件のLINE

『あなたのことが好きです』

こんな初々しいLINEをもらってみたい。

しかし、実際もらったら即ブロック。
好意を寄せられると同性異性関係なく、気持ちわるくなってしまう。蛙化現象というものだろうか。私は蛙が好きだから蛙になってくれたほうが愛でてしまいそう。

それはともかく、現実的にアラフィフで不細工で口が悪く性格も良くない人間に言い寄る人間など信用ならない。
なにか裏があるに違いないと考えている。(唯一の友だちと呼べる存在だと思っていた人も、私が車持ちだから便利に利用しているだけだった)
赤の他人から愛されるような人格はしていないと自負しているからな。蛙になってくれたほうがよほど信頼できる。

つまり世間での私の存在価値は、告白しなくとも蛙だ。
ペットショップで、一目惚れしましたお家に来てください、と言う爬虫類好きがいるのだから、私に好意を向けてくれる人がどこかにいると死ぬまで希望を持ち続けよう。

7/11/2023, 10:07:58 PM

『別れようか』
スマホの通知センターで確認した一件のLINE。
それは私が愛する恋人からだった。
私はそれに、既読をずっとつけられないでいる。
本当は私がこのLINEを読んでいることに、恋人が気づいていたとしても、
会うのが昨日で最後だったとしても、
無理だった。
受け入れられなかった。
たった6文字。
消えてなくなってくれたらいいのにな。

7/11/2023, 10:07:44 PM

一件きた
だれからだろぉ!もしかして、先輩?!
どきどき
きゃぁ!先輩だぁ!
なんだろぉ、
あ、俺、彼女できたんだよね。俺さ、彼女とか初めてだから、ちょっと手伝ってくれるかな?
あ、報告ね。手伝ってね。
あーだる

7/11/2023, 9:56:06 PM

1件のLINEって表示された時喜んでLINE開くと公式なの結構辛い

7/11/2023, 9:48:46 PM

ピコン
【どこにいるんだよ】

気にしなくてもいいのにな

ピコン
【既読スルーすんなって】
ピコン
【どうせまた海にいるんだろ】


なんで分かるんだよ…

ピコン
【今から行く】


「なにしてんだよ」
「別に」
「LINEの返信くらいしろよ。こっちは心配してんの」
「ごめん」

「お前は無理すんなって言っても無理するよな」
「してないよ」
「何が怖いんだよ」
「……」
「抱きしめてあげようか?」
「おれ、大丈夫だよ。」
「なんで?」
「え、?」
「俺の事嫌いってこと?」
「違うよ!」
「じゃあなんだよ」
「抱きしめられたりしたら、泣いちゃうだろ。情けないんだよ、」

それから親友は俺を抱きしめながら
「安心して、俺がいるから」
と言った。
やっぱり俺は泣いちゃって
情けなくてごめんって何度も思った。

でも、何も言わなくても俺の事全部知ってる。
俺の気持ちも1番近くで理解してくれる。
大丈夫だよって励ましてくれる。

「お前がいなかったら、俺もうこの世に居ないかもな」
「俺がいるのに死ぬこととか考えんなよ」
「うん」

そんな親友に俺はいつも助けられて、
1番大切な存在です。

7/11/2023, 9:38:42 PM

あなたからの1件のLINEがくるだけで、今日はいい日だったと思えるの。

7/11/2023, 9:30:00 PM

#1件のライン

私の誕生日の日、(去年)
ある人から1件のラインが来た。
ラインを開くと、
それはお姉ちゃんからだった。
送られた文章は
『花火♡』だった。(☉౪ ⊙) !!!

私の誕生日は8月なので「花火」と打つと
画面にクマとかうさぎとかがでてくる
エフェクトがありますが、
「花火」ではなく、「花火♡」と送ってきた
のがちょっと気持ち悪くなり、
返信はしませんでした。✌︎^ - ^✌︎

7/11/2023, 9:29:22 PM

『私、好きな人が出来ちゃった』

 友達からの、たった一文のメッセージ。私はそれを見て、勝手に涙を流していた。

(どうして……どうして私の○○が……)

 私は○○に恋心を寄せていた。いつも明るくて、元気で、天真爛漫な性格で。家が近いからいつも、「一緒に帰ろ!」って誘ってくれて。
 前まではただの幼なじみの関係だった。保育園から高校までずっと一緒。そんな関係の中、彼女の魅力に気づいたのは、中学生の頃だった。そこから次第に、みんなとは違う『大好き』という感情を持ち始めた。地味な私とは全然違う彼女に。その想いは、現在――高校まで続いている。

「はは……私の方が○○のこと愛してるのに……」

 でも、告白して引かれたら嫌だ。それからずっと嫌いになられたらもっと嫌。恋人になりたい。幼なじみのままの方がいい。

 そんな思いがせめぎ合い、洪水のように涙が溢れ出てくる。どうすればいいんだろう。私だけの○○。愛してやまない○○を、自分だけのものにするには。

〜1件のLINE〜

7/11/2023, 9:11:15 PM

君からLINEがあった。
ただ一言。
「また明日」

7/11/2023, 7:57:53 PM

暗がりの中、スマホの画面がパッと光る。明日に備え布団の中でうつらうつらしていたワタシは、その光と振動で気付き枕元のスマホを手に取った。
「HAPPY BIRTHDAY!私の可愛い子!」
母親からのLINE。毎年必ず0時きっかりに送ってくる。毎年毎年、0時を待ち構えているのだろうか。暇というか、母の愛は偉大というか。

それにしても0時きっかりとは妙な話だ。何故ならワタシは0時きっかりに生まれたわけではないから。確か、明け方だったはず。何故生まれた時間ではなく、その日になった瞬間に祝うのか。
誕生日に関して言えば、日本はずっと"数え"で歳を重ねていたが、昭和25年に施行された法律で"満年齢"で歳を重ねることになった。つまり"年が明けた瞬間"ではなく"生まれた日"を誕生日としたのだ。
このことから考えるに、"生まれた時間"ではなく0時に祝ってくれる母はつまり"数え時間"で祝っている、ということになる!

…何を意気揚々と考え上げているんだ?と不意に我に返った。あまりのくだらない内容に我ながら笑えてくる。
さっさと眠ろう、明日(いや、正確には今日)は朝早い。誕生日は家族で過ごす、という我が家のルールに則って、弾丸日帰り帰省だ。
そうだ、たまには祝われるだけじゃなくて、感謝を伝えてみようかな。


―――ワタシの誕生日 [娘]


                  #8【1通のLINE】

7/11/2023, 7:56:16 PM

たかが、1件のLINE。だけどどうして人を惹いてやまないのか。分からないままに今日も開いては繋げていく。

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