『0からの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこからやり直したい?
そうだね。あんまり前だと
子供たちが居なくなるから
困ったな。
家族がいる今のオレには答えが出せない。
ただ、今の自分には満足していないから
分岐点までは帰ってみたい。。。
0からのスタートだ。
そう、1からではない。
私は、0を1に変えるところから始める。
つまり、何かを生み出す必要があるのだ。
しかし、本当の0からでは何も生まれない。
0を1にする過程にも、
0.1やそれ以下、それ以上があるものだ。
私はその為に、外に出る。
やらねばならぬことは沢山あるが、
急いては事を仕損ずる。
私はドアを開け、朝の光を浴びる。
私に影響を与えてくれる、
0を1に変え得る何かに出会う為に…。
「人間関係って、距離が近すぎるとうまくいかないって言うだろ?」
いきなりなにを言い出すのかこの人は。
「見たいものが近くにありすぎると一部しか見えないだろ? 拡大しすぎたみたいにさ」
「ま、まあ」
最前列の映画館みたいなものだろうか? 一部しか見えないわけではないが、近すぎるのに変わりはない。目も痛くなるし。
「適切な距離感を学んで、初めてその全貌が見える。ここが好き、ここは嫌い。そんなふうにね」
「つまり、なにが言いたいんです?」
よくぞ聞いてくれたと言いたげな、眩しい笑顔が向けられた。……確かさっき告白してきて、私に振られた人ですよね?
「今の僕と君は、ある意味距離が近すぎると思うんだよ」
そう繋がるとは思わなかった。
「だから僕の悪いところしか見えていないんじゃないかな。僕の人となりをもう少し観察していればまた見方が変わるんじゃないかと、そう思うんだよ」
……つまり、このまま振られて終わるわけにはいかないと言いたいのだろうか。普通、もう脈はないと渋々でも受け入れるものだが、よほど諦めが悪いらしい。
「確かに、私はあなたのことよく知らないですね。仕事で絡んだことないし、正直初めて知ったくらいだし」
「だ、だろう?」
胸を押さえているが事実なのだから仕方ない。
「今も無茶苦茶言ってるなーって呆れてもいますし、あなたが言うような奇跡は全く起こりそうにないって思ってもいますけど」
「あ、あくまで予定だろ? 予定は未定と言うじゃないか」
「全く、って言いましたよ」
……なんだか少し楽しくなってきてしまった。この人、変だけど面白い。
「わかりました。ここはベタに『お友達から始めましょう』?」
呆気に取られたように、目を丸くしている。うまくいくとは思わなかった、とでも言いたげだ。
「やっぱりやめようかな……」
「ま、待ってくれ。すまない、君の懐の深さと思いきりのよさを改めて噛み締めていたところだったんだ」
「改めて、って、私たち初対面なのに」
「僕は君のことを好き、だからね」
ずっと物陰から見ていました。つまりそういうことなのに、こうも堂々と言い切られると変な説得力を感じてしまう。
「わかりました。そういうことにしときます」
「本当だぞ? 僕は嘘は嫌いなんだ」
「だからわかりましたって」
少なくともさっきの無関心さはなくなっていた。
どうやら「適切な距離感」に少し近づいたらしい。
お題:0からの
私宛に0からの手紙が届いた
「大丈夫、勇気を出して」の言葉と
「1」への切符が入っていた
なんだか分からないけど
前に進める気がした
#0から
白湯は健康にいい。以前から飲んでいたのだが、最近のど飴ドリンクなるものにはまった。
作り方は白湯にのど飴を入れるだけで簡単。だからはまったのだが。どれだけ美味くても作るのがめんどくさいと作らないからな。
ほんのり甘くてハーブの爽やかも少しあるのがいい。はまったのが最近だから試したのはカリンのど飴と龍角散ののど飴、それとのど飴じゃないけど小豆の飴くらいだ。
小豆の飴はお湯に溶かすと薄くて不味かった。溶かすのはのど飴がいいと思う。龍角散よりもカリンのど飴のほうが好みかな。普通に食べるなら龍角散のほうが好きだけど。
のど飴のカロリーは10~20くらいだから満足感の割にはカロリーは低い。とはいえやはりダイエット中の身としては1日1.2杯くらいにしたほうがいいのだろうな。
そういえば今日のお題は0からだとか。
芸術とは、0から作るのではない。
0とは無であり、芸術は0.1から作るものである。
脳がない状態では何も作れん
0.1とは、発想のことである。
0からの
何もかも
リセットして
やり直せるなら
もう一度...
一緒に笑って
一緒に泣いた
君と出逢いたい
愛する君に
0からの
そこにはもう
なんの文字もない
あるのは残した余韻
その形は見えますか?
その姿はどうですか?
きっとあなたの心には
残っているはず
そこからなんかしら
意味を見いだして
いけるのならば
あなたは歩んでいける
気持ちに響いた
その音の形に
素直になれますように
そう思えればもう
0ではなく
1になってるから
#38 『0からの』
何も無い
無だ
まさしく0だ
俺は神に祈ったんだ
クソみたいな人生、0からのスタートをしたい
…、と
何も無い
誰もいない
俺の肉体すらない
ただいま考えている思考や気持ち、こころは残っている
すると、そのこころに誰かが語りかけてきた
『すまぬ、まだ残っていたものがあったようだな』
その言葉が終わると同…………
もし0と無がおなじならば
無の対義語は有で
0の対義語はすべての数だ
気が遠くなるような数を対義語に持たされて
0は重くないのだろうか
それはまるで初めて旅に出るときの
不安いっぱいの重すぎるリュック
だから、1歩だけ踏み出した
#0からの
私はもう応援することしかできない。
きっとそれが自分のベストだと思う。
絶対に受かる。みんながそう思ってる。
だから絶対なんて言うことはできない。
【0からの】
今日も0から始まる・・・
0から始まる物語は世界に何億だってある。
それは人が生きているそれだけでその人の物語だ。
全ては0からの何かで始まる・・・
だけど始まるということは終わりも必ずある・・・
だから私は今を後悔なく精一杯生きていきたいと思う。
2つあることで
苦しかった
バランスがとれない
なんか心地よくない
でも手放せない
どちらも持っていたい
やはり欲が深いのか?
私は思い切って
一つにすることにした
今の私の始まりは
あの時だから
0からの
ここ1ヶ月くらいかな
君への気持ちわからなくなってきた
好きなのか、ただ肌恋しいだけなのか。
君にも聞かれたね
もう1年以上片想い
気持ちを告げたのは最近だからきっと様子を伺ってるんだよね
慎重派の君は。
でもね私は気づいたよ!
嫌なことを言われてめちゃくちゃ腹が立っても、冷たい事を言われて悲しくて泣くときがあっても
それでもいつも君の隣に居たい
一緒に居たい
ホントは優しいから
その隠れてるけど優しい君を大好きになったから
だから私は肌恋しいわけじゃない
ここからが私の0からのスタート!
瞼の残像はあたたかなのに
観る世界は寂しい
心の筆圧に鉛筆で浮き上がらせた
君の名前
リセットしながら
微かな君をまた探してる
昨日のことなんか忘れて今日をスタートしよう
“きっと上手くいくよ”
昨日がマイナスな気持ちで終わっても
朝を迎えたら0にきっとなってるから
1日1日が0からのスタート
さぁ,今日はどんな日が待っているのか楽しみだね?
過ごす日々が自分にとっての宝物になるように
大切に過ごしていこう
─────『0からの』
僕は先日彼女ができた。恋愛経験ゼロの僕がやっとの思いで彼女の気持ちにたどり着いた。
彼女は僕に優しく接してくれた。僕も彼女に優しくした。優しすぎと言われるかもしれない。
彼女も僕もお互いに恋愛経験ゼロなんだ。恋愛経験ゼロだからこそこれから仲良しでいたいな
「同僚に片思いして3年になります。
彼には2年前から彼女がいます。
彼のしあわせを願いたいのに
「私じゃだめなんだ」と落ちこんでばかり。
たくさん忘れようとして、いろんな手を尽くして。
仕事に打ち込んで、やっと大きな成果を出せたのに「なんのために頑張ってるんだろう」と虚しくなってしまう始末。
自分のことしか考えられない自分が嫌になります。
こんなとき、どうしたら良いですか」
名無しの相談箱に宛てた手紙に自問自答する。
「あんた、覚えてる?」
「小さい頃、ゆりちゃんがうちに遊びに来てた日に、急な雨が降ってきてね。
誕生日に買ってあげて、まだ一度も使ってないレインコートを『貸してあげなさい』って言ったのよ。
あんたは『嫌だ』って言ってさ。
ゆりちゃんが帰った後
『あー、雨強くなってきたね。ゆりちゃん、大丈夫かな』って言ったら『貸してあげればよかった』って大泣きして。
あんたはそういうやさしいところがある子だったよ。
まー、こっそり貸してあげてたんだけどね」
ものすごく苦しい。
だけど、ひとりぼっちで雨に打たれて欲しくはないから。
「よかったね。いつまでもしあわせでいてね」
まだこんな風にしか考えられないけど、
せめて君にとって良い同僚であれるよう頑張らせて。
『0から』
「0からの」
今日も0からよろしくね。
昨日は0から50だったかな。
それとも、マイナス30だったかも。
ともあれ、ほんとによくやった。
ほんとにほんとに、ありがとう。
今日も0からよろしくね、私。
『0からの』
「〇〇ちゃんは数字で例えるなら0だね」
放課後の美術室、美術部員としての本分に則って課題の絵を仕上げにかかっていた私に、声がかけられる。
描く事に集中していたから近くまで来ていたのに気が付かなかった。
「……藪から棒に、何の話ですか?」
相手の名前は……知らない、美術部の先輩だった気がするがそれすら不明瞭な記憶だ。
無視をしようかとも考えたが……同じ美術部なら、変に遺恨を残してしまえば後々面倒な事になり得るとも限らない、仕方が無いので対応する事にした。
「私達って話したこと無いでしょ? ていうか、〇〇ちゃんが他の部員と話している所、見たこと無いんだよねぇ……寂しくない?」
「大きなお世話です……話はそれだけですか? それなら早く課題を終わらせたいのですが」
こう言えば大体の人は引いてくれるだろう、イメージは悪くなるかも知れないが、課題をしていたのは事実だ。
「まぁまぁそう言わないで、可愛い先輩ともっとお話しようよ。ね? 良いでしょ? 良いよね? というか拒否権は無いんだけどね! 〇〇ちゃん後輩、私先輩、後輩は先輩の言うことは聞かないといけない、QED」
「無茶苦茶な理論もどきを振りかざさないでください、パワハラで言い付けますよ。……はぁ、分かりました、分かりましたから。話を聞くのでその泣き真似を辞めてください。子供じゃないんですから」
「私は子供ですとも、今でもネバーランドに行けると信じているからね!」
……がめついな、よりにもよって特に面倒臭い人に絡まれた気がする、さっさと話を終わらせて満足させるのが得策だろう。
「それで、何で私は『数字で例えるなら0』なんですか?」
「良い質問ですねぇ(-⊡ω⊡)ゞクイッ」
……イラッとするな私、それでは相手の思うつぼだ。
「それはねぇ…………なんでだったっけ?」
「…………」
「〇〇ちゃん、そんな死んだ魚みたいな目で私を見ないで……! そしてそのまま課題に戻らないで! ごめん、謝るから!」
「…………」
「ね!思い出したから!理由」
「…………」
「無視しないで……!? ほら〇〇ちゃんって何時も絵を描いてるでしょ? 余計な会話もしないで、偶に話すことといえば先生への質問ぐらいじゃない?」
「……はぁ、美術部員なんだから美術室では絵を描くべきでしょう?世間話なら他所でやって下さい」
当たり前だ、学生の本分が学業なのであれば、美術部員の本分は美術活動をする事だ。
そこに疑問の余地なんて無いだろう?
「そうそれ! その考え! 凄いストイックだと思うわけですよ、私は。……だから0っぽいなって思ったんだ」
「……一番大事な"だから"の繋がりが分かりませんが」
「なんて言うかな……こう、誰とも関わろうとしないけど、ストイックで存在感があって美術部にとって大事な〇〇ちゃん。 正の数にも負の数にも属さ無いのに存在感があってとても大事な数字の0……似てない?」
「……いや、別に似てませんが」
「え!?似てるでしょ!」
「いや似てません、そもそも前提がおかしいです。私がストイック……はまぁ、いいでしょう、自覚はありませんが。問題はその後です、私は存在感なんてありませんし、美術部にとって大事な存在でもありません」
どこをどう見てそんな考えに至ったのか理解に苦しむ。
そもそも私は何時も一人でひっそりと絵を描いているのだ……存在感も何も無いだろう、ましてや美術部にとって大事? 意味が分からない。
「……あのね、〇〇ちゃんって絵がとても上手だし、とても楽しそうに描くものだから存在感凄いよ? 〇〇ちゃんのこと尊敬してる部員も多いと思うんだけどなぁ、私もその一人だし……自覚なかったんだね」
「……いや、納得いきません」
「納得いかなくても事実だね!」
「いやいや──」
「いやいや──」
「──?」
「──!」
──────
────
──
……これが私と先輩の腐れ縁の始まりである。