『高く高く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
娘に誘われて、オンラインゲームを始めた。
嫌な予感はしたのだが、
予感的中。ハマってしまった。
ゲームの中で、私は飛べたりする。
これが、妙にリアルで、気分が良い。
まだ始めたばかりで沢山は飛べないので、
娘に助けて貰ったりする。
私を助けて飛ぶ姿をみていると、
これから、沢山の未来が待っている娘と重なり、
どうか高く高くどこまでも
飛んで行ってほしいと思ったりするのだ。
私は…。
高く飛ぶと、
そのまま帰られなくなりそうなので、
健康に気を付けて地道に生きよっと。
paki
『高く高く』
目標は高く持ちなさい
いいえ。
周りが低くなければ
高い視点から見ることは出来ないのだから
高くても意味が無い
高く高く
がむしゃらに走る
振り返ると遠くに "たこ"
さっき名前を知ったこれ
ひらひらと泳ぐように
わたしの後を追いかける
泳いでいると確認したら
また前を向いて全速力で
風の中へ飛び込むと
握る糸が押されて引かれて
"たこ"が ぐんと空へ近づく
夢中になるとすり抜けそうで
不安で
ぎゅっと力が入る
ついてこーい!
と走って見ると
"たこ"は わたしなんか見てなくて
高い空と
仲良く優雅に泳いでた
頂上に向かって、僕達の乗った観覧車は
ゆっくりゆっくりと動く
「天にも昇る心地ってこーゆーの?
2人きりの密室だし…期待して、いいのかな。ジンクス」
彼女は真っ赤な顔をして
高く高く空に近づいていく観覧車に
ときめいている
「天にも昇る心地…うん、確かに…そうだよね」
閉所恐怖症に高所恐怖症の僕は
天国に近づくのではないかと
気分は真っ逆さまに落ちていく心地だった
#高く高く
高みへ行くべきである。幸福を目指すべきである。それが人の営みである。それらをすべて捨て去って、あなただけが手の届かないところへ行ってしまった。ひとじゃなくていいよ、こうふくじゃなくていいよ、あいじゃなくていいよ。あなただけが叶えてしまった。階段を上がる。下る。上がる。上がる。上がる。どこまでも平らな土地で、あなたがまっすぐな地平線を見ながら笑い転げ回る姿を夢想する。
高く高く
真っ青な秋晴れの空。
いくら手を伸ばしても届かない。
高く高く、この空のように。
僕も伸びる!大きくなる!
それまで、ちゃんと上を向いて。
この道を歩いていこう。
手放す作業をして
軽くなっていくというのは
周波数を上げていくとか
波動を上げていくとか表現するから
高くなっていくイメージで
それだけで良いように思ったりする
でもね
高いだけだとフワフワした感じになる
ちょっと弱い感じ
高いアンテナがふらついてる感じ
太くするとしっかりする
そのためには行動すること
心に思い浮かんだことは
行動してみる
直感を信頼して行動に移せるか
それは大切なんだ
ちょっとしたことでもいいので
やってみよう
自分を信頼してみよう
そうすると
君のアンテナが太くなっていく
高く太くしっかりする
そうすると
しっかり応援のエネルギーを受け取れる
〜高く高く〜
高く高く
ベッドは低く、家具は高く。
インテリアの世界は難しい。
やれ床面積を広く見せろ、天面は狭く見せろ。
高みを目指す度に、狭いマンションでは場所の限界を突きつけられる。
私は趣味のものに囲まれる生活を送っている。
物を減らすのは難しい。
トランクルームを借りるにも値段の高いこと。
高く見える家具、値段の高く見える家具を探して今日も私はインテリアブログを見ていた。
高く、高く、もっと高く。
インテリアの世界は厳しいのだ。
高く高く
作者:ノワール
さあ、いよいよ出番だなぁ…。しかも最初。あとのみんなのためにも上手くやらないとね。
??「そろそろだぞ、準備しろ〜」
あ、大将…!あはは、大将少し寂しそうな顔してるなぁ。
大将「今の今まで…この日まで、育ててきたんだ。[こいつ]のためにも成功させねぇとな、みんな!」
あは、[名前がない]からこいつ呼ばわりかぁ、大将らしいね!あ、そろそろ大将とお別れかな?ちょっとだけ…さみしいなぁ…。でも、大将の寂しい顔見たくないから…その寂しさをふっ飛ばして笑顔にさせてあげる!
大将「じゃあ…いってこい」
うん、行ってくるね、大将。あとのみんなのためにも…大将の笑顔のためにも…全力でーー!
全力で、咲いてあげるっ!
わぁ…高く高く…すごく高く上がってる!よし、今だっ!
あ…、大将、笑ってくれてる…大将、今までありがとうございましたぁーーっ!
ドンっと音がした時には大将だけじゃなく、見に来てくれた人にも笑顔になってほしいなんて…無理なことだと思ってたんだけどね?そんなこと、なかったみたい!
人「あっ!〇〇だっ!」
あはっ自己紹介するねっ!
みんなから[花火]って呼ばれたから花火って名前なんだと思う!唯一の好きなものはーー
大将だよ!
あとがき
お読みいただき嬉しいです、今回は花火のことを書きました。花火がセットされて打ち上げられて咲く一連の流れをテーマに書きました、文がおかしかったらごめんなさい。よかったら他のも見てくれたら嬉しいです。 ノワール
皆、自分の中に表現し難い気持ちがあって
どうにか上手く伝えようとするけど
口は上手に喋ってくれない。
伝わればもっと
伝わればもっともっと…
今日もお疲れさま、私。
表現し難い気持ちは、空へ高く高く
上げよう。
もう夏も終わったし、
今年最後の花火だと思って打ち上げよう。
綺麗な夜空が、きっと火花を星に変えてくれる。
#高く高く -35-
『高く高く』
高く飛ぶためには
思いっきり低く
しゃがむことも時には必要だ
なんて言葉
落ち込んだ時の励みにしてた
高く高く
もっと 高く
だけど
落ちた時の痛み
傷だらけの心と身体
翼は折れ もぎ取られ
もう 飛ぶこともできなくなった
はず なのに
彼はまだ
しゃがみこみ
飛ぶ準備をしている
その瞳は
少年のように
キラキラと輝き 澄んでいる
もう…やめて…
とは言えなくて
負けるな! 頑張れ!
また
言ってしまった…
一番言いたくなかった言葉
高く高く
幼い時に、懸命に手を伸ばしても届かなかった。高く高く伸ばしても。
つま先立ちでもギリギリのところ。
大人になってから、届くようになった。
成長したんだなと思ったのと同時に、時が経つのは早いと思った――
高く、高く
どうか届いて
活きたい願い
自己評価を今は置いて
社会での立ち位置も置いて
生きものの都合も置いて
世界の定義も置いて
ただ存在があるだけになるまで
脱いで、脱いで
脱皮して、脱皮して
削いで、削いで
天空を超えて
魂の在るところへ
高く、高く
届け、在りたい願い
高く高くから
降り来たれよ私のための光の滴
星の輝きのように
花のこぼれるように
高く高くへ
私の命よ たゆまず進め
まっすぐに
高く高く
いつも
努力を高く高く積み重ね
前に進み
頑張っている君
そんな君に憧れた
私も高く高く前へ進める
立派な人間になりたい
いつもの如く君んちに遊びに来てるわけだけど、今日はいまいち気が乗らなくて、配信の映画も見る気にならないし、音楽聴くのもちょっとなぁ。
缶の酒をちびちび呑みながら、君がこまごまとなんかしてるのをぼんやり見てた。
ご飯の洗い物終わってから君はソファの前の床に直前座って、なんとトランプなんかを取り出した。
「これねー、こないだご飯食べたお店でもらったの。ほら、お店の名前」
「変わったノベルティだな。ゲームでもする気か?」
「しても良いけど…」
俺があんまりやる気ないのを感じたのか、君はテーブルに広げたトランプを立たせはじめた。2枚セットで並べて、4組作ってその上に蓋をする。
「それじゃ高くできなくない?」
「崩れちゃうもん」
「どうせなら高くしようぜ、高く高く」
「無茶言うなー自分じゃできないのにー」
実際下4組でも、君は2段目で崩した。もーほらちゃちゃ入れるからー!って君はわざと頬を膨らませ、俺はそんな君を後ろから抱きしめて、そのままトランプはやめさせた。
そのあとは、内緒。
▼高く高く
高く高く……。
高く高く、ハンギングしたい。
人生を台無しにした、あのゲス女の首を縛って。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者・今井貞夫の娘、人でなしの今井裕子。
高く高く……。
あまりにも高く逃げたものだから、雲雀を見失ってしまった。
【我等星の子達が目指す高みへ】
飛行の腕に自信がある者は前へ!
臆するな。やらねば始まらない!
上手く軌道に乗れないなら乗るまで飛べば良い
その一歩が踏み出し始めた者がそこへ行ける
行こう、高みへ!
やれそうか
自分の中身に聞いてみる
謙虚と傲慢の狭間で
みていてくれよ
自分の行為で言ってみる
狙っているのか狙ってないのか
さあてどうかな? かっさらう
高く高く
シャボン玉を飛ばす。
いつぶりだろうか。
まぁるい、弱々しい物体が、
空へ空へと飛んでいく。
その姿に、何故だか目から涙が零れ落ちそうになる。
大きさは不揃いだけれど、みんな沢山の色を纏って、綺麗な美しい姿をしている。
毎日を惰性で生きる僕という人間は、一体何のために此処で息をしているのかもよくわからない。
大好きに自身の全てを懸けて、追い続けることができる人は本当に凄いと思う。
そういう人達の瞳はきらきらと輝いていて、僕にとっては眩し過ぎるものだ。
もし僕があの夢を追い続けていれば、その人達と同じように瞳を煌めかせることができたのだろうか。
僕の頭上を鳥の群れが羽ばたいていく。
精一杯に翼をはためかせ、まだ見ぬ景色を夢見ながら。
僕の翼はどうだ、一体いつから広げていない?
使い慣れていないこの翼で、何処かへ行けるのだろうか。
この広大な空へ、光を目指し飛び立った鳥達の後に僕も続けるのだろうか。
空を仰ぎそんな思いに耽りながら、久しく伸ばしていなかった翼を僕は撫でるのであった。
〝高く高く〟