雪を待つしんしん、つもる。つもってはとける。とけてはつもる。そうやってみてたら、いつのまにか朝になった。寒いね、冬の朝は寒いね。って細い声に目を覚ましてわたしをそっと、あったかい羽で包むからようやく眠たくなってまぶたをとじるよ。おやすみ、ってあなたのやさしいこえでわたしは夢の中へいくの。まだあなたのやわいまつ毛をながめていたいけどそれは、きっと雪がとけたころ、だねまたねってそっとささやくの。
12/15/2023, 1:30:28 PM