『飛べない翼』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
〈飛べない翼〉
びりびりに破れた残骸を拾う。
翼を見つけて、気に入って、両親の前で披露したら、びりびりに破れた。
翼は作曲の仕方や歌詞の書き方がずらりと並ぶ。
残骸を拾い終え、抱きしめた。
涙がポロポロ溢れて止まらなかった。
飛べない翼
「飛べない翼なんて、何の役にも立たない」
そう言ってあなたは背を向けた。
傷ついた翼から綿のように小さな羽が
ちぎれて落ちて、風に舞う。
わたしはその羽に手を伸ばすと、
手のひらでそっと包んだ。
そんなことないよ。
とてもあったかいよ。
鳥は翼をはためかせ空を飛んでいる。
でも飛べない翼を持つ鳥もいる。
有名なものだとペンギンとかダチョウとかキーウィとかニワトリとか。
彼らは空を見上げて何を思うのだろうか。
いつか飛びてぇなあ……。とか、空飛ぶの大変そうだなあ……。とかなのだろうか。
それとも何も思ってないのだろうか。
考えれば考えるほどわからない。
……鳥の気持ちはボクにはまだ早かったのかもしれない。
……でも、考えなきゃいけないんだよなあ。
宿題に、飛べない鳥の気持ちを考えてみましょうって出されたからには。
飛べない翼
の前に、昨日はだいぶ脱線した話を書かせてもらいまして、読んでくれた人がいましたらありがとうございます。
教訓としては、ローソクは細いのも買っておこうということと、雨の冷える日に暖房もない部屋でパフェアイスはいかがなものかということ。
そしてなにより、ぼっちに誕生日は合わないということを実感する一日でした。
おかげさまで友人募集をしているXは、風船が飛ぶこともフォロワーが増えることもなく静寂に包まれ、一日経った今日早速年齢を書き間違えるミスもありました。
とはいえ、この一年も変わることはないでしょう。
似た日々ばかりの退屈であろう日常ですから、私の駄文も代わり映えないと思います。
飽きた時には遠慮なく、飽きたぞーーーと思いを込めて読み飛ばしてくださいませ。
ということで本題に。
ペンギンとかは飛べない代わりに翼で泳ぎますよね。
飛べないからといって、無用なものというわけではないです。
某エナジードリンクだって、翼は授けられても実際飛べませんしね。
そもそも私高所恐怖症なので、翼があったとしても飛びたくないです。
高いとこ好きな人を見るときは、あの生物なんなんだと冷たい目で見てしまいます。
皆さんもし翼があるとしたら、飛んでみたいと思いますか?
それとも、あぁ飛んでるなぁと飛んでいる人を地上から見ていたいですか?
後者でしたら一緒にお茶でも飲みながら見てましょうね。
それとも、翼を得たかのように自由に羽ばたいていたい。
学校や会社、家族や地域、諸事情でこもりがちな人もいることでしょう。
もし話し相手が必要でしたら遠慮なく声掛けてくださいね。
会話はヘタですがお話聞くのは大好きですし、愚痴もニコニコ聞けるタイプです。
そう思うと、飛ぶ準備をしている気分になれますね。
相手の翼を繕いながら、飛び立つのを支えてあげたくなります。
鳥人間コンテストの助走役みたいな感じでしょう。
鈍臭いので機体の離陸と共に琵琶湖に落ちますね笑
飛べない翼はただの翼。
そう思いきや、実は飛ばないだけで無用な翼ではないのかもしれません。
もし飛びたいのであれば背中を押しましょう。
一緒に助走しましょう。
そして飛び立つ姿を見上げながら、晴れやかな顔をして飛んでいくあなたを見て、飛べてよかったねと微笑むことでしょう。
あなたも一緒にと手を差し出されたら……すみませんと即答することお許しください。
だって高いこと怖いんですもん!
飛べない翼
私の翼は壊れてしまった。
みんなみんな、自由に空を飛んでいる。
羨ましいという感情は湧かない。
だって私は、翼のない私は無力なのだから。
みんなみんな、自由に空を飛んでいる。
心が冷たい。私も飛びたいな。
みんなは、自分の希望を叶えるために、飛べるくらい大きな翼を育てる。でもさ、
私が翼を育てても、重すぎて羽ばたけないよ。
#飛べない翼
いくら羽ばたけど飛ぶことは出来ない。
上手く泳ぐ事も出来ない。
みんなと毛色も違う。
ワタシはみんなと同じじゃないから海を渡る旅にも行けないんだ。
ここで捨てられるんだ。
周りでは一緒に育ったアヒル達がワイワイと飛ぶ練習をしている。
次の満月の日の次の日に渡りを始めるそうだ。
端っこで丸まっていると育ててくれた母アヒルがやってきた。
悪いけど、渡りには連れて行けないわ。アナタは多分…ここに居た方がいいのよ。
そう言われて、泣いてしまった。
アナタの本当の種類は、ダチョウなのよ。翼はあるけど飛べないの。走る事に特化したから泳げないのよ。
えっとなって顔を上げる。
自分でも気付いてはいたけど、やっぱりダチョウだったんだ。現実逃避してアヒルのフリをしていたけど間違えてなかったんだ。
飛べないアヒルの子、もとい、ダチョウの子は渡りに飛ぶみんなを地上から飛べない翼をバサバサ振って見送るのでした。
(飛べない翼)
みにくいアヒルの子のオマージュ、白鳥でもなくダチョウでした。
飛べない翼
「いてっ」
背中に走った痛みに思わずその場にうずくまった。
あと少しで飛べたのに。
後ろからザリザリっと足音がして、黒の革靴が視界に入った。
「何すんだよ!」
「まだ早いですよ、飛ぶのは」
見ると男の手には、翼みたいなものがあった。
「は? 何言ってるんだよ、関係ねぇだろ、アンタに」
「ありますよ。担任ですから」
「意味わかんねぇんだけど。背中痛いし、ていうか、何それ?」
「あぁ、これですか。キミの翼です。飛ばないように、もぎましたから――」
背中をさすってきて「痛いですか?」なんて聞いてくる。
「本来、死ぬ時しか見えないんですよ、この翼は……君は」
――あぁ、そういうことか。
「がんばりすぎです。17でこんなに立派な翼にならなくていいんです。立てますか?」
「…………」
「おんぶしますか?」
――はぁ? 何言ってるんだよ、この先生……。
「……先生って、一体……何者?」
揺れる背中で聞いた。
あったかかった。
飛べない翼は意味がないのだろうか。
少なくとも自分には意味があると、手羽先を齧りながら
ビールを飲んで物思いに耽る秋。
翼があるなら飛べるなんて
ことはありません
翼も人と同じなんです
例えば、人は考えることが出来ます
私たちにとっては当たり前に出来ることです
でも病気で考えることが出来ない人もいます
それは翼と同じなんです
翼は飛ぶためだけにあるものでは
ないのではないかと思います
でも私には翼がないので
翼は飛ぶ以外に、なんのために
あるのかは分かりません
でも考えることは出来ます
あなたは翼はなんのためにあると考えますか?
「飛べない翼」
この文章で伝えたいことは
自分にあるもの(持っているもの)を
大切にしよーねってことですね。
考えることが出来ない人がいるってありますが
ほんとは「考えをまとめることが出来ない人」です。
すみません。
「飛べない翼」
今日も遠くのお空を眺める。
遥か彼方に小さく見える同級生。
僕はまだ飛べていなかった。
お昼の時間になって同級生たちが飛行技術の授業を終えて戻ってくる。
戻ってきた同級生の中にはコソコソと僕の不出来をからかうやつもいれば、自慢げにコツを教えてくるやつもいた。
僕はそれらの視線に耐えながら、ひとり小さくなってご飯を食べる。
飛行技術は基本中の基本だ。
狩りをするにも逃げるにも飛べなきゃ生きてはいけない。
100m飛行走で速い男子はどうやら女子にモテるらしい。
でも僕はそもそも飛行できないのでそういう話にもついていけない。
僕は同級生たちの中で明らかに浮いていた。
午後の授業は飛行技術の応用。
すなわち、狩猟採集訓練の授業である。
僕は当然、飛行技術の授業だ。
午前とは違って午後は先生が見てくれる。
翼を大きく広げて、あーうん、そうそう。
あー待って、慌てないで、落ち着いて。
できるよー頑張れー、行け!飛べ!
あぁー、と落胆のため息が漏れる。
僕はまたしても飛べなかった。
先生は僕に呆れたのか、他の生徒を見てくると言って飛んで行ってしまった。
僕は手持ち無沙汰に足の先を見つめた。
どうして僕は飛べないのだろう。
みんなと違って翼が小さいからだろうか。
飛ぶのが少し怖いからだろうか。
足の先を見つめていたら、だんだんと視界がぼやけてきた。
涙を堪らえようと上を向いた時、運悪く目があってしまった。
前に危機管理の授業で習った。
目は鋭く赤色で僕よりもはるかに大きな黒い鳥。僕を一口で飲み込めるような大きな口…
逃げなきゃ。僕は急いで走る。
でも、飛べない僕はすぐに追いつかれて追い詰められてしまった。
誰か誰か助けて…
近くには誰もいなかった。
僕が生き残る方法は1つ。
僕が翼を広げて飛べばいい。
でも飛べない。できっこない。
ずっと努力したってできなかったのだから、僕には無理だ。
でも無理でもやらなきゃ。
前に先生が言ってたのを思い出す。
自分自身ができないと思ったらできるわけがないって。
僕はやっと飛べなかった理由がわかった。
僕を1番信じてないのは僕だ。
僕を1番悪く言っているのも僕だ。
何回挑戦して失敗したとしても。
僕だけは飛べるって信じてあげなきゃ。
ついにその日、僕は飛ぶことができた。
自力で飛んで逃げてきた僕は先生と同級生たちに危険を知らせた。
先生や同級生たちは僕が飛んでいるのを見てとても驚いていたけど、僕にたくさん嬉しい言葉をくれた。
ありがとう。やればできるじゃん。
その、笑って悪かったな、…ごめん。
すごいね、皆のヒーローだよ。
その日から僕のあだ名は『翼』になった。
飛べない翼
「雪ちゃんこのサークルを頼んだよ。」
先輩はそう言った。
でも…でもね本当は私
同級生が嫌いなの
同族嫌悪ってわけではないと思う
あまりにも違うから
馴れ合っているだけで意見を言わない
その目で私を見ないで気持ち悪い
うるさいその声で喋るな
理不尽な言葉はそっと心の中に留めて堪える
先輩のことを尊敬しているの
本当にそうなのか
力あるものに縋っていたいだけだったのではないか
私1人が好きなの
でも仕事をすることになったら
最低限のコミュニケーションは必要になるから
サークルに入っただけなの
どんな業務があるのかもよくわからないの
早すぎる先輩と会ったことがあるのたったの4日だよ
サークル長のサンプリング完了してないよ
どうやってまとめれば良いの
また抑えられなかったら壊れるの?
飛べない翼
私の知ってる彼女はいつも大勢に囲まれてて、そこにいる皆んなが笑ってて、とにかく賑やか。
彼女がいるだけでその場所だけ暖かい陽射しが降り注いでいるよう。
透き通るような白い肌に大きな瞳、スッとした鼻筋にキャンディを食べたばかりのような艶めく薄ピンクのくちびる。
そんな彼女の1番の親友は私。
わかってるわかってる。みんな私なんぞ見ていない。「おはよう」と言うその目は隣の可憐な彼女を見てること。
でも、そんな彼女だっていっぱい泣いてきた。そりゃ人間だもん。嫌なことなんて腐るほどあるでしょう。
そんな彼女の美しく真っ直ぐに伸びた翼が折れかけた時、繋ぎ止める包帯が実は私の渾身の一発ギャグってことは誰も知らない。
私の地味で映えない翼が折れかけた時、可憐な彼女が渾身の一発ギャグで治してくれることも誰も知らない。
いつ折れたって大丈夫。
私達の翼は以外にタフなのである。
end
この世には宝の持ち腐れという言葉がある。
それは正しく、凡人の嫉妬と天才の悲観、無関心から来るものだと思う。
翼の大きさも足の速さも普通なのが凡人として、翼も大きく足も凡人より速いのが天才とする。
翼が大きければより速く飛べ、安定する。足が早ければ助走が当たり前のように出来て当たり前のように飛べるのだ。凡人はまあ人並に飛べるが、天才という上がいる限り満足することは無い。
天才は自分を越すもの興味を引くものがないとその状況を悲観し、飽きを感じて無関心になる。そして歩行に興味を持つのだ。
歩行は翼が大きくたって邪魔なだけだし、足が早いからってなんの意味もない。
凡人の方が歩行が向いている。そうして天才は歩行の沼にハマっていくのだ。
一方凡人は天才のその行動に理解が追いつかず、怒りすら感じるのだ。高いレベルで飛べることがどんなに素晴らしいこととして説いても天才は見向きもしない。憤り、その行き場を失い呆れて彼らは宝の持ち腐れと言うのだ。
君の隣りに居た
平らな背中をした君の
地を走る君が好きで
いつも空から声を掛けた
空を夢見る君が好きで
君を抱えて飛ぶ練習をした
光の似合う君が好きで
良くないモノを沢山祓った
でも君が
空を行く姿が気に障ると
大きな翼が嫌いだと言うから
見たくもないと泣くから
そしたらそうしたら
しょうがないから
それでも君が好きだから
白い羽を腐り落とした
連なる骨を粉にした
初めて地に着いた脚ごと
翼を命を絶った体が崩れ落ちた
……不思議だな
どうしてそんなに驚いているんだろう
‹飛べない翼›
飛べない翼
僕の翼は二度と開くことはない
前を向く気力がない
朝起きて思うことは眠いでもだるいでもなく
殺したい
幸せそうに笑う君が憎くて仕方ない
幸せな人が憎くて仕方ない
俺を見ないあの人が憎くて仕方ない
死ねばいいのに
3度目の死
1番の苦痛を感じさせてあげたい
3回の死の中で1番酷い思いをなによりもの苦痛を
死んで償え
美しい翼を持つ人は、美しく空を舞って自由に、永遠と続く青空を飛んでいる。
それを見て、憧れた、憧れてしまった
何の変哲もない翼を持つ者は、いくら努力しようとも、あのように美しく空を舞うことも、それどころか 空を飛ぶことすらできない
焦がれてやまない空は、美しいものしか歓迎していないようで
あれほど キラキラと輝いて見えた、憧れた景色は、いつしか 強い羨望へと変わっていた
今もなお、空には、美しい羽を持った者たちが、楽しげに舞っている
【飛べない翼】
【飛べない翼】
飛べない青い鳥はゴミという歌詞と僕が好きな作品に出てくる階級を表す為だけの翼が生えた種族の事を思い出したね。だから?と問われたら特にないんだけどね。本当にそれだけ。たまには日記でもしたためてもいいんじゃないかな。終わり。
飛べない翼
「スズメ」
僕はスズメ。鳥のスズメ。
僕はみんなより大きい。僕はみんなと色が違う。そして、飛べない。
僕は小さい頃から出来損ないだ。
ある日、川近くの木で休むことになった。
その時、僕の2つ下の弟が、川に落ちてしまった。
溺れているところを、お父さんが助けに行った。
お父さんが心配になった兄は、ひとつ下の弟を連れて行った。
お母さんは、様子を見ようと上からのぞいたら、そのまま落ちてしまった。
お母さんには,3つ下の、産まれたばかりの弟が抱きついていた。
しかし、全員溺れている。
「裏切り者!」
「お前も降りてこい!」
そんな言葉が飛び交うなか、勇気を出して飛び込んだ。
………
しかし僕は泳げた。みんなからほっとかれている間、
ひたすら泳ぐ練習をした。
「っっ!すごい!このこは出来損ないなんかじゃなかった!」母
「お前にしてはすごいじゃないか!」兄
「ゴボだっっげっっげまえのらわな……」2つ下の弟
「おにいちゃっ!!」ひとつ下の弟
「!!!!」3つ下の弟
「こんなやつ達はもういい!だから…たすけてくれっ!!!!」父
そう言い、父は他の子供達と母を手放した。
僕は助けた。
3つ下の弟だけ。
このこはきっと、悪気はないんだろう、まだ喋れていないだけで、
きっと僕の味方だ。
「っっ!お前!」
「ユ゙ル゙ザナ゙っ…、…」
ざまあみろ
多分ずっと昔から
私たちには翼があるけど
それに気づいていない
それどころか抱える荷物は増えていき
体は重く、頭は硬くなるばかりだ
ただ夜でも雲が見える日があるように
いっぱい背負っていても
飛べる日があるのかもしれないし
背負ってきたものが
新たな翼となっているのかもしれない
飛べない翼