『雪を待つ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
雪を待つ
しんしん、つもる。
つもってはとける。
とけてはつもる。
そうやってみてたら、いつのまにか朝になった。
寒いね、
冬の朝は寒いね。
って細い声に目を覚まして
わたしをそっと、
あったかい羽で包むから
ようやく眠たくなってまぶたをとじるよ。
おやすみ、って
あなたのやさしいこえで
わたしは夢の中へいくの。
まだあなたのやわいまつ毛をながめていたいけど
それは、きっと
雪がとけたころ、だね
またねって
そっと
ささやくの。
雪を待つ
雪を待つ…
何となくロマンチックで素敵な響き
真っ白に積もった雪に
誰にも邪魔されず
二人の足跡だけを残してみたい
アルミのボウルに
卵とミルク、お砂糖たっぷりいれるのよ
お外にいって、
ボウルを雪の上に置いて
いっぱい、かき混ぜるのよ
出来たよ、アイスクリーム!
こたつの中で
父と母とおばあちゃんと妹と私。
安心基地の家だった思い出。
今はみんな離ればなれ。
(雪を待つ)
【雪を待つ】
雪が溶けると春が来るらしい。
なら僕の地域は春は来ないのだろうか
雪なんて降った覚えがない
降ったとしても朝早くだ。すぐ溶ける。
降らない方が雪かきとかしなくていいから楽だ。
でも春のありがたみが薄れる。
ただでさえ花粉や新学期でありがたみはない
あるとしたら暖かいということ。
その暖かいをとったら春は嫌な季節になってしまう。
だから雪があれば暖かい春へのありがたみが増して
誰も傷つかない。
雪よ降れ。春のために。
―――――――――――――雪が降る意味
#雪を待つ
冬になった。
例年なら寒くて凍えて、早く暖かくならないものかと炬燵で丸くなりながら春の到来を待ちわびる。
だが、今年はどうだ。12月も半ば。新年まで秒読みと言う時期なってもほとんど雪が降らないではないか。
冬は苦手だ。それでも雪化粧をする木々や、一面の大雪原を見るのは嫌いでは無いのだ。
物心がついて早数十年。
こんなにも雪を待ちわびているのは初かもしれない。
この冬は、暖冬とは言えやはり毎年の様に厳しい寒さです。この頃では日中も普通に氷点下で、どんどん気温も下がり唯唯寒いなぁ~
子供の頃は、雪が降ると無邪気に駆け回り寒さなんてへっちゃらだったのに大人になった今は冬は好きじゃない
雪かきが辛い降り積もるのは
やめて欲しい冬道運転も夏場以上に神経使うし怖いし疲れちゃう後4ヶ月耐えなきゃ
春が待ち遠しい
最近では毎日の様に雪が降っている明日は荒れると言う天気予報も見て、あ~また
雪かきしなきゃと思うと気が沈む家の前だけなら良いのですが家の周り駐車場そして屋根に登って雪落としなので
屋根の上から雪降る景色見ながら1つ2つとため息💨ただ眺めてるだけなら楽しいのだけれど降り積もる雪を見ると
……これが毎日続いた日には、心が折れそうになるできるものなら雪が降らない暖かい所で暮らしたいな
雪を待つ
私は雪が好きだ。
あまり降らない所に住んでるから降るとテンション上がる。
私は暑がりだから雪が降るくらい寒い方がいい。
今でもお風呂上がりはタンクトップとリラコ。
わくわくする。
雪合戦、かまくら、雪うさぎ。一緒にやりたいことがたくさんある。
だから、待ってるよ。
お題:雪を待つ
雪が降るってなると少しだけワクワクする
大人になったら
雪が降ったら困るし
雪が積もったら困るし
雪が残ったらさらに困るけど
でも雪が降ったら少しワーッてテンションが上がる
雪が降るって予報になったら、少し雪を待ってる自分がいる
不思議
『雪を待つ』
これが君の言葉だったらいいのに。
向こうに見える山では雪が腰を据えたようだ。辺りは冷えてきた。冬の訪れを告げる温い風が上空の雲を運んでいる。もうすぐここにも雪が来る。
雪が降ったらハッキリ見えちゃうね。
君へ向かう足跡、私だけの道が。
歩幅で気持ちがバレるかも…⁈
静かな夜、ベランダでじっと空を見上げている。眠れない、目を閉じても不安が足元からのぼる。じっと横になっているのが辛くてそっと布団から出てベランダに出た。明日の予定はないのだから夜ふかしを自分に許した。指先の感覚が消えていくのがわかる。足元がひどく冷たい。それでも置きどころのない思いをそのまま抱えてひたすらに寒さを感じる。不安な心が冷えて指先の感覚のように鈍くなればいいと思いながら、雪でも振らないだろうかとじっと空を見る。暗い夜空は星すら見えない。
#雪を待つ
待つ訳がない。
待たなくても冬になれば雪は降る。
雪は無いよりあった方が暖かいけれど昼に溶けかかった雪が夜凍ると、命懸けのドライブで出勤しなければいけない。
勤め先は“雪の日タクシー運転手に行き先を告げると断られる”場所にあった。
雪の日上れない坂のど真ん中。
上から行って止まれず滑り降りてくるか、下から登りきれずタイヤを空転させるかの二択。
ただ、会社の前でスリップ事故が三回起きるとその日は業務終了になるのは嬉しかった。
何故かその日を狙ったかの様に業者が保守点検に来るため、立ち会いで23時帰りになることが多かったが。
ごめんね~と言いながら先輩はおろか部長も帰るという地獄の確率半分程。
私は呪われていたのだろうか??( ̄△ ̄)
とにかく雪なんて待たん。
紅葉が散り、実りの秋が終わりを告げる。
外に出ると吐く息は白く、冷たい空気に肌がぴりりと引き締まる。
「まだ降らないのな」
ぽつりと独り言を漏らすと、ちょうど家から出てきた妻に聞かれていたようで。
「雪?好きだねぇ。私は寒いの苦手だからわかんないけど」
「子供の頃はいつも雪が降るのが待ち遠しくてな。朝起きるのが楽しみでわくわくしてたんだ」
「へぇ、かわいいとこあるじゃん」
妻は笑う。かわいいと言われてだいぶ複雑だがまぁそれはいい。
「雪が降ったら何するの?」
「そうだな……かまくら作ったり、雪だるま作ったり」
「やっぱりかわいいねアンタ。雪合戦って言うかと思ってたのに」
「笑うな」
またかわいいと言われてしまった。別にいいだろう、男が雪だるまを作ったって。
「拗ねちゃった?ごめんごめん」
「拗ねてない」
「今年は私も一緒に作るからさ?」
「そうか……じゃあ、余計に待ち遠しいな」
そうだ、俺には妻がいる。
来年、再来年あたりには家族が増えているかもしれない。寒い寒いと言いながら、皆で雪遊びをするのも良いかもしれないと思う。
そんなあたたかな未来のことを頭に思い描いて、今日もひっそりと雪を待とう。
【雪を待つ】
うーん
もういい大人だから、できれば雪は降らないほうがいいよ
個人的にはね
でも、仕事によっては雪が降るのを待ってる人もいるんだろうね、スキー場とか
いや、そういう話じゃないってわかってるけどさ
今の僕はロマンチックに浸る心の余裕がなくてね
ホワイトクリスマスとか、マジでカンベンしてほしいよ
白銀に覆われた林の中で
鈴の音を聞いたような気がする
無垢の雪の地面にか細い鳥の足跡
凍りつく空気
はりつめたあなたの気配
再びそれに巡り会うために
ただ雪を待つ
八ヶ岳は
雪を待っている
お年寄りから
教えてもらったこと
八ヶ岳に雪は積もる
春になり
雪解け水は
川となり
田植えシーズンに
活躍する
雪があまり降らない年は
今年は水が足りなくなると
お年寄り達は言う
八ヶ岳と共に生きている
雪を待つ
雪を待つ。ずっと待ち続ける。
雪が降り続けるのを、雪が嫌なことを押し流すのを、ずっとずっと待ち続ける。
嫌なことが起こらないように、雪が幸せを連れてくるように。
ずっと幸せを待ちたい。
[雪、降ってほしい……]
窓から外を眺めると、空は雲っていて、雪が降りそうだった。
[今日雪降るって!百パーセント!]
私の友達がテンションよく後ろから飛びかかってくる。
[雪降ったら、何したい?]
[まずは雪だるまでしょー!で、雪合戦!それからかまくら作って、雪で色んな動物とか作る!]
[色々作りすぎじゃない?]
[まあまあ、いいじゃないのー!折角の雪なんだし!]
二人で仲良く談笑していると、雪を待つのもあっという間だった。
待ち続けて
この季節になると君を思い出す。
雪が降る日に消えた君を
永遠に忘れることなどできないのだろう。
君の帰りを信じて待つ、今年で何回目の雪だろう。
雪の日に君が帰ってくる気がして
ただ、待ち続ける
#花鳥風月