風に乗って』の作文集

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風に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/29/2024, 8:45:05 PM

『風に乗って』

屋敷で働くベッキーが庭の掃除をしていると、
何やら怪しげな生き物を見つけました。

「お嬢様!お嬢様!」
「そんなに慌ててどうしましたの、ベッキー?」
「に、庭に猫が……」
ただの猫ではありません。
二人が庭へ行くと、そこには紫色の毛並みを
した猫が風に乗ってぷかぷかと浮いていました。

「まあ、チェシャ猫ではありませんか」
「チェシャ猫?」
「知人の店で飼われている猫ですわ。
どうしてこんなところに」

チェシャ猫は、うにゃうにゃと鳴きながら木にぶつかり、ボールのように跳ね返ったかと思いきや、今度は妖精のように姿を消して、悪役令嬢とベッキーの目の前にぽん!と現れたのです。

「にゃ~お腹が空いて力が出ないにゃ~」
どうやら空腹のご様子です。

「ただいま戻りました」
ちょうどその時、買い出しを終えた
セバスチャンが市場から帰って来ました。
手には大きな箱を抱えています。

「おかえりなさい、セバスチャン。
その白い箱は何ですの?」
セバスチャンが蓋を開けると、
中には銀色に煌めくマグロが入っていました。

「うわあ!よかマグロったい!」
ベッキーが栗色の目をきらきらと輝かせています。
「ああ、漁師が勧めてくれたんです。
新鮮で活きのいい魚が手に入ったと」
「生で食べても美味しいみたいですよ!お嬢様!」
「あら、いいですわね」
「うまそうだにゃ~」

セバスチャンが宙に浮かぶ紫色の毛玉に
訝しげな目線を向けます。
「主、この魔物は……」
「魔術師のところに住むチェシャ猫ですわ」
「マグロが食べたいにゃ。
食べるまで帰らにゃいにゃ」

その日の夕食はマグロのおさしみに、マグロとアボカドのサラダ、ネギトロとマグロのステーキでした。

「うみゃいうみゃい」

ご馳走をぺろりと平らげたチェシャ猫は、
満足気に口元を舐めると、悪役令嬢の膝の上
に寝転がって毛繕いを始めました。

それから数日間、チェシャ猫は悪役令嬢の屋敷に住み着き、暫くしてから魔術師が迎えに来て一緒に帰りましたとさ。



✄-------------------‐✄
※セバスチャンやチェシャ猫は魔物なので
アボカドやネギを食べても大丈夫です!

4/29/2024, 8:37:10 PM

昔はさ
 
 自分の便りを風に乗せて
   
   大切な人に届けてたんやって
    
       自分の今が誰かにとっても大切になるの
                
             とっても素敵やん

      〜私の文もちょっと風に流されたみたい〜

4/29/2024, 8:36:30 PM

小さい頃は 神さまがいて

不思議に夢を 叶えてくれた

優しい気持ちで 目覚めた朝は

おとなになっても 奇跡はおこるよ

カーテンをひらいて

小さな木漏れ日の

優しさに包まれたなら きっと

目に写る すべてのことは メッセージ

4/29/2024, 8:36:15 PM

びょうびょうと風のふく
高原に立っている

太陽は中天をやや過ぎて
光が少しばかり陰り始めていた

まばらに草の生えた岩場に立ち
見下ろす景色はにぶく頭を揺らすよう

笛のような鷹の声が遠くから聞こえる
うつくしい狩人の歌だ

一際強い風がふいた

バサバサと揺れる髪を何とか押さえつけて
視界を確保しようとする

大風の兄さんよ、手加減しておくれ
自慢の黒髪がこれじゃあ形無しだ

暫くなすすべもなく
風になぶられて

ふっと凪

次いでまた強風

まるで風が踊っているかのようだ

その風が私に囁く
これ迄に乗せてきた音を、命を、景色を
目を閉じてそのおしゃべりに耳を傾けた

肺に潜り込んでは出ていくそれが、
くらりとするほど気持ちが良い

彼らは私の髪が好きみたいだ
いつの間にか髪飾りを付けられていた

ああ、日が暮れる
惜しい事だ

帰路に着く間考える
この命の飾りに寝床を与えれば
どんな花が咲くのだろうかと

もしもうまく花が咲いたなら
きれいにドライフラワーにして
ガラスに閉じ込めて簪にしよう
しゃらしゃらと揺れる飾りもつけて

そして、また見せに行こう
きっとあの時の彼ではないけれど
彼らは私の言葉を乗せて、
彼の風まで届けてくれるだろうから

「風に乗って」

4/29/2024, 7:33:17 PM

『風に乗って』

風に乗ってだと...?

風に乗れてたら人間全員吹き飛ばされてる笑

強風になったら休校になる感じかな笑?

大変そうで楽しそうな世界になるね

みんなさ、べっこう飴の話好きね笑!

#7

4/29/2024, 7:16:27 PM

自分の箒を持ったのは10歳の時だった。
魔法使い兼魔法研究家の父からプレゼントされたそれは私には似合わず大きかった。
魔法の箒は自分の魔力を少しずつ馴染ませて育てていくものだと教えてもらった時から空を飛ぶのが夢だった私は、今までにないぐらいはしゃいでいた。
「この箒はお前が大人になっても使える丈夫なものだからね、大事にするんだぞ。」
「早くアイリスが空を飛ぶところが見て見たいわ」
と言いながら父と母は、優しい手で私の頭を撫でてくれたのを覚えている。

初めて空を飛んだ日は今でもよく覚えている。
そして、思うように飛べなくなった日もよく覚えている。

朝起きると1階からベーコンの焼けた美味しそうな匂いが漂ってきた。身支度を済ませてキッチンへと急ぐ。
「パパ、おはよう!」
「おはようお寝坊さん、早く食べないと学校に遅刻してしまうよ。」
「もう分かってる!起こしてくれても良かったのに!」
「声はかけたさ、お前があと起きるからもう少し寝かせてって言ってきたんだよ?それに、パパが声をかけなくても起きるぐらいじゃなくちゃダメだ。早寝早起きを心がけて〜」
と、長くなりそうな話を途中で遮り
「私そんなこと言ってないもん!…お弁当ありがとう、行ってきます!!」
私自身減らず口だと思うが反射的にそう返しつつ弁当をカバンに突っ込み、パンにベーコンを挟むと玄関に駆け出した。
「箒で乗っけていこうか?」
「だからいいって、箒は。遅刻してでも走ってく。」
父の問いかけにぶっきらぼうに返し家を出た。
後ろから「そうか…。」と悲しそうな声がしたが聞こえないふりをした。

私は自分が魔法を使えることを周りに知られたくない。
魔法は昔、差別の対象だった。人々の生活基盤に広く役立つようになってからは差別意識は薄れ受け入れられていったが、未だに罵ったり石を投げてくるものは多い。そいつらにまた見つかることが怖かった。

自分の席に座ると同時に授業開始の鐘がなった。
「また遅刻ギリギリ〜。」
そう声をかけてきたのは隣の席の友人リリーだ。
「間に合ってるからいいんです〜。」
「ダメダメ、早寝早起きは大切だよ?」
父と同じようなことを言ってる、と思いつつハイ…と返事をする。彼女のこういう面倒見のいい所が私は好きだ。この土地に引っ越してきた時面倒を見てくれたのも彼女とその家族だった。
これからも彼女もは友達でいたい、だからこそ余計に彼女にもほかの周りの人達にも私が魔法が使えることは知られてはいけないと思った。

「そういえばさ、今日1限目の先生遅くない?いつもなら教科書開いてるくらいの時間だよね。」
というリリーの問いかけに、そういえば変だなと違和感を持つ。今日の1限目の先生は時間厳守ほどではないが、時間は守ってくれる先生だ。
「何かあったのかな?」
2人で顔を見合わせていると前の席のレベッカが声をかけてきた。
「アタシね、今日見ちゃったの。」
「見たって何を?」
「教員室に入ってく見知らぬ男子を。」
「それって、転校生ってこと?」
レベッカは噂好きで顔が広い、彼女が見覚えのない人物なら本当に転校生なのかな?なんて考えながらリリーと目を合わせる。
「じゃあ今日クラスメイトが増えるかもしれないね」
とリリーが言う。私も頷きながら楽しみだねなんて呑気に返した。
そのままお喋りが盛り上がってきた時、ガラッとドアが開き先生と少年が入ってきた。レベッカが前に向き直りつつほらね?なんて目配せをしてくる。
「皆さん、おまたせしてすみません。授業を始める前に転校生を紹介します。さぁ、挨拶してください。」
「初めまして、ジャック・マーティンです。よろしくお願いします。」
その瞬間、私は彼の独特な雰囲気に呑まれて釘付けになった。顔が整っているからそのせいかと思ったが、なんだか漂う空気感が一般人のそれとは少し違っているように思う。どこかその空気に見覚えがあった気がしたがその思考はレベッカによって邪魔された。
「ねえ彼すごくカッコよくない?」
「え?あ、うん。」
思考を遮られ、呆気に取られつつ相槌を打つ。その後もレベッカは何か言っていたが生返事を返しながらもう一度彼を見る。彼と目が合った、彼もこちらをじっと見ていたのだ。何となくその視線に居心地の悪さを感じ目を逸らした。その後は声をかけられるといったハプニングは起きずに学校が終わる。彼は一日中クラスメイトの質問攻めにあっていたからか多少疲れた様子だった。彼はあまり人とつるむことが好きじゃないのか終始周りに対して冷たく接していた。そして、一日過ごしてみて彼は不思議な人だと思った。何か気になるのだが、関わっては行けないようなそんな感じだ。

学校でリリーと別れ帰っている途中、後ろから「なぁアンタ、 ちょっと待ってくれ」と声をかけられた。振り返ると例の転校生がいた。
「え、私?」
「そう、アンタ。」
突然声をかけられたことに動揺し返事につまる。そのまま無言の間が続くと相手が口を開いた。
「あー、俺ジャック。」
「うん、知ってる。今日転校してきた人だよね?」
「そう、アンタは?」
「あ、私アイリス。」
そこでまた会話が途切れる。なんだか気まづくなってきた私は早々にここを去ろうと決めた。
「えっと、それじゃあ。用がないなら行くね?」
「用ならある。アンタ魔法使えるだろ。」
その言われた瞬間、体から体温が奪われていくのを感じた。
「え、なに、突然。」
言葉が出てこない。どうして気づかれたのだろうか。
「突然って、魔法使うならわかるだろうけど魔力残滓体のあちこちにくっつけてるじゃん。」
そこで思い出した、彼の雰囲気の違和感。私は彼の魔力残滓に本能で気づいていたらしい。今まで父以外の魔法使いに出会ったことがなかったせいかそれが魔力残滓である事が分からなかっただけだ。
「誰にも言わないで!!!!!」
完全にパニックになった私はそういい彼にすがりついていた。彼が差別を気にしない魔法使いならきっとみんなにバラすだろう。そんなことされたら私は人生は終わってしまう、せっかく前の町から逃げてきたのに水の泡になってしまう、そんな思いがぐるぐると脳内を駆け巡る。彼は突然飛びついてきた私に驚きつつ
「ただ、俺はアンタに珍しい魔力残滓がついてたから気になったんだよ。」
と言ってきた。
「珍しい??」
珍しい魔力残滓という言葉が耳につく。
「珍しい魔力残滓って何?」
「少しだけど、古代魔法の跡がある。あんたが使ったんじゃないのか?」
「古代?…何それ。」
「心当たりないのか。」
「うん。」
その返事を聞くと彼は一瞬残念そうな顔をした後、
「思い違いか。悪かった、それじゃ。」
そう言うと彼はさっさと引き返しすぐ見えなくなった。

家に帰ったあとも彼とのやり取りが頭から離れなかった。バレてしまったのだ、魔法使いであることが。思い返してみれば言いふらさないという願いの返事を聞けていない。もしかしたら明日学校に行ったら自分が魔法使いだとバレているかもしれない。そう思うだけで胃がギュッと傷んだ。
それと同時に彼が言ったことも気にかかる。古代魔法とはなんの事だったのか今も理解出来ていないからだ。自分はめっきり魔法のことは勉強していないから存在を知らないが、そう言う部類の魔法もあるのか…などと考える。結局知らないことをいくら考えても無駄だという結論に至り、父に聞いてみることにした。
「ねぇパパ、古代魔法って知ってる?」
そう言うと少しの沈黙の後、父の目がみるみる開いていく。
「………アイリス、魔法に興味が出てきたのかい?…そっか、パパ嬉しいよ!それにしても古代魔法なんてどこで知ったんだい?」
嬉々として話す父に、聞くのは間違いだったかと一瞬思う。
「違うのパパ、今でも魔法を勉強する気は無いの。ただ古代魔法ってなにか気になっただけなの。」
その答えに父は少し気落ちしたのか、声のトーンがワントーン下がる。
「そうか、やっぱりまだ気乗りしないか。…えっと、古代魔法だったね。それはね文字通り昔に使われていた魔法なんだけどとても謎が多いんだ。」
「謎が多い?なんで?」
「解読できていないんだよ。今僕たちが使っている言葉とは違う言葉で構築されているんだ。解読するにも手こずっていてね、あまり手がかりがないんだよ。」
「なんで?魔法って受け継がれていくものじゃないの?」
「そうだね、僕たちが今使っている魔法は昔から受け継がれたものを改良したりして使われている。古代魔法はその様子がないんだ。不自然な程に突然使用されなくなっていてね、パパも研究が行き詰まって困っているんだよ〜。」
「ふーん、そうなんだ。待って、今パパ研究って言った?古代魔法の研究してるの?」
「そうだよ、パパの仕事は魔法の研究をしてその結果を国に伝えることだからね。古代魔法のことも調べているんだ。」
「パパの研究分野は生活魔法だって言ってたじゃん。この間だってお湯がもっと早く湧くための魔法での熱の加え方の研究が〜みたいなこと言ってたのに。」
私は捲したてるように話していく。生活魔法以外だと攻撃魔法程度しか知らなかったが、今日初めて聞いた古代魔法が父の研究分野だということに驚いたからだ。
「元々パパは生活魔法の研究をしていたよ。古代魔法の研究は受け継いだものなんだ。」
「受け継いだって誰から?」
「アイリスのママからだよ。まさか娘がパパの研究より先に興味を示したのがママの研究だったとはね。これが血ってやつなのかな…?」
そんなことをしみじみとした面持ちで父は話していた。母は私が11歳の時に差別主義者に捕まって、殺されてしまった。私は死んだ母を見たことは無い、父と逃げた先で伝えられたからだ。
「そっか、ママからなんだ…。」
私はなんて答えたらいいのか分からなくなり父の言った言葉をただ復唱した。
「うん、ママはパパより凄い研究者でね、古代魔法を少し解読したんだよ。研究資料は焼かれてしまったからパパは分からずしまいだけどね。」
そこでふと、彼が言っていた魔力残滓のことが気になった。
「ねぇパパは古代魔法は使えないんだよね?」
「あぁ、パパは呪文を唱えられないから使えないよ。」
「じゃあママは使えた?」
「呪文を唱えることさえできてたら使えたんじゃないかな?」
「じゃあさ、魔力残滓って使った人以外にも付くの?」
そこで父は不思議そうな顔をした。
「魔力残滓?なんで突然?」
「いいから、付くの?」
「基本は付かないよ。魔力残滓は魔法を使った時に出る不純物のようなものだからね、使った本人の体に残るんだ。」
そうなると私についていたものはなんだったのだろうかと言う疑問が湧いてくる。その時父があっと声を上げた。
「そういえば相手に魔法を付与する時は稀に付くことがあるらしいよ。パパは戦闘魔法系は専門外だからよく分からないんだけどね。」
魔法を付与する、そうなると母がなにか私に魔法をかけて、その残滓が残っていたということなのか、しかし母と最後にあったのはもう5年も前だ。そこまで残っているのか、さらに分からないことが増えてしまった。
考え込んでいると父が顔をのぞきこんで話しかけてくる。
「ところでアイリス、突然こんな質問してくるなんてどうしたんだい?」
父が疑問に思うのも当然だ。私は母が死んでから魔法を使うことも知ることも怖くなり、それまで行っていた魔法の勉強の一切を拒否していた。そのせいで魔力残滓のことも忘れていたし、古代魔法について何一つ知らなかった。
「あのね、パパ…。」
私は今日起こったことをありのまま父に話した。ひとしきり聞き終えると父は考える素振りを見せてから
「もしかしたらママはアイリスになにかの古代魔法をかけていたのかもしれないね。それにしても一目見ただけで残滓から古代魔法なんてよくわかったねその彼。」
「え?残滓って見ただけじゃ分からないの…?……パパ?」
父の方を見ると、独り言のように
「それにしても残滓がこんなに長く残っているなんて古代魔法は余程強力な魔法なのか…。」
とブツブツ言いながらペンを取り何かを書き留め始めていた。きっと研究心に火がついたのだろう。私は邪魔しないようにその場を後にした。部屋に戻った私はまだ母が生きていた跡が残っていた事実に嬉しさと悲しさを胸に抱きながら眠りについた。

次の日、ビクビクしながらいった学校はなんの代わりもなく魔法のマの字もなかった。昨日突然絡んできたジャックはこちらを少しも見ることすらせず拍子抜けするほどにいつも通り平和は一日になった。
ただ、昨日あんなふうに声をかけておいて用が無くなれば挨拶も無しとは薄情な話だ。
(勝手に私の秘密を暴いておいてハイサヨウナラなんてさせてたまるか)
なんて考えがふと過ぎった。そうだ、私は今彼に弱みを握られているんだ。その状況を何とかしないといけない。とりあえずもう一度彼と話して誰にも言わないように約束を取り付けないと私の平穏な生活は帰ってこないような気がした。そして私は放課後、今度はこちらから声をかけてやろうと決めた。

放課後、教室を出ていく彼を追いかける。
「ねぇちょっと待って!ジャック!」
思ったより早い足取りに慌てて声をかけると、ピタッと歩みが止まり
「なんだよ。」
とぶっきらぼうに返事をしてきた。
「話があるの、昨日の、アレ…。」
声をかけてから気づいた、ここは廊下、魔法のことなんて堂々と話せないということに。しどろもどろになる私に彼はため息をつき
「あぁ、いいぜ。帰りながら話そう。」
と答えまた歩き始めた。私は慌てて彼の後を追った。

--まだ途中--

4/29/2024, 7:02:08 PM

風に乗って

何度空を見上げただろう
どんな日も
どんな空も
君を想ってただ見上げたんだ
君へ繋がるただ一つの方法だと
この風に身を任せたら
君に会えるのかな
会えたらいいな
またね、またいつか

4/29/2024, 7:00:58 PM

風の唄に耳を澄まし 記憶と戯れて知った
側まで寄れるけど 重なったりはしない事

また一つ 大人に近付いた
昼下がり いつもの交差点

4/29/2024, 6:16:52 PM

しんどいなあ…って目の前のことに手をつけ続ける毎日だけれども。
自分の中では爽やかなあの田舎の空を飛び続けよう。

忘れがちなあの空を
もう一度自分の中に入れて飛ぶんだ

4/29/2024, 6:14:53 PM

風に乗って


(本稿を下書きとして保管)


2024.4.29 藍

4/29/2024, 6:03:15 PM

風に乗って

春風は時に悩みの種を運んでくるらしい。
柔らかな陽気と土の香りを吸い込むと、鼻先に微かな棘を覚えた。今朝も花粉やら黄砂やらが飛び交っているらしい。外の世界に嫌われている私は仕方なくマスクを戻す。どこからか、同い年のアイドルの歌が聞こえる。
雨露の如し、と書いてジョウロと読むことを知ったのはいつだろう。雲の上の神様になった気分で、花壇に恵みの雨を降らせていた頃の私は、確かにこの庭の一部だった。胸いっぱいに息を吸っていた私。あの頃好きだった花は、もう思い出せない。
如雨露を手に、花壇を見つめていた。遠慮がちに咲いた花が、申し訳なさそうに私を見ていた。今年も生育が悪いのはどうしてだろう。肥えた土、日当たり、適度な水。こんなにも手をかけているのに良くならない。
庭の隅、コンクリートの割れ目に咲いた花が目に留まった。窮屈そうな場所に根を張ったその花は、誰に育てられるわけでもなく、ただ太陽に向かって咲いていた。
何が違うのだろうか。風に乗って生まれ落ちる場所は選べないというのに。それぞれの根の深さを思い、根性という言葉を思い、それから悔しさが込み上げた。
私は、どうすればいいのだろう。
平和な国に生まれ、衣食住に困らず、不自由のない環境で育った私は、今日も花開けずにいる。
そよ風が頬を撫でた。
私は大きなくしゃみをして、家の中へ駆け込んだ。

4/29/2024, 6:01:48 PM

産まれたばかりの時に戻って たくさんの祝福をうけて

親や兄妹たちを懐かしみ

夏祭りの晩に出逢ったあの人の事を想い

可愛くて仕方がない子供たちに囲まれて…

気づけばもう、随分と遠くへ来てしまった事に寂しさと

少しばかりの後悔とたくさんの幸せを胸に

そろそろかと 旅の支度をする

あの人が迎えに来るのは何時だったかしら

私は何も忘れてはいないのに

【風に乗って】

4/29/2024, 5:53:53 PM

風に乗って

進路ってむずかしいね。まだ18歳もう18歳

好きなことやりたいことは、沢山あるのに見つからない

色々と理由をつけては、色々な事を諦めて終わる日々

風に乗って飛ぶ紙ひこうきが、遠くに行けば行くほど焦燥感が増して、私もどこか遠くに行きたくなる

もうすぐ卒業だ

お菓子が好きだから、手に職をつけたい、なんて単純な動機で進んだ製菓学校

私の本当にやりたかったことってこれなの?

4/29/2024, 5:50:31 PM

「風に乗って」

子供の頃は、本当に空を飛べると信じていた。
信じすぎたからか、とてもリアルな夢を見たことがある。夢だとは分かるのに、変な浮遊感が確かにあって、寝ているベットの上に浮かんでいた。
だんだんそれが怖くなって気がつくと…朝になっていました。
あれは、幽体離脱か何かだったのだろうか。
ただ、あの瞬間は怖さもありながら、これが空を飛ぶって感覚なのかと楽しさも感じていた。
今でもあの時の感覚は残っている。
今度はただ浮くのではなくて、風に乗って自由に空を駆け回ってみたいです。
飛行機やパラシュートなど、何かに頼って飛ぶのはどうにも不安がありますが、自分の力のみで飛べたときは、それはもうただただ気持ち良く飛べるのでしょうね。

4/29/2024, 5:47:13 PM

君へのメッセージが今日も風に乗る。














「紙飛行機って。笑古いなあ。」
















きっと明日もまた、紙飛行機が風に乗る。

4/29/2024, 5:37:55 PM

ある日、僕の世界から音が無くなった。

顔を真っ赤にして、目をつり上げながら、大声をあげている(だろう)ママの声は、僕には聞こえない。

ママとパパはもともとあまり話をしなかった。

ママは仕事を辞めて、スマホで動画を作りインターネットにあげていた。

ある時、僕が小さい子向けのおもちゃを紹介する動画がバズり、ママは似た企画の動画を繰り返し投稿するようになった。

始めは僕も楽しかった。

だけど、TVのオーディションにも行かなきゃいけなくなったり、動画の撮影が夜おそくまでかかるようになってからは、楽しくなくなった。僕はママの為の仕事だと思うようにした。

僕はだいぶ前からママが怒り出すと音が聞こえなくなっていた。

今日も、ママは何かを怒っている。しずかな世界の中で、ママの顔だけが歪んだり、赤くなったり、震えたりしていた。僕は不思議そうな顔をする。ママはもっと怒っているようだった。

別の日の夕方、学校帰り。

僕の家のマンションまでのほそい路地で、どこかのお家からカレーの匂いがしてきた。

ママにカレーが食べたいって言ったら、怒られるかな。僕はそんなことを考えながら、俯き歩いた。

題:風に乗って

4/29/2024, 5:37:24 PM

お題:風に乗って


君は、今どこでなにをしているのだろうか。

朝目覚まし時計で眠い目を擦り、着慣れたスーツに袖を通し、重い扉を開いた先で、眩い太陽を見上げているのだろうか。

BGMにしているテレビ番組の喧騒を背に、夜は1人で眠る寂しさに耐えきれず、誰かと連絡を取り合っているのだろうか。その相手は、私以外の誰かになっているのだろうか。

あの時伝えられなかった思いがーー鳥の羽根のように、落ち葉のように、一粒の雨のように、ふとした瞬間に肩に落ちたそれらに気づく程度で良いから、気まぐれな風に乗って、君に届いたら良いと今日も願う。

4/29/2024, 5:24:45 PM

風に乗って
自転車を漕いで…

花の香りに誘われて
空を見上げる…

そんな小春日和に
心躍った青い時代

4/29/2024, 5:12:56 PM

おもいでと一番つよく結びつくものは
香りだという

ひそかに抱いた恋心は
もう蓋をしてどこか影の中でほこりでも
被ってしまっているだろう

二度と会うこともないし忘れてしまえば
きっと涙を流すこともない
そう思っていたのに

あなたと出会った季節が春だったから
いけないのか
風に乗ってやさしくて甘い花の香りが
影の中に光をさす


風に乗って

4/29/2024, 5:05:13 PM

風にのって、飛んでしまった子供のころ
今は、風にのることは
無理だけど

子供ならではの
楽しみでした✨

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