『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もう二度と
既読のつかない
吹き出しと
未読アイコン
アンインストール
【開けないLINE】
開けないLINE(制作ちう)
【なぜ開けないのか?】
感情的に(見るのが怖い、腹が立つ)
自分のものではないから(浮気の疑い、落とし物、家族など)
LINEの問題(故障、パグ、暗証番号忘れ、)
開かない、じゃなくて開けない。
開きたいけれど怖くて開けないとか、
開けない事情があるからそのままにしている。
例えば相手が仕事の上司とか同僚ならシフトの事かな? とか、リアルでも会ってる友達とかなら遊びの誘いかな?とか内容も想像つくけど、そうじゃない相手だと意外と開くのが怖い。
特に怖いのが家族や親類。
顔を合わせたり、電話の方が伝わり安いのに敢えてLINEで、というのが怖い。
深刻な話だったらどうしようとか、色々考えてしまう。
だから、やめちゃった。
END
「開けないLINE」
滅多に返事をくれないアイツのLINEは開くのに少しだけ開くのを待つ
どうせ後から電話来るから。アイツのかまって欲しい時の合図になっている。
アイツのわがままに付き合えきれん時もある。
だけど離れたいと思ったことは1度もない。
磁石みたいに引っついた関係はこれからも続くはずだから。
ホントに開けなくなる時はどちらかがあっちの世界に行く時かif…の時か…。
アイツと世帯持ちたいと思った事はあるけど中々実行に移せないんだ。
もしもそれで壊れたら…。って思うと…。
End
開けないLINE
何だかつまらない
思い入れのある
ことも何も無い
ただ
相手の地雷を踏まないように
無難な言葉を返す場所
無機質な言葉が並ぶようになった
トークのページ
仕事の付き合いと家族だけになった
アドレス
昨日パンを買ったよ
おいしかったよ
そんな他愛もない言葉でも
続けていれば意味がある
でも今はそんなことを
話す相手もいない
昔は良かったなんて言えない
苦しい毎日だったから
でもそれはそれで
自分という存在を心の中に置いてくれる人がいたから
私というアドレスを心のアドレスの最初のページに
置いてくれる人がいたなあと今になると思う
なんでこんなことになったの、、、LINEを開こうとしたのに何故かLINEが開けない。電話サービスに電話しても、対応して貰えなかった☎☏多分乗っ取られた。その後、私はド〇モに行って、スマホを解約して新しいスマホを購入した。それからは何とかLINEは開けている。
開けないLINE
LINEが来れば、通知で来るようになっている。
全部大体読んで、開けないことが多い。
これで納得してしまってる。
でも、開けてしまうとすぐ返事しないといけない。
その気持ちと格闘している毎回。
開けないLINE
ねぇ、LINE教えて。
何?それ…利用価値がわからないんだけど。
利用価値?無料で使えて楽しいじゃない。
困惑しつつも自分のスマホを見せる。
たくさんのグループが作られている。ピロンと着信音が鳴る。あまり気にしていない様子でいる。
見なくていいの?急ぎじゃない?
え?あぁ、いいのよ。これはお店だから。
もしかして、見えているの全部お店?友達は?
表情が硬くなる。
あなたが初めて。自分から言ったのは。
そう。でも、やらないよ。それより、何か飲まない?
話はしたいな。文字は誤解もあるからね。
顔見ながら話したいから。LINEの代わり。連絡先は別に教えるけど、それはいや?
ブンブンと首を振り、スマホをしまうとホッとしたような様子になる。
彼女は知らない。そんなの口実だって。LINE交換などしたら、期待し過ぎて開ける事が出来なくなってしまうから。
「恋に恋する乙女だった」
今さら何のご用かしら。
久しぶりに届いた彼からのメッセージを未読スルーして三日。
再び彼からメッセージが届いた。
通知画面に表示された文章だけでもわかる。
また私を面倒なことに巻き込むつもりだということは。
共通の知人が多いから、あえてブロックはしてなかったけど、もういいかな……
高校を卒業する時に連絡先を交換してしまったけど、正直言ってもう関わりたくない。関わる理由もない。
遠くから見ているだけだった私は、声をかけられてすっかり舞い上がってしまったのだ。
憧れは憧れのまま、綺麗な思い出として仕舞っておけばよかった。
指を滑らせる。
ただの恋に恋する乙女だった、あの頃の私にさよなら。
────開けないLINE
開けないLINE…
今のところは無い
開いてないLINEは沢山ある
無料スタンプを取った時の
公式LINEが溜まってる
定期的に削除
いつのまにか溜まる
無限ループ
期間選択式自動削除機能希望🤭
✴️137✴️開けないLINE
10年ぶりに当時親しかった人からLINEが来た。
人と遊びに行くことがほとんどなかった私を外に連れ出してくれて、色々なところに一緒に行った。初めてのカラオケも、ゲーセンも。
いつか2人でどこか旅行に行けたらいいねと話したね。
あなたのわがままに見えるマイペースさも、棘がある言葉の裏にある微かな優しさも、見ないふりを続けた私。
いつか送っても送っても、あなたへLINEの既読がつかなくなった。
10年後、深夜ふと届いたLINEの通知。
そっと閉じて、あなたの艶やかな長い髪の背丈を思い出した。
思い出は開けないで
『 開けないLINE』
ピコンッ
誰からかのLINE。
通知を見ると、あまり見ない名前が書かれている。
私の好きな人。
内容を早く見たくてうずうずしてる自分と、
直ぐに既読をつけてしまっていいのかと、
迷っている自分がいる。
数分後、LINEを開く。
そこには、何も送られてきていなかった。
「送信取り消ししました。」
その文字だけが残り、私の心臓をドクドクさせる。
あーも、いや。
恋愛って難しい。
【開けないLINE】
LINEやってません
って言うと不思議なものをみる目でみられてしまう
本当はアプリは入っているけれど
もうずっと開けていないだけ
金曜日の放課後、先輩に告白した。
そのときは『まだわかんない』と言われ保留にされてしまったけど、きっとこの土日で考えてくれているのだろう。
そう思っていた。
しかし、僕は昨日見てしまった。
先輩がショッピングモールで男の人と楽しそうに歩いているのを。
もうこれは実質的にフラれたのではないだろうか。
昨日まで開けたLINE。一番上には先輩の名前がある。
ああ、怖いな。LINE開けないな。
「開けないLINE」
『話がある』
一瞬見えた文面に、指先が震えた。
最近の態度から内容は予想できる。
でもさ、まだ私、すきなんだよ。
既読にならないうちは、
恋人のまま、で居られるかな。
詩(お題)
『開けないLINE』
開けないLINEは
ありますか?
そんなことを聞かれた
すぐには開けない
ことはある
そんなふうに答えた
開けないLINEを
送ります
胸のなかでつぶやく
死んじゃったけれど
愚痴を言う
解約される日まで
自他ともに認める未読無視の天才だ、とA子は思う。
LINEというやつはお手軽で且つ厄介なコミュニケーションの代物だ。直ぐに返信するつもりが無くても間違って画面をタップしてしまったらあわや一巻の終わり。相手側に既読がつき、一刻も早く返信しなければならないと思わせる魔力のようなものがある。
「既読 つけずに 読む方法」
スマホで未読無視のやり方を検索してからは、彼女はいつもそれで内容を確認しているのだ。
中には先に既読だけ付いて、時間が経ってゆっくり返信が来る人もいる。相手から来る分にはそれで構わない。しかし自分がそれをやるとなると、どうもそわそわして落ち着かない心持ちになってしまう。
結果、一日の未読無視が一週間になり、気付いたら一ヶ月放置する形になっていたなんてのもザラにある。
無論、それはLINEの内容にもよるし、早めの返信が必要だと感じた場合はそれに限ったことではない。
その点昔は良かった。ガラパゴス携帯なるものを開いてドキドキしながらお互いにメールを送り合う。
そこには既読表示も何も無い。どことなくせっつかれるような気持ちにもならず、自分のタイミングで返事をすることが可能だった。
かと言って今更過去に戻るわけにもいくまい。何もLINEそのものを否定しているつもりは無いし、今でも十分にその恩恵に預かっていると思う。
ただ、一時社会問題にもなった既読表示のアレ。既読が付いたらすぐに返信しないといじめられるとか、未読無視はそれよりも質が悪いとか何とか。
読んだ、読んでいないにいちいち振り回されること自体に辟易する。
A子はB男からのLINEのトーク画面を開いた。
……既読はまだ付いていない。じりじりした気持ちを抱きつつ、再びネットサーフィンに勤しむことにした。
後に彼女は男から実はブロックされていたことを知るも、まだ期待と不安を胸にひたすら既読がつくのを待ち続けているこの時間は、ある意味で幸せなことなのかもしれない。
LINEで好きだと伝えた。
対面で伝える勇気は無かった。
LINEの通知をメッセージ表示に設定した。
通知の中身を見るまでは返事の内容を知ることは無い。もし振られたら今までのように楽しく何気ない会話が出来なくなるかもしれないと思うと中々通知を開くことが出来ない。
たった1件の通知…いつもはすぐ返信をするのになかなか開けない。
僕は覚悟を決めた。どんな結果も受け入れよう…
通知を開いた。そこには一言だけ
「対面で聞きたい」
僕は明日君に2度目の告白をする。
開けないLINE
大会が近くなって忙しくなる部活。
君と話す時間も少なくなっていった。
大会の1週間前、久しぶりに会った君は呟くように
「私彼女なのにさ」と零し始めた。
そんな些細な事に、
「俺、部活で忙しいって言ってるだろ。」と大会のことでむしゃくしゃしていた俺は普段なら謝って済むところを突っかかってしまった。
それに負けじと「部活ってそんなに大事なの?」と言い返す君に、俺は「何もわかんない奴が口出しするなよ」、そう冷たく突き放ってしまった。
彼女は涙ぐみながら「もういい」そう言って走り去って行った。
それを俺は追いかけず、そのまま話さないまま時は過ぎた。
ある日ピロンッと通知が来て、その通知は彼女からだった。
前の事を謝りもせず引きずっていた俺は、その通知は開かなかった。
全部、大会が終わったあと謝ればいい、そう思っていた。
大会前夜、部活の仲間達との打ち上げで集まっていた仲間達を後にした俺は、彼女の姿を目にした。
声を掛けようとした手前、
彼女と仲よさげに腕を組む男がいた、
それは「たかが部活」、そう言い残して勝手に退部して行った元チームメイトだった。
そいつはレギュラーで、そいつの穴埋めに皆必死だった。
主将の俺がしっかりしなければならないのに、俺はそいつを引き留めようともしなかった。
3年間地区止まりだったのにやっとの思いで進めた県大会。何より高校最後の県大会。
今まで卒業していった先輩達のように、泣いて悔いを残したまま卒業なんてしたくはなかった。
だが、3年なんて普通ならもう引退時期。
周りにも進学の事で言われてもいた。
「たかが部活」そう言い放ったアイツに、共感する部分は確かにあった。
だからこそ引き止められなかった。
そういえば、と呆気に取られていた俺は携帯を取り出し君から届いていたメールを見る。
そこには単調に、ただ冷酷に
「別れよう」
その一言だった。
俺が部活に熱心になっていなければ、
俺が潔く部活を辞めていたら、
こんなことにはならなかったのか?
そう思ったまま、前を歩く彼女に声をかける気力は湧いてこなかった。
大会の結果は、想像がつくだろう。
開けないLINE#74
夏の終わりを告げられた僕は結局なにもすることなくアイスみたいに溶けた生活を送ってた。
いつだってそうだったけれど暑すぎないかと思うわけよ。
冷房と仲良しで夏休みの宿題だって溶けちゃえばいいのにさ。夏休み中スマホとにらめっこしていたからメッセージだって即レスだったけれど唯一確認できてないLINEがあった。
未読だろうか、既読は付いているかな。それを確認するのが怖い。
もうブロックされているだろうか、もうそれでもいいけど。
僕の開けないLINEはこの夏のエラーにしよう。
また、来年の夏までさよなら。