1件のLINE』の作文集

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1件のLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

7/11/2023, 1:46:11 PM

人と話すのが苦手だ。
自分の発言はこの場にふさわしいのか、相手の機嫌を損ねてはいないか、どうしても気になってしまう。自分は臆病者なのだ。

3人以上のときはいい。にこにこ笑って眺めていればそれで済む。
他の人がキャッチボールしているのを横で眺めているだけでいい。
そこに自分が参加しようとは思わない。参加できるとは思えない。

「クラスの決め事のときに便利だから」と義理で招待されたグループライン。そこでも発言したことはない。参加者のアイコンにただ並んでいるだけの存在。本当は抜けてしまいたいけれど、抜けたことが知られるのも心地悪い。結局そのままにしてある。
今日も「クラスの親交を深めよう!」と放課後にカラオケに行くそうだ。既読だけ付け、そっとアプリを閉じる。

新たなメッセージを知らせる振動。集合時間が決まったのだろうかとついさっき閉じたアイコンをタップする。目に入ってきたのはグループではなく個別メッセージ。

「今日、新刊発売日なんですけど、放課後本屋に付き合ってもらえませんか」

スタンプを一つだけ返した。放課後が楽しみだ。

/「1件のLINE」

7/11/2023, 1:43:37 PM

7/11 お題「1件のLINE」

 ピコン、とスマホが鳴った。
 別れた彼女からかと手を伸ばす。未練がましいけれど期待していた。
『元気にしてるか』
 祖父からだった。
 元気ではない。けれど、80代にしてスマホを使いこなすスーパーじいちゃんからの何気ない気遣いは、不思議と心に沁みた。
 俺はまだ、1/3も生きてはいない。祖父の何でも楽しむ姿勢を思い出す。人生はこれからだ。楽しい事は、まだまだきっと沢山ある。
『ありがとう』
 返したLINEはすぐに既読がついた。

(所要時間:6分)

7/11/2023, 1:42:23 PM

1件のLINE


たった一件の通知、それだけで世界はガラリ、と変わってしまう。
『迎えに行くよ』
画面に表示された名前に、見覚えはない。それなのに、アイコンの写真はどこかから盗撮された自分自身の写真で。
ひゅっ、と喉が鳴る。カタカタ、と震え出す体を守るように抱きしめて、縮こまった。
ピンポーン、とインターホンが鳴り響く。浅く速くなる呼吸に、恐怖で溢れてくる涙が頬を伝う。
「迎えに来たよ」
ドアの向こう側で、たしかにそう声がした。

7/11/2023, 1:42:18 PM

テーマ:一件のLINE #240

一件のLINEがまだ未読です。
そんな通知が来るのだが、
未読のランプがついているものはない。
壊れたか??
そんなことを思いながら放っておいたら、
いつのまにか二件、三件と増えていった。
怖くなってスマホをログアウトする。
すると直った。
何だったんだ、
怖いなと思いながらLINEを開こうとすると
LINEが消えていた。

7/11/2023, 1:39:43 PM

-一件のLINE-

『愛してる』

LINEの通知からただこの一言
妙な感じだったが遅い時間帯であるため後回しにし、その日は終わった

後日、電話がきた
先ほどLINEを送ってくれた人が亡くなったのだ
唐突な出来事に頭が真っ白になった
暫く時間が経ち唖然と立ち尽くすとき、インターホンが鳴った

画面には
電話で亡くなっているはずの人が立っていた

状況を把握出来ないが慌てながらも電話で亡くなっていると話したら
そんなこと知らないと言った
そんなはずはないと電話履歴をみれば、ないのだ

電話したはずの履歴がないのだ
LINEにも見たがなにもないのだ

何も存在してないのならあの日あのとき 
LINEと電話をしていた相手は一体誰なんだ

7/11/2023, 1:36:05 PM

一件のLINE


私の友だちは公式か家族か。
LINEというかスマホのない時代に生まれて本当に良かったと思う。

7/11/2023, 1:35:37 PM

来てないと思ってずっと待ってたら結構前に来てた夜

"1件のLINE"

7/11/2023, 1:34:23 PM

どうして直ぐに開かなかったのだろう
いつもみたいに
“あとで読めばいいや”
なんて、思ってしまったのだろう

その“あとで”は……
もう二度と来ないと知っていたら
直ぐに開いたのに

今はもう……
怖くて開くことすら出来ない
公開ばかりの未読メッセージ──





(2023.07.11/1件のLINE)

7/11/2023, 1:34:04 PM

#1件のLINE

あなたからのLINEであって欲しいな、
今でもそわそわして待ってる

7/11/2023, 1:33:15 PM

1件のLINEを返すのに、
とても長い時間がかかっていた頃があった。

長い時は1時間くらい。


学生の頃、LINEの返信が本当に苦手で、
一言返すだけでも10分くらい考えることがよくあった。

相手に分かりやすく、
堅苦しくなく自然な文体で、
嫌われないように、
なるだけ手短に済ませられるように。

そうこう考えている内に、
「おい無視すんな」
とメッセージが飛んでくる。

ああ、また1から文を考え直さねばならないのかと携帯をぶん投げてしまいたくなる。

大体こういう事を言ってくるやつに限って、
会って話せば良いようなどうでもいい内容しか送ってこない。

勝手に動画送りつけて感想求めてくるやつが1番苦手だった。
今は適当に理由作って後日返信したりするのだが、
学生の頃は返信時間が本当にシビアだった。


社会人になって暫くは、忙しさにかまけてLINEを返さない事がザラにあった。

今となっては「おい無視すんな」と言ってくるのは上司くらいか。

たった1件のLINEに何ヶ月ぶりに返事をすると、何時間か後に、素っ気ない返事が返ってきた。

7/11/2023, 1:31:45 PM

『1件のLINE』



私の忘れられない「1件のLINE」
それは、「おねちゃんありがとう」

なぜこんな在り来りなLINEが忘れられないか。
それは私と妹の関係があまり良くなかったからである。

このLINEが来たのは、妹が大学に合格し地元を離れた1週間後のこと。
仲が悪かった為、妹は私と離れてせいせいしているだろうなと思っていた。
だか、離れて1週間。急にLINEが来たと思えば「おねちゃんありがとう。」
急に妹に会いたくなった。
気付いたら通話ボタンを押していた。

何を話せばいい…。
姉妹なんだから、なんでも話せばいい。
妹「もしもし?おねーちゃん?」
私「久しぶり。元気?」
そこからはもうお互いマシンガントーク。
終始笑って話していた。

そして、離れて初めて気付いた。
私は妹のことが大好きで大切だったんだと。

なのに、嫌いみたいに。
酷かったな…。
たった2人の姉妹なのに。
会いたいな。

今度帰ってきたら一緒にご飯でも行こうかな。

7/11/2023, 1:29:27 PM

「話あるんやけど、ええ?」

親友から1件のラインが届いた。

「どうしたの?」
私はそう返信した。

「うちね、夏休み終わったら転校する事になってん!!
うちのオカン、なくなったん知っとるやろ?

やから、そのオカンの実家に引っ越しするんよ

ごめんね☆☆」

正直、なぜそんなに明るく言えるのか分からなかった。

「ごめんねとか言わんでよ、心配するよふつうに」

「いらぬ心配などかけるなかけるな」

「いる心配だよ」

彼女の性格だ、自分が苦しいけど無理して私を笑わせようとしてくれている。そういうところが彼女の良いところであり、心配な点でもある。

「別にさぁ、5年後でも10年後でも30年後でも会えるっちゃ会えるんやしさ、ね?

そんなに心配せんくてええんやで♡」

「それ絶対会える?」

「絶対会える。これだけは断言できる」




私は、彼女が言った言葉を信じて待つ。

_2023.7.11「1件のライン」

7/11/2023, 1:27:51 PM

ちょっとでも喜んでくれたかな?

人って長く一緒にいると当たり前の関係になってくる
前はちょっと電話しただけで舞い上がって、ウキウキだったけど今だと電話は全くしない

LINEの頻度も減っていき、お金も使って当たり前って感じになっていく

前みたくまた電話とかちょっとの優しさで舞い上がってみたいな…

ホストって枕するってよく聞くけど
全くしたことない…

キスもないんだ…

私に魅力がないのかな




今日は文章書く気にならないので、また明日!!!!

7/11/2023, 1:24:13 PM

谷底から、浮上させるもの。



#1件のLINE

7/11/2023, 1:20:39 PM

【 7/11 1件のLINE 】

‌  通知音が部屋に響く

‌  君からの1件のLINE

‌  こんなに心が踊ることなんてない

‌  どう返信しようって考える時間すらも愛おしい

‌  好きだって言えないのがもどかしいけど

‌  この時間を大切にしたいから

‌  まだ少しだけ私の気持ちは心に秘めておくね

‌  今日も明日も明後日も、ずーっと

‌  君からのLINE待ち

‌  おやすみなさいまた明日ね

7/11/2023, 1:18:51 PM

「1件のLINE」




「LINEやってますか?」

「すみません。スマホを持っていないので」

「そうですか……」


これでLINEについての会話は終了。

電話をかけるのは邪魔かもしれない。

もしも受けてくれなかったら

私が予想以上に傷つくに決まっている。


だから気になって

だから心配になって

だから頻繁に会いに行く。

会いに行く途中も

ずっとあなたのことを考える。

まずなんて声をかけようか、

どんな話をしようか、

行く道で グルグル グルグル

ずっと ずっと

あなたのことだけ考える。


あなたを目の前にして

私はひとつひとつの言葉を

両手ですくって そおっと

丁寧にあなたの目の前にかざすように

すべてのことばをあなたを輝かせるために

すべてのことばをあなたを微笑ませるために

決して「愛している」と言わずに

それに代わる言葉をえらんで

だいじに だいじに 唇にのせる。


帰り道も ぐるぐる ぐるぐる

ずっと ずっと

あなたのことだけ考える。

私のことばは足りてただろうか。

余計なことは言わなかったろうか。

傷つけなかったろうか。

幸せな気持ちで眠ってくれるだろうか。





あなたがスマホを手にしてしまえば

LINEでやり取りするようになってしまえば

こんなぐるぐるな想いはなくなるだろう。


だから「1件のLINE」までの

大事な大事な わたしのじかん

まるで宝物のような

       ふたりのじかん



             「1件のLINE」

7/11/2023, 1:15:53 PM

1件のLINE



「大好き。付き合って。」

たった1件のLINEだけで人の人生は変わる。

「アイドルのマネージャーやってみる?」


1件のLINEにあなたはどんな返信をする?





_10end_

7/11/2023, 1:14:48 PM

早朝、僕のスマホがなった。
1件のLINEの通知。
その相手を見た僕は震えと涙が止まらなかった。
LINEを送ってきたのは昨日亡くなったはずの彼女だった。
内容は
『今まで幸せにしてくれてありがとう。
約束守れなくてごめんなさい。
幸せになってね。さようなら。』だった。
僕も幸せだった。
すぐに前を向くなんてできない。
でも、君のお願いなら、君がそう望むのなら
僕は幸せになるよ。
こちらこそ、今までありがとう。
愛しているよ。今までもこれからも、ずっと。


【1件のLINE】


#77

7/11/2023, 1:14:13 PM

仕事の帰りに、コンビニで買い物しようとしてたところにあの子からLINEが来てさ

足をくじいて動けないから迎えに来てって言うんだ

遊び慣れてる感じだし、試されてるのかなって思ったけど、行ったよ

ちょっと好きだったし

そしたらホントにヒールの足首を腫らしてて

「ありがとう」って泣きそうな顔で言われて、部屋までタクシーで送ったんだ

「お茶でも飲んで行って」って言われて、タクシーを帰したところで男が駆け寄って来てさ

どうやら彼氏と痴話ゲンカしたらしくて、「ゴメン、俺が悪かった」とか言って、僕の目の前で仲直りしちゃってさ

その後、最寄りの駅まで歩いて帰ったんだせ

まったく…

7/11/2023, 1:09:59 PM

1件のLINEが来た。

彼氏からだった。

「別れよう」と書いてあった。

「了解」と返した。

1件のLINEが来た。

親友からだった。

「友達やめよう」と書いてあった。

「了解」と返した。

1件のLINEが来た。

私からだった。

「死ね」と書いてあった。

「了解」と返した。

そして、二度とLINEが来ることはなかった。

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