『1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
返信を心待ちにして
その一言で心が躍る
日毎の会話が楽しくて
うざがられるかもしれないけど
会話をやめたくない
それでもちゃんと話してくれる
貴方は優しいのね
*1件のLINE
まだLINEなんてなかった時代
よく親の携帯を借りて
君とメールをした事を思い出した
僕が生徒会長に立候補して落選した時
他の友人は頑張ったねと励ましてくれたのに
君は「暇が増えるからまた一緒に遊べて嬉しい」なんて
メールの下部に隠すように吐露していて
結局それが一番記憶に残っている
変わっていくのなら全て見ておきたい
居なくなるのなら居た事を知りたい
BUMP OF CHICKENのR.I.P.という曲の好きな歌詞
なんて君に相応しいんだろうか
どうしてこんなに寂しいんだろうか
1件のLINE
ボードレーヌの一行に如かず。この一行により励まされる。
今日付き合いました!!
みんなこれからも遊ぼうね(^^)
(あのさ、ずっと前から好きだった!)>
<(同じ好きだよ😊よろしければ付き合ってください)
(是非!)>
#ざるそば食べにいきます!
#ママに言わなきゃ。
#ありがとう受け入れてくれて
#耳が幸せ
#ろ過しなきゃね
#1件のLINE❤️
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1件のLINEがきた。
(今から会えない?)>
これが最後のLINEになった。
インスタ見てないと思ったか?なんだスクショ投稿しやがって…
最近連絡が来なかったのはそうゆうことか。
インスタを閉じてSNS全般ブロックした。
所詮あいつらは似たもの同士さ。
それに気づけた自分は成長した。
さなぎから蝶へ
自分は1番になれなかった。セフレだった。
だけど…
キープメモに
「過去の自分はもういない。前に進むだけ。」
自分に1件のLINEを送った。
もうとっくに忘れられていると思っていた。
「元気にしてますか」なんて、慣れない敬語につい笑ってしまう。
あの頃なら「元気?」とか。ううん、もっと気の抜けた態度かな。変なスタンプをひとつだけ送ってきて、こちらから反応を返すのを待っていた。
「久しぶり!元気だよ」最後に笑顔の顔文字を付けて送信。同時に、アイコンをタップ。
プロフィール画像が恋人とのキス画像、音楽がおちゃらけたラブソングになっているのを見て、即座にブロックした。
「誰だって自分のことしか考えてないよ」
そんなの当たり前で、自分のことで精一杯で、
例え心の中が読めたとしても何もしないのは分かりきっていたことだった。
慰めや称賛が欲しいならまず素直に言えばいい。
深く考えるだけ無駄でどうせ涙だけ残しても何も変わらないことは分かりきっていて。だから雨は綺麗なんだね、とか意味不明なことを言う。
人間なんて自分のことしか考えてないけど、その中にも何かあることを忘れないでね。
自分のことしか考えていないからこそ、無理な話をせずに、相手に合わせて少し自分を褒めながら反省して。自分という存在を傍観して、少し辛いから、どこかで眠りこけていて、
ここは自分のことしか考えていないから、大丈夫だよ、と言ったら、君は
『一件のLINE』
【がたんごとん】
8:33、私は毎日電車に乗ると、決まってLINEを一件母に送る。意味は特にない。強いて言えば、“間に合ったよ”報告だけど、大学生にもなってこのメッセージを送ることに重要性は感じていない。挨拶のようなものだ。
しばらくすると、母から返信が来る。
【てくてく】
どうやら母も家を出て歩き始めたらしい。
今日も窓を覗くと、次から次へと日常が流れていく。この朝の一件のLINEが、離れていても繋がっている感覚を与えてくれて、なんだか安心する。
ちなみに私は実家暮らしだけれど。
家に帰れば母いるけれど。
あの人に送るLINEの最後は
こう、締め括ることが多い。
「お返事は大丈夫です!」って。
性別関係なく、毎日のように
LINEをポンポン
やり取りする人もいるけれど
もう、それは会話みたいなもんで。
特別な人に送るLINEは
長文になりがちだし
1件のLINEを、送るだけで
少しドキッとしてしまう。
たかが、1件のLINE。
だけど…そこには…私の…
【お題:1件のLINE】
『1件のLINE』
「1件の新着メッセージ」
これがホーム画面に出てきたとき
真っ先に思い浮かべる人は貴方一択。
「2件の新着メッセージ」もすき
なにもかも
賽の河原に投げ捨てたから
LINEも辞めちゃった
だから、
わたしには
友達がいない
そういう
分かりやすく
さみしい人が
この世に
一人くらい
いたっていいよね
【1件のLINE】
#1件のLINE
たった1件のLINEで、その日の気分が決まることがある。
せっかく親元を離れてのびのびと生活していたところに、親からのLINEが入ると途端に気分が萎える。それも、今何をしているのかと聞かれたら最悪だ。別に親元を離れたところで、悪いことなど一つもしていないので知られて困ることはないが、離れたところにいても監視しているぞと言われているような気分になる。
いや、実際監視なのだ。既読をつけて返答すればカメラオン強制の電話がかかってくるし、未読にしていても同様の電話がかかってくる。親の、正直言ってどうでもいい近況を事細かに聞かされ、生活状況について今度は根掘り葉掘り聞かれ、それにうっかり素直に答えるとディスられるので多少なりとも話を盛って少しは創意工夫しているような雰囲気を醸し出さねばならない。ビデオ付きなので別の作業もできず、ただただ時間を奪われる。通話が切れた時にはドッと疲れて最悪の気分になっている。
一方嬉しくなるようなLINEもある。普段は滅多に連絡を取らないものの、友達からのLINEが来ると嬉しい。その日は一日中ハッピーだ。幸せよりハッピーという言葉の雰囲気の方が近い。スーパーに行ったらちょっとデザートを買ってしまうくらいには嬉しい。別に友達と話すのは嫌いじゃないから、毎日のようにやり取りできたらそれはそれで楽しいだろうが、いかんせん私の生活には話のネタがない。時たまやってきたLINEに返信して、近況を報告するくらいがちょうど良い。
まぁ、大抵マイナスな1件の方が多いから、定期的にLINEをアンインストールしたくなる。1件のLINEによって気分をかき乱される日々から、早く脱したい。
【1件のLINE】
通知を見ると1件のLINEが来ていた。ボイメ。カンカン鳴る音と踏切を走る電車の音にさようならと呟く少女の声。間に合わなかった。最後にとんでもないトラウマ残して消えようとしてくれるじゃないか。そろそろ連絡が入る頃。電話の着信音、おおよそ予想通り。なんで、少女が。
「生きているんですか、場所は。はい、すぐ行きます。」
飛んでいくと眠った少女がいた。
「心配させてくれる。」
聞こえているのか居ないのか分からないけれど手が少しだけ動いた。
「おはよ。」
通知を見ると1件のLINEが溜まっていた。もう寝る時間だよ、って。
『1件のLINE』5
開けるのがめんどうなLINEがひとつ。
焦点の合わない指先で開けてみる。
そこにあったのは画像がひとつ。
なんだと思い開けてみる。
要約すると催し物の知らせのようだ。
演目日時場所天気なんでも書いてある。
天気は必要だったのだろうか。
あまり興味は引かれなかったが言ってみる。
当日の天気を示すところに興味を持った。
参加すると返事を送る。
驚く相手、送る相手を間違った?
しばらくして返事来る。
失礼ですがどちら様でしょうか。
お前からLINEを送られたものだ。
いえあなたには送られるわけが無いのですが。
LINEは来た?返事はした 。
どうにも食い違う両者の意見。
気が悪いのは送られた側か。
そもそもこの催し物はなんなんだ。
間違いようがないだろうこんな概要。
祓: 0月0日(雨)00:00
これだけかかれたメモ1枚
理解するのに時間は使わない
それなのに未だ続く食い違い
焦る必要は無い
送り間違い和解した。
私が引き下がった。
当日になったらコソッと行くさ。
足りない人魂の代わりにさ。
人間がどのようにしてLINEを送ったのかは
わからんが
返信した時の慌てようが手に取るように見えて
滑稽だった
たまには波長を合わせて驚いてもらおうか
スっと現れた通知
「祖父の一周忌」という言葉
父の死と共に疎遠になった親族
行動力のない自分
既読が付くまで
あと○日
「1件のLINE」
1件のLINE
普段友だちからLINEがくることはあんまりない。
毎日みると、広告ばかりのLINE。
ある夜、LINEきてるって思ってみてみた。
学生時代仲良かった子からだった。
文面は、久しぶり。ごめん、すこしお金貸してくれない?
意味がわからない。
なんで?と返したら、入り用ができてとしか言わない。
そんなことでお金貸したら、巻き込まれそうで怖かった。
ごめん貸せないと返事した。
わかった👍と絵文字付きで返ってきた。
ますます怪しくて仕方がない。
次の日、違う友だちから○○からLINEきた?とLINEがきた。
来た内容を話すと同じ内容で色んな人に聞いてるみたいだ。
お金の入り用の理由をきいたら、彼氏の借金の保証人になってしまったみたいだ。
その後、その子はどうなったのかはわからない。
LINEもそれきり来なくなった。
「1件のLINE」
俺には1つ年下の幼馴染がいる
昔から何をするにもいつも一緒で
妹みたいに可愛がっていた
部活終わりの帰り道
彼女から1件のLINE
『聞いて!私彼氏ができたの!』
胸がズキリと痛んだ
どうして今さら気づいてしまったのだろう
赤い夕日が影を落とす
俺は深呼吸して返事を打ち込んだ
『おめでとう』
俺の初恋は始まる前に終わってしまった
1件のLINE
いつものようにベッドに寝そべりスマホをだらだら眺めていたときだった。
『明日の夜、ヒマ?』
そのメッセージで体を飛び起こした。最低限の用件だけで絵文字の一つもない。
だけど、いつだって私を簡単に舞い上がらせる。
なんの用事だろう。友人からのLINEだったら用件を聞くのは参加を決めるかの判断材料にするだけだが、彼からのLINEは違う。彼の誘いに対して断るという選択肢はない。
「ヒマだよ!」
と勢いのまま返したくなるが、ぐっと踏みとどまる。そんな軽率マネはしない。私は彼とただ遊びたいだけじゃない。好きな彼に好きになってもらい、恋人になりたい。できればその先も。
「一応空いてるけど、なに?」
考え抜いた結果、シンプルが一番だと判断した。送ったばかりなのに、まだ返信来ないのか、既読はついたかばかり気になってしまう。文面も読み返してみると少しそっけない気がする。部屋の中でそわそわ動き回っていると、ピロンと軽快な通知音が鳴った。
ベッドに放っていたスマホに飛びついた。
『花火しようよ、二人で!』
ぐっとガッツポーズをした。溢れ出る喜びでぴょんぴょんと部屋の中で飛び跳ねると、一階から静かにしてよ、とお母さんの声がする。
今はそんな場合じゃない。ついに二人で遊ぶ日が来たのだ。明日はなにを着ていこう。せっかくだから最近買ったリップもして行こうかな。
明日は人生の最高の日になる。
シンと静まりかえった部屋に1件のLINEが届いた
忘れていたのだろうか
記憶からあえて消していたのだろう
か
名前を見てしばらくして思い出す
1度思いたずと過去の事が芋ずる式に思い出してきた。
いい事も悪いことも
昔に縛られてはいけないよ
過去は変えられないから
未来もしくは今を生きようよ
だから自分は
LINEをやらないのかもしれない
過去を見ないために
「元気?」
もう動くことはないと思っていたトークルームは、一件のラインで半年ぶりに日付が更新された。
「あ、既読ついた」
「そりゃつくだろ」
「ブロックされてると思ってた」
「しねぇよ。するわけねぇだろ」
ぎこちない会話のキャッチボールを繰り返したのち、この機会を逃せば、きっとまたいやそれこそ未来永劫に話せなくなってしまうと思った俺は「少し話すか」と通話を切り出した。
「え」
「都合悪りぃか?」
「いや違くて上手く話せないかもしれないから返答に困った」
「俺が適当に話すから別にいい」
「できないでしょ。口下手じゃん」
「舐めんな。話してない間に俺だって成長した」
「こっちはなんも変わってない。いやマジで上手く話せなくて黙ってばっかになるかもよ」
「だから構わねぇよ。これを機にまた頻繁に話して慣らしていけばいいだろ。……もういいからかけんぞ」
断われるのは怖くて半ば強引に通話ボタンをタップする。一回、二回と重なっていくコール音を聴いていると、そのコール音に合わせるように脈を刻むスピードも早まっていく気がした。五度目のコール音のあと受話器から聴こえてきた控えめな「もしもし」に熱くなる胸。懐かしさと嬉しさが入り混じって変な感じだ。きっと今度は失敗しない。今度こそ上手くやる。固い決意を胸の中で唱えながら頭に浮かんだ言葉を紡いでいく。崩れてしまった関係をゆっくりと時間をかけて修復していきたい。足りない部分は補い、隙間を無くすように縫い合わせる。かつてこいつが俺にそうしてくれたように今度は俺がこいつのことを満たしてあげたい。ただそれだけだった。
「ねえ、怒ってないの?」
「お前の方こそ」
「怒るわけない」
「だったら俺も同じだ」
「……ありがとう」
「……あのとき、逃げてごめん。弱くてごめん」
「それはこっちも同じだから。なんだかすれ違っちゃったみたいだね。でもさ……なんていうの……その、燕と同じで元の場所に還るんだね」
「なんだそれ」
「詳しく聞きたい?」
「ああ、ぜひ聞かせてほしい」
「1件のLINE」
何が好き?どんな人がタイプ?
今までどんな人を好きになった?
今…好きな人はいますか??
あなたに聞いたあと私はスマホの画面を閉じる。
私を好きと言って欲しい。でも好きな人がいたらどうしよう。なんて返ってくるのかな。不安とドキドキが彼からの
返信を待つ時間は、まるで時間が止まっている。
通知の音がなったときも恐る恐る画面を開く。1件のLINEの通知…。返信きたのかな…。なんて送ってきたのかな。
スマホのロックを解除して、ゆっくりスライドする。
…なんだ。公式アカウントか。深いため息をしてまた彼からの返信を待つ。まだ既読がない。
彼の既読を待ちながら、今までのLINEを振り返る。
最後まで見たあと、ふと彼からの返信が来てしまった。
お前が好き。たった1件のLINEでも彼からのLINEは
私にとってかけがえのない存在だ。