『1つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
色々と選択肢がある中から、一つだけ選ぶのは結構難しい。たとえば何か買う時に、気になるものがたくさんあって、デザイン違いや、色違いとか、それぞれに良かったりすると、大いに悩む。
なんとか二択ぐらいに絞り込んで、また悩む。店員さんが、アドバイスをくれたりするのだけど、なるほどと思いながらも、なかなか決められない。それを手にした時、どう使うかなんて思いをはせながら、頭の中がぐるぐるしている。
そして、なんとか選んだものを、ワクワクしながら連れて帰る。開封しながら、ふと選ばなかったほうのものを思う。あれはあれで良かったなと考える。いっそのこと、両方買えば良かった? なんて思うけれど、それをしてしまうとなんか違う気がする。
やっぱり、選ぶという行為そのものが楽しかったのだ。選ばなかったほうへの思いをはせながら、使っていくのがまたいいのだろう。
「一つだけ」
若いときは一つだけって言われると悩ましく思った記憶がある。年々、歳を重ねると一つだけと言われるとで悩む事がなくなった一つで十分と思える自分がいる。
「1つだけ」
1つだけ願いが叶うのなら
恐竜時代に戻って
人間の祖先なんか絶滅させちゃおう
なんて
1つだけ。あのとき、1つだけでも言葉にしていれば。
(1つだけ)
『1つだけ』
いつもありがとうございます。
スペースのみです💦
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「ひとつだけ、約束してください」
「ん? 私にできることなら」
「ちゃんと服を着てください」
「着てるじゃん」
「下着つけてないでしょうがっ! そんなんでピンポンなんか絶対出ちゃダメですからねっ!?」
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的な感じの話を書きたかったです。
1つだけ
何かを選ぶことは何かを選ばないこと
それを略せば「1つだけ」
言葉が下手だ。
書く文章なら多少は書けるんじゃないかと思っていた。
なんてことだろう、わたしは言葉が、文章が、喋りでも書き文字でも、ともかく下手だったのだ。「書けている風」に取り繕うことができることもあった、というだけなのだ。
考えてみれば要約がひどく苦手だった。
つまり、その文の目的を把握できていないということなのだ。
何のために書かれたのか、何を伝えようとしているのか、理解できていないということだ。
かつて、わたしはそれでいいと思っていた。
文は、何かを伝えるために書かれるばかりではないと思っていたからだが、なんのことはない、それはわたしの姿が反射しているだけだったのだ。
わたしは、何かを伝えるために文を作ったことがないということなのだ。
それは、もう、目も当てられないほど、下手だろう。
目的を見据えることが、そもそもわたしは致命的に下手なのだ。何となく生きているから、何かのために何かを頑張るということがほぼない。全くないわけではないのは、周囲から求められて何かを達成することはあるからだ。例えば部屋の片付け、例えば受験、就職、定期的な規制、適度な人付き合い、喜ばれる服装、振る舞いなど、そういったことだ。
ほんとうに、目的を持って言葉を選び、文を組み立てている人がいるのだろうか。所謂美文と呼ばれる近代の作品なら、目的があるのだろか。あるのだろう。目的ないし、狙い。
その文を説明するときに必ず現れる何か、明確なたった一つが、このずらずらと続く文字から立ち昇るということなのだ。ろう。たぶん。
そんなばかな。
【一つだけ】
ごめん、私は……
そして、お母さんの手を取った。
全部なんて、無理だ。
一つだけ何かが貰えるとしたら何を貴方は頼みますか?もし貴方が物を欲しがったと仮定しますとそれは間違っている、合っていると決め付けるものでは無いと私は思います。貴方はどのような意見がありますか?
ひとつだけのこせるとしたらあなたはなにを選びますか?大切な人との写真?もらったプレゼント?手紙?宝物と言えるものは静かにあふれてるのかもしれませんね。いろんな気持ちと向き合いながらも、日々穏やかに過ごしていけますように今日もここから見守っています。
「ひとつだけ」
たった一つ
それだけあれば前を向ける
それさえあれば歩いていける
たった一つ
それだけでいいのだ
そう言い聞かせる
空っぽなのは軽過ぎる
両手にいっぱいは重過ぎる
だから
大事なものを
一つだけ
きっと、それで十分なんだ
2026.4.5
これほど、時間が経過しても連絡も説明もしてこないほその夫妻。どうしたものか。
無条件の大丈夫が欲しくてたまらなかった。
どこにも無くて歩き疲れてしまったのに。
ずっと好きだったのに聞けなかった音楽の中に、
見つけてしまったの。
好きだった頃のように、無条件に大丈夫が聞こえてくる
『1つだけ』
一つだけ願いが叶うなら?
……じゃあ、
さっき通り過ぎたあの子のお願い
叶えてあげて欲しい
僕の命―――使っていいから
〜シロツメ ナナシ〜
どちらか1つだけではなく、共存のために
トレードオフの丁度いいバランスを計る天秤があればいいのに
: 1つだけ
「1つだけ願いが叶うなら、
あの頃に戻りたい。」
人はよくそう言うけど、
また同じ運命を辿るのなら
二度と戻りたくはない。
「お前の持つ絆のうち『1つだけ』、なかでも一番に『大切なもの』を我に捧げれば、ここから出してやろう」
と、カラスが言った。
石畳の通りの古い街並みがどこまでも続く、不思議な空間。
この目の前の、人語を話すカラスの話すところによると、ここは人の世でもあの世でもない、カラスが創り出した”狭間”なのだそうだ。
「ただの趣味さ。お前たちも、籠に鳥を囲ったり、鉢に魚を留めたりして、楽しんでいるだろう?」
じゃあ、一番に大切な絆を、カラスに差し出すと、どうなるのか?
「絆が絶たれれば縁も絶える、ただそれだけのことだ。ここから戻れば、お前の記憶には残るが、かつて絆を培った相手やそれらを取り巻く世界は、その記憶を失くすだろう。……1つだけ、を置いてきたはずが、すべてを失った者も少なくはないがな。フフッ」
この理不尽を聞かせられ、激昂した幾人かがカラスに手を伸ばしたが、どうやってもカラスを滅することは出来なかった。
カラスの言うことを聞くほかに、人々に選択肢はなく──やがて人々は、絆を捧げて人の世に還ったり、絆を失うまいと、この狭間に留まったりした。
まぁ、狭間に留まった者の多くもそのうち、この場所の異常さ、不変さに耐え切れずにやがて、カラスに絆を差し出すことになるのだが──。
そんな人々の様子を、僕はずっと見ていた。
そもそも僕は、カラスに差し出せるような絆を、1つとして持っていなかった。
だから僕は、この狭間から出られずにいて、そして──この狭間を行き交う人々が、一様に苦悶するのが何故なのかが、どうにもよくわからなかったのだ。
「ずっとひとりで見てたの? ずっと、って、どれくらい?」
小さな背たけの、小さな手をした女の子が、僕を見上げて尋ねる。
カラスとこの狭間のことを説明してあげたけれど、どこまで理解出来ただろうか。
「……わからない。ここはどうやら、時間の流れが淀んでいるようで」
「よど、んで?」
「ええとね、つまり。たぶん……思い出せないくらい長い間、ってこと」
「そっかー。じゃあずっと、さみしかったねぇ」
いろいろ話をしてみてわかったのは、この子もまた僕と同じように、カラスに差し出せる絆を持たない者だ、ということで。
そうしてその成り行きのまま、僕はしばらく、その子の手を引いて、狭間での時を過ごすことになった。
それから──どれくらいの時が、過ぎた頃なのか。
狭間を彷徨っていた僕とこの子の前に、カラスが再び現れ、そして言った。
「お前の持つ絆のうち『1つだけ』、なかでも一番に『大切なもの』を我に捧げれば、ここから出してやろう」
「……絆を持たない僕らに、いったい……なにを言ってる?」
「フッ、お前。まさか、気づいていないのか?」
……ああ。
そういうこと、か。
カラスは、僕の反応を楽しむために、この子を……それとも、カラスにも予想外の、偶然の産物なのか?
……いや、そんなことよりも。
「幼いこの子の代わりに、僕がこの子の意思表示をすることは可能だろうか?」
「そうだなぁ。仕方がない、特別に認めてやるとしよう」
芝居がかった調子で、カラスが言った。
よし。これでこの子は狭間から出られる。
だが……しかし。
人の世で1つも絆を持てなかったこの子が、戻れたとして。
人の世はこの子にとって、この狭間よりも良いものであると、言えるのか?
そして、この杞憂は……この子との幼く儚い絆を惜しんだ僕が捻り出した、都合のいい考えではないのか?
……そうだ。
これは、紛れもなく杞憂なのだ。
この子が人の世に渡れば、僕はそのうち、この子のことを忘れてしまう。
だから、なんてことのない……。
「おにいちゃん、やだ。手を、離さないで」
小さな手が、僕の手をギュッと握りしめている。
僕はこれから、この僕よりも体温の高い手の小さな指を、1つずつ外す。
……本当に?
僕の手で、それを?
この子はそれを──僕にそうされたことを、忘れることはないというのに。
僕は、どうしたら……。
テーマ : 1つだけ
1つだけ、大切なひとに心から望むことがあるとすれば、その人自身が自分のことを大切にしてほしいということ。そうすれば今まで以上に自分以外の人たちのことも大切にできるし、未来も感じられるから。
これほど重大な感情ですら時として、忙しい日々によって削られたり奪われたりされがちだ。一息つく余白すら見つけられない日常に、君を閉じ込めてしまった時は、本当に申し訳ない気持ちになる。
久々に晩酌を共にしたい。先ず今夜の皿洗いや風呂掃除は引き受けるよ。君自身の話や明日以降については、その時にまたじっくり語ろう。
あと1つだけ希望がある
私の寿命が尽きる時
あなたと過ごした
景色を日々を
思い出し笑って去りたい
だから…
先に行ってるね
一つだけ想うなら
恋愛に縁がある人生を
送ってみたかったな