『飛べない翼』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
みんなは、自分の希望を叶えるために、飛べるくらい大きな翼を育てる。
でもね、私はいくら育てても、重すぎて羽ばたけないよ
#飛べない翼
いくら羽ばたけど飛ぶことは出来ない。
上手く泳ぐ事も出来ない。
みんなと毛色も違う。
ワタシはみんなと同じじゃないから海を渡る旅にも行けないんだ。
ここで捨てられるんだ。
周りでは一緒に育ったアヒル達がワイワイと飛ぶ練習をしている。
次の満月の日の次の日に渡りを始めるそうだ。
端っこで丸まっていると育ててくれた母アヒルがやってきた。
悪いけど、渡りには連れて行けないわ。アナタは多分…ここに居た方がいいのよ。
そう言われて、泣いてしまった。
アナタの本当の種類は、ダチョウなのよ。翼はあるけど飛べないの。走る事に特化したから泳げないのよ。
えっとなって顔を上げる。
自分でも気付いてはいたけど、やっぱりダチョウだったんだ。現実逃避してアヒルのフリをしていたけど間違えてなかったんだ。
飛べないアヒルの子、もとい、ダチョウの子は渡りに飛ぶみんなを地上から飛べない翼をバサバサ振って見送るのでした。
(飛べない翼)
みにくいアヒルの子のオマージュ、白鳥でもなくダチョウでした。
飛べない翼
「いてっ」
背中に走った痛みに思わずその場にうずくまった。
あと少しで飛べたのに。
後ろからザリザリっと足音がして、黒の革靴が視界に入った。
「何すんだよ!」
「まだ早いですよ、飛ぶのは」
見ると男の手には、翼みたいなものがあった。
「は? 何言ってるんだよ、関係ねぇだろ、アンタに」
「ありますよ。担任ですから」
「意味わかんねぇんだけど。背中痛いし、ていうか、何それ?」
「あぁ、これですか。キミの翼です。飛ばないように、もぎましたから――」
背中をさすってきて「痛いですか?」なんて聞いてくる。
「本来、死ぬ時しか見えないんですよ、この翼は……君は」
――あぁ、そういうことか。
「がんばりすぎです。17でこんなに立派な翼にならなくていいんです。立てますか?」
「…………」
「おんぶしますか?」
――はぁ? 何言ってるんだよ、この先生……。
「……先生って、一体……何者?」
揺れる背中で聞いた。
あったかかった。
飛べない翼は意味がないのだろうか。
少なくとも自分には意味があると、手羽先を齧りながら
ビールを飲んで物思いに耽る秋。
翼があるなら飛べるなんて
ことはありません
翼も人と同じなんです
例えば、人は考えることが出来ます
私たちにとっては当たり前に出来ることです
でも病気で考えることが出来ない人もいます
それは翼と同じなんです
翼は飛ぶためだけにあるものでは
ないのではないかと思います
でも私には翼がないので
翼は飛ぶ以外に、なんのために
あるのかは分かりません
でも考えることは出来ます
あなたは翼はなんのためにあると考えますか?
「飛べない翼」
この文章で伝えたいことは
自分にあるもの(持っているもの)を
大切にしよーねってことですね。
考えることが出来ない人がいるってありますが
ほんとは「考えをまとめることが出来ない人」です。
すみません。
「飛べない翼」
今日も遠くのお空を眺める。
遥か彼方に小さく見える同級生。
僕はまだ飛べていなかった。
お昼の時間になって同級生たちが飛行技術の授業を終えて戻ってくる。
戻ってきた同級生の中にはコソコソと僕の不出来をからかうやつもいれば、自慢げにコツを教えてくるやつもいた。
僕はそれらの視線に耐えながら、ひとり小さくなってご飯を食べる。
飛行技術は基本中の基本だ。
狩りをするにも逃げるにも飛べなきゃ生きてはいけない。
100m飛行走で速い男子はどうやら女子にモテるらしい。
でも僕はそもそも飛行できないのでそういう話にもついていけない。
僕は同級生たちの中で明らかに浮いていた。
午後の授業は飛行技術の応用。
すなわち、狩猟採集訓練の授業である。
僕は当然、飛行技術の授業だ。
午前とは違って午後は先生が見てくれる。
翼を大きく広げて、あーうん、そうそう。
あー待って、慌てないで、落ち着いて。
できるよー頑張れー、行け!飛べ!
あぁー、と落胆のため息が漏れる。
僕はまたしても飛べなかった。
先生は僕に呆れたのか、他の生徒を見てくると言って飛んで行ってしまった。
僕は手持ち無沙汰に足の先を見つめた。
どうして僕は飛べないのだろう。
みんなと違って翼が小さいからだろうか。
飛ぶのが少し怖いからだろうか。
足の先を見つめていたら、だんだんと視界がぼやけてきた。
涙を堪らえようと上を向いた時、運悪く目があってしまった。
前に危機管理の授業で習った。
目は鋭く赤色で僕よりもはるかに大きな黒い鳥。僕を一口で飲み込めるような大きな口…
逃げなきゃ。僕は急いで走る。
でも、飛べない僕はすぐに追いつかれて追い詰められてしまった。
誰か誰か助けて…
近くには誰もいなかった。
僕が生き残る方法は1つ。
僕が翼を広げて飛べばいい。
でも飛べない。できっこない。
ずっと努力したってできなかったのだから、僕には無理だ。
でも無理でもやらなきゃ。
前に先生が言ってたのを思い出す。
自分自身ができないと思ったらできるわけがないって。
僕はやっと飛べなかった理由がわかった。
僕を1番信じてないのは僕だ。
僕を1番悪く言っているのも僕だ。
何回挑戦して失敗したとしても。
僕だけは飛べるって信じてあげなきゃ。
ついにその日、僕は飛ぶことができた。
自力で飛んで逃げてきた僕は先生と同級生たちに危険を知らせた。
先生や同級生たちは僕が飛んでいるのを見てとても驚いていたけど、僕にたくさん嬉しい言葉をくれた。
ありがとう。やればできるじゃん。
その、笑って悪かったな、…ごめん。
すごいね、皆のヒーローだよ。
その日から僕のあだ名は『翼』になった。
飛べない翼
「雪ちゃんこのサークルを頼んだよ。」
先輩はそう言った。
でも…でもね本当は私
同級生が嫌いなの
同族嫌悪ってわけではないと思う
あまりにも違うから
馴れ合っているだけで意見を言わない
その目で私を見ないで気持ち悪い
うるさいその声で喋るな
理不尽な言葉はそっと心の中に留めて堪える
先輩のことを尊敬しているの
本当にそうなのか
力あるものに縋っていたいだけだったのではないか
私1人が好きなの
でも仕事をすることになったら
最低限のコミュニケーションは必要になるから
サークルに入っただけなの
どんな業務があるのかもよくわからないの
早すぎる先輩と会ったことがあるのたったの4日だよ
サークル長のサンプリング完了してないよ
どうやってまとめれば良いの
また抑えられなかったら壊れるの?
飛べない翼
私の知ってる彼女はいつも大勢に囲まれてて、そこにいる皆んなが笑ってて、とにかく賑やか。
彼女がいるだけでその場所だけ暖かい陽射しが降り注いでいるよう。
透き通るような白い肌に大きな瞳、スッとした鼻筋にキャンディを食べたばかりのような艶めく薄ピンクのくちびる。
そんな彼女の1番の親友は私。
わかってるわかってる。みんな私なんぞ見ていない。「おはよう」と言うその目は隣の可憐な彼女を見てること。
でも、そんな彼女だっていっぱい泣いてきた。そりゃ人間だもん。嫌なことなんて腐るほどあるでしょう。
そんな彼女の美しく真っ直ぐに伸びた翼が折れかけた時、繋ぎ止める包帯が実は私の渾身の一発ギャグってことは誰も知らない。
私の地味で映えない翼が折れかけた時、可憐な彼女が渾身の一発ギャグで治してくれることも誰も知らない。
いつ折れたって大丈夫。
私達の翼は以外にタフなのである。
end
この世には宝の持ち腐れという言葉がある。
それは正しく、凡人の嫉妬と天才の悲観、無関心から来るものだと思う。
翼の大きさも足の速さも普通なのが凡人として、翼も大きく足も凡人より速いのが天才とする。
翼が大きければより速く飛べ、安定する。足が早ければ助走が当たり前のように出来て当たり前のように飛べるのだ。凡人はまあ人並に飛べるが、天才という上がいる限り満足することは無い。
天才は自分を越すもの興味を引くものがないとその状況を悲観し、飽きを感じて無関心になる。そして歩行に興味を持つのだ。
歩行は翼が大きくたって邪魔なだけだし、足が早いからってなんの意味もない。
凡人の方が歩行が向いている。そうして天才は歩行の沼にハマっていくのだ。
一方凡人は天才のその行動に理解が追いつかず、怒りすら感じるのだ。高いレベルで飛べることがどんなに素晴らしいこととして説いても天才は見向きもしない。憤り、その行き場を失い呆れて彼らは宝の持ち腐れと言うのだ。
君の隣りに居た
平らな背中をした君の
地を走る君が好きで
いつも空から声を掛けた
空を夢見る君が好きで
君を抱えて飛ぶ練習をした
光の似合う君が好きで
良くないモノを沢山祓った
でも君が
空を行く姿が気に障ると
大きな翼が嫌いだと言うから
見たくもないと泣くから
そしたらそうしたら
しょうがないから
それでも君が好きだから
白い羽を腐り落とした
連なる骨を粉にした
初めて地に着いた脚ごと
翼を命を絶った体が崩れ落ちた
……不思議だな
どうしてそんなに驚いているんだろう
‹飛べない翼›
飛べない翼
僕の翼は二度と開くことはない
前を向く気力がない
朝起きて思うことは眠いでもだるいでもなく
殺したい
幸せそうに笑う君が憎くて仕方ない
幸せな人が憎くて仕方ない
俺を見ないあの人が憎くて仕方ない
死ねばいいのに
3度目の死
1番の苦痛を感じさせてあげたい
3回の死の中で1番酷い思いをなによりもの苦痛を
死んで償え
美しい翼を持つ人は、美しく空を舞って自由に、永遠と続く青空を飛んでいる。
それを見て、憧れた、憧れてしまった
何の変哲もない翼を持つ者は、いくら努力しようとも、あのように美しく空を舞うことも、それどころか 空を飛ぶことすらできない
焦がれてやまない空は、美しいものしか歓迎していないようで
あれほど キラキラと輝いて見えた、憧れた景色は、いつしか 強い羨望へと変わっていた
今もなお、空には、美しい羽を持った者たちが、楽しげに舞っている
【飛べない翼】
【飛べない翼】
飛べない青い鳥はゴミという歌詞と僕が好きな作品に出てくる階級を表す為だけの翼が生えた種族の事を思い出したね。だから?と問われたら特にないんだけどね。本当にそれだけ。たまには日記でもしたためてもいいんじゃないかな。終わり。
飛べない翼
「スズメ」
僕はスズメ。鳥のスズメ。
僕はみんなより大きい。僕はみんなと色が違う。そして、飛べない。
僕は小さい頃から出来損ないだ。
ある日、川近くの木で休むことになった。
その時、僕の2つ下の弟が、川に落ちてしまった。
溺れているところを、お父さんが助けに行った。
お父さんが心配になった兄は、ひとつ下の弟を連れて行った。
お母さんは、様子を見ようと上からのぞいたら、そのまま落ちてしまった。
お母さんには,3つ下の、産まれたばかりの弟が抱きついていた。
しかし、全員溺れている。
「裏切り者!」
「お前も降りてこい!」
そんな言葉が飛び交うなか、勇気を出して飛び込んだ。
………
しかし僕は泳げた。みんなからほっとかれている間、
ひたすら泳ぐ練習をした。
「っっ!すごい!このこは出来損ないなんかじゃなかった!」母
「お前にしてはすごいじゃないか!」兄
「ゴボだっっげっっげまえのらわな……」2つ下の弟
「おにいちゃっ!!」ひとつ下の弟
「!!!!」3つ下の弟
「こんなやつ達はもういい!だから…たすけてくれっ!!!!」父
そう言い、父は他の子供達と母を手放した。
僕は助けた。
3つ下の弟だけ。
このこはきっと、悪気はないんだろう、まだ喋れていないだけで、
きっと僕の味方だ。
「っっ!お前!」
「ユ゙ル゙ザナ゙っ…、…」
ざまあみろ
多分ずっと昔から
私たちには翼があるけど
それに気づいていない
それどころか抱える荷物は増えていき
体は重く、頭は硬くなるばかりだ
ただ夜でも雲が見える日があるように
いっぱい背負っていても
飛べる日があるのかもしれないし
背負ってきたものが
新たな翼となっているのかもしれない
飛べない翼
飛ばない鳥がなぜ飛ばないのかなんて
飛ぶ必要が無かったからに決まっている
空の広さも風に乗る心地よさも知らなくとも
ただ生きる楽しさを知っている鳥
憧れこそすれど全ては既に手中にあるものだと
飛べないのではなく飛ばないのだと知っている鳥
飛んでも歩いてもいつか知る遠くの水の味
飛べない翼は頑張った証
息苦しく羽搏くより永く走ってみたいのだろうか
飛べない翼
思い込みって
自分の可能性さえも
消してしまう。
だから、無くてもあるって
言っちゃえば、
それはあるんだよ。
無いから見えないんじゃなく
見ないから無い。
飛べない翼を
飛べる翼に変えるのは
誰でもなく、
私なんだよね。
背負った鉛の翼は重く、
銀色の空には 遠く、まだ遠く
とこしえを吹く風に
全てを照らす太陽に
何処までも続く大地に
幽玄なる輝きの月に
眩く散らばる星雲に
其の全てに堕ちていけたら
今は只、
飛べない翼は錆びたその身で泡沫(うたかた)の夢を見る
(飛べない翼。)🦜
あのね
雀は・・・・、
羽根が無いと
もちろん、飛べ無い。🦜
(翼が折れたら、
いくら、眷属でも
飛べ無くなるんだね。)🦜
でもね、
「天候を、操る眷属の・・
《龍》、しゃん。は
翼が無くても
天を駆け巡る事
が出来るんだよ。」🦜
✢《龍》、しゃん。が
物凄い嵐を起こして、
・僕の翼では、飛べ無い
中を
平気で駆け巡るんだね。🦜
✢僕も、眷属の端くれ、
悔しいから お願いして
特別に教えて貰ったんだよ。🦜
《其れは、此処だけの
(秘密)だよ。》
【龍、しゃん。の頭に有る
〔瘤。博山が有るからなんたって。】
❝秘密は、守ってね。
さもないと僕の翼が
飛べ無い翼になっちゃうから。❞
飛べない翼
大空を夢見る
あんな風に飛べたなら
飛べないのにどうして
翼なんてあるんだろう。
でもね、君はたくさんのものを
もっているんだよ。
飛べない代わりに長く歩ける脚力がある
空からじゃ見つけられないもの、
見えないものを見つけられる
高いところに登るための知恵がある
いろんなものを生み出せる可能性がある。
そしてその翼は、翼を持つ者と
持たないものの架け橋になるかもしれない
君は気づいてないだけで
とてもたくさんのものをもっているんだよ
周りと違うから、同じように出来ないから
そうじゃないんだ
君にしかできないことが
あるんだよ。
見えない翼で飛べるんだ
心に生えた翼でたくさんの
可能性の中を飛び回ろう?