『風に身をまかせ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題「風に身をまかせ」
運命というより必然
そこに意思はあるだろうが
気づいたら
違う、わかっていても
身を預け日々を重ねていく
それが自分の過去になり
それが自分の未来になる
ふわりふわりと流されていても
時に幸せがあるのなら
それはそれでいいんじゃないかな
暖かいばかりが風ではないでしょう
強く荒れ狂う風もあります
雪より凍える風もあります
身を砕くような鋭さもまとわりつくべとりとした暑さも
全ては風の赴くままに
真意など図れるはずがないのです
だから、みつめてみましょう
彼らを知れば、分かるかもしれない
のらりくらりと身をまかせ
#風に身をまかせ
●本当の狙い●
窓から入ってる風。
ゆれるカーテン。
ここちの良い風は
そよそよと眠気を誘ってくる。
ああ、気持ちがいいなぁ。
《ブッホッ!!》
あらやだ、放屁しちゃった。
でも、へっちゃら!
誰も聞いちゃいないんだから。
私はロンリーな独り身。
ああ。
私、すごくリラックスしてる。
風って不思議。
あら?さっきまで
部屋の隅っこで遊んでた
私の愛する猫ちゃん達どうしたの?
いつもはそんなに側に来てくれないじゃない。
そんなクンクンして。
もう!クンクンしすぎ!
そっか、貴方達も
風の虜になっちゃったのね。
ふふ、可愛い猫(こ)達。
そうね、
風、気持ちいいね。
そのままお昼寝しちゃおうか。
“お気軽にエッセイ!
とあるOLのこだわりの生活”
P14,“OLの何気ない詩”から抜粋。
fin,
#今回のテーマ(お題)は
【風に身をまかせ】でした。
今のままでいい
追い風、向かい風
それでも力を抜いて風にのる
そっと目を閉じると
心地よい風に包まれていく
力をぬいて 今のままでいい
風は
いつも季節を
運んでくれる
桜の香り
緑の香り
海の香り
紅葉に雪に…
風さん
わたしを運んでくださいな
うんと遠くへ
見たことのない世界へ
わたしは非力だから
遠くへ行けないの
ふわふわ
タンポポの綿毛は
花と緑の香りにのって
旅をする
風さん、風さん!
わたし、ここがいいわ
とてもよい香り
風さんが運んでくれた香りだわ
綿毛はニセアカシアの木の下で
暮らすことにしました
ニセアカシアの木の下は
いつか黄色のタンポポの花いっぱいになることでしょう
人生は決断することばかりだ。
固い決意を貫くことはとても意義あるものだと僕も思うけれど。
決断することって、けっこう疲れるものじゃないだろうか。
だから、ほんの些細な一日でいいと思う。
たまには何も考えず、吹く風に進行方向を任せてみるのも、案外悪くない人生に辿り着けるんじゃないか。
もしかしたらそれこそが、自分の見たかった景色かもしれない。
だから、ほら。
今だけは肩の力を抜いて、目を閉じて。
次に瞼を開く時、そこにはどんな世界が広がっているだろう?
【風に身をまかせ】
「【風に身をまかせて】」
遠くまで飛んで
その位置で目を閉じ
ゆっくり深呼吸――――――
目を開いて
もう一度周りをよく見て
前へ進もう
少しずつ自分が変わってることに気付くから
風に身をまかせ
「知ってる? 普通の風じゃ、僕らは飛べないんだよ」
風に身を任せたら、どこまで飛べるだろう、と言おうとした言葉を飲み込む。
でも、彼はそれすら気づいているかのように、朗らかに詠う。
「風も馬鹿じゃあない。あいつらが本気なんて、そう滅多には出さないさ」
そこまで言われてしまえば、もう泣くしかない。
「なら、私はどうしたらいいの!? 私達はは飛べなきゃ、殺されるんだから…!」
本当は彼なんかに、泣き言なんて言いたくなかった。でも、限界だったのだ、もう。
これまで、沢山の「飛べなかった妖精」の末路を、震えながら見てきた。自分もあのようになってしまうなんて。
「飛べた妖精」である彼には、こんな気持ちは解るまい。
「身をまかせるんじゃなくて、対話するんだ」
そんなの、今までも沢山聞いた。でも、できない。
自分の不甲斐なさに、もっと泣けてきてしまう。
「そうだなあ」
と、なぜか彼に手をとられる。
そして。
「──おいで」
そして、ふたりは風の渦へと、身を投げだした。
ヒュウゥゥと、耳に風の音が聞こえる。
なんだ、これは。
「これが、風と共に翔ぶ、てことさ」
身をまかせる。
共に翔ぶ。
なんてことだ。
全く違うではないか。
空が近い。海が遠い。
これが、翔んでるということなら。
「凄い……!!」
──もっと、翔びたい。
その時初めて、彼が笑った。
「やれそう?」
そんなの。
「──翔びたい!」
はてさて、彼女は「翔ぶ」ことを覚えるまでに、彼から何を得ることになったのか。
それを知るのは、彼と風、そして空のみ。
風に身をまかせていたらなんだか自分じゃない誰かになったみたいと聞くけど
実際風には生ぬるい風にイライラする。
現実は全部そういうもん。
Jk視点で云うと前髪が崩れるからマジやめろやと言っていたかも知れなくもにかもしれない。
なんだこれ
「風に身をまかせ」
偏西風に乗って、地球を一周したいな。
空から見る地球はどれだけ美しいだろう。
そよ風に、田んぼの、草が、ゆらゆら、揺れている。カーテンが、いい感じに、切れたけれども、きっかけに、友達が、出来て、良かったです。
#風に身を任せて
風に身を任せて
空に舞う
目的地は分からない
行き先は風まかせ
運任せ
たどり着いた場所がどんな場所でも
それが運命ならそれはそれで良し
お題:風に身を任せ
風に身を
任せてみても
貴方には
気持ち届かず
途方に暮れる
【風に身をまかせ】
「ええか、コウキ。風に身を任せていれば、人生何とかなる。それでええ」
それが親父の口ぐせだった。
「人生には何度も何度も風が吹く。追い風のときもあれば、向かい風のときもある。そよ風みたいに爽やかに吹くこともあれば、台風みたいに強く激しく吹くこともある。そのときそのときで風の強さや方向を見極めて、自分の身を任せれば無駄な力を使わず生きられる」
その方が、無理することなく楽に楽しく生きられるというのが親父の主張だった。おかげで俺は、10代の前半で受賞した文学賞という「風に身をまかせ」、『作家 カワノコウキ』として現在に至っている。
「それで、そのお父様は今もご健在なんですか?」
それまで、俺の話を黙って聞いていた編集者の柏木が問いかけた。
「ああ、90過ぎだけど今も介護施設で暮らしてるよ。まぁもっとも、長い人生で風に吹かれすぎたせいか記憶もふっ飛んじまったみたいで、会うたび俺に「はじめまして、ご苦労さんです」って挨拶してくれるんだ」
「…悲しいですね」
「いいや、全然。むしろこっちも「はじめまして、お父さん。今日はよろしくお願いしますね」ってニコニコ挨拶して、毎回違う介護スタッフのフリしてるんだ。そのたびに、自分が書いてきた小説のキャラクターを演じてるから、作家稼業もなかなか役に立ってるよ」
「途中で気づかれませんか?」
「気づいてないと思うけどな。ただ、別れ際にいっつもあの口ぐせを言うんだ。「風に身を任せていれば、人生何とかなる」ってね」
「意外と、全部ご承知の上だったりして」
「そうだったら面白いな。そもそも、この言葉のおかげで俺は作家になれたようなもんだし」
すると、柏木は何かに気づいて「あぁ、そうか…」と呟いた後、俺にこう言った。
「もし、その言葉がなければ私と河野君はただの同級生のままだっだってことですよね。今、河野君と私が作家と編集者という関係でいられるのはお父様のおかげですよ。ありがたいことですね」
身ぃ任せなきゃよかったかな…と、俺は自らの人生の選択を若干後悔しつつ、この口うるさい編集者がすぐ横にいるから俺は未だに作家でいられるのかもしれない、とも思った。
誠に不本意だが、今日も俺の周りは良い風が吹いているようだ。
風に身を任せ。まず思い浮かべたのが北斗の拳。なんかいた気がする風みたいなキャラが。雲のジュウザだっけ。どうでもいいか。
で北斗の拳といえばジャンプ。今日ジャンプの発売日だったし久々感想でも書くか。
最近はアンデラよりワンピースだわ。なんかアンデラ失速した感あるのよね。まぁどんな漫画でも微妙な時期ってあるよな。
なので最初に読んだのはワンピース。作中で起きていた大きな事件の真相が明かされるらしいのでわくわくするね。来週か再来週にはコブラ王の死の真相も明らかになるのかな。
コブラにせよティーボーンにせよ最近のワンピースは気軽に人が死にますな。言うほど気軽ではないか。でもワンピースって人が死なない漫画の印象が強く長くあったからちょっと驚きだ。
爆弾もって爆死したキャラが生きていたりしたからコブラやティーボーンも実は生きているのではという思いがちょっとだけあったりする。でもエース死んでるしいつからかは知らんけど人がきっちり死ぬ漫画になったんだろうな。
次に読んだのは呪術。ついに来たすくなVS五条悟。この戦いのためにこの漫画はあったのではないか。そう思うほどこの二人は作者から贔屓されているのではないかと感じる。それほど別格の最強同士。
この二人は主人公じゃないからどっちが勝つのか決着がどうつくのかわからない。正直わくわくですね。
アンデラは今あんまり面白くない。今仲間にしようとしてるキャラに魅力がないな。あと展開がワンパでありきたりな感じがして正直冷めてる。
まぁアンデラはまだ前ボスとかアイドルとか楽しみにしてるキャラや展開があるから期待はしてる。
新連載とかは個人的には全滅。いまいち読みたいのがないな。結局読んでるのはこの三つしかない。ヒロアカ、あかね、坂本、あと題名忘れたけどスポーツ物のラブコメとか色々面白いだろう作品、売れている作品はあるんだけど読む気にならない。
保守的というか新しい作品を読むのってエネルギー使うから苦手なんだよな。これって俺だけなのかな。
休みの日は一歩も外に出たくないけれど
たまに散歩すると、それはそれで気持ちいい
春の匂い、初夏の匂いを感じたくて
誰もいない道でマスクをずらす
「風に身をまかせ」
ふらふらゆらゆらふわふわ
何処へどこまで飛ばされる
風よ連れて行ってくれないか
私が咲けるその場所へ
勇気を翼に込めて、この広い大空に飛び立とう……という気概はさらさらないままテキトーに先生の話を聞いて(るふりをして、)たりタイミングよく立ったり座ったりしてたら、なんかぬるっと卒業式が終わっていた。
それから早数ヶ月。大学生生活にもなんとなく慣れてきた。
全然実感がわかないまま、ライフステージを上がってしまっている。
気持ちはまだ小学生なのになー、と、ドリンクサーバーでオリジナルミックスジュースを作りながらぼやく。やっぱサイゼしか勝たん。
自分の席に戻ると、気配に気づいたようで向かいの座席でスマホを弄ってた女がちょっと顔を上げた。
「ただいまー」
ういー、ってテキトーな返事が返ってくる。お互いそのままスマホに戻った。
いつもの感じだった。こいつも全然変わってない。いや、お互い化粧を覚えてなんかちょっと見た目は変わったけど。内面はやっぱりそのままだ。
近況報告のつもりで久々に集まったものの、今までと変わらない距離感、過ごし方。置いていかれてたら、ってちょっとだけ不安だったので、仄暗い安心感を抱く。
風に身を任せ、私たちはなんとなーく流されるまま大人になっていく。小さな頃に憧れていた大人像には程遠くて、ちょっと焦る気持ちもあるけれど、この子との日常だった風景が失われてしまう、と考えたら、まあ何も変わらないままの私でも悪くないのかなって思った。
【風に身をまかせ】
私たちを包んでいた実の外殻が、ついに弾けた。
風に煽られ、この体は宙を舞う。
私と同時に実を離れたきょうだいたちが、周囲でくるくると踊っている。私もくるくる回りながら、風の吹くままに流れていく。きょうだいたちと離れ離れになるが、寂しくはない。私たちはひとつの宇宙で繋がっているから。
……なんだかうさんくさいことを言ってしまった。しかし事実だからしかたない。私たちがいま漂っているのは、まさしくひとつの宇宙なのだ。直近の恒星が生むプラズマの風に乗って、私たちは宇宙空間に散らばる。永い時を彷徨い、やがてどこかの星の引力に引かれ、落下し、その星で芽吹く。それが私たちの役目だ。
この体は硬い耐熱殻に守られているから、大気圏を突破してもそうそう燃え尽きたりはしないだろう。ただ、落下先が濃硫酸の海だったり、私も知らないもっとひどい物質だったりしたら、そこで運命はおしまい。星に落ちる前に、恒星やブラックホールに突っ込んでも、ジ・エンド。しかし、私が終わっても、数多いるきょうだいたちの誰かは、きっとどこかの星に辿り着く。
運良く環境のいい星に落ちることができれば、私が内包する有機物は、やがてその星に適応した生命へと育っていくだろう。その生命は永い時をかけて増殖し、進化し、知恵を持つ――がどうかは賭けだが、もしある程度の知恵を持ったなら、彼らの星や恒星系の終わりとともに、また私たち播種有機体を宇宙空間にばら撒くだろう。
私は地球という星で生まれた。ロケットという名の実に包まれ、打ち上げられた。私の中には、地球で進化した人間という種族の有機体が含まれている。その前は、⁂Åという星の、⊿∟∋という種族の有機体だった。そんな連綿とした記憶が残っている。さて、私は――私のきょうだいたちは、次はどんな星で、どんな進化を遂げるのか。
宇宙の風に身をまかせ、はるかなる偶然を求めて、何度目かになる私たちの長い長い旅が、またはじまった。
風にふわり、と、なびく
桜の花びら、新緑の木々、少し窓を開けたカーテン
風鈴、金色の落ち葉
風をまとうと途端に目を惹かれるものたち
そういうものたちの中で一番好きなのは髪かもしれない
ショートや肩にかかるくらいのミディアムヘアがぴょんぴょんと舞うのも頬が緩むけど
とりわけ長めの前髪や、背中まであるロングヘア
ストレートでもゆるやかに巻かれたものでも
風とともにふうわりふくらみ、柔らかく揺れる様は本当に心奪われる
一年とちょっと前、好きな人がいた
風のような人だった
初めは突風、戸惑うまま吹かれていると徐々に春のそよ風に変わった
心地よさを覚えた頃には木枯らしとなり、あっけなく過ぎ去った
私は腰まで届くロングヘアをバッサリと切った
私は、風に揺れる柔らかな自分の髪がとても好きだった
短くなった髪は硬くなりごわごわしていた
もう風になびかせたくなかった
なびきたくなかった
春から初夏へ季節はゆるやかに移り変わる
前髪も横髪も目や耳を隠すくらい、襟足も肩につく長さ
少しずつ風とふわふわ遊ぶようになってきた
髪を揺らすこの風は私から生まれている
足元から、耳の後ろあたりから、あるいは体の真ん中から
上昇気流のように吹き、ひゅうひゅうと私を包む
小さくしゃがみこんでしまう時、風は手を引いてくれる
こっちよ、と風向きをかえて私を導く
ねぇどこ連れてく気?と訪ねても、どこだろうねぇ、とふうわりしてる
風の気ままさに肩すくめ、まぁ行ってみるか、と歩き出す
でも、このまま身をまかせても大丈夫だろうという妙な信頼も感じている
確かな形をもたないものをこんなに強く信じているのは不思議なんだけど
自分から生まれてるからなのか、風が心地よいからなのか
あ、でも辛いのはもう嫌よ?楽しいほうへ連れてってね?
風は少し伸びた髪をふうわり、柔らかく揺らした
それに満足した私、大きく両手を広げ伸びをする
おっけ、行こっか
鼻歌まじりに歩き出す