れい

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「んー気持ちいい、、」
風がとっても今日は気持ちいい。
天気も良い。
このまま風になって身を任せたい。
両手を広げて上を向いて風を感じてたら

『飛んでっちゃいそうだね、本当に笑』

私の好きな人が話しかけてきた。
「え、っと、」
『学校の屋上、ここ、君よく来るよね。僕結構知ってるんだよ』

嘘、、結構見られてたのか。とちょっと恥ずかしい。
独り言とか結構言ってるよね私きっと。大丈夫かな、、

『いつも話しかければよかったんだけど、あの時間が心地良くてさ。』

「?」
君も1人でいたいのかなと思った。
「あ、私邪魔しちゃって、、た?」

『違うよ笑むしろ逆。』
と言って私の方に近づいてきた。

『なんだか君といるこの空間がすごく僕は好きだったんだ。話さずとも。』
と真っ直ぐ言われた。
好きな人が目の前でなんかすごくこれはきっと嬉しいことを言ってくれてない?と赤くなってしまう。

『って気持ち悪いよね笑笑僕の方がごめん。』

「え!!好き!」違うって言えればよかったのに咄嗟に出た言葉が好きとはなんだ私。


目をまんまるにして驚いちゃってるよ彼も。
でも
『ふはっ!びっくりした。何それ急に!じゃあ僕も言う。僕も好き!』
ちょっと照れながら言う君。

「わぁ、、お」
心地良い風がまた吹く。
身を任せるのはちょっと一旦置こう。
君とお話ししなくては!!!

5/14/2023, 10:13:11 AM