『静寂に包まれた部屋』ページをめくる音と、机の軋む音しかしない。時折、鳥の鳴き声が窓の外から聞こえる。私の城で、心地よい言葉の海に沈む。外の世界は喧騒にまみれているのに、ここは圧倒的孤独に充ち満ちている。でも寂しくはない。脳内では小説の登場人物に対する推察や、溢れ出る感情で騒がしいのだ。静寂に包まれた部屋で、私は、この上ない喜びを味わっている。
9/29/2024, 10:53:37 AM