『風邪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「風邪ひいた」って言った時心配してくれる人は誰ですか?
「熱がある」って言った時傍にいてくれる人は誰ですか?
多分弱ってる時って1番怖い瞬間なんだろうね。もし悪化した時、病院へ行く時、
どうしよう。早く良くなってって願うから。
そんなふうに思ってくれる人がいる自分は幸せ者です。
- 風邪 -
すぐに忘れてしまうなら手ちょうに書きしるしておけばいいて先生がおしえてくれた。わたしわぶんしょーが書けないと言うとただしく書こうとしなくていいんだよと言った。手ちょうに書けばかしこくなれるか聞いたらどうしてかしこくなりたいのて聞かれたからかしこくなればおかしじゃなくなれるて言った。わたしわおかしじゃなくてかしこくなりたかったからまず日ずけを書いて思たことややることや買う物をメモすればいいてわたしわおしえられたとーりにやろうとしたけどなんの手ちょうを買えばいいのかわからなかった。
お店に行ってがんばて買いたかたけどお店の人ちがうてきっとまたじょうずに話せなくておさいふの中を見せました。先生に言われた線のある紙とポケットに人る大きさのがほしいと言うとへんな顔してたお店の人がニコニコになて手ちょうが大きくならんでるところまで連れて行ってくれた。たなからお店の人がさんつ出してくれてひとつわ紙がザラザラでやだたひとつわひょう紙がき色でチカチカしてやだたからわたしわその中からこの水色の手ちょうを選びました。ひょう紙はちょとザラザラしてて紙はサラサラで何より水色がきれーです。20さいのたんじょーびプレゼントにぴったりだたなぜなら20て水色だから。
りちぎなんだねと言われるとわたしわどんな顔をしていいのかこまった。こんなときだれかがおせじがうまいんですねと言っていた気がする。おせじと言う物はおいしいのだろーか。どしてとつぜん食べ物の話なんてしていたのだろー。
わたしわきちんと書きたいだけででも書けないからこうやてがんばて書く。もっとじょうずにもっとくわしく書けばきっとかしこくなれる。まずわ書いてみることが大じだよ先生言ってた。いちぽんの木の絵を書いてと言われたときも思たようにじょうずに書けなくていやだたから絵もこれみたいに書いたらじょうずになれるかな。れんしゅーはつみかさねて言われたことあるのわ何か物を上にのせて行くんじゃなくてこういうことだたのかもしれない。
夜中にのどがかわいたからチキンへ行こうとしたら大きな音がなてそのあとりょーしんがかぜとはちがてあの子はなおらないて言いながらないててそのあとギャギャギャて声で耳がつぶれそーだたから何のことを言っているのかわあんまりわからなかったけどお母さんもお父さんもこわい感じでとびらをあけて人るゆーきが出なくてひきかえしてきた。わたしやっぱりおかしなのかな。前に言われたんですおかしだて。わたしわどこかのスーパーに売られてちんれつされてしまうのやだな。
かしこくなればきっとみんなびっくりする。そーしたら売られることもなくなるかもしれない。ちょとずつ書いて先生にてんさくしてもらてかしこくなるんだ。はやく先生に見てもらいたい。
『風邪』
風邪さん
子供の頃は学校休ませてくれてありがとう
みんなが優しくしてくれるし
うれしかったよ
今は‥逢いたくないかな
ゴメンね
体は置いて 僕は揺蕩っている
鈍い足でも支えられる
薄ぼけた世界が 大きさを変えながら
今日も正しく廻ってるよ
風邪
辛い
全然本調子じゃない
健康なことってどれだけ幸せなのか身に沁みて感じる
当たり前のように話してた声が全然出ないし
考えたいのに頭が痛くて何も考えられない
やりたいことあるのに思うようにできない
行きたいところにも行けない
あ、そうか
きっと私に「休みなさい」って言ってくれてるんだ
いつも頑張ってる自分に、今はゆっくり休んで
自分と向き合う時間を与えてくれてる
次の新しい自分へステップアップするための準備期間なんだ
私は「風邪」が嫌いではない。風邪は万病の元と昔から言われるほど多くの人を苦しめ、忌み嫌われて来たことは知っている。それでも、私の「風邪」の思い出は、母が作ってくれたすりリンゴとひんやりとしたプリンの味がする。多くの人の「風邪」の思い出は大抵良いものとは言えないものかもしれない。しかし、私にとっての「風邪」は母との思い出を鮮明に思い出させてくれる憎らしくも愛おしい存在である。
私は「風邪」が嫌いな人たちの思い出が私が母に貰ったすりリンゴのように優しいものになって欲しい。そして、私も多くの人の辛い思い出を少しでも暖かく優しいものに出来るようになりたい。
お母さんいつもありがとう。
【風邪治漁】
風邪を引いたら、
すぐにリールを巻くこと。
釣ったら、その場で捌いて、
刺身でいただくのが至高。
朝のホームルームの始まる前の騒がしい教室。俺は課題を進めながら、隣の席の奴と中身の無い話をしていた。ヴヴ、ブレザーのポケットの中で小さく振動がした気がして、取り出して画面を確認した。すると画面にあいつからのメッセージが、子気味の良い音をたてて現れた。
『はよ』
『今日休むわ』
またか、と俺は溜息をつく。俺の学校では、本来休むときは電話で連絡する事になっている。だがこの怠惰な男は、俺を教師への伝達媒体か何かだと思っている節がある。
『なんで』
理由を訊くのは、彼の体調が心配だからでも、教師に訳を添えて伝えてやるための親切心からでも無い。そう、こいつが『ズル休み』の前科n犯だからだ。『やむを得る』理由で休んだその咎は枚挙に遑がない。ある時は古文の小テストがあるから、ある時はゲームのイベ周回で忙しいから、またある時は家の猫を撫でたいから、などとまあ、ふざけたことを抜かしやがった。そのせいで憐れな俺も、毎度教師に泣く泣く虚偽罪を重ねさせられているのだ。
返信を待っていると、横で見ていた友人が身を乗り出して、おもむろに画面を覗き込む。
「まだアイツ来ねーけど、休み?」
「そ、そんで今理由訊いたとこ。どーせまた仮病だろ。あのバカにひく風邪なんかねーよ」
「……ふーん」
友人は少し茶化すような、含みを持たせた目つきで俺を見る。
「…なんか言いたいことでも?」
「いやぁさ、お前ら何だかんだ仲良いよな」
「…まあ、否定はしないけど。言う程か?」
「だってさ、気が付くといっつも二人で駄弁ってるじゃん。あとアイツがお前にだけ連絡するのもそうだし、しょっちゅう昼飯も一緒に食べてるのもそうだし…」
確かに、昼は大抵二人で飯を食いながら無駄口を叩きあっている。そう言えば昨日もそうだったな。俺が購買のパンを食べているのを見たあいつは、タンパク質を取らないからオマエは筋肉ガ〜、とか言って自分の弁当の唐揚げを俺に押し付けてきて……
「あ、」
ふと一つの懸念に気付いてしまった刹那、バイブレーションが俺の手を震わせた。嫌に軽やかにッセージが姿を現す音がする。不味い予感を感じながら、視線をじわりじわりと下ろしていくと……
『今回はマジで風邪』
ああ、やっちまった!
あいつの唐揚げを食べた俺はゾンビ予備軍である。
【 風邪⠀】
『風邪』
目が覚めてしまった
じぐじぐ、と刺されるような痛み
ああそうか、この映画が煩かった
絡まったビデオテープを壁に叩きつける
コップに残ったコーラを飲み干す
どくどく、と濁った空気が全身にまわる
窓を叩く冷たい風と子羊にも似た雲
怖くて恐ろしくて寂しくてからだを覆い隠す
視界の隅が暗くなる頃
ようやく私は空に手を伸ばせた
風邪
「あ、風邪ひいた」
咳も鼻水も出ない。喉も痛くない。熱だってない。
何ら変わりないと思われるその体には
小さな違和感があった。
これをどう表現すべきか、わからないほど
微かな違和感。
でも、手に取るようにわかる。
数時間後、喉が痛くなる。
その後に鼻水が止まらなくなる。
明日になると熱が出ている。
…どうだろうか?
答え合わせまで、どうにか抗ってみようか。
「キスすれば治r
「戯言抜かしてる暇があるなら
はよ出てけうつるわ」
🥺」
_風邪
コロナウイルスが流行してから、「風邪をひく」ことがひどく重大なことになった気がする
風邪
高校の時実家で、真冬なのに外で長電話して、1ヶ月くらい咳が続いたことがあった。
その時、当時よく話していた男の子に告白をされて、モヤモヤした気持ちを抱え続けたくなくて、
返事をしたかったのだけど、付き合った方がいいのか付き合わない方がいいのかわからなくて、電話してもいい!?って友達にいきなりLINEして電話した。
たくさん話して、勢いで返事しちゃいな!って背中押されて、それでいきなり告白してくれた男の子に電話をして、付き合うことになった。
彼がとても優しい口調だったような気がしている。
星が綺麗だってことを男の子に話した。
思い出していると、気づいた。
今も私は同じような決断の仕方をして、(当時は好奇心から)自分のことを誰かに話したかったのは変わらないなと。
結局は別れてしまったのだけど、なぜかというと
その時私は自信がなくて、そういう自分が嫌だった。でも、彼も同じく自信がなくて、つまり同族嫌悪。
1ヶ月くらい続いた厄介な風邪だったけど、付き合うかどうか考えた勲章みたいで、少し誇らしい風邪の思い出。
風邪
体調を崩したら怒られる。怒られて、心配されて、結局呆れられる。
早く逃げたい。貴方と逃げたい。
誰よりも暖かい貴方
私の寒さも、貴方の愛で溶かして、忘れさせて
風邪
この時期になると風邪をひいていたなぁ
なんて冬の冷たさを心配する人がうまれる
暖かい時期になっています
『風邪』
いけない、風邪をひいた。
絶対あいつに、馬鹿でも風邪ってひくんだなって言われる。風邪をうつしたくないのに、わざわざ近づいてきて煽るだろう。色々な意味でストレスだ。
いっそのこと、学校を休んでしまおうか。
いや、そんなことは。
私は少し体をふらつかせながら、学校に行った。別に熱があるわけじゃない。ちょっと頭が痛くて、ぼうっとするだけだ。あ、咳も少し出る。病人みたいな姿をしてるけど、元気なフリをする。誰かに、なんか今日いつもより元気ないねって言われても、寝不足なんて言えば納得してくれるだろう。だから、寝てるフリなんてすればもっとそれらしい。そうしていればいい。本当にこれが正しいと思った。
「はは、調子悪そ〜」
「……」
来た、ヤツだ。
「頭痛いのかなー?」
「……うるさい。……なんで体調悪いってわかったの」
「明らかに体調不良だろ。帰ればいいのに」
「やだね」
あなたとお話をして、一緒に帰るのを楽しみにしてるから、なんて絶対に言いたくない。
「あーそうですか!…ま、無理すんなよ」
「もちろん」
あなたは、こういうときだけ優しい。普段は、優しさの欠片くらいしかないのに。ある意味、あなたは残酷だ。私はきっと、その温度差で風邪をひいたんだ。それなら、この風邪をうつしてやった方が、私の想いも伝わるんだろうか。
見方によっては百合かもしれない。
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【風邪】
1LDKでちょっと強引な二人暮らしでは、具合が悪いと言われても隔離する場所もない。彼女を看病するうちに、風邪は案の定私にうつっていた。
しかも症状は私の方が重くて、喉は痛いし、頭も痛い。インフルエンザじゃないのが不思議なくらいの熱が出た。
起き上がることもままならない私に彼女が聞いた。
「何か食べたいものある?」
先に動けるようになった彼女が買うなり作るなりしてくれると言うんだけど、私が食べたいものはひとつだけ。
「お粥が食べたい……」
痛む喉からはほとんど声が出なかった。私の顔を見て、彼女は何かを察したらしい。
「それって、アレでしょ。『米から自分で煮た美味しいお粥が食べたい』ってことだよね」
こくりと頷く。彼女が「まいったね」と苦笑した。
自慢じゃないけど、私は料理が得意だ。自炊ができることは長所だろう。自身の好みの味に仕上げるのは作り手の特権だ。だけどそのせいで困ることもあって……私にとって一番美味しいお粥は、自分で作ったお粥なのだ。
具合が悪くてキッチンに立てない。そんな時にも食べたくなるのは自分の料理。そして彼女はあまり料理が得意ではない。
私は彼女を見上げて言った。
「レトルト買ってきて……できたら、卵入りのお粥がいい……」
炊いてあるご飯を煮たお粥よりはまだレトルトの方が食べられる気がした。
どうにか風邪が治り、私は一冊のノートを買ってきた。しっかりとした表紙のちょっと高級なノートである。
最初のページに書いたのは『レシピ帳』と四文字だけ。そこから数ページは目次用にあけておき、まずは『お粥の炊き方』を。なるべくわかりやすく、あまり料理をしたことがない人が見ても作れるようにと書いていく。
レシピ帳を作ることにした一番の理由は、私が具合を悪くした時に、彼女に作ってもらいたいから。アナログなのは、もしパソコンに何かあってデータが消えたら意味がないからだ。
だけど、彼女の負担になるようなら無理強いをするつもりはない。ただただ自分が作ったものを記録するだけになっても構わなかった。普段の私の料理は目分量だから、誰かに教えるつもりで書くのは難しい。改めてちゃんとした計量スプーンを買った。
もしもこの先、彼女が料理に興味を持ってくれたら。そうじゃなくても、私に何かあって料理を作れなくなったら。私が今まで作ってきた料理の詳細は私しか知らない。何かの形で残しておくというのは悪くない。
風邪をひいて大変な目には遭ったけど、新しい趣味ができた。料理を作ることと同じかそれ以上に、私はレシピをまとめることが楽しくなっていった。
彼女は相変わらず料理を作ることが好きではない。その分他の家事をしながら「作りたくない」とはっきり言う。だけど、私の『お粥の炊き方』だけは、覚えようとしてくれているようである。
風邪をひくのは久しぶりだ。
ここ1ヶ月は職場にすしずめ状態で、
ろくに休憩も取らなかったからだろう。
だけどその忙しさも一昨日まで。
一昨日に行われた世界中の関係者が集まる会議は、
人種のカーニバルのようで終始賑やかだった。
そして終了後2日かけて後処理も終わらせた。
このままでは立ったまま寝てしまう、
そう思ったときに上司から休暇を勧められたため、
お言葉に甘えて1日休暇をいただいた。
そしてようやく眠れると思い家に帰ってからの記憶が無い。
風邪
元々喉が弱い私は、季節の変わり目には、体調を崩し易い…最近、また、喉が痛くなって来た…
風邪になると、矢張り、人恋しくなる…何時もは、一人でも大丈夫だけれど、歳と共に、言いしれない不安がよぎる…
普段から、人付き合いが苦手で、休みの日は、一言も喋らないのに、体調を崩すと、誰かに甘えたくなる…もしも、あの人が居てくれたなら…なんて…
『風邪』
俺は二週間ほど前から風邪気味だった。だが、この程度大したことはないと思い、薬も飲まず、病院にも行っていなかった。そんな中、バッタリと彼女と出会った。行く方向が同じだったので一緒に歩いていると、「体調悪いの?大丈夫?」と聞かれた。俺が二週間くらい前からよくないけどそこまで酷くないから病院には行っていないと言うと、彼女は少し考え込んで「一応病院に行ったほうがいいと思う」と言った。「私のお父さん、風邪が長引いてるなと思ってたら肺炎だったから」そう言われて不安になったので、俺はその足で病院へ向かった。結果は肺炎。本当に彼女の言う通りだった。そして、体調が悪いのを全て風邪で片付けないようにしようと反省した。