鳥のように』の作文集

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鳥のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/21/2023, 11:47:44 AM

鳥のように

空を飛ぶことが出来たら

どれだけ楽なのだろう

魚のように

水の中を泳ぐことが出来たら

どれだけ楽なのだろう

人間みたいに会話が出来たら

どれだけ楽なのだろう

言葉で表現が出来れば

きっと色んなものを共有できて

困ることが無くなるんだろうな

人間はそんな使い方を知っている

それなのにないものを願って

今あるものの価値を見てない

色んな言葉を話せるのに

なぜわざわざ人が傷つく言葉を

言おうとするのか

人間ができることをもっと

考えて使うべきだと思う

8/21/2023, 11:47:34 AM

人間って、大変。
ってか、人間として生きてきたから他の生き物の事知らんけど。
生まれてしばらくは、誰かの世話にならないとすぐ死ぬ状態。
それから、言語やマナーを学ぶ。
トイレの仕方、箸の持ちかたとか。
社会に出たら、幼稚園でさえ裕福とか貧乏とかある。
小学校に上がったら成績や運動能力。
中学ではそれが顕著になる。
義務教育が終わって、当たり前みたいに高校に行けば、偏差値とか、働くか大学行くか選択しなくちゃならない。
大学に行けば、誘惑に打ち勝つ精神力が無けりゃいい就職なんてできないか、もしくはめっちゃ運良く早々内定貰うかで。
就職したらしたで次は結婚するかしないか。
古い考えの人の顔色伺う必要も出てくる。
結婚してもしなくても苦労。
子供を産んでも産まなくても苦労。
老後なんて、今まで頑張ってきたって、世の中何があるかわかんない。
鳥みたいに、ポコっと卵で産んで、ビービー泣いて、ご飯を親から貰えなくなったら自分で取りに行って。
親、いらんわ。ってなって巣立って、番ができたり出来なかったりして死んでいく。

時間の長さ違うだけで、人間と大して変わらんやん。
鳥だって、モテるモテないあるだろうし。
鳥には鳥の苦労があるだろうし。
エアコンのあるとこに居るのは籠に入ってる鳥しかおらんやろし。
人間と、鳥、比べたって意味ないけれど、
賢い鳥。って言われない鳥って、3歩歩いたら忘れるっていうくらいだから、悩みはなさそう。
私は、人間辞めて3歩歩いたら忘れる系の鳥のような人生を送りたい。


私も大きくなった。周りのみんなも大きくなった。
そろそろ頃合いだ。
と、思っていると見慣れた人間が、突いてもビクともしない分厚い服と靴でやってきた。
手には何やら長い物。
いつもと違う様子に仲間は戸惑ってバタバタしている。
一羽の仲間が捕まって、すぐさまスパンと首を落とされた。
体だけがバタバタと猛ダッシュしている。
それ見た仲間が更にバタバタと逃げようとした。
しかし、所詮檻の中。
腹を括ったらしき仲間達が自分の最期を悟り大人しく列になる。
私も列に並ぶ。
次々と首を落とされる仲間達。
自分達はこの日のために成長させられたんだから、逃げようとしても叶わない。
せめて、苦しくないように。
死んだと気が付かなかったかのように首から上のなくなった仲間が走って、力尽き死んでいく。
なかなか殺しの上手い人間だ。
もうすぐ私の番って時に、一際、成長の良かった丸々太った奴が殺された。
それが満足だったのか数が揃ったのかわからないけれど、人間は、死んだ仲間を拾っていなくなった。
次は自分の番かもしれない。
明日かもしれない。
数も数えないは本当。私達には意味がないから。
言葉もわからない。それも本当。
だって、私達に必要なのは言葉じゃないから。
人間の為に生まれて死ぬ。
だからって感情がないとは思わないで欲しい。
ちゃんと育ててくれた人間に愛と感謝がある。
人間も感謝を込めて育てて殺してくれる。
いつも突然やってきて、スパンと首を落とす。
私はあの人間のやる事は出来ないし、したくない。
それをやる人間はさぞ大変だろう。
私は鳥だ。
だから鳥の生を全うする。
他の鳥のように、一度でいいから空を飛んでみたかったとは思う。

8/21/2023, 11:46:29 AM


       人
       と
       も

       よべなかった足さきで焦がして

                    木
                    立
                    の
                    葉
          白い        裏
                    が

8/21/2023, 11:43:58 AM

【鳥のように】



私は鳥

この羽でどこまでも飛んで行くの

宝石のように輝く水の上を通って

虹色のお花畑を見て

緑いっぱいの草むらを抜けていく

私は鳥

さぁ今日は何処へ行こうか

8/21/2023, 11:43:16 AM

Episode3. 鳥のように


《鳥のようになりたい》
そう思ったことはあるだろうか。

私は、今日も逃げる理由を探していた。


ピピピピッ ピピピピッ ピッ

私はいつもこの音で目が覚める。
時刻は午前7時、今日は休日だ。
暑い、暑くて仕方ない。
暑さのせいか頭も上手く働かない。

「鳥はいいなあ、自由で気持ち良さそうだし」

そんな言葉を零しながら、1階へと降りていく。

「はあ、もう起きてきたの?」

母はいつもこうだ。
私が好きじゃないのか、迷惑そうで、冷たくて。
家は母子家庭で兄弟もいない
母には感謝しているが、居場所がないように感じる。

「今日は友達と勉強して、そのまま泊まるから。」

「そう。恥をかかせるような真似はしないでよ。」

「…うん。荷物用意したらすぐ行くから。」

朝ごはんを食べ終え、また2階へ上がり、荷物の準備を始めた。

「行ってきます。」

「……」



「…でさ、私も彼氏欲しいな〜…って、聞いてる?」

「…え、あ、ごめん。聞いてなかった。」

「大丈夫?なんかあったの?」

「ううん、集中切れてただけ!なんでもない!」

その日の夜、私は眠りにつけないでいた。
友達は既に寝ているしすることもない。
私は家のことを思い出した。

「私の居場所って、やっぱり家なのかな…」

そんなことを考えていると、いつの間にか眠っていた。


「お邪魔しました。」

「またねー!気をつけて!」



私はなんだか帰る気が起きず、寄り道をしてみた。
時刻は午後6時頃、空はオレンジがかって来た頃だ。

「あ、カラスだ。」

空を見ればすぐに鳥を探してしまう。
鳥は自由だなんて知らないのに、羨ましく思える。

1人になった時は、いつも何かを難しく考える。


私も自由になりたい。
空は広いから、自分で飛べたら気持ちいいだろうな。
でも人間は人間が1番いいと言う。
一生裕福な鳥と、一生貧相で暴力をくらう人間でも。

「鳥のように、私も空を飛びたい。自由になりたい。」


既に自由であるのに、私はまだ何かを求め続ける。
欲に溢れていて、都合の悪い事は他人に押し付けて。
こんな醜い人間になりたいと言うのか。

鳥が人間になりたいと思っているのか。
そんなこと知りもしないのに。
鳥の世界しか知らなければ、人間になりたいと思うことはないのでは無いか。

《鳥のようになりたい》
だなんて、人間でなければ思えなかったはずだ。

ずっと何かを求めて、求めて、求めて。
目の前が見えなくて。


「暗くなってきた、家に帰らなきゃ…」


目の前の幸せに、いつ気がつけるのだろうか。
ないものねだりだと、気付こうとしているのか。


「ただいま。」

「おかえり。ご飯もうできるから待ってなさい。」

「…うん、ありがとう。」

8/21/2023, 11:43:01 AM

…年をとると人は下を向いて歩くようになる。幼い頃は上を、若い頃は前を、年齢を重ねると下を…。
 “「いつか分かる時が来るのよ」
 なんて、ふふふ、と笑う祖母に
 「ええー」
 と、無邪気に不満の声をあげていた。”
その言葉が分かるようになったのはあれから10数年たった頃。その時には既に祖母とは言葉を交わすことは出来なくなった後のこと…。
 そして、気付いたら下を向けるのになかなか上は向けないことも分かってきた。
 「ねえねえ、あれなあに?」
 無邪気な声。さほど大きな声ではないのによく響く。
 「え?」
 自分に向けられたものではないのにその声の主にふと注意が集まる。本人は気にする様子はない。
 「あれはねえ、渡り鳥よ。遠くのお国まで飛んでいくの。」
 お母さんだとおもわれる女性がこたえる。
 正直、鳥に詳しくない私にはなんの鳥かは分からない。
 「そっかあ、頑張ってるんだね!」
 と、言ってその子は走り出した。
 「あらあら」
 どこからか、聞こえてくる笑い声。その声と、一緒に微笑みながら、私も渡り鳥の飛んでいる方向をしばらく見つめると、ばしっと頬をたたき、気合いを入れ直し、前を向き、歩き出す。もちろん、鳥のようにとはいかないけど、私らしく歩いて行こうー

8/21/2023, 11:41:35 AM

「鳥のように」というお題を頂いた。
今、インストールしどんなアプリなんだろうと好奇心で開いた。
利用規約を読んで「さあ、どんなもんだ。」と思ったらお題だけ出された。
まるで新入社員に「分からないならなんで分からないって言わないの?」と詰めてくる教育係の先輩みたいだ。
ここなら自分の拙く読みにくい文章を空に羽ばたく鳥のように自由に創作できると思っていた。
というか鳥のようにってなんですか?池にぷかぷか浮かんでいる鳥もいれば焼き鳥として捕食される鳥もいる。一概に鳥といっても天と地との差がある。自由の象徴とも捉えることができる鳥は養鶏場では卵を産み続ける鳥でもある。鳥の種類でもやることなす事が違う。
それは我々人間もそうだと思う。様々な人種がいて様々な生活環境で生活している。正解不正解なんてない。鳥と同じように人間も自由の象徴と言えると思う















普段の書き物であれば見直し、言い回しを変えたり読みやすい文に直したりしていますがここではこのまま投稿しようと思います。まるで鳥のように

8/21/2023, 11:40:55 AM

新鮮新宿駅都営新宿線本八幡の時刻表 13時01分新宿線各停本八幡行 13時06分新宿線各停本八幡行 13時11分新宿線各停本八幡行 13時17分新宿線各停本八幡行

13時22分新宿線各停本八幡行 13時27分新宿線各停本八幡行 13時33分新宿線各停本八幡行 13時39分新宿線各停本八幡行 13時44分新宿線各停本八幡行
始発
13時49分新宿線各停本八幡行 13時55分新宿線各停本八幡行 14時01分新宿線各停本八幡行 14時06分新宿線各停本八幡行 14時11分新宿線各停本八幡行
始発
14時17分新宿線各停本八幡行 14時22分新宿線各停本八幡行 14時27分新宿線各停本八幡行 14時33分新宿線各停本八幡行 14時39分新宿線各停本八幡行

14時44分新宿線各停本八幡行 14時49分新宿線各停本八幡行 14時55分新宿線各停本八幡行 15時01分新宿線各停本八幡行 15時06分新宿線各停本八幡行

15時11分新宿線各停本八幡行 15時17分新宿線各停本八幡行 15時22分新宿線各停本八幡行 15時27分新宿線各停本八幡行 15時33分新宿線各停本八幡行

15時39分新宿線各停本八幡行 15時44分新宿線各停本八幡行 15時49分新宿線各停本八幡行 15時55分新宿線各停本八幡行 16時00分新宿線各停本八幡行

16時05分新宿線各停本八幡行 16時11分新宿線各停本八幡行 16時16分新宿線各停本八幡行 16時21分新宿線各停本八幡行 16時26分新宿線各停本八幡行

16時32分新宿線各停本八幡行 16時37分新宿線各停本八幡行 16時42分新宿線各停本八幡行 16時46分新宿線各停本八幡行 16時52分新宿線各停本八幡行

16時57分新宿線各停本八幡行 17時02分新宿線各停本八幡行 17時08分新宿線各停本八幡行 17時13分新宿線各停本八幡行 17時18分新宿線各停本八幡行

17時23分新宿線各停本八幡行 17時28分新宿線各停本八幡行 17時33分新宿線各停本八幡行 17時38分新宿線急行本八幡行 17時41分新宿線各停本八幡行

17時47分新宿線各停本八幡行 17時52分新宿線各停本八幡行 17時58分新宿線各停本八幡行 18時03分新宿線各停本八幡行 18時08分新宿線各停本八幡行

本八幡駅都営新宿線新鮮新宿方面の時刻表 9時45分新宿線急行橋本行

8/21/2023, 11:38:39 AM

「鳥のように」

容赦なく照りつける
残酷な太陽
植物たちはとうに両腕を垂らし
太陽に頭を垂れひれ伏している。

逃げ場のない乾いた土の上で
痩せたヘビが
少しでも腹を冷やせそうな場所を探し
這いずっていた。
ふわりと風を感じたので
急いで柱サボテンに身を寄せる。

舞い降りるかと思うと
方向転換して飛んでいったのは
鷲だろうか。
ヘビはサボテンの陰から
少しだけ頭をもたげると
天空の覇者である大鷲の
行く先をぼんやりと見ていた。


私にも鳥のように翼があったなら
この鉄板のような地面を蹴り上げて
空へと舞い上がるだろうに
叶うものならば鳥に生まれ変わりたい。


その時、辺りに一発の銃声が響き
天空の大鷲はもがき
その美しい羽を散らしながら
地面へと落ちていった。
猟犬たちの吠える声がする。


だんだんと光を失う瞳で
大鷲はぼんやりと先程逃した
獲物のことを考えていた。
あの蛇のように
目立たぬように地面を這うものであったなら
叶うものならば蛇に生まれ変わりたい。

蛇は音を立てぬよう
そっとその場を離れ
見つかるあてのない餌を探しに
どこかへと這っていった。


         「鳥のように」

8/21/2023, 11:26:48 AM

鳥のように……。
籠から逃げた鳥のように、楽しい人生は戻ってこない。
あの悪女の所為で。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者の娘、人でなしの今井裕子。




鳥のように……。
ダチョウのように、速く走りたい。
ペンギンのように、すいすい泳ぎたい。

8/21/2023, 11:26:10 AM

鳥のように

鳥になりたいって思っても
鳥になったらきっと人間に戻りたくなる

だから今のままでいい

憧れに留めておく方が幸せなことも
きっとたくさんあるよね

8/21/2023, 11:26:08 AM

文字を刻むと笑った私をこわいと言った君。君のほうがよっぽど恐ろしい。わからない。汚い手で擦り付けて泥にまみれたよ。頰。汚いことば。君のやわらかい嘘のない真実も、泥にまみれたよ。だって、理解できない。それが君の弱さでないとしたら。それが君のストレスの捌け口でないとしたら。まともな脳みそでそれをやっている?おかしいよ。

8/21/2023, 11:25:14 AM

鳥のように飛べたらいいのになぁ〜
[何厨二病?w]
《ち、違うし》
(いつものアニメの影響でしょ)
《ぐ…バレてたか…》
私はすぐアニメに影響される
《今回は漆黒の羽をもつ悪魔。黄金の羽を持つ天使達のヒロインを奪い合う最高のアニメなのだ!!!》
[いかにも好きそうね]
(だねw)
まるで2人のことが居ないかのように妄想している
《ふふっ、イケメン…ぐへへっ》
[はい出たw妄想]
(え待って!!前向いて𓏸𓏸!!)
[あやばそれ…]
2人の声には気づかなかった
階段があったのにも気づ…
《あやばい。しんだかも》
[いやしんだかもって小声で言われても]
ドサッ
いってぇ。
《すみませんすみません…!!》
《え、顔面国宝…》
今度は気を付けろよ
《//////》
[大丈夫?って…]
[恋落ちてんなぁ…]
(まぁまぁ、見守ろ?)
なにあのイケメン…!!!
あの物語の悪魔に似てる…
関わりたいな…
さぁ、主人公 名前も知らずに一目惚れした人を見つけることが出来るのか!

次回_続く?

8/21/2023, 11:23:33 AM

鳥のように自由に生きたいよな。
と、妻に話したら、
その日の晩飯は鶏肉の焼き鳥だった。
美味かった。

鳥のように自然の中で暮らしたいよな。
と、妻に話したら、
その日の晩飯はダチョウの卵焼きだった。
美味かった。

鳥のように自由に空を飛びたいよな。
と、妻に話したら、
その日の晩飯はスズメの丸焼きだった。
キモかった。

鳥のように何者にも縛られず、世界を巡りたいよな。
と、妻に話したら。
その日の晩飯は鴨南蛮蕎麦だった。
美味かった。

やっぱり人間らしく生きるのが一番だよな。
と、妻に話したら、
その日の晩飯はーーーーーーーーー
美味かった。



//鳥のように

8/21/2023, 11:21:11 AM

8/21 お題「鳥のように」

 私は鳥かごの鳥。自由を知らない。
 どこへも行くことはできなかった。何もかもが揃った部屋に一人。父上が食事を持って訪れる以外は誰に会う事もない。
 ある日、きな臭い匂いに窓の外を見ると、煙が上がっているのを見た。
 館が燃えている。
 革命。本で読んだことがある。父上はどうなってしまうのだろう。私はどうなるのだろう。
 扉の外で呼び合う声。やがて、若い男が扉を開けた。
「さあ、外へ。あなたは自由です」
 自由。私は自由。
 自由とは何? どこに行けばいい? 何をすればいい?
 私は鳥かごの鳥。自由を知らない。

(所要時間:7分)

8/21/2023, 11:21:05 AM

鳥のように空を飛びたい
そう何度か考えたことがある
空を飛ぶことが出来たら
仕事、勉強、育児、人間関係で悩むことがなくなる
そして自由になれる
「 ルールがあっての自由」
ルールってなんだろう
自由ってなんだろう
勉強ってなんだろう
生きるってなんだろう
鳥になったらこのようなことを考えなくても済むむのだろうか

8/21/2023, 11:20:36 AM

鳥のような羽をもっていても多分私は飛べないでしょう。飛ぼうとする勇気も私にはない。たとえ飛べたとしても、すぐに車に跳ねられてしまうでしょう。普段遠くから見ている鳥たちが何を考えて空を飛んでいるのか私には分かりません。でもきっといろんな思いを抱えたまま飛んでいる。私にはできない事をこの子達はできている。でも私にしかできない事もきっとある。だから私は飛べないんだ。最後に鳥さんへ
お互い頑張ろうね

8/21/2023, 11:19:55 AM

●鳥のように


 莉世子は地味な女だった。
 化粧をしても変わり映えのない顔立ちに加え、貧相でどこか暗い。

 それはまるで鳥のように――。
 多くの鳥はメスが地味でオスの方が派手だ。
 だから私は莉世子が嫌い。
 
「莉世子、おめでとう」
「江沢さん、ありがとう」
 私は爽やかに言うと、莉世子の横に立つ嶋野を見た。
 罰の悪い笑顔を返し、嶋野はウェディング姿の莉世子を伴いその場を後にした。

 嶋野は私と莉世子を二股にかけていたのだ。
 選ばれたのは――。

 嶋野は勤め先の会社の跡継ぎで、派手で金回りの良い男だ。

 なぜ私ではなかったのか。
 全身の手入れを欠かさず、嶋野に負けないように装い尽くしてきたというのに。

 派手な嶋野と地味な莉世子が並ぶと、とてもちぐはぐで何だか笑えてくる。
 
 それはまるで鳥のように――。

8/21/2023, 11:17:58 AM

翼があるってどんな感じだろうか。
建物を、地を、動物を、見下ろしながら、空を舞うというのは。
たまに夢見る。飛べたなら。

◎鳥のように

8/21/2023, 11:10:46 AM

あぁぁ、飛びたいなぁ。
今日も俺はそんなことを考えながら空を見上げ、ため息をつく。あの青い空を飛ぶことができたらどんなにいいだろうか。考えても仕方のないことだというのは分かっているが、やはり夢を抱いてしまう。
「おいお前、まーた空飛びたいとか考えてるのか?」
友人のリョウが呆れ顔でそう聞いてきた。俺は曖昧にうなずく。
「まぁ、そんなところ」
「ったく、諦めろって何回も言ったろ。物理的に無理なんだって」
「分かってるさ。分かってるんだけど、心ってそんな単純じゃないだろ。なかなか踏ん切りがつけられなくて」
それを聞いてリョウはため息をついた。
「そりゃそうだろうけどよ、正直言うと、他の奴らだって一度は同じことを夢見てたよ。それでも諦めてるんだ。夢見てたのは、なにもお前だけじゃねーよ」
それは知っている。今まで何度も聞いた。自分がものすごく諦めの悪い奴だということは自分が一番よく分かっているのだ。
「はやく現実に向き直った方がお前のためだよ」
「………ああ、分かっている。ありがとう」
でもやっぱり飛びたい。飛ぶ快感を味わいたい。
そう思っていることが伝わったのだろうか、リョウはまたため息をついてからどこかへ行ってしまった。
あぁぁぁぁ飛びたい。空を飛びたいなぁ。

あぁぁ、泳ぎたい。
今までに何度も思ったことを当たり前のように今日も思う。私もなかなか意固地な奴だ。
でも、あんなに青い海、ものすごく気持ちよさそうではないか。いっぺんでいいから、のびのびとあの海を泳いでみたい。
「ほらサキ、しっかりしなよ! まーた海のこと考えてるんでしょ」
親友のユリが声をかけてきた。最近はこればかり言われている気がする。そんなことを言ったら「あんたが言わせてるの!」と叩かれるだろうから、やめておくけど。
「まあね…だって、あんなに綺麗なんだもん。スイスイーって泳げたらどんなにいいことか」
正直にそう言うと、ユリが呆れたというふうな顔をした。
「そんなこと私だって思うよ。サキはその想いが尋常じゃないの。いい加減諦めたら?」
「……うん、そうなんだけどね…」
そう簡単に諦められるような夢ではないのだ。だからずっと夢に描いている。
それを分かっているのだろう、ユリはそれ以上はなにも言わずに話題を変えてくれた。だけどやっぱり思う。
あぁぁぁぁ泳ぎたい。海を泳ぎたいなぁ。

──────なあ、君はなんで飛べるんだい? 同じ鳥だというのに。

──────ねえ、あなたはなんで泳げるの? 同じ鳥だというのに。

なあ、小鳥。
ねえ、ペンギン。

なんで?

──────「鳥のように」

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