『高く高く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「僕と別れて欲しいんだ。」
そう告げられたのは、高く高く空の広がる秋の日。ゆくゆくは彼と結婚するのだと思っていたくらい彼のことが好きな私にはまさに寝耳に水の言葉だった。
彼は私のことが好きではなかったのか、いつの間に冷められていたのか、わたしが彼の最愛でなくなってしまったならわたしはどうしたらいいのか……。そんな事が頭を駆け巡り、眦からは涙が溢れてしまう。
「勘違いしないで欲しい、君の事はずっと好きなんだ。」
そんなことを言われたって、私は別れたくなんてないのに、どうして。
10.14 高く高く
高く高く
前回の続き
Rはベットから降り、俺の傍にフラッグ足取りで来た。
「どうして泣いてるの...?」Rは昔のように、俺に優しく話しかけた。
「Rに合わせる顔がなくて...。昔の事まだ怒ってるだろ...?」俺は消え入るような声で呟いた。
Rは俺の言った事が分からないのか、キョトンとしていた。「?なんの事?」Rは少し考えて「あぁ...あれの事か。もう怒ってないよ?」そう答えた。
「え...?だって俺がちゃんと言わなかったから、怒ったんだろ?」そうRに問いかけたら、Rは「僕も言い過ぎたと思うよ?だけど、貴方の人生なんだから僕が邪魔しちゃいけないなって、思い改めたんだよね。」Rは少し恥ずかしそうに言った。
俺は顔から火が出そうな感じがした。
そんな事を考えていた自分に嫌気がさした。
「まぁ、そんな事は良いから僕と少しお話しよ?」
俺はRの誘いに乗ってしばらく話していた。
久しぶりにRと会話したなと、俺は心の中で思った。
「そうそう!貴方が来てくれたから明日でも手術しようかなって思います。」突然Rがそんな事を言い出した。「え?」俺は驚いた。「あれ?僕描きませんでしたっけ?"貴方が来てくだされば、僕も手術受けようって。忘れちゃいました?笑」
Rはころころとした笑いを零した。
「俺はちゃんとRに手術受けてもらいたい!Rともっと話したいし、Rは自分の人生を大切にした方が良い!」俺は早口でRに言った。
Rはしばらく考えていたが、ふと俺にこんなことを言った。
「じゃぁさ...。手術が成功したら僕ともっともっと...いや、手術が無事終わってから言うね笑」
俺は「?」と思ったがRが手術を受けてくれる事で頭がいっぱいだった。
ー手術当時ー
Rは手術室に行く前に俺に話しかけた。
「ちゃんと成功するように、祈ってて?笑」
「ちゃんと祈ってるから、安心して行っておいで」
俺はRが怖がらないように、優しい口調で言った。
だが、手術は思ったより長く感じた。難しい手術だって聞いたけど、こんなに時間は長く感じるものなのかと思っていた。
何時間たったのだろう、手術中のランプが消え先生が出てきた。俺はすかさず「先生!Rは...。」最後の言葉が、自信を無くすかのように小さくなってしまった。先生は「大丈夫です。手術は成功しましたよ。」その言葉を聞いて俺は安心して近くの椅子に座った。
そのあと俺はRの病室に行き、Rが起きるまでそばにいた。
Rが起きたような気がして、Rの方を見た。Rはうっすら目を開けて僕を見ていた。「R。手術は成功したって...」俺は興奮する自分を、抑えながらRに言った。Rは安心したように俺に微笑みかけた。
Rは俺にこう問いかけた。
「あのさ...。僕は君が好きなんだよね...。だからこんな僕でいいなら付き合って欲しい...。」
Rはかすれて消え入りそうな声で俺に言った。
俺の答えは決まっている。
「勿論!俺もRの事前から好きだったんだ。俺はRの気持ちに、上手く答えられないかもしれない。Rの思っているより屑かもしれないけど、これからよろしくお願いします。」
2人は恥ずかしさを紛らわすために笑った。
しばらくして、Rは起き上がれるようになったので、俺はRの好きな折り紙や本を沢山持っていくようになった。勿論俺が暇な時は大抵Rといるようになった。Rはそんな俺が面白いのか、俺を見る度に笑っている。そんなRを見て俺もつられて笑ってしまう。
Rは「一緒に高く長く飛ぶ、紙飛行機折ろ?」
俺とRは一緒に、どうしたら高く長く飛ぶか考え、折っていった。
やっと出来上がったどこにでもなりそうな、白い紙飛行機は机の上に乗っていた。
俺はRを車椅子に乗せ、病院の中庭に出た。
俺はRの横にしゃがみ、Rと一緒に紙飛行機に手を添えて、あの広い青い大空に紙飛行機を飛ばした。
その紙飛行機は"高く高く"長くあの大空に飛んで行った。
ーENDー
ここまでお読みくださり、有難うございます。
誤字脱字があるかもしれませんが、見なかったことにしようしてください笑
また明日(?)の作品を楽しみにしてください。
このお二人の番外編を書くかもしれません。
(書かないかもしれない💦)
※この物語はフィクションです
あちこち遊びまわった帰りに、くったりとしたからだでふたりバスに乗った。街が遠ざかるとともにしっとりとした街の灯りが窓からぱらぱらと差しこみ、その頃にはわたしの肩にこくりと頭をもたせかけて、すうすうと寝息をたてて、きみは無防備に眠っていた。わたしはそのときはじめて、わたしの人生をきみに預けたいと思った。
『もっと、たかくたかくして!』
幼児のおねだりなら
可愛いから平和! めんこめんこ
パパが、高く高くと願ったら…
株?お小遣い? やばっ!
ママが高く高くと願ったら…
人気?評価? こわっ!
まー
昔から よくみる夢がある
手をバタバタするだけで 空を飛べる
羽根もないのに 何故か飛べる
まだ飛べる もっと飛べる ”高く 高く”
5階建ての団地よりも高くなる
すると 落ちるまでの距離を感じて怖くなる
ヒューーーー ガクンッ
目が覚めると 飛べた感覚がまだ残っている
高く高く
今日、小説アプリで小さい特集に私の小説が選ばれた。
まさか、選ばれるなんて思ってなかったからうれしかったなぁ。
本当にびっくりした。
最近は何もかもがついてなくて、何をしてもどこに行っても苦しかったから、いいことがあって苦しさが少しマシになった。
少しでも見られる範囲が多くなって嬉しすぎるけど、
だけど、調子にのって、もっともっと高い高いところを目指してしまう。
期待するのは怖い。
だって期待が裏切られた時、期待してた分だけ傷つくから。
今回選ばれたから、これにチャレンジしたらいけるかも?
なんて思って自惚れてたらいつか痛い目に遭うかもって思う。
でも、勇気を出して少しだけチャレンジしてみよう。
現実では苦しくてたまらないから小説だけが私にとって安らぎなんだ。
だからこんなただ思いを語ってる今、心が安らぐ。
ここの私は人のことを気にしなくていいし、現実でも何も言われないから。
ただの私でいられる。
それが安心する。
書くだけで見てもらえる。
私の思いをただ書いてるだけだけど、ハートを押してくれる人だっている。
本当にありがたい。
見てくれてる人ありがとう。
小説を書いてくれてる人ありがとう。
小説を生み出してくれた人ありがとう。
このアプリを作ってくれた人ありがとう。
全てに感謝だ。
現実では辛いけど、ここは私しか知らないから好きなぁ。
恐怖と雲を突き破り私はまっすぐに進んだ
随分高い所から落ちたと思っていたが
今はもっと建物が小さく見える
冷たい空気が頬を滑り落ち
幸せに包まれていた
もう誰にも
見えず
(高く高く)
今日
生まれて初めて
バスケットボール観戦しました
キッカケは子供の学校からのチラシでした
ボールが弾む
タン・タン・タンと
ドリブル
バウンド……
パス…………
そこから
ゴールを目指す
高く高くボールは飛ぶ
そんなに高くない?
そんなことなくて
相手をかわしながら
放つボール
ゴールに向かう時
高いんだよ
スリーポイントのボールは
とても華やかで綺麗で
高く高く飛んでいった
気持ちいい
心地良い
そんなボールの声が聞こえた気がしたよ
(2023.10.14/高く高く)
翼はないのだから
地に足をつけていなければ
一歩ずつ、一段ずつ
坂なり、梯子なり、階段なり
踏みしめながら登っていくしかないのだ
/お題「高く高く」より
#高く高く
澄み渡る空に
投げた言葉が吸い込まれてく
返らないこたえ
待つことなんてとうに諦めてる
流れる季節を追いかけて
止まらない時間に追い立てられて
時には俯いてしまうけれど
時折 聴こえる風の囁き
光の揺らめきに顔を上げれば
なぜかこたえが聴こえた気がして
口もとがほころぶ
今日の空は私のキモチを
優しく撫でて目指す明日を声高に叫ぼう
300字小説
天からの贈り物
冬物を繕おうとして開けた行李の奥から、薄い羽衣を見つけたとき、私は全てを思い出した。
自分が雲間から眺めていた地上の若者に恋をして、天から降りた天女だということを。
『お願いです。これを隠して下さい。そして、天女であることを忘れた私を貴方のお嫁さんにして』
思い出しては、もう地上にはいられない。庭で遊ぶ夫と子供達の声に涙しながら羽衣を羽織る。
そのまま、私は高く高く天に昇っていった。
空から美しく色ついた葉が一枚、ひらりと風に乗り、飛んでくる。
「遠い昔、天に帰ったご先祖さまが、子孫の私達に贈ってくれていると言われているの」
春は桜、夏は蛍、秋は落葉、冬は風花。
「元気にやってますよ」
私は高い空に手を振った。
お題「高く高く」
もっともっと、高く高く。見えなくなるまで高く高く。そうやって、いってしまったんだろうな。
夢見てきたもの
掲げてきたもの
努力を惜しまず
日々精進をして
人の心を大切に
誠実に生きる事
キミの生き様は
気高くて美しい
揺るがない信念
燃えたぎる情熱
志は大きく胸に
『高く高く』
それは望みかもしれない。
そうありたいと思う願望かもしれない。
そうなれなかった絶望を知らされるものかもしれない。
”高く高く”なんていられるのは一握りもいないけれど。
いつだってそうありたいと願うことくらいは、許して欲しい。
高く高く
#高く高く
天井突っ張りタイプの猫タワーを置いている。
麻縄を巻いたポールのてっぺんなんて、簡単にたどり着く。
この家で、僕の知らない場所なんてない。
そう、本棚の、上以外には!
床の掃除で身を屈めると、背中に飛び乗って
『にゃ~んっっ、にゃ~~んっっ!(高く。もっと高く~っっ)』
と要求される。
踏み台として、役に立て下僕!と言っているのだ。
立ち上がったとしても、潜り込まれないように棚と天井の間には箱を詰めてあるのだが( ̄△ ̄)
猫は諦めない。常に高みを目指している。
【高く高く】
高く飛ぼう。
俺たち、手を繋いで高く高く飛ぼう。
青空にも、虹にだって、白い雲にも手が届くくらい高く。
星にも、月にも手が届くくらい高く。
高く高く飛ぼう。
俺たちは今はこんなに高く飛べる。
手を繋いで、高く高く。
#高く高く
高く 高く
もっと上を-
この世で最も高い
地位や名誉
期待や希望
夢や理想を求め続ける
高い所に登れば登るほど、
落ちた時に痛いんだよ。
もし最上階に辿り着いたとして
君は何を得られる?
もしどん底に落ちた時
君には何が残る?
最上階を目指すと
たどり着くより先に
この世より上にいってしまいそう。
忘れたわけじゃないさ
使わなくなっただけ
胸の扉を開けたら
溢れ出る遠い日
屋根に腰をおろして
思い出してごらんよ
涙が熱く感じたら
まだ遅くない
雨に濡れながら
歯を食いしばるよりも
後を振り返ることが
大事な時もある
高く高く
夢はるか
どれも本気だったね
声を上げて泣きたくなるよ
悲しみの数 減らしても
懐かしさ増えるから
高く高く夢はるか
どれも本気だったね
高く高く夢はるか
どれも本気だったね
……♪
夢はるか ASKA
報道ステーションの前の
ニュースステーションの中で
ネイチャーコーナーの立松和平さんと
歌手の飛鳥涼さんの歌
立松和平さんの方言と優しい語りに
親子で癒されて記憶があります
ニュースステーション久米宏さん 小宮悦子さん
私の好きなアーティストU2の曲目も
オープニングでかかってました
若い時…学びました
裏番組の筑紫哲也や櫻井良子さんも…
ワールドビジネスサテライトも…
小池百合子都知事でした
学びました…!
そう言えば…
櫻井良子さんの今日の出来事のエンディング曲…
福山雅治さん 道標が…
エンディングになる時間に日テレに変えて…
私は この手が好きです…
ほら あなたによく似ている…
……
ミーちゃん家族になろうよ🎵…♪I love you(笑)🍀
綺麗な景色を見るには、高い場所に登るしかない。
高い場所に登るには、努力は付き物。
もっと高く高く登るために、私は努力をした。
でも、この程度だね。
私は、足を滑らせて落ちてしまった。
もう戻れない。そんなことを思っていたら、仲間が私に手を差し伸べてくれた。
そんなの、また頑張るしかないじゃない。
さっきよりも、高く高く、仲間たちと共に登り詰めるんだ。
高く高く
高く高く、ちいちゃいお手手を持ち上げる。
高く高く、ちいちゃいからだを持ち上げる。
高く高く、持ち上げられなくなっちゃって、
いつの日か、遠くに離れて行っちゃった。
高く高く、夢を持つ君は、
高い高い、お空に行っちゃった。
「わたしね、おとうさんみたいになりたいの!!」
舌足らずな言葉、
僕の涙腺を壊すには、十分すぎて。
低い低い、椅子の上で、
高い高い、縄を見上げ、
高く高く、高く高く