『雨に佇む』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「雨に佇む」
あそこで何かの撮影やってるな
雨に佇むヒロインのシーンか
あのヒロインに何か悲しいことが起きたんだろうな
後日ウォータープルーフマスカラのCM撮影だと発覚する
雨に佇む
ずっと、ずっと
濡れたまま拭えない
耐え続けるのが私の罰
決して
幸福なんて望んじゃいけない
そう思っていたのに
それなのに
どうして
どうして
私を選んじゃうの?
苦しくて、辛い涙で濡れたまま
今度は嬉しくて、幸せな涙に
濡れちゃうの
私に心は、雨に佇むように
ずっと、ずっと
色を変え、形を変えて濡れたまま
クスッ笑えば
あなたの笑顔もそこにある
なぜだか…わからないけれど
たくさんの人の中で貴女だけが
そこに存在しているように見えたんだ
夕暮れ時の交差点は、帰路を急ぐ人で
あんなにも溢れていたのに…
急に降り出した雨を楽しむかのように
空を見上げて微笑んだ貴女は
あまりにも美しく過ぎて
雨に佇む貴女に僕は心を奪われた
もう一度…貴女に逢いたい
貴女は…今
どこにいますか?
雨に佇む
あなたは、雨の降るなか佇んでいます。
傘は持っていますか? 隣に誰かおりますか?
そこは、どこですか? 雨が降ってくるのを
見上げているのか、それとも、雨が地面で
弾けるのを見ているのか。
どんな雨でも、どんな状況でも、
あなたのペースで、一歩踏み出せたらいいな。
「雨に佇む」
雨の中に佇むなんて
あわれで不幸せなシーン、
だと思ってた。
あなたの部屋で話し込んでいるうちに
外は土砂降りになっていた。
「小雨になるまで、まだいたら?」
あなたの言葉に
まだ何か伝え残したことがあったのだろうかと
訝しんで思い出す。
「ありがとう」と
たどたどしく応えるわたし。
まだたりない。
感謝を伝えきれていない。
なかなか止まない雨に
「帰るなら、これ、使って」と
レインコートを差し出すあなた。
ありがとうと言って受け取ったけれど
指先がでないくらいブカブカで
笑顔になる私たち。
雨の中、家から出て二階を見上げると
手を振る笑顔のあなた。
その笑顔を目に焼き付けたいのに
涙で滲んでしまう。
雨の中に佇むなんて
あわれで不幸せなシーン、
だと思ってた。
冷たい雨にうたれているのに
この温かさはどうだろう。
この嬉しさはどうだろう。
「雨に佇む」
どうする?
先に進む?
そうだね
お茶でも飲んで
虹の先を思い描いていようか
“雨に佇む”
誰もいない駅前の小道
肌に刺さる痛いほど強い雨
私はもうどこにも逃れられない
友人から?借金取りから?警察から?
違う
罪悪感からだ
世界中の人が私の犯した罪を本当は知っていて
この雨のように鋭い視線を
今も向けているのではないかとそう思わせられる
罪を犯した瞬間は虚しさも罪悪感も感じなかった
私が壊してしまったあの人は好きでも嫌いでもない
ただのお金をもった老人
しかし今はどうしようもない後悔に苛まれている
ゆっくりと止まっていた足を動かす
結局私はどこまでも中途半端な人間だ
もう逃げることも考えることも疲れた
自首してしまおう
突然、雨が降ってきた
知らない街で一人、僕はそこに突っ立っていることしか出来なかった
もう全てが、どうでも良くなっていたから
雨に濡れて頭を冷やしたかった
「お前…大丈夫か?」
その瞬間、雨はピタリと止んでいた
#雨に佇む
雨がふってきたら傘をさして
広場に 佇んでみる
傘は雨の音が聞こえる機械だ
街の音を あちこちから拾ってきて
奏でる雨のオーケストラ
人々の喧騒、足音でさえ
切なさを運んでゆく風のように
孤独を癒やす音楽となる
#雨に佇む
長いまつ毛が濡れてる
視線の先は行き交う人々
雨に佇む君は
ただ真っ直ぐあの改札を見て
愛する人を待ってる
そんな君を毎日見て
僕も同じ気持ちになる
お願いします
愛する人よ、帰ってきて
抱きしめて、モフモフしてあげて
ワン!て嬉しそうな声聞くまでここに通うよ
雫💧ぽたり静かな雨☔が降っていい(≧∇≦)b気分から
16「雨に佇む」
雨の中、かえるとふたりきり。
でも、かえるは動かない。
なんでだろう。
わかった。目がないんだ。
目玉はどこだろう。
のきの下?葉っぱのうら?
わたしのくつのうら、、、?
あった。かたほう。
もうひとつは、、、?
わたしのなか。
さっき、何か口に入った。
「あめだまかな?」
「あめだま」(ぺぽよ様)
是非聞いてみてください
『雨に佇む』
この罪も汚れも
すべて洗い流して
過去も何もかも
忘れさせて
どしゃ降りの
雨に佇む
意味もなく
許されるはずないことが多すぎる
私の人生
これで良かったんだっけ?
ぼんやりした不安や
不満を抱え
それでも 平凡に暮らしていた
はずなのに
どこで間違ってしまったのだろう?
やまない 雨に佇み
もう
終わりにしようと
再び
崖の下を覗きこむ
雨に佇む
激しく雨が降る…
雨音が大きく聞こえ…
その場から離れられず
…
雨宿り
雨に打たれ走ってくる
あなた…
雨で濡れて
素肌が透けてみえる
胸の鼓動が止まらない…
となりで佇むあなた
雨宿り…
わたしは耐えきれず。
びしょ濡れになりながら
走り去った
あなたはどう思ったの
だろう
でも
もう、会うことはないけ
れど…未だに
忘れられない出来事になった
拍手の音は雨が傘に当たる音と似ている。
ピアノの発表会で、緊張でなる胸のドキドキを抑えて、過去で一番良いと思える演奏ができた。五分半の小学生にしては長いような短いような曲を弾き、満足していたことを何気なく思い出す。
あれが最後の発表会だった。
その頃までだ。自分に自信が持てたのは。
いつからか、自分を受け入れてくれる先を探すようになった。なんの条件もなく、いいよって言ってくれる人を。得意だった友達づくりも楽しかったクラスまとめも俺なんかが言ったところで、他の中心にいる子が言った方が影響力がある。と言い訳をして、自ら動くことがなくなった。
小学校から同じやつらには、「お前、変わったな」と何度も言われた。
その度に「そうか?」と言って、自身を持つことのできない自分を認めたくなくて、はぐらかした。
自分に自信がないと、選択をするのに優柔不断になる。
チャンスが一回しかないと悲観するから。
これを逃したら、周りの人はみんな俺から離れていく。ベストな行動をしないと、周りが期待していることを言わないと。
阿呆なことを言いながら、心の裏でずっとそんなことを考えている。
人からの言葉をそのままにして受け取れない。
謝罪の言葉も、自分は悪くないと分かっているのに、反射的に「こちらこそごめん」と言ってしまう。そうして、気まずい空気が生まれてしまう。
自分を卑下して良いことがないのは、分かっている。
でも、やめられないのはなぜだろう。
どっかの本で、「人は大人になると勇気をなくす」という言葉を知った。
本当にその通りだと思う。
もう失ってしまった人は、一体どうすればいいんだろう。
信号待ちをしながら、雨が傘に当たる音を聞きながら今日も、そんなことを考えている。
8/27 お題「雨に佇む」
しとしとと雨が降り続きます。
自分の周りには色とりどりの傘が、時に待ち、時に近づき、時に連れ立ち、時に別れて行きます。
その中に、傘を持たない人間が一人。さっきからずっと、自分の背後に身をもたせかけています。
おや。けれど、濡れていない様子。これはあれでしょうか、人間ではなく―――
『お前には私が見えるの?』
ええ、見えますが。何か、思い残した事でもおありですか?
『ここで待ち合わせしていたんだ。でも、急いでいたら事故に遭ってしまって』
それは悲しい事ですね。待ち合わせのお相手もさぞかし嘆かれたでしょう。
『うん。…話し相手になってくれてありがとう。もう行くね』
ええ、ええ。今度はお気をつけて。
『そうだね。ありがとう、ハチ公』
(所要時間:12分)
灰色がかっていた空はやがてさらに暗くなり、いつの間にか雨粒が窓を強く打ちつけていた。図書館へ出掛けていた私は、どうやら勉強に集中しすぎて眠ってしまったようだ。
どうしようか。傘は持ってきていないし、そろそろ帰らないといけない時間だ。周りには人が居なく、司書さんがいるだけ。...仕方ない。とりあえず、雨脚が弱まるまで待っていよう。私は再び書きかけのノートを睨みつける。激しい雨音が、眠気で鈍くなった感覚を研ぎ澄ませてくれる。そんな感じがした。
『うわ~ぉ。』
思わず声に出るほど降っていた。
天気予報は曇り。降水確率10%。所によっては一時雨が降るでしょう。
この予報じゃ傘持たんでしょ。
一時的でもざんざん降る場合は、予報を雨にして欲しいよ!
天気予報を見た上で降られると、倍腹が立つ。
外に出る気もしないが、居られる場所もない。
職場で降られるのが一番困る。
戻って仕事したくないし。
せめて入れるカフェのあるところで降ってほしかったな~_| ̄|○
こんな日に素敵な彼が現れないかと~♪思ったところで~ここ職場だった…素敵な彼は、居ない。知ってる。
#雨に佇む
それは時に音になって
それは時に形になって
思考の波に沈む手前
常時暗い空からそれは落ちてくる。
おやおやまぁ、困ったもんだ。
思考の海に沈むにも沈めない時にやって来るとは…。
海から離れ、手元に傘を呼び寄せて広げる。
アレに当たったら厄介なことこの上ない。
可能なら耳栓もあったほうが良いが
まぁ、たまには音だけでも受け取っておこう。
「普通はこうするよね」
「マジ、ウザいしダルいわ」
「こういうの本当、キモいんだけど」
「こんなにやってるのにさぁ」
空から落ちてきたものが広げた傘に当たる度に
誰とも知れぬ人の声が傘の中に響く。
どうやら本体がSNSのタイムラインを読んでいるようだ。
まったく…。
タイムラインを見るのは楽しいという気持ちはわからなくはないが、流し見でも言葉はちゃんとこうしてここに届く。
そして、普段は穏やかな思考の海が空からの飛来物によって大荒れになるのだが…。
まったく…活字中毒だが何だか知らないが
こちらに寄こす言葉位選んでほしいもんだ。
ため息をついても次から次へとやってくる言葉にかき消えてしまう。
言葉の雨はまだ当分、止みそうにない。
「雨に佇む」
私は雨が好きだ。
特に夏の雨。
屋根に当たる音。
木々のささやき。
湿ったコンクリートのなんとも言えない
懐かしい匂い。
心地よい肌寒さ。
あの日、
貴方と傘をささずに雨の中一緒に走った日。
貴方の温もりと、貴方の香り。
雨がふるといつも思い出す。
淡く甘い夏の思い出。