『雫』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
頬にピッと冷たい刺激
撫でながら見上げると
エアコンの雫に思わず笑った
4作目✴️雫
【268,お題:雫】
突然意味もなく溢れて止まらなくて私を困らせる。
[雫]
ある雨の日。
紫陽花の葉を滴る1粒の雫と
君の儚い恋の涙。
No.1
【雫】#2
五月上旬ー
雫は良い子だった。大人しくて、テストの点数も良かった。でもその嫉妬から生まれた虐めは雫ではなく、█の津優だった。目の前で痛ぶられるの程、雫は辛いものが無かった。雫は虐めを阻止しようとした。先生に言ったり、虐めっ子、その取り巻き、見て見ぬふりをする人達にも言った。「こんなのは辞めよう。虐められるのは私で良い。津優だけは辞めてくれ。」と。でも何もかも雫の訴えは届く事無く、逆に雫は親友だと嘘をつき、虐めに加担していると根も葉もない噂が出始めた。それがきっかけかもしれない。津優は感情を失ったのは。雫が本気でおかしくなったのは。
六月中旬ー
津優は何をされても「ありがとうございます」しか答えないイエスマンロボット。雫はまわりを見ると発狂しだし、「お前が!お前がぁぁッ!うあぁああぁっ!津優が!!津優が!!わたじが!守って!あああああぁぁぁっぁぁっ!化け物!来るなぁ!」
と言う問題児に成り下がった。
六月下旬ー
そして卒業式。その頃はもう虐めは落ち着いてきた。雫の成績が学年最下位になったからだ。雫が学校に来ないからだ。虐めっ子達は満足したように帰路につく。雫は津優に呼び出され行く。
七月上旬ー
そこで雫は見てしまった。笑って首を吊った女を。津優を。雫は泣き叫ばなかった。無言で土下座した。涙を堪えて。そして津優が最期にぽつり言った。
「あなたはやってなかったんだよね。私はあなたを信じるよ。だって██だったんだも、ん。」
雫は津優の言葉を聴いて堪えていた涙を流した。
「ごめんね。ごめんね。私を信じてくれてありがとう。最期は笑顔じゃなくてもいいがら…グスッ、グスッ…。あなたが好き。██としてじゃない。█████として。」
※黒で塗りつぶされている所を解読していくと、何が題材か分かります。名前、月をヒントに考えて下さい。答えは明日の1番上に書きます。
誤字脱字等々多いと思いますがどうぞ暖かい目で見てくださいますようお願いいたします。
#雫
泣くことは、悪いことでは無い。
だって、涙の雫は、嘘偽りない“本音”だから。
上からぼたぼたと大きめの音がして、身体にその振動が伝わる。
決められた音階をなぞるようであり、
耳障りな雑音のようであり、
すぐ隣にある肩に触れるたび跳ねる心臓のようである。
上を見上げれば傘に当たる雨の雫を確認できるが、見上げれば隣のその人にしか目がいかないだろう。
上から降るぼたぼたと大きな音が、どうか私の心臓の音をかき消してくれていますように。
“雫”
貴方がこぼれ落ちてくればいいのに
まだ受け止めることを知らない私の白い胎に
お題:雫
雫
汚くなったこの体に、心に、脳みそに
雫を浸して洗いたい
どんな涙が降ってても
私の心は満たされない
汚くて、穢れてて、煩悩と利益に侵された精神を
浸して浸して浸して浸して浸して
誰の雫も届かない
私の雫は深海にこびりついている
わたしはきたない
私は、お風呂に入ると、思考が止まらなくなる。これが何故起きるのかは分からないが、自分の全てを曝け出す、唯一の時間だからだろう。
考える時は、雫を見る。雫は、下へとゆっくり落ちて行く。
壁に張り付いた雫。
天井から底に落ちる雫。
シャワーから出ようとした雫。
鏡に自分の姿を映そうとする雫。
私の身体をなぞる雫。
権力のある者に張り付く人間。
頂点からどん底に堕ちる人間。
自分の殻から出ようとした人間。
目立ちたがりな人間。
私を助けようとした人間。
全てが鬱陶しい
雫
ぼたぽたと落ちる雫に目が惹きつけられる
少しずつ大きくなり、限界を迎え下に叩きつけられる
そして弾けている
今の会社に揉まれ、だんだん食事する気力も無くなり
働きすらしなくなったわたしと
どこか似ている
コーヒーを淹れる時のポタポタ落ちる雫
が好きです。
お湯を注ぐとコーヒーの良い香りが立ち上り、
ポタポタと次から次へと雫が生まれて落ちて
いく...。ずっと眺めていても飽きません。
想像していたら、なんだか無性に美味しい
コーヒーが飲みたくなりました。
〜お題『雫』〜
雫
嗚呼泣かないで。
お願い…。泣かないで…。
お願いだから…。そんなに泣かないで…。
君の雫を拭え無いから…。
もう君から溢れる雫を拭えるのは、僕じゃないから。
だからそんなに泣かないで…。
もう貴方に会えない。
この涙を拭ってくれる人は、もういない。
分かっている。
分かっているはずなのに、止まらない。
嗚呼…。誰か助けて…。
幼稚園の頃…
私はいわゆる「ど田舎」という場所で野生児として、のびのびと育っていた。
全校生徒7人なんて冗談みたいな人数の分校に通い、自由気ままに幸せな幼少時代を過ごした。
ただ…雨の日は別だった…
寂しく1人、山あいの道を歩く…
途中には墓地…木々がしげりトンネルのよう…古くて墓石も割れていた。
昔はビニール傘などなく、たった1人で
赤い布傘をさして歩いた。
どんどん雨が強くなる…一番怖い墓石の前に来た時、布傘は耐えきれず私の肩に雫を落とした…「ぎゃ〜!」一粒の雫は私を恐怖のどん底につき落とすには十分であった(笑)
【雫】
強い雨が窓に打ちつけるような荒天が好きだった。明瞭なはずのガラス越しの景色が歪んで曖昧になる、その様を眺めるのが好きだった。よく飽きないものだとあなたはよく呆れていて、わたしはそんなあなたの声を聞きながら、窓のそばに座り込み、嵐が過ぎ去るのをじっと待っていた。
そういう日々を、思い出す。やってきた嵐に耐える窓ガラスの上を、数えきれないほどの雫が滴っていく。不意に泣きたくなったのは、そうやって眺める景色の寂しさと空しさを知ってしまったからだ。わたしひとりで眺める荒天の世界は物悲しく、いつだって言い表せない不安に満ちている。ぽつり、ひときわ大きな雨粒が床に落ちた。背後からあなたの声は、聞こえない。
雫(6月4日)
雫って言葉、字が個人的に好き
思いつかなかった...
まるで雫のようにポタポタとこの手からこぼれ落ちる
ものはなんだろう
とても愛おしく思っていたのに
少しづつ僕の手から減っていく
あぁ...
この人とも駄目だった
【雫】
#雫
仄暗く重だるい 苦い過去
思いやって欲しいなんて考えてなくて
ただ少し楽になりたくて打ち明けた
無理矢理作った励ましや憐憫はなく
いつものあなたがそこにいる
私を潤す一滴の雫
雫一粒の落ちる音が、寺の朝の静けさを表すのです。
雫
最近よく泣いてしまう
昔は涙目で
泣きたくても泣けなかった
ということは
今の方が
辛くないってこと
確かに今の方が幸せだ
いつの日からか
涙線が壊れてしまった
目の前が雫で溢れて
止められない
私の雫を拭ってくれる
人と出会えるかな
_雫
空から溢れた涙も
僕の心の器が砕けて溢れた水も
僕を救うには力が足りなかった。