『高く高く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
こいのぼり
今年の夏は何故か見なかったなぁ
川の両端から紐で繋いで
それが川に沿ってたくさん並んでる様子すごく好きなんだ
#高く高く
人生どんどんハードル上がってくよね。「神は乗り越えられる試練しか与えない」って言うけど、じゃあ死ぬやつなんかいないんだわ。つまり神は嘘つきか、そもそも力なんてないかの2択。前になんか、野球選手だったと思うわ。「乗り越えた壁はいつか自分を守る盾になる」って言ってた。ところで、イエスも野球選手も人間である。ゴータマ・シッダールタも菅原道真も。
でも天照大御神は弟神にイラッとしたのでテメーがいないと世界が真っ暗になるの知りながら引きこもりになったわけで。そのハードルは本当に避けて通ってはいけないのか、今一度考えるべし。
高く、高く
いつか遠くの世界を見られるよう
いつか遠くのあなたが見つけられるよう
昨晩から作品を作り続けていた。
長旅に身を任せた手紙みたいに、ゆっくりと音楽を聴きながら。
雨から逃げ続けていた気で、ずっと雨玉は僕の耳元に鳴り続けて、僕の作品にバックコーラスを奏でていた。
でもそれがやんでしまっては、僕は何か物足りない気がするんだ、
ただ降り続けるその前に、戻っただけというのに。
それは飼い主をなくした野良犬みたいなことだろうか。
夢幻の声がだんだん大きくなって 轟いたみたい
僕の言葉が手の隙間からこぼれ落ちて、どんどん消えてしまう夢を見た。
ずっと何かを追いかけて、水溜まりを踏んで、水が飛び出したところで目が覚めた。
今度、というあるかも分からない概念に私は心に縋っていた。上手くいくと思っていたから、そんなに悲しんでいたのだと、いつ気づくことが出来るのだろう?
その門を通るところから、私はもう諦めなければならなかったのかもしれない
変な赤色なんて、最初から塗りたくら無ければ良かったのかもしれない。
いつまでも、隣にいてくれる飼い主を探し求めていた
ように。冷たい戦争みたいな、そんなものが欲しかったわけではなかったのに。
時報が知らされることを、全く知らなかったみたいな僕でいた。
僕は雨玉にいつから追いつけるんだろう。
高く高く
焚き火をたいた
空高く煙が上がる
どんどん上に上がって
どこまで上がったかわからない
思い出と共に全部灰となり
残ったのはみんなの中にある記憶と
自分の骨だけ
みんなは泣いてるが
泣かなくてもいい
人は死ぬが
みんなの記憶の中では生き続ける
その人の生きた証として
今の君たちがあるのだから
「死」は
悲しいことじゃない
誇らしいことなんだ
#高く高く
私は現在、ライバー活動している。
競走するコンテストで常に優勝を狙うもの。
いつでも優勝とるために、1位取るために戦ってる。
私はまっだまだ努力が足りてない。
けど気持ちは高く上を目指してる。
絶対優勝したいよね。
10/14
暗い話題ばかりの世の中だけど
未来に希望なんて感じられなくても当然だけど
こんな時だからこそ
常識も
人の目も
場所の制約も
自分で無意識に掛けているストッパーも
すべて取っ払って
あなたはあなたなりでいい
自由に舞いあがれ
高く高く
高く高く
高く高く空に手を伸ばした。
高く高くもっと高くにいる。
君にこの手が届くように。
今でもたまに思い出すんだ。
思い出すだけ悲しくなるって分かってるのに。
幼き日の君の手を握って。
花火を見に行った事。
はたから見ればやんちゃしてた僕を。
君は憧れだと言ってくれたね。
あれから10数年。
今でも受け止めきれない僕がいる。
今の僕を君が見たらガッカリするかな?
憧れのお兄ちゃんは。
ただ何も考えず突っ走ってた若かりし頃の僕で。
今は失う事ばっかりに怯えている僕。
一度だけ聞いてみたいよ。
高く高く空の上にいる君に。
弟として幸せでいてくれたかを。
姉よりも可愛くなくちゃ
姉よりも賢くなくちゃ
姉よりもおしとやかでいなくちゃ
姉よりも人に好かれなきゃ
ずっと2番手だから
ずっと1番に見られない
どんなにすごいことしたって
姉はもっとすごいことをしてたわ
そればっかり
私に使う時間なんて
両親には無いのかもしれない
きっと、これからも姉よりも高く高く上をめざないと
2番手の私なんて、もう必要なくなるのかも
高く高く
上がっていく物価
上り詰めたその先で
また
種をまく人
生まれたての 頃は 寝返をうつ だけで褒められた 。
幼稚園児 の頃は逆上がりをするだけで褒められた。
小学生の頃は 足が早いだけで 注目の的に なった 。
中学生の 頃は テストで どんなけ 頑張っても 平均点しか取れなくて 、失望された 。
大人になるにつれて 、求められるものが
どんどん高くなって 、多くなっていって 。そんなプレッシャーが 私の首を強く 締めてくる 。
だんだん呼吸が出来なくて。言葉も発せられなくて 。高く高く 高く、あぁ 、胸が張り裂けそうだ !!!
ぷつん。
誰かに 手を差し伸べて欲しかったな 。
なんて 。
高く高く
大空に憧れて、高く高くジャンプしたあの頃。
楽しいことも夢もいっぱいだったあの頃。
どこまでもいける、そんな気がした。
でも今はどうだろう。自分から心の翼を折り
どこにも行けずにいる。
そんな自分を見てあの頃の私は嘆くかい?
高く、高く、風船を飛ばしていく。
ふっ、と手から離した風船が、青い空へと吸い込まれるように、なんの曇りもなく、澄みきって飛んでいく。
あの風船についた糸に、この地上でつながる誰かをもとめて。誰かに、心が届くように。
きっと心のやさしい誰かが、自らの手元に吸い込むように手繰りよせて、
やさしく見えない糸がこの世界につながる。
そんな世界をずっと昔から夢見ていて、
いまそれを想い出す、
─高く高く─
空も海も近いところは明るく見えるが高く、深くなると真っ暗になっていく
まさに人間のこころみたいだ
「高く高く」
最初はとても低い所から始まった
たまに嫌なこと辛いことがあると
少し高いところから下を眺めては考えてた
そして段々、段々、高くなっていった
建物の2階、3階、4階と段々高くなって
気持ちもぐちゃぐちゃに濁っていった
学校の校舎内からよく地面を見つめてた
学校に居る時は特によく下を見てた
色んなものから目を背けたくて、現実を知りたくなくて
楽しくて、甘いお菓子のような夢を見ていたくて
でも現実は違って下を見ても当然逃げれるわけもない
だから校庭のアスファルトを眺めては無理やりにでも
逃げてしまおうかと思った
確実に逃げてしまいたくて、一瞬で消し去ってしまいたくて、苦しさや辛さが増えてく度、階数も高くなって
気持ちも大きくなって。
でも結局、また振り出しに戻ってしまった。
周りには嫌なものが沢山あったのに、私のせいで誰かが不幸になることもまた同じくらい嫌なんだと気づいてしまったから。
もしここから逃げてしまえば、誰かを傷つけてしまう。私を想ってなくても、何とも思ってなくても、逃げたあとの私の姿を見ればきっとトラウマになってしまうだろう。誰かを傷つけてしまうなんて、あの人達と変わらない。それがたとえエゴでも逃げでも言い訳でもそれでも気持ちは変わらない。
だからもう、下は向かない。
あの時とは違う意味で上を目指そうと思った。
生きるために。
高く高く
下に向かって歩くよりも、上に向かって歩いた方が、自分にとってもいい事だと思う。いつまでも蹲っても意味は無い、そんな事するより、高く舞い上がっていたいの。
高く高く舞い上がるように、屋上から飛び降りた。
走馬灯が走った。あの頃の記憶。
友達と遊んでいた時間
彼氏とデートしていた時間
苦手なテストの時間
別れた時の時間
「あぁ、こんな感覚なんだぁ」
初めての感覚に包まれた。
その瞬間、窓の奥の元カレと目が合った。
「あ。」
グチャ
『高く高く』
晴天を真っ直ぐ伸びてゆく白煙
追い駆けることは出来ないけれど
祈りを乗せて風よ吹け
遙か安息の天上まで
どうか途切れることのないように
ずっと前を向いて進んでほしい
そして高く高くずっと上まで登りつめてほしい
もう二度と誰にも傷つけられないくらい
高く高く、、、
ずっと空を飛びたかった。
地面から離れてふわふわと。
高く高く飛んでいく風船みたいに空に行きたかった。
小さい頃、風船を見かけるといつもねだっていた。
買ってもらって、家に帰って、すぐに空へ飛ばしていた。
広い空へとだんだん小さくなっていく風船に、めいっぱい手を伸ばして、かかとを浮かす。
そうしたら、自分もきっと飛べるんだと思っていた。
風船にシャボン玉、紙飛行機。
暇さえあればいつも飛ばして遊んでいた。
空に向かって飛んでいくものが好きだった。
……どれも途中で飛べなくなってしまうけど。
今。
私は高い高いところにいる。
空を飛べないなら、せめて空の近くに行きたかった。
上を見上げて手を伸ばす。
そして、一歩。
ーーあぁ、私は今空を飛んでいる!