『鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
狭いと感じてもがいてみる
籠の扉は空いてるよ
抜け出したくても見えない扉
私が作った鳥籠の中
もがくのをやめて籠の中をみてみよう
感じてる事を受け止めて 受け入れて
それからでも遅くはない
その先に晴れた空がある気がするから
鳥かご
狭い狭い鳥かごの中から私は
外の世界を見つめる
光に満ち溢れた美しい世界へ
この狭い鳥かごを抜け出して
空高く羽を広げて何処までも飛びたい
鳥かごの中に今日も一人閉じ込められている。
その鳥を見て思う。
この鳥は逃げたくても逃げられないけど、ぼくは、逃げられても逃げることを諦めてるんだなって。
最終話
【鳥かご】
―――誰もが皆
閉じ込められてるんだよ―――
好きな子と同じ傘の中、告白をされた。
「蓮、私、蓮のコトが大好きっ!付き合って!」
僕は 頭の中が真っ白になった。
だだだだだだだだだだだいすきだとォォオォォォオ
こんなんさズルいよ…!
この距離で、いきなりキスされた後に告白とか…
「…ほんと?」
あー、僕、本当にダメだ奴だ。
告白が本当だったら、疑っちゃイケナイよね…
でも、真偽が気になるのは事実だし…
「ほんとだよ…ダメ…?」
え、大好きです。
海斗…
もし、仮に海斗が美玖を好きだとしたら?
…僕らはさ、見えているのに届かないんだね。
見えているのに。
でも、
海斗が美玖を好きなんて真実か分からなくない?
そう見えているだけで、
本当はそれはただの思い込みかもしれないじゃんか。
実際に手に取らないと分からないよ。
かごに閉じ込められている鳥だってそうでしょ?
僕は決心した。
「僕も、美玖が…大好きだ。
だから…付き合ってください」
大好きな人を守り抜く彼氏になるコトを。
その後――
「蓮ー!」
「わっ!?急に話しかけないでよ美玖」
「話しかけるって前フリないでしょっ」
ペシっ
「いってぇー」
幼なじみ→カレカノ になったとはいえ、
今まで通り楽しんでいる!
…特に変わらない笑
―あの雨の日、彼氏になった日の後日、僕は海斗に確認した。
「海斗、ごめんっ!僕、美玖と付き合うことになった。海斗…好きだったのに…」
「…」
「海斗?」
「…ほんとだよ」
「やっぱり美玖のコト、好きなんだな海斗」
「ねぇ、蓮。ここまで来てもわからないの?」
「はぁ?もー分かっただろー?」
「違うよ、俺が本当に好きなのは…」
「蓮ーーー!帰ろぉぉぉぉー!」
「ちょっと、海斗ととのまだ話は終わってないのー」
「海斗?海斗ならいまさっき帰ったよ?」
「海斗ぉ…」―
…てことがあってそのまま海斗の好きな人は分からないまま。
まぁー、あの海斗のコトだ。
海斗を惚れさせるほど凄く可愛い人なんだろう。
今は、三人でいる回数は前より減った。
でも、だからと言って仲は前より深まった…のかな。
…なんな最近、美玖と海斗、喧嘩気味なよーな感じ。
気のせいか!
毎日が幸せ、前よりも大幸せになった!
四年後――
「二人ともーッ!結婚おめでとう!」
「海斗…ありがとう…」
「蓮っ、これからもよろしくね!」
「生涯ずっと美玖の隣だな」
「ふふっ」
「お二人で話し盛り上がらないのぉ」
「ごめんって海斗~!」
「てか、二人とも、喧嘩気味なのはいつからなおったの?」
「蓮ー、そんなのずっと前のコトだっつーの」
「まぁ~あの時は海斗、蓮を…」
「美玖。その辺にしとこっかニコ」
「何があったのーーーー!僕を何ーーーー!」
「あ、時間だよお二人ともっ」
その後、僕と美玖の間には可愛い女の子達がうまれてきてくれた…!名前は凛と瑠花。
あっ!流石にプロポーズは僕からだよ!?
…お付き合いの誓いを美玖に取られちゃって、
なんか悔しくなってね笑
いや!男を見せようと!うん!
何年後――
「瑠花ー!」
「何?凛」
「今なら誰もいないよ」
「もぉーしょーがないな~」
【終わり】
――――――――――――――――――――――――
読んでくださった皆様、ありがとうございました!
続きは皆様のご想像にお任せします!
これからは、前のように戻ります!
よろしくお願いしますぅぅぅあぅぅぁぁぁぁぁ
鳥籠の鳥が鳴くのに対して
色々とキツいコメントを付けたがる人を見る度に
世界は平和だなと思いがちになるけれど
世界は平和なんかじゃなくて
その人達が暇なのだということを忘れないようにしたいと思う
世界にはあらゆる悩みがあって
今も争いがあって
手の届く範囲では平和に見えても
苦しんでいる人がどこかにいる
近場で争いたくはないものだ
争いは往々にして隣人とのものだけれど
鳥かごといえばサッカーのボール回し。
無邪気にやってたな〜。
でも、今でもやったら楽しい。
熱中できたら何でも楽しいのかな。
『鳥かご』
私は自由が欲しい
こんな狭い世界じゃなく
広い世界を飛び回りたい
でも飛び出すには勇気がいるの
だって一度飛び出したら帰って来れないでしょ?
生きていけるのかな?って不安になるの
だけど、一度きりの人生。
やってみる価値はあるのかもしれない
ずっと閉じ込められてたけど外の世界がみたくて鳥かごを出る
鳥かごの中の鳥は
いつも夢見ている
いつかこの翼を広げ
まだ見ぬ広い世界へと
飛び立てる日を
しかし世界は無情だ
1度、鳥かごから飛び立てば
猫やカラスが狙っていて
命の危険と隣り合わせで
食事の当てもあるはずもない
だから臆病な鳥かごの中の鳥は
決して飛び立たず
かごの中の小さな世界で
今日も夢見ている。
#鳥かご
お題《鳥かご》
オリメと出逢うまでは、月のない鳥籠にいるようだった。
「ヨル様」
彼女にそう呼ばれるたび、心に春風が舞い込む。
永遠に、月のない鳥籠で生きていくしかないと思っていた。でもそれはきっと、自分の世界しか知らなかったからだと識るのはもっと先のこと――。
「オリメちゃんみてみて、サクラが星屑糖(こんぺいとう)くれたよ」
「まあ、偉いですわ」
おれの鴉のサクラを撫でている彼女と、彼女の心友である姫。どちらもおれにとっては、大切な花だ。永遠に枯れない心の花。
――きっとみんな、姫のことが好きなんだろうな。
暁の姫が。
鳥かご
人間が鳥を閉じ込めておくための場所。
いわゆる牢屋だ。
人間にとって鳥は可愛い生き物なのかもしれない。
でも鳥にとってそれは
自分の好きなことを好きなように出来ないこと。
自由を奪われてると言うこと。
なんて皮肉な生き物なんだ。
鳥かごの中の私は羽を伸ばしたかった
ある日突然、鳥かごから放り出されようと
自らの力で鳥かごを抜け出そうと
私は飛び方を知らなかった
『 鳥かご 』
限られた場所
鳥かご
私たち人間からすれば可愛らしいものかもしれない
でも、鳥からすれば牢屋みたいなもの
鳥かごは確かに檻のように見える。
「鳥かごの中」といえば束縛の象徴のようだけれど、「虫かごの中」とはならなかったのだなと思う。
似た形のかごもあるのに。
羽がある虫も沢山いるのに。
…勿論異論があるわけではない。虫は苦手だ。想像するなら鳥の方がいい。
さて、かごの中に入れることは束縛か?
守っているということもあるだろう。
そう思いたい。
【鳥籠】
大人になるということ。
それは広い広い大空に飛び立つということ。
まだ知らないことにたくさん出会って
自分一人で生きていくということ。
それが怖くて、少し寂しい。
私は今までずっと
「親」が作り上げた鳥籠の中で
大切に大切に
育てられてきたから。
鳥籠は窮屈なイメージもあるけれど
とても心地よくて、安心する。
だけど、それじゃいけないのだろう。
ならばもう少しだけ。このあたたかい鳥籠の中で。
長い間使っていた研究所は、さまざまなものが乱雑に散らかっていて足の踏み場に困るほどだ。ここの主がそんなことを気にする性格ではないため特に問題にはならなかったが、引き払うとなると話は変わってくる。
道具やら資料やらをいるものと捨てるものに仕分ける作業を黙々と進めるわたしに、背後から声がかかる。
「すみません、任せてしまって。データの消去が終わり次第、わたしも手伝いますので」
眼鏡の奥の切長の瞳を申し訳なさそうに伏せて、彼は言った。
「いえ。わたくし一人で十分できる仕事ですので、お気遣いなく。……ところで、コギトさん」
わたしの呼びかけに、彼の目が少し見開かれる。
その目の前に、わたしは実験器具の中から見つけた「それ」をかざした。
「道具を整理していたら見つけたのですが……これ、なんですか?」
細いワイヤーがドーム状にしなだれた、サッカーボールほどの大きさの籠のようなもの。
彼の表情が一瞬曇るのを、わたしは見逃さなかった。
「ああ……まだ残っていたのですね。鳥籠ですよ。ずっと昔、研究室でインコを飼っていたのです」
「動物がお好きなのですか?」
「いえ……」
彼は、罰を恐れる子供のように唇を噛んだ。わたしより少し年上で、はるかに冷静で沈着な彼が、見たことのない幼い表情を浮かべている。
「実験動物として、です。ヒトの声帯を模倣する構造を究明・応用し、新たな発話システムを開発しようとしたことがありました」
「それで……どうなったんです?」
「実験は失敗しました。インコは声帯に治療不可能な傷を負い、二度と鳴けなくなり、やがて死亡しました」
「…………」
彼はわたしに背を向けると、作業中だったパソコンの前に戻った。
「それ、捨てておいてください」
それだけ言って、彼はもう何も聞くなと言わんばかりに口を閉ざす。わたしも、何も言わずに空の鳥籠を捨てるものの箱の中に分別した。
(架空日記5 ソーネチカ)
鳥かご
鳥かごにいたら自由は奪われるけど、天敵には襲われないんだって。
だからさ、
スカートは履かないで。
他の人の連絡先は消して。
10分以内に返信して。
毎日好きって言って。
どうか襲われないで。
ずっとかごの中にいて。
鳥かごはとても狭く、世界を知らないまま歳だけを重ねる。と、いうことすら鳥達には何も分からないのだろう。自由を知らないものには自由の価値は分からないのかもしれない。我々は自由を求めるが、それは自由を知ってしまっているからだ。「知らぬが仏」とは世界を知りすぎた我々人間への皮肉とも捉えることが出来る。
かーごめ、かごーめ。
かーごのなーかのとーりぃは。
いーつ、いーつ、であぁう。
うしろのしょうねんだーあれ。