『静寂に包まれた部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
暇だなあ…とぽつりと呟いた。いや、暇って言うのは失礼だったかな?今はお客様が居なくて、店内はがらんどう。店員も自分1人。
深夜だからね、そりゃ人も少ないよね、と思いながらカップ麺を棚に並べていく。自分の作業音だけが響く店内。トントンと調子よく並べていき、ベリベリガムテープを剥がす。段ボール箱を折りたたんで重ねていく。縛るためのビニール紐を取りに行かなきゃ。
ふと、目が合った。店内には誰もいない。そして朝9時まではワンオペ。声は出ない。えっと、スプレーってどこにあったっけ…?待って動けない。もしあっちが機敏に店内を駆け回った場合、深夜3時に情けない声が店内いっぱいに響き渡るだろう。本当にどうしよう…
『静寂に包まれた部屋』
ページをめくる音と、
机の軋む音しかしない。
時折、鳥の鳴き声が窓の外から聞こえる。
私の城で、
心地よい言葉の海に沈む。
外の世界は喧騒にまみれているのに、
ここは圧倒的孤独に充ち満ちている。
でも寂しくはない。
脳内では小説の登場人物に対する推察や、
溢れ出る感情で騒がしいのだ。
静寂に包まれた部屋で、私は、
この上ない喜びを味わっている。
静寂に包まれた部屋
ピシャン、と勢い良く襖を開け自室の布団へと飛び込む。
「〜〜〜っぷは!」
潜らせた頭を布団から出し息継ぎをする。ふかふかの布団は大好き!クタクタの体に染みる〜!
「…………………」
布団の上でゴロゴロと体を回しふかふかを堪能するけど、すぐに飽きて動きを止める。
お昼寝は大好き。ぽかぽか気持ちいいともっと良い。でも、この1人の時間はちょっと苦手。
1日が終わり、用がなくなり、1人きり。戦わなければおしゃべりもしない、『無』の時間。
静寂に包まれた部屋は、いつでも私を何者にもさせない。とってもつまんない。
誰かと話したい。誰かの料理が食べたい。
ー誰かと戦いたい。
だから明日を待ち望んで、私はそのまま眠りにつく。
ー静寂に包まれた部屋ー
ライト・オーサム
なんだか頭がぼぅっとする
ぼくは起きたいけど、体は起きたくないみたい。
そうこうやっているうちに、やっと目が開く。
いつもと違う家。
たしかにぼくの家なんだけど、いつもよりぐんにゃりしてる。
ちょっとだけ、空気が違う。いつもおかあさんがいるからかな?
おかあさん、と呼んでみる。返事はない。もう一度呼んでみるが、やっぱり返事はない。
クラクラした頭でテーブルに向かうと、「かいものにいってきます」の書き置き。いまおかあさんいないのか。少し息をつくと、急に周りのものが暗く、静かに見えてくる。
ぼくは自然と静かになり、息を潜める。
平日のお昼。ぼくの家。
静寂に包まれた部屋
この部屋は静寂に包まれている。私をこの部屋に閉じ込めた男がそう言った。最初は単なる防音室かと思ったが違った。間違いなくこの部屋は静寂に包まれている。たとえばうるさく足音を立ててみよう。その音はキャンセルされたように聞こえない。手を叩く。その音も聞こえない。叫んでみる。全く音はない。
このマジックの種はおそらく音を逆の音でかき消している。私の耳が聞こえなくなったという可能性は否定しきれないが、私は手首を耳に押し付けて私の血流を聞き、私の耳はまだ健全だと自信を持てた。この部屋の音がすべてかき消されているわけではない。
この部屋の明かりは明る過ぎずむしろほんのりと暗い。空調はほとんど感じられないが暑くも寒くもない。非常に快適で、ソファーにはクッションも毛布もあり、うかうかしてると眠りそうだ。
だがここで眠ったら私をこの部屋に閉じ込めた男の思うままになる。私はあの男の思うままになどなりたくはない。私は絶対にあの男の女にはならない。あいつの支配下にはおかれたくない。私は完璧な無音が支配する部屋でごく静かに自分の鼓動を確かめ続ける。私は眠らず狂わず、あの男がやってきたとき、その優しく見える手を拒みたいのだ。
※※※※
あえて書いておきます。音を音でキャンセルする話の元ネタはアーサー・C・クラークの白鹿亭奇譚「みなさんお静かに!」です。あれもまあ女性に振られた男の話なんですが。
静寂に包まれた部屋は
最初は落ち着くが
だんだんネガティブな気持ちが
頭の中を支配してくる
優しい音楽をかけて
ネガティブを追い出したら
散歩にでも行くか
静かな空間で脳を休ませる事も大事
心が穏やかになる
静寂に包まれた部屋
心地よく寝転ぶ
目を閉じて夢を見る
夢の中で息はできないけど
心地良い
ここはひとりぼっちの
静かな部屋
静かな部屋
落ち着く部屋
自分を大切に思う、考える部屋
思考を落ち着かせること、慌てないこと
気にすることをやめよう
自分を大切に!
その部屋は、一言で表すならば、真っ暗だろう。
明かりも何も点けずにいるからだ。陽の光も射し込まない。カーテンが閉められているから。
時間は深夜。午前を過ぎている。意識しなければ、時計の針の音も聞こえることは無い。
ただただ、静かに暗闇に覆われている。静寂に包まれてしまっているかのようにシンとしている。そんな部屋だ。
子供が見たら恐怖で怯えてしまうだろう。もしかしたら、有りもしないお化けを見るのかもしれない。子供特有の独特さゆえに。
本当はただの物置でしかないのだが。昼間に見るのとでは違ってくるのかもしれない。
だが、ここは本当にただの物置だろうか。その答えは誰も知らないーー。
夜。私の部屋から見えるのは、月ばかり。
しじまの中、私は便箋に筆を走らせる。
元気ですか 風邪など引いていませんか
ひと目あなたに会いたいです
どうか許してくださいとは書かない。許してもらえるはずがないから。
返事をくださいとも書かない。そもそも、この手紙が読まれるとは限らない。いつものように、あてどころ不明で戻ってくることだろう。
それでも私は、ここで手紙をしたためるしかできない。
読まれることのない手紙を、書く。
私の罪は、家族の人生をも狂わせた。
彼を刺したのも、こんな月だけが浮かぶ夜のこと。
息子の同級生に言い寄られ、付き合うようになり、密会はホテルで重ねた。不義の恋に私は溺れ、息子の同級生は初めての女の体に溺れた。
愛欲だけの関係だった。わかっていたのに、別れを切り出され目の前が真っ暗になった。
付き纏い、LINEを立て続けに送りつけて、鬱陶しがられた。挙げ句、いい加減警察呼ぶぞおばさんと罵られ、私は逆上した。
部活帰りの彼を、駅で待ち構えて包丁で刺したーー
息子はどうしているだろう。収監されている部屋で、私は毎日我が子を想う。
母親が殺人者になったあの子のこの先の人生を思う。刺した相手の顔は、もう思い出せないというのに。
私はただペンを動かす。その音だけが部屋にひっそりと立ち上る。
息を詰めてひと文字ずつ便箋を埋めてゆく。
#静寂に包まれた部屋
静寂に包まれた部屋で
1人またひとりと死んでいく
轟音で溢れた部屋で
1人ずつ生を受けている
あそこの窓から見えるのは
彼の名前と言葉で
向こうの窓から見えるのは
彼女のようななにか
蚊を倒したそのときから
部屋が静寂に包まれて
それから星がふたつだけ砕けて。
つまり私が言いたいのは、
この世界が訳わかんなくて不可解だってこと
今日のお題
╭━━━━━━━━━━━━━━╮
静寂に包まれた部屋で
╰━v━━━━━━━━━━━━╯
落ち着く。…ここは何処だろう?白い。明るい。嫌…暗いのか?情報が何も無い。入ってこない。音も無い。匂いも。まるで五感が全て麻痺したのかのような、そんな感覚。
壁は?無い。ならば、野外?でもこんな場所は日本、嫌世界には無い。無いはずだ。
まず、歩いてみる。何かが見えてくるかもしれない。誰かが居るかもしれない。歩く。歩く。歩く。アルク、アルク…。歩いているのか?進んでいるのか?どうして、こうなったのだろう?物好きの大金持ちにでも攫われたのか?それともここは、死の世界?昨日は、何事もなく寝たはず。では孤独死か。自分らしいさ。これも又、運命…。
くだらないことを考える。考えていないと落ち着かない。少しでも情報が欲しいのだ。情報を求む。
「誰かー、いませんかぁー?」
「だーれーかー。」
「…………阿呆らしい。」
何も無い。只酸素を吸って二酸化炭素を出しているだけ。只、生きているだけ。存在しているだけなのだ。
「死んだのか?一番現実的なのは…俺は死んだんだろ?天国行きなら天使でも来いよ。来ないんなら地獄か?なら悪魔でも来いよ。閻魔でも舌取りに来いや。」
れーっと舌をさらけ出し、ついに倒れ込んで大きな独り言を漏らす。
「風変わりのニンゲンモニタリングかよ。カメラもっとこっち寄れよ。見れえねえだろ?見えてねぇだろ。」
「……………誰か〜……。チッ…。」
「ああああああああぁああああああああぁ」
ふらふら立ち上がって脱力した腕を宙に投げ出す。
「た!ひゃ!は!や!ろ!な!みぃーやっはっはぁー!」
叫ぶ。叫ぶ。音を出せ。とにかく大きな音を。もっと。もっと…!もっと!!
しろーい。まっしろぉーい。ひろ〜いせかいに。えーえんにぃ?グッドバイ!
静寂に包まれた部屋
テレビを消すととたんに静かになる
夜
聞こえてくるのは耳鳴りくらいか
虫の声もカエルの声もわからない
いわゆる加齢による難聴も認めようか
けれどこの静けさも好きなので
悪いことばかりじゃない
自分の世界に引きこもってしまうのは
あんまりよくないけどね
静粛に包まれた部屋
時計の秒針が気になってしまう時と聞こえない日がある。今、椅子に座ってこの文章を書いているが秒針が気になる。
静粛に包まれた部屋で瞑想をするのが日課で(YouTubeで瞑想音楽を流しているが)〝無〟になる10分間はエネルギーチャージの時間。
「静寂に包まれた部屋」
人に疲れ、音を拒絶した。
私から拒んだはずなのに、なぜ人肌恋しいのか。
人の声も物音も煩いだけだったのに、
なんで静寂でも煩いのか。
ああ、そうか。
私は人を拒んだんじゃない。
私は「人といるときの私」を拒んだのか。
煩かったのは、人の声や物音じゃなく
私の心の声が喧しかったのか。
人から逃げたくとも私自身からは逃れられないのか。
大気の音
ぽっかり浮き出た輪郭は
存在感を身にまとい
身体を宙に委ねてる
私の部屋は、基本的に静かだ
適度に掃除もしてあるし、必要なものしか置いてない
時々、生活音はするがそれ以外は呼吸の音しか聴こえない
静かな部屋
…でも最近、賑やかな音もするようになってきた
彼が来るようになってから
無口な私とは反対で、とてもおしゃべりな彼は
いつも楽しそうに話す
それは、好きな漫才師のネタが凄い!
だとか
テストが難しい
とか
彼の話はいつも興味深いし、面白い
ガタッ
あ、帰ってきた
可愛い可愛い甥っ子が
「ねぇ、今日はどんな事があったの?」
「あのね、ー」
我が家には双子の男児が居て
一階のリビングダイニングは
毎日が戦争状態だ…
彼らを夜九時に就寝させるのは
明くる日の学校生活の為でもあるし
せめて、我ら大人が1時間でも2時間
でも「静寂に包まれた部屋」で
自分を取り戻す時間が欲しいという
願いもあっての事だ…
しかし、足の踏み場もない程に
ありったけのエネルギーで
遊び散らかした部屋をまずは片付け
なければならない。
もちろん、彼らにも指示出しはする
だが、出す時は威勢よく…
片付ける時は、あ〜でもない
こ〜でもないとなかなか前に進まない
「もう良いから!さっさと2階に行く!」
最終的には大人たちが尻拭いをして
今日も1日が終わる…
「静寂に包まれた部屋」を手に入れる
までには、日々忍耐が必要なのだ
──どうかこの心音が聞こえてしまいませんように。
書き溜め失礼します、後日書きます。土日に一本書く目標はどうにか達成しました……。
(静寂に包まれた部屋)