微睡 空子

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背負った鉛の翼は重く、
銀色の空には 遠く、まだ遠く

とこしえを吹く風に
全てを照らす太陽に
何処までも続く大地に
幽玄なる輝きの月に
眩く散らばる星雲に

其の全てに堕ちていけたら

今は只、
飛べない翼は錆びたその身で泡沫(うたかた)の夢を見る

11/11/2024, 11:51:36 AM