『風に身をまかせ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ようやく手に入ったよ」ジャックは紙きれを握りしめ、興奮冷めやらぬと
、息急き切って、走って来た。
私は庭仕事の手を止め振り返った。「何が手に入ったて?」
ジャックは榛色の目をキラキラさせいる。
「何て、飛行船の乗船券だ。見てみろ、君のも、あるぞ」そう言って私に1枚の紙切れを寄こした。(続)
散歩をしていると、外の空気が気持ち良すぎて自分の足がもっといっぱい歩きたいと風に身を任せるように歩き続けた。
休日
晴れた光で目を覚ます
カーテンの遮光は苦手だ
このくらいの光の加減がちょうどいい
俺の仕事は名もなきバーテンダー
何故、名も無きかって
先月
『医者の仕事を辞めます』
俺はカラフルなカクテルの色の世界に
密かにずっと魅せられたんだ
けど、今は
出来ることが
まだまだまだまだまだ…僅かなんだよな
人生
やりたいように
なりたいように
思いっきりいこうぜ
晴れた昼下りに
梅雨入り間近の
爽やかな風が吹き抜けた
✳︎風に身をまかせ✳︎
仕事を辞めた。
大型連休が終わったと同時に、仕事に戻ったがやる気が出ず、そもそも仕事自体に嫌気もさしていたので、仕事を辞めた。
これが所謂、五月病、ってやつなのかもしれない。
新卒で入って、たった一ヶ月程度で辞めてしまった。親にはまだ話せていない。
いつも通りにお弁当を渡され、いつも通り家を出る。でも、仕事はしていないので職場はない。
俺はため息をつきながら公園のベンチに腰かけた。働かなくてもお腹は減る。渡されたお弁当を昼時にもぐもぐと食べ始める。
昼時と言っても、もうすぐ二時。小さいお子様達が野原を元気に駆け回っていた。
俺にもあんな時期があっただろうに、親に申し訳ない。
走り回る子どもの手には、タンポポが握りしめられていた。綿毛で、走る度に風のなびくように散っていく。
あんな自由に風にのってどこかへ飛んでしまえたら。
--いや、待てよ。
今の俺は、会社を辞めたニート。
どこへにも転職できる綿毛の時期ではないか。
マイナスに考えないで、学校でみんなの流れで就職先を選んでしまったが、今は自分の好きな仕事につけるではないか。
俺はベンチから立ち上がる。膝にのせていたおにぎりが漫画のように転がった。
そうだ、俺は綿毛だ。風に身をまかせよう。
春風はもう夏の空気を含んで温かく強く俺を後押しした。目の前を軽々と綿毛が舞っていた。
【風に身をまかせ】
«僕たちに身を任せてよ»
どこからか聞こえる
どこからだろう
誰?
«大丈夫さちゃんと運んであげるから»
風の音かしら?
葉っぱがかすれる音?
「お願いするわね」
«皆いくよー»
その時私の後ろから強い風が吹いた
だけど優しくも感じる風だ
温もりがあるような
あっという間に外に出た
横から葉っぱが舞って飛んでいった
«もう迷い込んじゃいけないよ»
有難う
とても気持ちよかった
でもまた会えるならこっそり
入っちゃいたいかな
怒られちゃいそう笑
風に身を任せるのもいいなって思えた
風に身をまかせ…前もこんなお題があったかな。今日はちょっとだけ自分について考えてた。
お題にそぐわない話になるかもしれない。それでも読んでいただければ幸いである。
私の特徴。依存体質であること。好きな人ができればその人一直線だし、精神が弱っている時はネットやアニメから抜け出せない。言い方を変えれば好きな人に一途で趣味を楽しんでいる。こんな風に変換されると思われるが、私の愛はいきすぎている。過度なんだ。
好きな人の話をしよう。私は好きな人に依存してしまうのである。本当にその通り。その人がいないと立ち直れないし生きてもいけないだろう。命を捧げたって良い…ずっと自分のことを考えて欲しいしむしろ私に依存して欲しい。言えばキリがない。言葉にすると本当に気持ち悪いんだ。これでみんなに引かれるのが怖い。だから最近は口にすることを抑えている。みんなに迷惑をかけることなんてわかりきっているから。
さてさて、皆さんはどうですか。依存体質にならないように気をつけてくださいね。
お題が思いつかなかった人のお話でした笑
私は背が高いから
子ども達によく言われる
「わぁおっきいね、すごい!」
なんて
もう分かりきっていたことだけど
やっぱり褒められると嬉しい
こころが弾むように揺れて今日一日が楽しみになる
でも、最近は暑すぎて嫌になってしまう
ただ私をほめてくれた子達は
暑さなんて感じてないとでも言うように今日も元気に走り回っている
水分補給はしっかりしているかだとか
色々気になって仕方が無い日々だ
ある朝、
私は涼しい風に吹かれて目を開けた
秋が訪れようとしている
もう少しだけ
あの子達を見ていたかったがそうもいかないようだ
次は成長した姿が見れるんだな、
なんて言う嬉しさと
当分は会えないんだ、
とかいう寂しさを抱いて
私はもう一度眠りに落ちた
黄色い花びらが風に身をまかせて散っていく
どこからか幼い子供の声が聞こえてきた
「あのおおきなひまわりもうちっちゃうんだ」
今 どんな風が吹いてる?
好調に向かってるのかな
不調なのかな
わからないけど
未来に向かって吹く風に
身を任せて
ありのままに暮らしていれば
いつかきっと……
#風に身をまかせ
今日は、風強い。
そのせいで海も荒れている。
ぐるぐると渦をまいて、僕はそこに引き込まれていく。
あわわ、わわ。
体がぐるぐる、目が回る。
痛覚がない体とはいえ、不自由だなあ。
クラゲってやつは。
風に身をまかせ、海流に身をまかせ。
どこへともなく泳いでいく。意外と、楽しいよ。
「風に身をまかせ」
どこまでだっていけるのだ、なんて言うが易し。
飛ぶのは私、着地するのも、もっと遠くへ飛び続けるのも私。
なら私は誰よりもしっかりと、飛ぶに値する瞬間を見定めなければいけない。
行きたい場所まで飛んで行けるように。
「風に身をまかせるとしたらどうしたい?」
ふと、そんな質問をされた。
うーん……
「僕は…どっか知らない場所に飛んでいきたい。
誰もいないところ。景色がきれいなところ。
あぁ、できることなら本の世界まで身をまかせ飛んで
いきたい…かな?」
「ふふ、君らしいね」
「お互い様でしょ?きみも、きっと最後だけ同じなんだから」
「まぁね、でも私だったら誰もいないところで___からそこまで飛ばしてもらおうかな」
「君も十分君らしいこと言ってるよ」
「そう?」
もし叶うなら、僕は君と約束をしていた旅に出たい…。
そんなこと言ったら僕らしくないから言わないけどね。
きっと、「君は明日は雨かな?」とでも言うのだろう?
でも、心に秘めた秘密だからね。口が裂けても言わないだろうね。
…でも僕はやっぱり君と風に身をまかせて旅をしたい。
# 2
風に身をまかせ
仲間と一緒に
1羽でのんびり
太陽の温もりを全身で感じながら
季節の変化を感じながら
空を翔びたい
それは、水族館で暮らす1羽のペンギンの夢
風に身をまかせ
私は、たんぽぽ
ある日突然小さい子供に抜き取られた。
そして冷た息でフーと吹かれてみんな飛んでいった。
その時私は新しい自分に生まれ変わるんだと思って風に身をまかせ小さい田んぼまで飛んでいった。
その3ヶ月私は生き生きと成長している。
お題 風に身をまかせ
さよならと告げたあなたが遠くなる
この瞬間が想い出になるなら
何も怖くないけど
いっそ風に身をまかせて
このまま流されるだけ流されたい
風に身をまかせ。
ふわり ふわり 花びらにのって
飛んでいく気持ち。
水溜まりの大きな池を
見つけたよ。
花びらつなげて
作ろうか、きみとぼくだけの
大きなボート。
できたら、池に浮かべてさ。
行こうよ、さぁ、冒険の
始まりだよ。
僕の中の又三郎の音と
違うことがとても嬉しかった、あの曲
文学モチーフのアルバムを
その本を読み返しながら聴いていた
初めて物語に触れたときのような
みぞおちがふわっと上がる
期待と羨望を混ぜたような心持ちがした
どっどど どどうど
どどうど どどう
風に身をまかせ、みんなと一緒に飛んでみたい
一度、風に呑み込まれてみたい
僕がどんなにそう願ったとしても
僕は、共に飛べる群れをつくりたい
「んー気持ちいい、、」
風がとっても今日は気持ちいい。
天気も良い。
このまま風になって身を任せたい。
両手を広げて上を向いて風を感じてたら
『飛んでっちゃいそうだね、本当に笑』
私の好きな人が話しかけてきた。
「え、っと、」
『学校の屋上、ここ、君よく来るよね。僕結構知ってるんだよ』
嘘、、結構見られてたのか。とちょっと恥ずかしい。
独り言とか結構言ってるよね私きっと。大丈夫かな、、
『いつも話しかければよかったんだけど、あの時間が心地良くてさ。』
「?」
君も1人でいたいのかなと思った。
「あ、私邪魔しちゃって、、た?」
『違うよ笑むしろ逆。』
と言って私の方に近づいてきた。
『なんだか君といるこの空間がすごく僕は好きだったんだ。話さずとも。』
と真っ直ぐ言われた。
好きな人が目の前でなんかすごくこれはきっと嬉しいことを言ってくれてない?と赤くなってしまう。
『って気持ち悪いよね笑笑僕の方がごめん。』
「え!!好き!」違うって言えればよかったのに咄嗟に出た言葉が好きとはなんだ私。
目をまんまるにして驚いちゃってるよ彼も。
でも
『ふはっ!びっくりした。何それ急に!じゃあ僕も言う。僕も好き!』
ちょっと照れながら言う君。
「わぁ、、お」
心地良い風がまた吹く。
身を任せるのはちょっと一旦置こう。
君とお話ししなくては!!!
風がくる
風に身を任せ
いっせいに飛び立ってゆく
運が良ければ
たどり着いた先で
生き延びることができるのだ
そうやって続いてゆく
命もあるんだね
ほら
タンポポの綿毛とか
独り風
否定した存在に
募らせた想いは
壊れ始めてく
過ぎ去りし流れ
歪みの配列の性
崩れ始めてく
廻り巡る天空に
翼広げ 地上見つめ
鮮やかに縁取り
流す雫 別れの記憶
サヨナラの
吐息…
風に連れ去る…