『1つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
1つだけ今頼みたいことあるとすれば
大好きな人にぎゅってしてもらいたい
これから頑張るから
やる気がずんと無くならないうちに
君にしか頼めないから
君だから効力があるの
あーあこれ伝えたいのにな
伝えたらしてくれるのかな
今は無理って言うのかな
たった1つのお願いだけどたくさんのわがままな気持ちが乗っかってるからだめかな
またここに書き出すだけ
1つだけ
1つ願いが叶うなら
人生をリセットしたい
ぽつんとそこにある塔は、深くに根を張っている。
ぽつんといえどそれはそれは大きいのです。
でも、あなたも私も遠くにいるからね。実際のところよくわからない。近くに行けば、その足元の、ごつごつと出てきた根もとに、白くポワポワした毛虫とか、触覚のうつくしい昆虫がうごめいているのかもしれない。
そう考えると、塔というのはここにしかないらしいけど、そんなことぜったいないはずだと確信に変わる瞬間があった。
無数にある世界。私の足もとに1回だけしか触れることのないだろう風が吹く。髪はなびかない。足元だけに漂うのだ。
No.43『ひとつだけ』
散文/掌編小説
「ひとつだけ願いが叶うとしたら、何を願う?」
唐突に恋人が言った。
「ひとつだけ?」
「そう」
それは難しい問題だ。
アラビアンナイトなお話の精霊は、三つのお願いを叶えてくれるし……、あ。流れ星が叶えてくれるのは、ひとつだけか。ただ、三回口にする台詞の中に、三つの願いを織り込めれば、三つの願いが叶うのだろうけれど。
「ひとつだけかあ」
思わず口にする。単純に考えれば、一生、遊んで暮らせるだけの現金とかなんだろうけど、ラブストーリーにありがちなそれじゃないが、愛はお金では買えない。かと言って、愛さえあればと言うとまた違うし、わたしはとうとう頭を抱えてしまった。
「じゃあ、あんたはどうなのよ」
「俺?」
これといった答えが浮かばなくて、聞かれた質問に質問で返す。
「俺は、願いごとを叶えて欲しいって願うかな」
「は? なにそれ」
何かを思いついた様子の恋人は、珍しくドヤ顔でこう続ける。
「俺が願いごとを言ったら、それを全部叶えてくださいって願うんだよ」
さもいい答えだろうとでも言いたげに胸を張る恋人が可愛くて、わたしは思わず笑ってしまった。
お題:1つだけ
あんたに出会えた事が
ここ入って1つだけ良かったこと
あんたが居た事が
ここで唯一頑張れたたった1つだけの理由
あんたが笑う事が
ここで自分らしくいられたたった1つだけの支え
あんたと過ごした毎日が
私が可愛くなれたたった1つだけの魔法
あんたと過ごした時間は、、
あんたと過ごした時間は
1つだけなんかじゃなくて、、、
いっぱい、いっぱい、、
いっぱい、大好きだった時間で、、、
もっともっともっと、、もっと、、、
続いて欲しかったたった1つだけの時間なんだよ、、、
1つだけ願いが叶うなら、胸も柔らかさも丸さもないフラットな身体になりたいです
朧げな歌詞を口ずさみ 鍋底に焦げ付いたキャラメルを
たっぷりのミルクで温め溶かす 休日の午後。
木べらでゆっくりとかき回しながら
ほろ苦いホットミルクを煮ている間にビスケットを1つ。
「こら、おまえはだめ」
昼寝に飽きた飼い猫が台所にやって来て
ビスケットが詰まったガラス瓶の口を覗いていた。
慌てて瓶の蓋を閉めると
にゃあ、と ちょっぴり不満げな顔をしてみせる。
「おまえは こっちを1つだけね」
そう言って市販の猫用おやつを差し出せば
たちまちご満悦の表情で瞳を輝かせ 指を舐めてきた。
ぐらっと鍋底からミルクが盛り上がり
焦がしキャラメルの香ばしい匂いが台所を包む。
もう1つだけ、と昼寝を再開した彼の目を盗んで
私は静かにビスケットを頬張った。
2023/04/03【1つだけ】
一つだけあるものって
この世界にどのくらい存在するんだろう…
数えきれないくらいありそう。
見た感じは似ていても
一つ一つ細かく違いがある。
一つだけのものって愛着が沸いてくる。
『性(さが)』
人間の性
つまりは欲求 睡眠欲・食欲・性欲
人間の性
つまりは感情 歓喜・驚愕・焦燥
金甌無欠も逃れられぬ
人間の性
つまりは愛 溺れ、憎しみ、奪い合う
人間の性
つまりは私 欲求・感情・愛
人間の性
私の性
一つだけ
たった一つだけ願いが叶えられるとしたらどうする?
もう一度 人生をやり直す
欲しかったものを手に入れる
どれも魅力的だが 私は能力が欲しい
人の心を読むことができる能力
無限の体力を手に入れられる能力
ご飯を食べなくても生きていける能力
どれでもいい
どれでもいいから 人より勝ってみたい
これが1番単純な回答だろう
こうするしかない。
自分には友達がいる。名前は『Y』とする。ソイツはまだ子どもで、自分で自分の内臓をえぐりだした。クレイジーな戸籍上女野郎だ。そんなYは、霊に気に入られている。一回お祓いに行った。自分も付き添いで行った。あまり神社やお寺に自分は行かない。神主さんが自分に話があると言ってきた。
「あの子は手遅れかもしれない。」神主さんが言った「なんの…Yの何が手遅れなのですか?」自分は言った。多分焦っていた。「あの子は霊に好かれすぎている。私でもお祓いできたのは運が良かった。いずれ…いや、近いうち私でも祓えない霊に求婚されるだろう。」神主さんはうつむいている。「されたら、どうなるんです?」「中国や台湾には『冥婚』という死者と生者との婚姻がある。日本にもあるのだか、その霊は強いから、あの子は死ぬだろうね…」と神主さんは言った。自分は色々と考えてしまった。
お祓いが終わったあと、自分はYにこんなことを問いかけた。「死ぬのは怖い?」そしたら、Yは笑っていった。
「死ぬのが怖かったら、生きるのが怖いと思っていない」と。遠回りだが、怖くない。と言っていて、自分は安心した。
自分はいつもYのそばにいた。電柱に隠れているアイツは馬鹿だ。祓われているのだから。来週、Yとは婚姻を結ぼう。誰かに取られるのならば、自分が取るのだ。指輪は1つだけ。自分のはない。だが、それでいい。結んでしまえばこっちのもんだ。
『1つだけ』より
※この話は『見つめられると』『ハッピーエンド』の続きとなっております。前回を見ていない人にはわからないようになってしまいました。大変申し訳ない。
ダメ!
一つだけだって約束したでしょ?
スーパーのお菓子売り場で
小さな子供が母親にたしなめられている
小さな両手に一つづつ お菓子を握る
男の子は 俯き 悩んでいる様子だった
きっと、どちらも欲しいのだろう
しばらく、悩んでから右手に持っていた
お菓子を棚に戻して 母親に連れられて
レジへ向かう
「ねぇ、
見た目はシンプルで
味の薄い 昔からある和菓子と
華やかで、柔らかくて、甘い
流行りの洋菓子、どちらが好み?」
私の問いに 彼は 鼻で笑って答えた
「結婚するなら 和菓子だけど
遊ぶなら 流行りの洋菓子かな
あ、 けど、 洋菓子って
賞味期限 短いんだよな〜」
私の 賞味期限は
後、どれくらいだろうか?
#1つだけ
ひとつだけ
たった
ひとつだけでいい
生きてる
あなたの笑顔に
逢いたい
心残りは1つだけ
もっと惜しみなく傷つけばよかった
怖気づいてあと一歩が踏み出せなかった
無難で生温い人生
でこぼこがない分つまらない
あの時あなたの手を取っていれば
どんな人生があったのだろう
そんなことを考えている
もしも、一つだけ願いが叶うなら、
皆さんはどんな事を願いますか?
お金持ちになる事?
好きな人と結ばれる事?
病気や怪我を治すこと?
どれも魅力的で、選べないとも思えますよね。
けれど僕にはずっと前からある願い事があります。
『たった一人の妹を生き返らせる事』
周りの人は"叶うはずない" "無理に決まってる"
誰もがそう言います。
けれど僕は願っています。
だって、お母さんが言っていたから。
『願い事は願い続ければ、何時かは叶うもの』
嗚呼でも、今思えば願い事は二つかもしれない。
"車に轢かれて死んだ妹"と"妹を産んで死んだお母さん"
僕にとってはどちらもたった一人の家族。
どっちを選ぶのが正しいのかな?
お題〚一つだけ〛
叶うのならば、私のために桜が散ればいい。
お題 1つだけ
ポテトチップスを食べていた。
まるまる1袋食べるつもりなかったのに、あと1つ、あと1つと手を伸ばしているうちに気が付いたら袋が空っぽになっていた。
なんでだろう。変なの。
お題『1つだけ』
「どうしてお口は1つだけなの?」
︎ 耳も目も、おててだって2つあるのに。
︎ 小首を傾げ、くりくりとしたまん丸い瞳でこちらを見上げる可愛い妹。近頃は年相応に好奇心が旺盛になってきて、なんで? どうして? が口癖になってきている。その成長を姉として嬉しく思いながらも、やはり何回も繰り返されれば鬱陶しくなるものだ。
「どうしてだろうねー」
︎ 大人げないと自覚しつつ、机の上に散乱している課題の束をより大きく広げた。すると妹は途端に黙り込む。興奮したような妹の荒い鼻息もいつの間にかおさまっていて、姉妹の二人部屋にはページをめくる音だけが木霊するように響いていた。
︎ だがしかし、先程まであんなに騒がしく飛び跳ねていたのに一体どういう心境の変化だろうか。不思議に思った私は妹の方へ視線を戻す。
「……お姉ちゃんなんて大嫌い!」
︎ 時既に遅し。すかさず突撃してくるのは、プニプニおててのクリームパンパンチ。
︎ ヒットポイントをかなり抉られた私は、部屋を出ていく妹にわたわたと動揺しながらあまりにも哀れ過ぎる声を投げかけた。ままま待って!ちょ、嫌いなんて嘘だよね!? 世界で一人だけの可愛い妹に大嫌いなんて言われたら、お姉ちゃん生きていけない!
1つだけ
「この屋敷かな?」
目の前に広がるのは、大きな洋風のお屋敷。
知り合いから、町の奥の屋敷に1つだけ何でも願いを叶えてくれる魔法使いがいると聞いた
呼び鈴を鳴らし、しばらく待つ。数分もたたぬうちに黒いローブを纏った人物が現れた
「あなたがお客様かい?」
「そうです」
「まあここで話すのも冷え込むでしょう?中におあがりなさい」
彼女に続いて屋敷に入っていった。だが、私は知らない。願い事が理由で最悪な結末になるなんて…
「それで?あなたの願いは?」
不敵な笑みで尋ねる魔法使い。
「1つ確認なのですが、何でも1つだけ叶えてくださるのでしょうか?」
「もちろん。私にできないことはない」
そう言われ、私は決意して伝えた
「この世界を、争いや憎しみのない世界にしてください」
振り返れば、世界は負の感情で溢れていた。リアルでも、ネットの中でも。そんな世界を変えたかったのだ
「よかろう。お前の願いを受け止めた」
私は安堵した。だが、それはすぐに終わった
耐えがたい激痛が私を襲ったのだ
「待ってください、何で私が…ぁ…」
「…っ、争いをなくすには人間を滅亡させる。こうするしかないのだよ」
物憂げな目で何かをつぶやく魔法使い。
なんて言っているのかはわからない
最期に私の意識は途絶えた
ただ1つだけの願いの代償は、重すぎた。
1つだけ、願うことが出来るのなら、、
あなたとずっと、友達でいたい