『雪を待つ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『雪を待つ』
※あくまでも実体験に基づく個人的意見です。
これは雪国で育った人間の言い分のひとつとしてここに記録しておく。
この時期は、早く雪が降らないかなと、雪を待つセリフをよく聞くし見かける。
……雪を待つ?
冗談じゃない。
──雪は嫌いだ。
なぜかって?
そんなこと決まっている。
雪の降る量が尋常ではないからだ。
毎年毎年、家がすっぽりと埋まる程の雪が降ってみろ。
雪かきを朝起きてすぐ、通勤前、場合によっては朝の職場の駐車場でも、そして仕事終わりに職場の駐車場で、家に帰宅してまた家の前を雪かき。
──これが雪の降る限り無限に続く日常なのだ。
どれだけ懸命にしても、減らないのだ。
むしろやったらやった分、雪かきをする前の量まで戻ってしまう。
挙句、雪かきをしないと雪の重みで家が潰れてしまう。
しないとしないでやる量が増え、したらしたで無常にも戻される。
これを雪国の者たちは、積雪の量が違えど毎年やっている。
もちろん連日するので筋肉痛とも友人になってしまう。終わらない筋肉痛というのもなかなか辛いもの。
雪が降らなくなったその時初めて、永遠にも似た地獄からやっと解放されるのだ。
雪が降らない地域の者が、一度こんな地獄を経験したら、大抵は二度と経験したくないと言うだろうなと考えるのだが、あなたはどう思うだろうか?
「雪を待つ」
久しぶりにこの季節に帰省か
何年かぶりにタイヤを冬用に履き替えた
いつもなら何となく通り抜けるトンネル
多分この次だろう
県境をまたぐ長いトンネル
子どものころの記憶がよみがえる
先の方にうっすらと白い景色が漏れた
雪を待つ
今年はスノーボードをしに行くんだ。
3年前はお腹が大きくて我慢した。2年前は同居の準備で我慢した。去年は悪阻がひどくてスポーツどころじゃなかった。
だから、今年こそは夫と2人で近所の雪山へ行くんだ。
新しいスタッドレスタイヤに履き替えた。車にルーフキャリアも取り付けた。靴と板のメンテナンスもした。義両親に今年はスキー場へ行くことを宣言した。
あとは山に降る雪を待つのみ。
何年前だろう
まだ無垢の心を持っていた時
雪の中友達と転げ回った
坂を作って滑ったり
雪合戦に夢中になったり
あの頃とは随分変わってしまったけれど
心に積もった埃を雨が流して
少しはましになった私の心に
真っ白な雪が降るといいな
ー来年も一緒に見られるといいね、、、ー
そんなことを囁き白い息を吐きながら12月の
寒い高校受験の冬を感じる。そのとき見た雪景
色は自分が見てきた中で1番透き通って見えた。
今年はどんな景色を見ることができるのだろう
か
☆雪を待つ☆
今年も寒さが厳しくなってきました。
雪がなかなか降らないし、降っても積もらない地域ですが、突然大雪になって積もる年が何年かに一回あります。
雪に慣れてないので、車の運転は手に汗にぎる程です。
できれば、雪が積もったら車の運転をしたくないのが本音。
大人達は、天気予報とにらめっこし、雪に備え車のタイヤをスタッドレスに履き替えさせたりと準備をし雪を待つ。
子供達は、珍しい積雪に大興奮。
必ずみんな、厚着をし外に出て待ってましたと言わんばかりに雪で遊びます。
どの家庭でも、軒先に必ず大なり小なりの雪だるまが並びます。
雪が珍しいので、学校でも授業を辞めて、雪で遊ぶ時間になります。
子供達は、冬になると、今年こそは雪が積もりますようにと願いながら雪を待ちます。
我が家では、雪を楽しみにしているのは、人間だけではありません。
愛犬のめいちゃんは、雪が大好きです。
今年こそは、めいちゃんとみんなで雪の中で遊びたいと家族みんなで願い、雪を待ちます。
今年、雪が積もれば、紅葉にとっては初雪。
紅葉の反応も楽しみです。
今日は雪降らんかな
多分無理なのはわかってるけど。
雪降ったらちょっとくらいは私も可愛く見えるかな?
っていう理屈
雪降れー。
お題〈雪を待つ〉
「雪を待つ」
あたし、白くて空から降ってくるちょっと冷たいお粉をいつか見たの。
お庭の景色があっという間に変わってね。
向かいのおうちの屋根に白く降り積もったの。
あんまりまばゆくて少し目がチカチカ。
飼い主さんが言ってたんだ。
「これは雪っていうんだよ。」
雪っていうんだ。
なんて綺麗なんだろう!
今日も窓辺のいつものクッションに座って、
あたしは雪を待つ。
雪を待つ
しんと静まり返った黒に
白がポツンポツンと彩り始めた
モノクロ世界は誰かが起きて外へ出るまで
在り続けるのだろう
『雪を待つ』
あなたが逝ってしまったのは
こんな寒い日でした
私の二十歳の誕生日
少し早めに祝ってくれて
まるで無邪気な子供のように
手作りケーキを頬張っていた
苦労ばかりの人生を
懸命に生きてきて
それでも
いつも優しく笑ってた
ちっちゃなシワだらけの手は
あなたの人柄を表すように
温かく…
そんな懐かしのぬくもりに
また逢いたくなって
空の彼方のあなたを思い
雪を待つ…
雪を待つ
あなたと…
初めて出会った
あの場所で…
雪が降るのを
待っているの…
あなたに
また会えるような気が
して…
淡く切ない気持ちを
感じながら…
#雪を待つ ❄
空見上げ雨が雪へと変わったら
君を迎えに出て行こうかな
重い雪は雨より少しあたたかく
手を繋いだら手袋いらず
❄ ☃ ❆ ❅
テーマ:雪を待つ
ガタンっ、ガタンっ…
列車が揺れ、それに伴い自身の体も反動する。
「…………?あれ、雪が降ってない…」
今年の年末はコタツで蜜柑とそばは食べれないからうどんかなあ…なんて想像していたとき不意に気がついたことだった。 列車にのり時間が程なく経ち元々の場所から離れたときのことだった。
こちらの地域は寒々としているためか、秋の時間が少なすぎるといえた。そのため12月上旬にはすでに雪がほろほろと降り始める。
「…でも、雪が降ってないのもこれはこれで…」
雪遊びは勿論楽しいし雪を踏んで足跡をつけるのも子供戻りしたみたいなので楽しい。なので、雪が降っていないだなんてことは考えられなかった。
だけれど、列車から見えるこのすばらしい景色。
これを素晴らしいという以外になんといえばいいか未熟な私はしらなかった。だがそれでもこと足りるだろうとこの時思えた。
家から持参した暖かみを保っているほうじ茶を一口飲み終えるとちょうどつこうとしていた駅についたようだったので鞄を持ち外に出た。
やはり冬なので雪は降ってなくともさむかったが、元々は寒い地域に住んでいたので慣れていた。
さて、これから一人旅。
階段を降りたらまず喫茶店にでもいこうか。というイマジネーションを進めながら、階段を降りて早速最寄りの喫茶店に向かった
からん…という音と共に入ると、暖かい暖房の空気とあまいにおいにつつまれた。 嗚呼、もしかしてここは甘味専門喫茶店だったのか。まあ、甘いのは好きだしそれでもよいはずだろう。
「………やっぱり」
推測通りだった。
アップルパイ、小倉トースト、イチゴタルト…さまざまなスイーツが楽しめるみたいだった
「……あの、注文いいですか?」
「あっはい!ご注文お伺いします…!」
くるりとこちらを向くと随分と古典的な店なのか、メモ帳とペン片手に此方にきた。
「苺フルーツサンド1つ…とモンブランで。」
生憎そこまで腹は空かせていないからふたつたべておいてまだ食べれるようだったら他のを食べよう…と思い、2つだけ注文した。
メモ帳に注文を書いて復唱する店員さんに、ろくに確認もせずそれでいいです、というと去っていく
スマホをショルダーバッグから取り出してラインを確認したりしてひまをつぶす。
それから程なくして注文したフルーツサンドがきた
中々のフルーツの大きさとクリームの多さにここに来るのは本当に甘党な人なのだろうと悟った。
サンド自体が大きいため一口に手間取る。
だけど、甘い生クリームもみずみずしいフルーツもどちらともすばらしく美味しい。
美味しさに浸りながら、ちらりと窓をみると雪が降っていた。 あぁ、これだ。
見慣れた雪を見ながら、2口目を迎えた。
雪を待つ
雪が降ると思い出す
あの人には彼女がいて
来週に金沢へ一緒に旅行へ行くと
私に語っていたっけ
そして旅行当日の金沢は雪だった
雪を待つという事は私にとっては切ない記憶
あのふかふかな雪を
ふわふわな雪を
幸せな雪を
幸せな空気を
待つ
終わりは忍び足でやって来て、
後背を鋭く刺して来る。
樅の木の擦れる音で聞こえなかった。
あるいは私の愚かさ故か。
こんなになるまで気づかなかった。
離れていく足音を聞いている、
足元に降るのは雨か。
いっそ雪になれば良い、
降る音を聞かずに済む。
こんな愚かな者から溢れる音など、
雑音でしか無いのだから。
#雪を待つ
お題 雪を待つ
見慣れた景色が変わって見えた
そろそろ雪が舞い降りる頃ね
隣の街で雪を待つあなたの姿を抱きしめたい
果てない恋は切ない事を誰よりも知ってる
なのにあなただけしか考えられない
ほんの少しだけ心が凍る
テーマ、雪を待つだけど
もう降ってるんだよなあ
俺の住んでるとこ、
だから
待つのはもう溶けることぐらいかな?笑
まぁまだ
そんな積もってないから
もうちょい
降って欲しいかなって?
って気持ちが20%ぐらいで
もう、降るな!
っいう気持ちが
80%笑
正直、そんな降んないでほしい笑
雪虫がちらつき始めるこの頃、
冬の訪れとともに感じる
雪の気配
雪がある景色には色んな物語が生まれる
サンタクロースを待つ子供たち
絆を深める恋人同士
いつも見ない親戚の顔
年を越すお蕎麦の味
必死に頑張る受験生
どれも皆雪が似合う