』の作文集

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』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/21/2023, 11:28:08 AM

生まれた時私から溢れ出ていった物。
それを見て周りの大人は笑ったらしい。

幼稚園でいじめられていた時。
ひとりで人形と遊んでいたら、
気づいたら零れていた。

小学校低学年みんなで歌を歌った時。
合唱が好きなのは変なんだって、
みんなと違うのは怖くてまた零れた。

小学校中学年で習い事を始めた。
同じところに通ってた子が意地悪で、
トイレに閉じ込められて静かに零れた。

高学年にもなると人前では零さない。
辛くても悲しくても明るく振る舞って、
家に帰ると勝手に溢れ出てきた。

中学校では恋をした。
すぐに失恋して引きずって病んで、
もう目からは溢れなかった。

高校辺りで溢れることも無くなった。
それは私にとって都合のいいことだったけど、
ただただ空虚で、ひたすらに乾いていた。

何を見ても聞いても感じても、
もう何も出てこなかった。

もう何もかも分からない。

ふと頬を雨が濡らした。
空は晴れていたはずだった。

【雫】

4/21/2023, 11:26:02 AM

ポタポタと落ちる雫が集まって悲しみの海になる。

#雫

4/21/2023, 11:24:01 AM

硝子の向こうの世界は
寒くても
暑くても
冷たくても
熱くても
ボヤけてる

モヤモヤと
モヤモヤと
流れていく

モヤモヤと
モヤモヤと
心が晴れていく

少しずつ
少しずつ
向こうの世界が見えてくる

ポタポタと
ポタポタと
足音聞こえたら
顔を上げて

硝子の向こうの世界は──
きっと、キラキラと輝いているはずだから




終(雫/2023.04.21)

4/21/2023, 11:23:40 AM



寒くて凍えそうな時…
あなたは優しく声をかけて
くれたの…

だいじょうぶ?
さむくない?

そう言って、
自分の着ていた上着を
脱ぎ…わたしに覆って
くれた

そして

あなたは
その場から立ち去った。

あなたの優しさが
忘れられず…

涙の雫が溢れ落ちた

ありがとう…
ありがとう…

何百回もあなたを
想って感謝したの。

4/21/2023, 11:23:07 AM

散リ雫・・・


愛しさの刹那
鼓動は弱く
締め付けられる想い

闇世の中嘆き
聲を響かせ
問い掛け続けた言葉

記憶と瞳に
刻まれて

止まら無い
叶わぬ雫

「私ノ 無力・・・」

そっと優しく
抱き締め
聲枯れる迄 ずっと・・・

小さな躯の姿
口付けて
私の想いを ずっと・・・

捧げる私の髪
祈り続け
残した感覚 ずっと・・・

せめて無力な・・・

私の掌で・・・

私の温もりで・・・


「夢を視ながら・・・」

4/21/2023, 11:23:05 AM

海星(ヒトデ)が

  哀しみの重さに
  耐えきれずに

  海に落ちた
  星だとしたら


  わたしが落とした
  涙の雫も

  あなたの胸の中で
  いつか 何かに

  変わることが
  出来るでしょうか…



  
            # 雫  (114)



   ✢ ✢ ✢ ✢ ✢ ✢ 




  お互いが お互いを
  気遣いすぎた 

  そのために
 
  身を寄せあって
  温め合いたいとしながらも

  そうなれない二人の距離に
  苛立ち


  病んだ心は

  無茶苦茶に
  手にした愛を
  振り回すから

  思わず
  相手を傷つけてしまう


  あなたも

  そして 

  わたしも




  いま 

  愛は
  哀しい凶器に なる
  




          ✩ いま 愛は (113)

4/21/2023, 11:21:13 AM

『雫』

ほほ濡らし
流れ落ちてく
ひとしずく
誰を想いて
月夜に願う

4/21/2023, 11:18:43 AM

「なになに?どうした?大丈夫?」

よく母に言われるひとこと
でも自分でもよく分からない

どうした自分 大丈夫か自分 なにがあった

分からない

ただ すごく考え事をしていたんだと思う

悩んでいたんだと思う

悩み出したら止まらないのは最早特技

どうしようもない事 悩んで 考えて

つい目から零れた

–雫–

4/21/2023, 11:18:15 AM

‐雫‐


𝓛𝓸𝓿𝓮 𝓲𝓼 𝓹𝓪𝓼𝓼𝓲𝓸𝓷


昨日のつづき
今日と云ふ日

命のつづき
私と云ふ子



革靴はゐて
學校いつて


體操着きがへて
運動したり


勉強に運動
何のとりえもない

ふつーの子


きみに戀して

友達といつしよに
泣いて笑つて


昨日の續き
ふつーの子

4/21/2023, 11:16:25 AM

「雫……しずくなぁ?」
丁度「雨」のお題を見越して書いたストックがある。
某所在住物書きはメモアプリを開き、書きかけの短文を見て、ぽつり呟いた。
「やっぱりこのアプリ、空関係のお題で書き貯めときゃ、どこかのお題でいつか引っかかる説」
問題は俺がそうそう大量生産できる頭も文才も無いってハナシな。ため息ひとつ吐く物書きは、しかし折角の機会だと、雨の物語の書きかけをコピーして……

――――――

最近最近。都内某所の某アパートに、人間嫌いと寂しがり屋を併発した捻くれ者が住んでおりました。
どこで何の世界線がバグったか、捻くれ者の部屋には、週1〜2回、不思議な不思議な子狐が、不思議なお餅を売りに来ます。
ひとくち食べると少しだけ、ふたくち食べるともうちょっと、心に溜まった毒がお餅にひっつき抜けていくような、不思議な不思議なお餅です。
低糖質から甘味まで、主食もおやつも何でもござれ。バリエ豊富にコスパ最高で1個200円。現代人の、腹にも懐にもありがたいお餅なのです。

その日もコンコン子狐が、防犯強化の叫ばれる昨今、唯一扉の鍵を開けてくれる捻くれ者のアパートに、たったひとりのお得意様の部屋に、お餅を入れた葛のカゴと小さいハスの葉の傘を持って、ざーざー降りの雨の中、やって来ました。

「あーあー。何も、この雨の夜に来なくとも」
玄関の前でぶるぶるぶる。体を振って水を飛ばしても、まだびしょびしょのコンコン子狐。
小さいハスの葉の傘では、カゴの中のお餅は守れても、カゴを持つ体までは覆えません。雨に濡れた子狐は、まるで洗濯直後のぬいぐるみです。
ぽたり、ぽたり、雨の雫が滴り落ちては、嫌なところに当たるのでしょう、また体をぶるぶる振ります。
「ドライヤーは?大きい音は、怖いか?」
大きいバスタオルでポンポンポン。捻くれ者は、子狐を優しく叩き拭いてやりました。

「ドライヤー、怖くないもん。かかさんが、ととさんを叱ってる時の方が、もっと怖いもん」
「かかさん?」
「かかさん、ととさんがお肉焦がすと、怒るの。ドライヤーより静かなのに、ドライヤーより怖いんだよ」
「つまりドライヤーも怖いんだな。分かった」
「怖くないやい。怖くないもん」

きゃん、きゃん。怖がり疑惑に子狐が抗議します。
捻くれ者はポンポン構わず、ある程度体が乾くまで、バスタオルで拭き続けてやりました。

「雨が止むまで居ろ。また濡れたくないだろう」
「平気だもん。濡れたってドライヤー怖くないもん」
「分かってる。分かってるよドライヤーは使わない」
「怖くないやいっ!ホントに、怖くないもん!」
「はいはい」

4/21/2023, 11:14:22 AM

歪んだ硝子窓の向こうで
アカシアの若木が雨に煙っている
細い枝が風にしなる
一筋の雫が窓をつたう
それを白い指がこちらからなぞる

軋む縁側の廊下の床に
裸足の足指
羽織った藤色の絹の振り袖

そんな幻がこの家には今も
住み憑いている

4/21/2023, 11:11:53 AM

【雫】

ふと目に入った 葉の上の雫を見て
すべてが眩しくて楽しかった
子どもの頃に見えてた世界を思い出したんだ

4/21/2023, 11:10:16 AM

テーマ


雫は下に落ちることは、他の世界では当たり前ではないかもしれない。
空気中にプカプカ舞ったり、上に勢いよく飛んでいっちゃったり。想像さえもつかなかったり

けれど、わかればそれで解決でいいじゃん。
なんでみんな拒否するんだろう。
まあ、怖いのはわかるけど。

怖くなかったら、宇宙飛行士にでもなってるよ。

きっと。

…いや。
別にそんなのきにしなくっても、当たり前にした下に落ちている。「それは上だ!」って言われても。

4/21/2023, 11:08:06 AM

彼女を庇って飛び出した先
僕はトラックに飛ばされた
朦朧とする意識の片隅で
周囲のどよめきがうっすら聞こえる

手元の気配が動き出す
彼女が僕の顔を見下ろす
閉じた瞼の隙間から
花びらのような紅が滴る

彼女のそんな顔を見るのは初めてだった
きっと僕はもう助からない
彼女はすぐに悟ったのだろう
今までずっと見開いていた
眼球のない赤い眼孔は
今は穏やかに閉じられて
口元に笑みを浮かべていた

僕の顔に雫が落ちる
癒えない傷を慰めるように
絶えゆく命への手向けのように
白く細い手に撫でられながら
僕は明けない夜を迎える

4/21/2023, 11:05:52 AM

昨日は彼女の誕生日で、
僕は彼女にハンカチをプレゼントした。
プレゼントしようとした。

でも君は受け取ってくれなかった。
君は素直な人であり、
その行動は僕の考えと異なっていた。

君は冷めた顔だった。
僕のまだ見た事のない顔をしていた。

何もいらない。

僕の口からは、
その君の言葉に対し、
ハンカチが可愛くなかったかな、
なんて言葉が出てくるけど、
そう出ないことは明らかであり、
きっと僕も分かっていた。

君の何もいらないは、
何にもいらないって意味で、
あなたも、いらないって意味だったんだと思う。

僕の何が悪かったのか、
本当に分からないけど、
君は素直な人だから、

きっと冗談でもなんでもないんだろうな。

「何もいらない」


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あの木から採れる密は、
病気をなんでも治し、
さらには運動能力を著しく向上させ、
寝なくても良い体になれる、
素晴らしいものなのです。

そこで、私たちはその蜜を、
神の雫、と呼んでいるのです。

その雫の事が、いつ知られたのかわかりませんが、
ある日から他の土地の者が見に来るようになりました。

けが人がきたら私たちはいち早く飲ませてあげました。
そしてその者たちが元気に動く様を見て、
大いに喜びました。

しかし、
その者たちは私たちの神の雫を、
自分の物にしたいと言い出し、
その強靭になった肉体で、
私たちに向かってきました。

私たちは、神の雫はあれど、
特に戦いの術は持っていなかったため、
話し合いで解決しようとしました。

そうしたら、その者たちは攻撃をしない代わりに、
大量の雫を、毎月送るように言いました。

私たちは困惑しました。
ですが、私たちの平和には変えられません。

私たちは、もう神の雫を舐めることはできません。
しかし、私たちの神の雫なのです。
私たちは神の雫を守ったのです。

「雫」

4/21/2023, 11:02:46 AM

涙が雨のように止まらない。


どうして泣いているのか自分でもよく分からない。

何をしたいのかも分からない。



でも、雫が落ちる度。

私の心は軽くなる。

お態 雫

4/21/2023, 11:02:13 AM

【雫】

待ち人は来ず
花雫に濡れて待ちぼうけ。
花の盛りも過ぎて
落ちる花びらが肌に付く。
目に映る景色は美しいはずなのに
雫が頬を伝うせいで世界が歪む。
それでも期待を捨てられずにいる
私をどうか笑ってください。

4/21/2023, 11:01:07 AM




雨上がりの草木の雫。
太陽の光が差してきて、キラキラ光る。

小さな雫たちは、
葉っぱの上で揺れ動きながら、
街の景色を映し出していた。

雫が小さな葉っぱにとどまる時間は短い。
その瞬一瞬が永遠に続いているような気がして
とても鮮明に残った。

自然の小さな瞬間に感動を抱くことで、
生活をちょっと豊かにできるのかもしれない。

4/21/2023, 10:59:53 AM

保育園がいちばん楽しい。何もかもに置いて楽しい
以上

4/21/2023, 10:59:32 AM

落ちた波紋に広がる息吹
沈黙にひとつ

蝶のつながりで茂り
砂時計を逆さまに

薙いだ波紋に広がる言霊
沈黙にふたつ

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