『静寂に包まれた部屋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
暗闇に包まれた部屋に身を預ける日々。
いつ終わるのだろう。いつから、日を浴びていないのだろう。適当に食べ物を口に運び、お風呂に入り、寝る支度をしたら寝る。
ある日インターホンが鳴った。誰が来たのだろう?
目の前がまったく見えなくなった。暗闇だけだった部屋が静寂に包まれた。気を失い、目を覚ました時にはどこか見覚えのある場所にいた。前回はそこで目が覚めた。今回はまだ、目が覚めない。沢山、ここにいたい。静寂に包まれた部屋に何か、オカシナことが起こってることも知らずに、そう思っていた。
静寂に包まれた部屋
ひとり
寂しくなるから
テレビをつけて
CD買って
音で満たす
はっぴばーすでーとぅーゆー
はっぴばーすでーとぅーゆー
時計の針か深夜2時を回る頃
ボクは1人お皿を見つめる
母親はホストに狂い
父親は呆れて家を出た
ふーっと、あるはずのない蝋燭を消す
暗い部屋に静寂が広がった
12歳の誕生日
誰も生を祝わない
お題:静寂に包まれた部屋
がらんとした和室の中を見渡した。
もう誰もいない、時の止まった場所。
どこまでも静かで、かつてここで暮らした人たちがいたことが嘘のようにひんやりとしている。住む人がいなくなると家は息吹を止めた死体のように、瞬く間に朽ちていく気がしてならない。
それでも、往時を思わせる家具や調度品が、辛うじて人の残り香のようなものを感じさせてくれた。
仏壇から視線を上に向け、ずらりと並んだ写真をぼんやりと眺めた。
もう今はいない祖父母や曾祖父母、ご先祖様の遺影たち。会ったことのある人も無い人も、オールスターが勢揃いだ。
私が知るのは祖父母や曾祖母だった。曾祖父は私の生まれたばかりの頃に逝去しており、顔を合わせたこともあるのかもしれないけれど、生憎こちらに記憶も思い出も無い。
誰もいなくなったぼろぼろのこの家で、仏壇の前で手を合わせる時が、一番心の奥深くまでもぐって、自分自身と対話できる時間のような気がする。そして、亡くなったご先祖様や身近な家族だった人たちとも。
***
執筆時間:20分間くらい
電車の移動中の暇つぶしにささっと書きました。
【静寂に包まれた部屋】
2024/09/29
いつも自分の帰るところは
誰もいない部屋
明るくても暗くても
いつも静寂
いつかあなたと居られたら
【静寂に包まれた部屋】
一人暮らしをしていた私は恋に落ち
彼と結婚式して2人暮らしになった
子どもが生まれ家族5人暮らし
毎日を賑やかに過ごした
子ども達も巣立って
夫と2人暮らしになった
そして...夫が亡くなり
また1人暮らしになった
静寂に慣れていた私は
いつしか静寂を忘れ
また静寂に包まれた日々に戻っただけなのに
なぜこんなに寂しいのだろう
ぼくはどうしようもない人だ。
そう思ったら頭のなかでたくさんのぼくが
「考え方」を説いてくる。
「本当にそうだよ」
「そんな後ろ向きになるな」
「不幸ぶるな」
「そんなことはない」
その声が煩くてたまらないから、ぼくはその声を聞くしかない静かな時間が嫌いだ。静かになったら哲学的な考えをしてしまって、そしたらいろんな声が聞こえる。
ほら、また、静かになったから。
「達観したふりをするなよ」って。
もう頼むからさ、黙っててくれよ
時計の音が聞こえる。
ただ、時計の音が聞こえる。
心臓の音が聞こえる。
トクトクと鳴っている。
“静寂に包まれた部屋”
静寂に包まれた部屋で貴方を思う
なんの音にも邪魔されずに貴方だけを頭に浮かべる
何も音は聞こえないけれど、貴方の笑い声が頭の中でずっと響いている
なにも聞こえない空間にいる時は、とても寂しいけれど、貴方の声を思い出して安心している
ずっと私の頭の中を貴方の音で埋めつくして
静寂に包まれた部屋
部屋はしんとしていつもより広かった
僕と猫以外誰も居ない
夜の静けさが街を包むころ
君の不在を思う
今ごろ元気でいるだろうか
僕は自由だ
独りになりたいと思っていたじゃないか
これで良かったはずだろう
君ひとりいない
君ひとり居ないだけじゃないか
僕の好きな
君の苦手な
騒がしい音楽が鳴り響いている
静寂に包まれた部屋には
君が居ないというだけだ
僕は今、静寂に包まれた部屋で1人、文章を書いている。かといって、自分の書いたものを推敲しているわけではなく、それに酔いしれているわけでもない。
虚ろな目、とでも言うのだろうか。焦点の定まらない、何処を見ている訳でもない目。恐らく、静寂に包まれた部屋に1人、それも7時8時など「夜」という時間帯は、いつもこんな目をしている。何せ、午前1時に起きてそれから、ほぼ寝ていないのである。今日は特に焦点がブレている。今日は早く寝たい。いや、眠らなければならない。
静寂に包まれた部屋が僕の睡眠に対する欲求を加速させているのか。それならば、何か明るい曲を流してみればどうだろう。少しは眠気が飛ぶのではないか。
意識というものはもう、何処か遠くへと飛んでしまったようで、、、、、、、、、、もう風呂入って寝ます。
─── 静寂に包まれた部屋 ───
耳鳴りがする
それは果たして静寂なのか
静寂に包まれた部屋
集中したい。
静かな場所を探し、防音がしっかりした部屋を借りた。
しばらくは集中できたが、音が気になり始めた。
時計だ。
時計を止める。
スマホのアラームを使えば時間が分からなくても問題ない。
その後多少は集中できたが、再び音が気になり始める。
自分の音だ。
自分が動くたびに音がする。
何かに触れる音、衣擦れ音、とにかく常に音がする。
気にしないよう努めたが、呼吸音や心音まで気になり始めた。
もうダメだ。
私は精神に問題でもあるのだろうか。
【静寂に包まれた部屋】
coming soon !
#静寂に包まれた部屋
気を遣って喋らなくていい
お互いの好きなことを好きなようにする
集中したいから干渉はしない
静寂に包まれた部屋
けれど私はひとりじゃない
私はあなた
あなたは私
#静寂に包まれた部屋
この四角い小さな部屋
何も無い
ただガラス一枚で
外界から隔絶された世界
色も景色も光や風の揺めきも
人の流れも見て取れるけど
ただ音のほぼ無い世界
そしてこの中に私がいることを
誰も気づきもしないのだ
私はただこの中で
全てを感じるだけ…
自分の想像する世界と重ねてるだけ。
傷つくのが怖いんじゃない
これ以上何かを傷つけて
自分を嘘で塗り固めることに
疲れただけ
静寂の中でもまだ騒つく心
叫びだしたい…
そんな自分の唇を強く噛んだ
静寂に包まれた部屋
イヤフォンで
音楽を聴く
静寂に包まれた部屋
音が鳴り響く
自分だけの
空間で
なな🐶
2024年9月29日2247
みんなを送り出して
ほっとしたら
静かすぎて
怖くなった
歌を
唄っても
しんとしていた
………静寂に包まれた部屋
〈静寂に包まれた部屋〉
自分の鼓動しか聞こえない
自分の声しか聞こえない
それは悲しくて寂しい
空っぽな人の心みたいだ。
静寂に包まれた部屋はどうしてか、息苦しかった
「もういい!話しかけないで!」
そう言って私は自身の部屋に駆け込んだ。
ついさっきまで、私は母親と口喧嘩をしていた。
きっかけはほんの些細なこと。
仲良く話していても、ほんの少しの価値観の異なりですれ違い、すぐに口喧嘩。
それでも、この様子は私たち家族にとっては日常茶飯事の出来事だ。
お陰でいつも家庭内の空気はどこかギスギスしている。
そもそもお母さんが悪いんだ。別に私の考えを真っ向から否定しなくても、「確かにそういう考え方もあるよね」って受け入れてくれれば、口喧嘩になることはなかった。私はそういう風に否定されると機嫌が悪くなってしまうってことは、身内であるお母さんが一番分かっていることじゃないか。
それに私はもう高校生。反抗期くらい、なってもおかしくないのに、あんなに躍起になって私の態度を直そうとしててさ。余計な御世話だよ。
なんて思っている私が、嫌いになる。
自分の態度を棚に上げて相手を卑下して、自分の悪いところを認めずに正当化させようとしてる。
そんな私を責め立てるように、シーンとした静寂に耳鳴りがした。
「なにがしたいんだろ、私」
ポロッと、涙が一筋こぼれた。
静寂な部屋は、あり得ないほどに息苦しかった。
~~~終わりに~~~
「OK」の誤タップで、
数回か、おかしな文が投稿されてしまいました。
申し訳ありません。